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8章 ダンジョンを守れ ~異種族間同盟~
シャワー
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レクス達は、あのあと一時間くらい走り、今はレクス区の冒険者ギルドの前まで来ていた。
「イルミ、お疲れさん。はいこれ、魔力回復薬」
レクスは魔法袋から魔力回復薬を取り出すと、イルミに渡す。レクスの『回復』でもいいのだが、魔力回復薬に慣れてもらうためにあえて『回復』を使わなかったのだ。
「ありがとう」
イルミは魔力回復薬を受け取ると、早速口にした。
「あれ? おいしい………………」
イルミは驚いたようにそう言った。魔力回復薬は不味いと聞いていたので覚悟していた。だが、実際に飲んでみると、口の中にほんのりと甘味が広がっていった。ほんのりとハチミツを入れた飲み物のような感じだ。
「それはよかった。じゃあ、依頼書を出したら……………ってそういえば、今日は依頼を受けてなかったっけ」
じゃあ、もっと近くにシャワーとか浴びられる場所あったじゃん、などと少し後悔した。まあ、別にそこまで大変という訳でもなかったし、構わないのだが。
レクス達はなんということもない話をしながら冒険者ギルドへと入っていく。
「早くシャワー浴びてスッキリしたい…………。 臭いがさっきよりきつくなってきた気もするし……………」
「そうだね。あっ、そういえばイルミ。替えの服って持ってきてる?」
「当然よっ、そんなの持ってきてるに決まって───────」
イルミはそこまで言って、あっと固まった。もしかして───────
「今日の朝、魔法袋に入れようと机の上にまとめておいて……………そのまま忘れてきちゃった……………」
どうしよう、着替えなきゃシャワー浴びたとしてもまた臭くなっちゃうよー…………と慌てるイルミ。
「そんなに慌てなくても大丈夫だよ。服なら作るから」
レクスはそう言って『見る』を使用しようとするが──────よく考えたら、イルミは女性だ。サイズを測るのはよくないだろう。仕方がないので、目測で服のサイズを合わせることにした。
「『作る』!」
うーん……………全然思い浮かばないけど…………。まあ、女の子らしい服装になればオッケーだから…………。
レクスは、魔法袋の中のいらないものを材料としてイルミの服を作った。光の粒子が集まり、次第に形を成していく。
「これでどうかな?」
「わーお……………なんていうか、ファンシーな服装だね。普段私があんまり着ないような」
エレナがいつも着ている服を想像して作った結果、フリルのような服が出来上がってしまった。スカートはひらひらで、思いの外可愛らしい服装だ。
「そっか、ごめん。作り直すね。どんなのがいい?」
「いや、いいよ。これで。私もこういうの、一回着てみたかったし」
ありがと、とイルミは服を受け取り、じゃあ、ちゃっちゃとシャワー浴びて来るねー、と言ってシャワールームへと向かっていった。
「さてと…………僕も早くシャワールームに行かなきゃ」
臭いにおいを早くどうにかしたい。
レクスは颯爽とシャワールームへと向かうのだった。
◇◆◇◆◇
「ふぅー………………」
イルミはシャワーを浴びていた。やはり、冒険の後のシャワーというのは実にいい。疲れた身体を癒してくれる。
「それにしても……………凄かったなぁ、レクス」
汚濁竜を一撃で倒したあの攻撃力。イルミもあれほどまでとはいかないものの、強くなりたかった。強くなければ、この両手の呪いについて何か手がかりを得るのは難しいからだ。半ば諦めかけてもいるが、それでもこの呪いはどうにかしたいと思っているのだ。
「頑張らなくちゃ……………」
イルミはそう呟いたのだった。
「イルミ、お疲れさん。はいこれ、魔力回復薬」
レクスは魔法袋から魔力回復薬を取り出すと、イルミに渡す。レクスの『回復』でもいいのだが、魔力回復薬に慣れてもらうためにあえて『回復』を使わなかったのだ。
「ありがとう」
イルミは魔力回復薬を受け取ると、早速口にした。
「あれ? おいしい………………」
イルミは驚いたようにそう言った。魔力回復薬は不味いと聞いていたので覚悟していた。だが、実際に飲んでみると、口の中にほんのりと甘味が広がっていった。ほんのりとハチミツを入れた飲み物のような感じだ。
「それはよかった。じゃあ、依頼書を出したら……………ってそういえば、今日は依頼を受けてなかったっけ」
じゃあ、もっと近くにシャワーとか浴びられる場所あったじゃん、などと少し後悔した。まあ、別にそこまで大変という訳でもなかったし、構わないのだが。
レクス達はなんということもない話をしながら冒険者ギルドへと入っていく。
「早くシャワー浴びてスッキリしたい…………。 臭いがさっきよりきつくなってきた気もするし……………」
「そうだね。あっ、そういえばイルミ。替えの服って持ってきてる?」
「当然よっ、そんなの持ってきてるに決まって───────」
イルミはそこまで言って、あっと固まった。もしかして───────
「今日の朝、魔法袋に入れようと机の上にまとめておいて……………そのまま忘れてきちゃった……………」
どうしよう、着替えなきゃシャワー浴びたとしてもまた臭くなっちゃうよー…………と慌てるイルミ。
「そんなに慌てなくても大丈夫だよ。服なら作るから」
レクスはそう言って『見る』を使用しようとするが──────よく考えたら、イルミは女性だ。サイズを測るのはよくないだろう。仕方がないので、目測で服のサイズを合わせることにした。
「『作る』!」
うーん……………全然思い浮かばないけど…………。まあ、女の子らしい服装になればオッケーだから…………。
レクスは、魔法袋の中のいらないものを材料としてイルミの服を作った。光の粒子が集まり、次第に形を成していく。
「これでどうかな?」
「わーお……………なんていうか、ファンシーな服装だね。普段私があんまり着ないような」
エレナがいつも着ている服を想像して作った結果、フリルのような服が出来上がってしまった。スカートはひらひらで、思いの外可愛らしい服装だ。
「そっか、ごめん。作り直すね。どんなのがいい?」
「いや、いいよ。これで。私もこういうの、一回着てみたかったし」
ありがと、とイルミは服を受け取り、じゃあ、ちゃっちゃとシャワー浴びて来るねー、と言ってシャワールームへと向かっていった。
「さてと…………僕も早くシャワールームに行かなきゃ」
臭いにおいを早くどうにかしたい。
レクスは颯爽とシャワールームへと向かうのだった。
◇◆◇◆◇
「ふぅー………………」
イルミはシャワーを浴びていた。やはり、冒険の後のシャワーというのは実にいい。疲れた身体を癒してくれる。
「それにしても……………凄かったなぁ、レクス」
汚濁竜を一撃で倒したあの攻撃力。イルミもあれほどまでとはいかないものの、強くなりたかった。強くなければ、この両手の呪いについて何か手がかりを得るのは難しいからだ。半ば諦めかけてもいるが、それでもこの呪いはどうにかしたいと思っているのだ。
「頑張らなくちゃ……………」
イルミはそう呟いたのだった。
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