21 / 71
21 転移魔法陣
しおりを挟む
クルフとシャイニーに俺の家を教えて、用が有る時には隠し穴から通信文を落としておけば、俺がこの家に来た時に判ると伝えた。
但し、翌日か一月先かは判らないので注意しておいてと念押し。
翌日魔法神を奉る教会に案内してもらい、魔法神ハラムニ様にご挨拶をする。
《良く来たなユーヤ、先日はドラゴンの肉を有り難う。ホーヘンの所に、ヨークス様以下の神々が集いて大宴会になってのう、楽しかったぞ。教会に喜捨をしても我々の所には届かぬからな》
《いえいえ、お喜び頂けたのなら幸いです。未だ少々ドラゴンのお肉が有りますので、お持ちになられますか。宴会を開かれるのなら、悪徳領主から掻っ攫った良いお酒も有りますよ》
《それは嬉しいのう、有り難く受けるよ。所で何か用事が有るのだろう》
《はい、ヨークス様から頂いた転移魔法陣の設置能力ですが、私以外の者でも使えるのですか》
《それは可能だが、普通の者には魔力が足りないのでそれを補う必要が有るぞ。魔石や魔力石の力を借りてなら転移出来る。詳しい事は、お前の転移魔法陣の知識の中に入れておこう。酒の礼に、我の加護を与えておくぞ》
《私は結構ですので、連れの二人に、些少為りともハラムニ様の加護をお授けくだされば有り難いです》
《良かろう、隣の二人じゃな》
蜥蜴のお肉と、伯爵様から掻っ攫った上等な酒を多数進呈してお別れした。
「ユーヤ、魔法神様から加護を授かったぞ!」
「二人とも良かったですねぇ」
「何を言ってるんだ! ハラムニ様が、ユーヤの頼みじゃ、お前達二人に儂の加護を与える。これからもユーヤの良き友として頼むぞって言われたぞ」
興奮気味に話すクルフと、コクコク頷くシャイニーの二人を落ち着かせ、転移魔法陣の実験に付き合ってもらう。
新しい家からスタートゲートに跳び、ドームの前に20m離して二つの転移魔法陣を造る。
転移魔法陣を造ったら、転移魔法陣に対する知識が理解できてビックリだわ。
有り難う、ハラムニ様。
転移魔法陣を設置して判った事は、足の下十数cmの所に魔法陣が有りその上を歩いても魔法陣は消えない事。
俺には魔法陣が見えているが他人には見えておらず、見える様にする事も出来るが、本来の魔法陣は見えている十数cm下に有る。
魔法陣の大きさは自由に設定出来るが、跳ぶ人数が多ければその分魔力(魔石,魔力石)が必要になる。
俺以外が使用するには、魔石又は魔力石を跳躍する人数に合わせて用意し、その魔力を解放して魔法陣に流す事により跳躍が可能になる。
転移先は魔力を魔法陣に解放する時、声に出して願うか心の中で願えば良い。
魔石や魔力石の解放は、転移魔法陣の上に魔石又は魔力石を置き掌から魔力を→魔石・魔力石→転移魔法陣に向けて解放すれば良い。
魔力石の豊富な場所は知っているので、後で魔力石を大量に採取しておく事にする。
クルフとシャイニーに転移魔法陣の使い方を教え、魔力石を渡してA,B 二つの転移魔法陣の間を魔力石の大きさを変えながら転移してもらった。
一人又は体重約100kg程度なら一片が10cm四方で厚さ1cmの魔力石一枚が必要だと判った。
勿論解り易い様に土魔法で魔力石を加工し、それぞれの魔力石板を造って置いたのだけど。
他にも転移先の魔法陣上に障害物が有れば、魔力石の解放すら受け付けない便利機能付きだと判明。
思い付いきで小型の転移魔法陣を二つ造り、荷物の転送実験は当然だが成功。
チョイ工夫して、送付用と受諾用の二つをセットにし、送付用は普通にセット受諾用は逆さまにして高い所にセットする。
受諾すればそのまま落下して常に魔法陣上は空の状態になる、何時でも受諾可能だ。
長さ30cm太さ10cm重さ2kgの物を送るには、魔力石一枚を3cm×3cm厚さ0.5cm一枚が必要と判明したがどの様な計算かは不明だ。
これって良い稼ぎに成る予感がする。
