フローブルー

とぎクロム

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エピローグ

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 「青磁。これ、どこ置く?」
 「キッチンの横がいいかな」
 段ボールの山を、ひとつひとつ分けていく。といっても、俺も元々荷物が多い方じゃないから、二人分の荷ほどきは、割とすぐ終わった。
 休憩がてら、熱い茶を入れる。
 やわらかい色の二人掛けソファーは、今度の引っ越しに合わせて買った、新入りだ。
 座って飲むお茶に、変わらない何かと、新しい何かを感じて、首の後ろを掻く。
 「…痛い?」
 青磁が、眉尻を下げて聞いてくる。
 「いや。大したことない」
 まだ残る、噛み痕。
 胸の中の――過去のしこり。
 不安が無いわけでも、自信があるわけでもない。それでも。
 「青磁」
 隣で見つめてくる、俺の運命アルファに話しかける。
 「俺は…お前のことが、好きだよ」








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