普通の難しさを教えてくれた君へ

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次の日の学校終わり。
門の前に行くと優ちゃんがいた。

「優ちゃん。お待たせ」
「秀ちゃん!ううん!会えて嬉しいよ。」
「とりあえず俺ん家行こう。」
「え?うん!」
優ちゃんは俺に会うと嬉しそうに笑ってくれた。
それを見て少し安心した俺は話をするために家に誘う。
優ちゃんは少しびっくりした顔をしたあと頷くと俺と一緒に歩き始めた。

「お邪魔します。」
「荷物は適当に置いてくれていいから。ちょっとまってて飲み物用意する。」
家に着いて中に入る。
リビングに案内すると俺はすぐに飲み物を用意しにキッチンにいった。

「スー。ハー。」
家に優ちゃんが居る。それだけで心臓が破裂しそうな俺はこれから話すことを思い出して深く深呼吸をした。
「よしっ。」
気合を入れてリビングに戻ると優ちゃんがこっちを向いて待っていた。

「これ。烏龍茶で良かったか?」
「うん。ありがとう。」

「あのさ。優ちゃん。俺優ちゃんに聞いて欲しいことがあるんだ。」
俺はそういうとまっすぐ優ちゃんを見る。

「うん。…何?」
優ちゃんはこっちを真っ直ぐに見返すと優し声でそう答えてくれた。

俺は包み隠さず全てを話した
家でのこと。人と違うと気づいた時のこと。人に合わせるようになったこと。

優ちゃんに告白された時、俺も優ちゃんのことが好きだったこと。
今だってずっと好きなこと。
本当に全部。優ちゃんに打ち明けた。

話してる間ほぼ目を開けられなくて。途中で優ちゃんが握ってくれた手を必死に握り返しながら話終える。

「ずっと黙ってて、ごめん。連絡ずっと無視してごめん。

「秀ちゃん。」
「ん?」
「嬉しい!!!」
話の最後に俺が謝ると優ちゃんは俺に飛びついて来ながらそう言った。

「え?嬉しい?」
「うん嬉しいよ!だって秀ちゃんが隠してたことを話してくれたんだよ?すごく勇気いったでしょう?」
「…うん。」
「それで?極め付きは俺のことが好きなんでしょ!?」
「……うん。」
「そんなん嬉しい以外にないでしょ!」
「うん。」
優ちゃんは俺が話してくれたことに酷く喜んでくれた。
それはそれにものすごく救われる。

「ねぇ秀ちゃん。」
優ちゃんが真面目な声でそう呼ぶので優ちゃんの方を見る。

「俺と付き合ってください。」
「え?」
「きっとこれから先一緒にいることで色々言われることあると思うんだけど、俺が全部から秀を守るから。周りに流れている『普通』に俺らが当てはまらないとしても俺はそんなの気にしないし、秀ちゃんが気になるならそんなの気にならないくらい秀ちゃんを愛すから。」
「優ちゃん。」
「だから俺の隣にいてほしい。ずっと両思いだったんだ。秀ちゃんもずっと気持ちが変えられなかったってことはもう諦めるしかないんじゃない?」
優ちゃんらしい男らしくて優しい告白。
きっと俺は優ちゃんのこういう真っ直ぐなところに惚れた。
そしてそれは変えられないほど強いものだった。なら

「…。多分俺めんどくさいよ?」
「いいよ。ドンと来い!」
「…優ちゃん。」
「ん?」
「好きだよ。」
「うん。」
「俺で良かったら。」
「やったぁぁ!!ありがとう。」
「こちらこそ。」
告白を受け入れたあと俺たちはしばらく抱き合った。
会えなかった時間を埋めるように。もう絶対離れないと違うように。

俺の中にある優ちゃんへのすきの思いはどんなことをしても無くせないものだった。
それなら俺はその思いだけには素直でいよう。
どれだけ指を刺されようが、どれだけ冷たい目を向けられようが、どれだけ『普通』じゃなかろうが。
変えられないのだから仕方ない。

この恋を捨てるくらいなら俺は『普通』でなくてもいい。

優ちゃん。俺と出会ってくれてありがとう。
ずっと愛してます。

o,+:。☆.*・+。o,+:。☆.*・+。o,+:。☆.*・+。o,+:。☆.*・+。
『普通の難しさを教えてくれた君へ』
【愛することの難しさを教えてくれた君へ】
読んで頂きありがとうございました!

『普通』は大切でも時に捨ておいていいもの。
自分の中の大切を大切にしてくださいね。

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