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1章
日常
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この国はシャイル帝国。
俺はその国のサリオン公爵家の長男に生まれた。
父の名はアルス・ベル・サリオン
母の名はラン・ベル・サリオン
俺の名は長男ということもあり父と母の名を混ぜ合わせたアラン・ベルサリオンという。
中々の親バカになりそうだなと自分の名の由来を知った時に思ったものだ。
父はキリッとした目に月夜によく映える白銀の髪を持っていて昔は夜の白狼と呼ばれていたらしい。夜会では女の子に囲まれまくってたのだとか。
そして母は優しいタレ目にミルク色の髪を持ったふわふわとした女性でこっちもまた夜会で男性にモテまくったらしい。その名も夜会の華だとか。
お互いがお互いに引かれるのは必然か偶然か。
そんな二人の間に生まれた俺はといえば
白銀の髪は父にタレ目は母に似た少し中性的な顔をしている。
自分で言うのはなんだかなかなかに綺麗だとは思う。
そして双子の弟のフィート・ベル・サリオン(現在4歳)
妹のフィーナ・ベル・サリオン(現在4歳)
の3人兄弟でどちらも俺が生まれた時から気にかけていたのでとても好かれている。
フィートは父に、フィーナは母に似た。だが髪だけはお互いの色がワンポイントづつ入っていてなんとも双子という感じがする。
少しづつ春から夏に変わろうとしていく季節になった。
「兄様ー!」
「お兄様ー!!」
「フィート様、フィーナ様お待ちください。走っては危ないですよぉ!!」
いつものように朝の支度を終えて家族と朝食を取るため廊下を歩いていたら後ろからなんとも元気な声とタッタッタッタッと走るまだ軽い足音が聞こえたきた。
そしてそんな2人のさらに後ろから聞こえるのは2人にいつもどうりあわあわしているメイドたちの声。
「フィート、フィーナおはよう。今日元気だな。でもあまりメイドたちを困らせては行けないよ?」
「おはよう!兄様が見えたからつい走ってしまいました!気をつけます!」
「お兄様おはよう!今日のドレスとても可愛いでしょ!とってもお気に入りなのよ!」
「あぁ。とっても可愛いね。フィーナはいつも可愛いけれど。」
注意されたら素直に謝る素直なフィートといつもどうりマイペースなフィーナ。
双子なのに前世で言う2卵生の双子だからなのか性格が元気というところ以外あまり似ていない2人に微笑みつつ話しながら歩いていたらいつの間にか朝食をとる部屋に着いていた。
扉を開け席に座って少し待つと父と母が2人仲良く入ってきた。
「アラン、フィート、フィーナおはよう。」
「おはよう。3人ともよく寝れたかしら?」
「おはようございます。父上、母上。とてもよく寝られました。」
「父様!母様!おはようございます!はい!とっても元気です!」
「お父様!お母様!おはようございます!楽しい夢沢山見られました!」
寝られたかという質問に対し元気と返したフィートに2人は少しだけ笑いつつ、フィーナの可愛い返しに顔をデレデレにしながら笑いかける2人。
普段から温厚で優しい父と何をしても絶対に包み込んでくれるであろう雰囲気を漂わせる母。
そして言葉に絶対にビックリマークが着くほど元気な双子との楽しい朝食の時間が始まったのだ。
「アラン今日も学園よね?最近はどう?楽しいかしら。」
この家の朝食はパンが多く今日もいつもと変わらず黙々とパンを頬張っていたら母がいつものように話を振ってきた。
「はい。毎日友人と楽しく勉強しています。少しづつ難しくなるのがとても面白いです。」
「無理せず自分のペースで学べばいいからな。楽しいなら何よりだ。」
自分のペース。きっと貴族という世界ではあまり聞かないような言葉を父からかけられた。
やはりうちは不思議な感覚を持つ家なのだなとおもう。
貴族はもっと家のためにとか、将来のために、とかそういう事をガミガミ言われるのではないのか。
長男なら特に。まぁ俺にとって普通では無いそれがとてつもなく楽なのだけれども。
この国の貴族は7歳から貴族社会で生きるための教育を受けるために4年間の中等学院とさらに上の教育を受けるための高等学院へ3年通うことになる。計7年だ。
前世の言葉を借りるなら
貴族でいるための義務教育というところだろうか。
でも学校レベルの教育を受けられるのなら家庭教師でもいいらしい のだか大半は学校だ。
婚約者探しにももってこいだしな。
俺はその中等学校の2年生である。
元々前世でも学校に行けなかっただけで学ぶことは好きだったこともあり上位の成績を取りながら平凡に過ごしている。
「お兄様はきっと学校でモテモテでしょ?だってとてもかっこいいもの!」
「残念ながら兄様よりも素敵な人も多くてモテモテという訳でもないかな?」
フィーナはまだ4歳だというのにとてもませているのか、学校の話をすると毎度のように恋愛のことを聞いてくる。
公爵家の長男であの夜の白狼と夜会の華の子となると
モテないといえば嘘にはなるのだろうが。声はよくかけられる。
「兄様!学校での剣術の授業のこと聞かせてください!絶対に兄様は素敵です!」
「僕が素敵かは分からないが今度ゆっくり教えてあげよう。」
フィートは最近少しづつ剣を習っているからか剣術に興味津々だ。俺が家で素振りしてる所をたまに見ていたというのもあるのだろう。
