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本編
19. one day in summer vacation
しおりを挟む課題名:夏休みの一日を記録しよう
氏名:アヤギ
AM6:30 起床、身支度を整えた
朝食までは学校の課題に取り組んだ
AM7:30 朝食
今日はトースト、スクランブルエッグ、コーンスープ、サラダ
どれも美味しかった
食後はすこし休憩
AM9:00 剣術と体術の訓練
兄さんがとにかく強い
今日は雷系の攻撃をどうやり過ごして相手に攻撃するかがテーマ
ひたすら叩きのめされるのが悔しかった
PM0:00 昼食
カレーライスと野菜たっぷりのサンドイッチ
午前中ずっと身体を使ってたからお腹ペコペコだった
食後はすこし休憩
PM1:00 側近さんと霊力の訓練
まだうまくコントロールできないから、基本を復習
兄さんみたいに広範囲攻撃できるようになりたい
PM3:00 おやつタイム
一日で1番楽しみな時間
今日のおやつは昨日もらった青リンゴを使ったパイ
すごく美味しくておかわりした
PM4:00 家令さんと座学
家令さんは何でもよく知っててすごい
今日は「カラリオルの歴史~二大世界大戦のそのおこり~」を解説してもらった
PM6:00 夕食
今日はステーキだった!
ほかにもいろいろとあったけど、ステーキの印象が強い
とにかく美味しかった
PM8:00 入浴
兄さんは夜の見回りに行った
PM9:00 今日の復習
PM10:00 就寝
■■■
夏休みあけ。
提出した課題の件で担任から呼び出された綾祇。
担任の部屋に行くと、学年担当の先生までいる。
なんだろうと不思議に思っていたら、ゴホンと咳払いをした担任が
「アヤギくん。この課題なんだけども」
と1枚の紙を見せた。
綾祇が提出したある日の記録だ。
「間違いはない?」
「間違いありません」
「本当に?」
「はい」
綾祇の返事を聞いて、なにやら相談しはじめた先生たち。
提出したものに手心なんて加えていないし、すべて事実だ。
なのになぜこんなに確認されるのか。
不思議に思っていると今度は学年担当の先生からの質問が。
「たまたまこんなにいろいろ詰まってる日だったのかな?」
「いえ、一日おきです」
綾祇の答えを聞くと、全員頭を抱えてしまった。
なにかいけないことを言っただろうかと不安になりはじめたが、担任から気をつけて帰るように言われて退出を促される。
結局なぜ呼ばれたのかはわからないままだ。
深く考えても仕方ないと思い、綾祇は帰り支度を整え帰路に着いた。
のち、残された先生たちは。
「一日おきにこのスケジュール…」
「雷系をよけるだけじゃなく、反撃まで…」
「広範囲攻撃って…」
「カラリオルの歴史は高等部の範囲なのに…」
「「なにこの鬼畜メニュー」」
やけにげっそりした姿でとぼとぼと帰る姿が見られたとか見られなかったとか。
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