幸せの方法を

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1章

日常 2

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朝食が終わり学園へ行く支度する。
「今日もとても素敵です。」
毎日のように褒めてくれるのは俺付きの従者バーマン・ニック(15歳)。
うちと仲良くしてくれているバーマン伯爵家の三男だ。綺麗なミルクティー色の髪にとても優しい空色の目をしている。
俺かあんまり騒がしいタイプじゃないからかとても穏やかでゆったりとした性格なのがとても心地いい。

ちなみにちなむとこの国では皇族と公爵家(5個の家)だけがミドルネームを名乗ることを許されている。
なので公爵家以下の家は招待状などで並ぶ名前が少しでも長く見えるようやたらと長い名前をつける家も多いそうだ。貴族の見栄ってめんどくさい。

ニックと支度を済ませたあとは
玄関でいつものように家族に見送られさすが公爵家と言わんばかりの豪華な馬車に乗り学園へ向かった。

しばらく馬車に揺られながらぼーっとしていると
コンコン 
「アラン様到着致しました。」
御者から声をかけられ馬車をおりる。
「いつもありがとう。」
お礼を言い校舎の方へ向かって歩いていく。

「アラン!」
周りの人からも挨拶され適当に返しつつ歩いていると不意に少し前の方から声をかけれた。
声の方向へ目線を向けるとアレクとナイツがいた。
ちょうど登校してきていたらしい。

大きく手を振って名前を呼んでいるのが
アレク・リン・オーガン  
綺麗な赤い髪にはっきりとした顔立ちのイケメンである。
オーガン公爵家の長男で大きな商会を持つ家の影響かそういう感は鋭い。仲良くなるととても元気で明るいが心を許してないものには少し声色は怖くなる。
ただ相手が取引先とかになると話は別で猫を何重にも被り言葉巧みに操っていく。本当に8歳なのだろうか。謎である。

そしてアレクの隣で少し控えめに手を振っているのが
ナイツ・バン・ソルベニア
濃いけれど透明感のある青い髪を持ちどちらかと言うと可愛い顔立ちをしている。
ソルベニア公爵家は優秀な騎士の家でナイツはそこの長男だ。
剣術がとても強く俺は一度も勝てたことがない。
誰にでも優しく穏やかだが仲のいいものが傷つけられると容赦しないところは少しサイコパス味を感じる。
可愛い子にはやっぱり裏があるのだろうか。。

公爵家は昔から定期的に集まり親睦を深めるという風習があったため俺たちの付き合いは赤ん坊の頃からになる。
あと2人ほどいるのだが学年が違うため学園では主にふたりと一緒にいる。

「おはよう。アレク、ナイツ」
「おはようアラン。今日は僕たちの方が早かったね。」
「あぁ。久しぶりに負けたよ。でもナイツが早いのはわかるがアレクが早いのは珍しいな。」
「いや俺だって早い時くらいありますー!まぁでも朝から少しやな話されたから早めに来たってのはあるけどな。」
「嫌な話?」
「婚約者の話をされたそうだよ。そろそろ考えないとだからね。」
「そうそう。「いい感じの女性はいるのかー」とか「いないならこの家のこと話してみたらどうだ」とか。考えないとって言ってもまだ8歳だぜ?」

8歳にしては大人びすぎてるやつが何を言ってるのか。
まぁでもまだ8歳というのはその通りで、でも貴族のしかも長男というと色々早めに考えないといけないのも仕方がない。

「まぁ長男だしね。アレクは何がそんなにやなんだよ。別に今すぐ結婚って訳でもないだろ?」
「だって婚約者なんかできたら月に何回か会いに行って何かある度にプレゼント選んだりしなきゃ行けなくなるだろ?めんどくさいじゃんか。」
「まぁたしかに。礼儀としてしなければならない気遣いが増えるからアレクは少し苦手かもね。」
ナイツが微笑みながら相槌を打つ。

「ナイツはもう婚約者とか決まってるのか?」
「僕もまだ決まってないよ。まぁでも僕は親に任せているからもしかしたらもう目星は着いているのかも。そういうアランは?」
「俺も同じだな。特にこだわりとかないしね。でもいい人がいるのか聞いてくれるのはアレクの両親は優しいんじゃないか?」
「2人ともそんな感じなのかよ、、。嫌だと思ってるの俺だけか。でも確かに聞いてくれるのは優しいのかもなー。


貴族というのは政略結婚家とか国の利益のために嫁いだり嫁いできてもらったりするものだ。だから相手の有無を聞いてくれるのはとても優しいことしかもアレクの家のことだろう相手がいたなら応援してくれるはずだ。
きっとそれはナイツの家もだろう。あの二人も中々に愛されまくってるからな。

婚約者。結婚。この国の成人は15歳だ。
まだまだ先なようなすごく近い未来なような現実味がない話を3人でしながら教室へ向かった。





読みずらかったらほんとにすみません😭
1日2話づつくらい投稿出来ればなぁとかいう夢を語っときます。笑

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