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8章 ダンジョンを守れ ~異種族間同盟~
祭りに向けて
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「準備諸々含めてだいたい一ヶ月半くらいかかるって」
フィアはそう言った。
「なるほど……………」
あの時変に緊張する必要なかったじゃん……………と少々苦笑しながら、はぁ…………と溜め息をつくレクス。ちょっと気が早すぎたようだ。まあ、まだ祭りまで期間があるなら喜ばしいこと………………じゃないような。またあの妙な緊張感を味わう羽目になるかもしれない。だったら早くやってくれた方がいいかもしれない。だけど、準備してるなら仕方がないだろう。気長に待つしかない。
「でさ、レクス…………ちょっと唐突なんだけど、相談に乗って欲しいことがあってさ」
「何?フィアさんの頼みであれば、なんでも聞くよ」
レクスの言葉に一瞬願望が出そうになるフィアだったが、喉の奥まで出かかったところでなんとかとどまった。
「……………相談っていうのは頼み事のことじゃなくてね、私、今度ね……………お見合いすることになったの」
「へぇー……………フィアさんがお見合い………………ってええええぇぇぇぇ!?」
レクスはついつい驚いたように声を出してしまった。今までフィアに浮いた話などなく、あったとしても騎士団での出来事くらいしか話さないあのフィアが、お見合い……………。驚くのも無理はない。
「酷いなー、そんなに驚かなくてもいいじゃん」
口を尖らせながらそう言うフィア。少し不満げだ。でもフィアは、まあいいや、と次に話を進める。別に本気で怒っていたわけでもないわけだし。
「でね、その相手が、王都の隣に領地を持ってる誰々って人なの。もー、親が結婚しろってうるさくってさ。私としては、結婚したくないんだよね……………」
「……………理由を聞いても?」
「だって、結婚したら、自由に色々できなくなるからね。それに、騎士団だってやめなくちゃいけなくなるし。まあ、自分が行き遅れてるっていうのは、承知の上なんだけどね」
フィアは苦笑しながらそう言った。自覚はあるらしい。
「しかも、私のお見合い相手の領主、ちょっと黒い噂があるらしくて。あ、やっぱり前言撤回するよ。レクス、お願い、私のお見合いに一緒に来てくれない? 大人数連れていくのものもあれだし、騎士団のメンバーにはこんなこと言えないし……………」
目を伏せがちにそう言うフィア。きっと、なんらかのアクシデントを想定しての事だろう。フィア一人では対処できないかもしれないから、レクスにもついてきて欲しい。そういうことだ。
「……………分かった。ついていくよ」
「ほんと!? ありがとう!」
フィアは嬉しそうな表情で声を弾ませながらそう言った。
「それで、いつやるの? その、フィアさんのお見合いは」
「うーん…………確か、三週間後くらいだったかな。急遽決まったことだから、準備も必要だろう、って少し時間が空くことになったんだよ」
はぁ…………と溜め息をつくフィア。フィアにしては珍しいものだった。
「それに、私の母、昔から男を見る目がないんだよ……………。奇跡的にいい父親と結婚してるけど…………。はぁ……………」
溜め息がすごい。フィアは大丈夫…………ではなさそうだ。
「まあ、フィアさん。元気出して。三週間後のお見合いを乗り切ったら、どこか行こうよ。フィアさん、騎士団の仕事とかでろくに休暇とか取れてなかったでしょ?」
「ほ、ほんと……………!?」
「うん」
「や、やったっ……………!! 私、お見合い頑張る!」
フィアは年甲斐もなく喜んだのだった。レクスはそんなフィアの様子に苦笑した。
フィアはそう言った。
「なるほど……………」
あの時変に緊張する必要なかったじゃん……………と少々苦笑しながら、はぁ…………と溜め息をつくレクス。ちょっと気が早すぎたようだ。まあ、まだ祭りまで期間があるなら喜ばしいこと………………じゃないような。またあの妙な緊張感を味わう羽目になるかもしれない。だったら早くやってくれた方がいいかもしれない。だけど、準備してるなら仕方がないだろう。気長に待つしかない。
「でさ、レクス…………ちょっと唐突なんだけど、相談に乗って欲しいことがあってさ」
「何?フィアさんの頼みであれば、なんでも聞くよ」
レクスの言葉に一瞬願望が出そうになるフィアだったが、喉の奥まで出かかったところでなんとかとどまった。
「……………相談っていうのは頼み事のことじゃなくてね、私、今度ね……………お見合いすることになったの」
「へぇー……………フィアさんがお見合い………………ってええええぇぇぇぇ!?」
レクスはついつい驚いたように声を出してしまった。今までフィアに浮いた話などなく、あったとしても騎士団での出来事くらいしか話さないあのフィアが、お見合い……………。驚くのも無理はない。
「酷いなー、そんなに驚かなくてもいいじゃん」
口を尖らせながらそう言うフィア。少し不満げだ。でもフィアは、まあいいや、と次に話を進める。別に本気で怒っていたわけでもないわけだし。
「でね、その相手が、王都の隣に領地を持ってる誰々って人なの。もー、親が結婚しろってうるさくってさ。私としては、結婚したくないんだよね……………」
「……………理由を聞いても?」
「だって、結婚したら、自由に色々できなくなるからね。それに、騎士団だってやめなくちゃいけなくなるし。まあ、自分が行き遅れてるっていうのは、承知の上なんだけどね」
フィアは苦笑しながらそう言った。自覚はあるらしい。
「しかも、私のお見合い相手の領主、ちょっと黒い噂があるらしくて。あ、やっぱり前言撤回するよ。レクス、お願い、私のお見合いに一緒に来てくれない? 大人数連れていくのものもあれだし、騎士団のメンバーにはこんなこと言えないし……………」
目を伏せがちにそう言うフィア。きっと、なんらかのアクシデントを想定しての事だろう。フィア一人では対処できないかもしれないから、レクスにもついてきて欲しい。そういうことだ。
「……………分かった。ついていくよ」
「ほんと!? ありがとう!」
フィアは嬉しそうな表情で声を弾ませながらそう言った。
「それで、いつやるの? その、フィアさんのお見合いは」
「うーん…………確か、三週間後くらいだったかな。急遽決まったことだから、準備も必要だろう、って少し時間が空くことになったんだよ」
はぁ…………と溜め息をつくフィア。フィアにしては珍しいものだった。
「それに、私の母、昔から男を見る目がないんだよ……………。奇跡的にいい父親と結婚してるけど…………。はぁ……………」
溜め息がすごい。フィアは大丈夫…………ではなさそうだ。
「まあ、フィアさん。元気出して。三週間後のお見合いを乗り切ったら、どこか行こうよ。フィアさん、騎士団の仕事とかでろくに休暇とか取れてなかったでしょ?」
「ほ、ほんと……………!?」
「うん」
「や、やったっ……………!! 私、お見合い頑張る!」
フィアは年甲斐もなく喜んだのだった。レクスはそんなフィアの様子に苦笑した。
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