そんな2人に当たり障りない返事をしながら食事を終えた。
『幸せな朝食だ。』
俺はその国のサリオン公爵家の長男に生まれた。
父の名はアルス・ベル・サリオン
母の名はラン・ベル・サリオン
俺の名は長男ということもあり父と母の名を混ぜ合わせたアラン・ベルサリオンという。
中々の親バカになりそうだなと自分の名の由来を知った時に思ったものだ。
父はキリッとした目に月夜によく映える白銀の髪を持っていて昔は夜の白狼と呼ばれていたらしい。夜会では女の子に囲まれまくってたのだとか。
そして母は優しいタレ目にミルク色の髪を持ったふわふわとした女性でこっちもまた夜会で男性にモテまくったらしい。その名も夜会の華だとか。
お互いがお互いに引かれるのは必然か偶然か。
そんな二人の間に生まれた俺はといえば
白銀の髪は父にタレ目は母に似た少し中性的な顔をしている。
自分で言うのはなんだかなかなかに綺麗だとは思う。
そして双子の弟のフィート・ベル・サリオン(現在4歳)
妹のフィーナ・ベル・サリオン(現在4歳)
の3人兄弟でどちらも俺が生まれた時から気にかけていたのでとても好かれている。
フィートは父に、フィーナは母に似た。だが髪だけはお互いの色がワンポイントづつ入っていてなんとも双子という感じがする。
少しづつ春から夏に変わろうとしていく季節になった。
「兄様ー!」
「お兄様ー!!」
「フィート様、フィーナ様お待ちください。走っては危ないですよぉ!!」
いつものように朝の支度を終えて家族と朝食を取るため廊下を歩いていたら後ろからなんとも元気な声とタッタッタッタッと走るまだ軽い足音が聞こえたきた。
そしてそんな2人のさらに後ろから聞こえるのは2人にいつもどうりあわあわしているメイドたちの声。
「フィート、フィーナおはよう。今日元気だな。でもあまりメイドたちを困らせては行けないよ?」
「おはよう!兄様が見えたからつい走ってしまいました!気をつけます!」
「お兄様おはよう!今日のドレスとても可愛いでしょ!とってもお気に入りなのよ!」
「あぁ。とっても可愛いね。フィーナはいつも可愛いけれど。」
注意されたら素直に謝る素直なフィートといつもどうりマイペースなフィーナ。
双子なのに前世で言う2卵生の双子だからなのか性格が元気というところ以外あまり似ていない2人に微笑みつつ話しながら歩いていたらいつの間にか朝食をとる部屋に着いていた。
扉を開け席に座って少し待つと父と母が2人仲良く入ってきた。
「アラン、フィート、フィーナおはよう。」
「おはよう。3人ともよく寝れたかしら?」
「おはようございます。父上、母上。とてもよく寝られました。」
「父様!母様!おはようございます!はい!とっても元気です!」
「お父様!お母様!おはようございます!楽しい夢沢山見られました!」
寝られたかという質問に対し元気と返したフィートに2人は少しだけ笑いつつ、フィーナの可愛い返しに顔をデレデレにしながら笑いかける2人。
普段から温厚で優しい父と何をしても絶対に包み込んでくれるであろう雰囲気を漂わせる母。
そして言葉に絶対にビックリマークが着くほど元気な双子との楽しい朝食の時間が始まったのだ。
「アラン今日も学園よね?最近はどう?楽しいかしら。」
この家の朝食はパンが多く今日もいつもと変わらず黙々とパンを頬張っていたら母がいつものように話を振ってきた。
「はい。毎日友人と楽しく勉強しています。少しづつ難しくなるのがとても面白いです。」
「無理せず自分のペースで学べばいいからな。楽しいなら何よりだ。」
自分のペース。きっと貴族という世界ではあまり聞かないような言葉を父からかけられた。
やはりうちは不思議な感覚を持つ家なのだなとおもう。
貴族はもっと家のためにとか、将来のために、とかそういう事をガミガミ言われるのではないのか。
長男なら特に。まぁ俺にとって普通では無いそれがとてつもなく楽なのだけれども。
この国の貴族は7歳から貴族社会で生きるための教育を受けるために4年間の中等学院とさらに上の教育を受けるための高等学院へ3年通うことになる。計7年だ。
前世の言葉を借りるなら
貴族でいるための義務教育というところだろうか。
でも学校レベルの教育を受けられるのなら家庭教師でもいいらしい のだか大半は学校だ。
婚約者探しにももってこいだしな。
俺はその中等学校の2年生である。
元々前世でも学校に行けなかっただけで学ぶことは好きだったこともあり上位の成績を取りながら平凡に過ごしている。
「お兄様はきっと学校でモテモテでしょ?だってとてもかっこいいもの!」
「残念ながら兄様よりも素敵な人も多くてモテモテという訳でもないかな?」
フィーナはまだ4歳だというのにとてもませているのか、学校の話をすると毎度のように恋愛のことを聞いてくる。
公爵家の長男であの夜の白狼と夜会の華の子となると
モテないといえば嘘にはなるのだろうが。声はよくかけられる。
「兄様!学校での剣術の授業のこと聞かせてください!絶対に兄様は素敵です!」
「僕が素敵かは分からないが今度ゆっくり教えてあげよう。」
フィートは最近少しづつ剣を習っているからか剣術に興味津々だ。俺が家で素振りしてる所をたまに見ていたというのもあるのだろう。
そんな2人に当たり障りない返事をしながら食事を終えた。
『幸せな朝食だ。』
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