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第33章 断罪劇、いっちゃう?
275.パパって呼んでごらん(3)
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「キヨは襲われたいのか? こんなに可愛い子が脱いだら危険だろう」
おかずにされてしまう。聞こえる叱咤に、それはないと返答しながら今度こそ脱いだ。慣れた様子でシンが着せてくれる。いや、それもおかしいだろ。普通は侍従の仕事だし、側近として執事のじいやが同行してるんだぞ。
「衣装が複雑だからな。私が着せる方が間違いない」
「あ、うん」
いいけどね。セクハラな手の動きもなく、シンはきちんと着せてくれた。こういうとこ、レイルの真面目さに似てる。変なとこで親族だよなと感心した。金刺繍の龍が踊る服の下に、ふんわりした柔らかいパンツを履く。雰囲気はアオザイか。チャイナ服の下からワイドパンツって感じ。
ちなみにパンツは黄土色っぽい色だった。黄色い玉を渡されて腰に下げ、髪を結ってもらう。気の所為かな、女性の夜会巻きみたいにされた。そこへ簪が数本、さらに追加で首飾り……これ高そうだな。複雑に龍が透かし彫りされたペンダント付き。
衝立を出たオレは、すでに着替えたじいやとベルナルドに言葉を失う。
「じいや似合う……ベルナルドはあれだな、馬子にも衣裳」
「キヨヒト様、失礼ですよ」
「いや、じいやがバラさなければ意味通じないから」
日本の諺はこちらの世界で通用しない。じいやが指摘するまで、ベルナルド得意げだったからな? 貶されたと思ったのか、ベルナルドがしょげている。近づいてぽんと背中を叩いた。
「背筋を伸ばすっ! オレの護衛だろ。それと、さっきの諺は立派に見えるぞって意味もあるから」
間違いではないし嘘でもない。ただ……前半部分には「どんな奴でも身なりを整えれば」という言葉が乗っかるだけ。複雑そうな顔をしながらも、今度は指摘しなかったじいや。ごめん、もう使わないから。両手を合わせて詫びておく。
「キヨ、これもつけておけ」
さっさと黒刺繍の赤に着替えたレイルが近寄ってきた。こいつのパンツは黒なのか。なんか似合うな。赤毛に合わせたのか、少し暗い赤なのもカッコいい。次はこっちの色にしてもらおう。じいやの黒は銀刺繍で、パンツはクリーム色だった。
ベルナルドのパンツも似た感じ。ひらひらする足元を気にするベルナルドが、剣のベルトを上からつけようとして侍従ともめ始めた。
「こちらは置いて行ってください」
「何を言う、護衛が武器なしなど……」
きょとんとした後、オレは仲裁に入った。というか、普通に考えて国王との謁見で、他国の元将軍が武器を持って入室できるわけない。シンの私室なら、ここに置いて行くのが一番だろう。
「どうせ持って入れないぞ。武器はたくさんあるから心配するな」
ちらっと収納の口を見せてやると、ベルナルドは渋い顔ながらベルトを外して剣を差し出した。膝を突いた臣下の姿勢で「我が君にお預けいたします」って……そっか、オレが預かればよかったんだ。
おかずにされてしまう。聞こえる叱咤に、それはないと返答しながら今度こそ脱いだ。慣れた様子でシンが着せてくれる。いや、それもおかしいだろ。普通は侍従の仕事だし、側近として執事のじいやが同行してるんだぞ。
「衣装が複雑だからな。私が着せる方が間違いない」
「あ、うん」
いいけどね。セクハラな手の動きもなく、シンはきちんと着せてくれた。こういうとこ、レイルの真面目さに似てる。変なとこで親族だよなと感心した。金刺繍の龍が踊る服の下に、ふんわりした柔らかいパンツを履く。雰囲気はアオザイか。チャイナ服の下からワイドパンツって感じ。
ちなみにパンツは黄土色っぽい色だった。黄色い玉を渡されて腰に下げ、髪を結ってもらう。気の所為かな、女性の夜会巻きみたいにされた。そこへ簪が数本、さらに追加で首飾り……これ高そうだな。複雑に龍が透かし彫りされたペンダント付き。
衝立を出たオレは、すでに着替えたじいやとベルナルドに言葉を失う。
「じいや似合う……ベルナルドはあれだな、馬子にも衣裳」
「キヨヒト様、失礼ですよ」
「いや、じいやがバラさなければ意味通じないから」
日本の諺はこちらの世界で通用しない。じいやが指摘するまで、ベルナルド得意げだったからな? 貶されたと思ったのか、ベルナルドがしょげている。近づいてぽんと背中を叩いた。
「背筋を伸ばすっ! オレの護衛だろ。それと、さっきの諺は立派に見えるぞって意味もあるから」
間違いではないし嘘でもない。ただ……前半部分には「どんな奴でも身なりを整えれば」という言葉が乗っかるだけ。複雑そうな顔をしながらも、今度は指摘しなかったじいや。ごめん、もう使わないから。両手を合わせて詫びておく。
「キヨ、これもつけておけ」
さっさと黒刺繍の赤に着替えたレイルが近寄ってきた。こいつのパンツは黒なのか。なんか似合うな。赤毛に合わせたのか、少し暗い赤なのもカッコいい。次はこっちの色にしてもらおう。じいやの黒は銀刺繍で、パンツはクリーム色だった。
ベルナルドのパンツも似た感じ。ひらひらする足元を気にするベルナルドが、剣のベルトを上からつけようとして侍従ともめ始めた。
「こちらは置いて行ってください」
「何を言う、護衛が武器なしなど……」
きょとんとした後、オレは仲裁に入った。というか、普通に考えて国王との謁見で、他国の元将軍が武器を持って入室できるわけない。シンの私室なら、ここに置いて行くのが一番だろう。
「どうせ持って入れないぞ。武器はたくさんあるから心配するな」
ちらっと収納の口を見せてやると、ベルナルドは渋い顔ながらベルトを外して剣を差し出した。膝を突いた臣下の姿勢で「我が君にお預けいたします」って……そっか、オレが預かればよかったんだ。
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