クルフとシャイニーが、ハラムニ様から授かった加護を試してみると、魔法のスムーズな発現と魔力操作が楽に出来て尚且つ多少の魔力増加と回復の早さだった。
確かにそれぞれが放つ魔法は素早く威力があり、以前とは比べものにならなかった。
二人をサランガの家に送り、お礼を言って謝礼を払おうとしたが頑として受け取ってもらえなかった。
俺のお陰でハラムニ様の加護を授かったのに、謝礼迄は貰えないと突っぱねられた。
二人が去り際に、今回の事は口外しないと言って帰っていった。
* * * * * * * *
翌日からは山のゲートに跳び、高濃度の魔力石を大量に収集保存した後、珍しい地質を求めて山野を彷徨った。
多分二ヶ月以上経ったと思われる頃には、複数の鉱脈を見つけて採取した。
瑪瑙、翡翠、紫水晶、ダイヤ、エメラルド等、特にダイヤは水晶鉱石の様に、一つの石に無数のダイヤがビッシリと付いた原石を見た時には笑ってしまった。
有り得ない状態の原石がホイホイ見つかるなんて、絶対にヨークス様や他の神々の御利益だと思う。
各鉱山の傍らには瑪瑙ゲート翡翠ゲート等採取した鉱物の名前のゲートを設置しておいた。
ルーシュは、鉱物探索や邪魔な魔獣の排除に大活躍してくれた。
俺は一度も魔獣を討伐していないのだが、マジックバックには・・・考えたくもない。
処分に又一騒動起きそうな物まで有るからなぁ。
バルザックの森ゲートに跳び、そこからのんびりと歩いて王都の城門を通る。
プラチナカードと俺を何度も見比べてから、敬礼して返してくれたが何か衛兵の挙動がおかしい。
ゲルアト商会に顔を出すと店番・・・支配人然としたブランディさんと目が合った。
「お久し振りでねユーヤ様。お待ちしておりました。父も居ますので2階に上がって下さい」
礼を言って2階に上がり、ゲルアトさんフェルスと挨拶を交わし今回の訪問の目的を話す。
個人的な相対取引でも数が増えると不審に思われるだろうから、回避の為の物を用意したと告げて、原石類をテーブルに並べる。
但し、翌日か一月先かは判らないので注意しておいてと念押し。
翌日魔法神を奉る教会に案内してもらい、魔法神ハラムニ様にご挨拶をする。
《良く来たなユーヤ、先日はドラゴンの肉を有り難う。ホーヘンの所に、ヨークス様以下の神々が集いて大宴会になってのう、楽しかったぞ。教会に喜捨をしても我々の所には届かぬからな》
《いえいえ、お喜び頂けたのなら幸いです。未だ少々ドラゴンのお肉が有りますので、お持ちになられますか。宴会を開かれるのなら、悪徳領主から掻っ攫った良いお酒も有りますよ》
《それは嬉しいのう、有り難く受けるよ。所で何か用事が有るのだろう》
《はい、ヨークス様から頂いた転移魔法陣の設置能力ですが、私以外の者でも使えるのですか》
《それは可能だが、普通の者には魔力が足りないのでそれを補う必要が有るぞ。魔石や魔力石の力を借りてなら転移出来る。詳しい事は、お前の転移魔法陣の知識の中に入れておこう。酒の礼に、我の加護を与えておくぞ》
《私は結構ですので、連れの二人に、些少為りともハラムニ様の加護をお授けくだされば有り難いです》
《良かろう、隣の二人じゃな》
蜥蜴のお肉と、伯爵様から掻っ攫った上等な酒を多数進呈してお別れした。
「ユーヤ、魔法神様から加護を授かったぞ!」
「二人とも良かったですねぇ」
「何を言ってるんだ! ハラムニ様が、ユーヤの頼みじゃ、お前達二人に儂の加護を与える。これからもユーヤの良き友として頼むぞって言われたぞ」
興奮気味に話すクルフと、コクコク頷くシャイニーの二人を落ち着かせ、転移魔法陣の実験に付き合ってもらう。
新しい家からスタートゲートに跳び、ドームの前に20m離して二つの転移魔法陣を造る。
転移魔法陣を造ったら、転移魔法陣に対する知識が理解できてビックリだわ。
有り難う、ハラムニ様。
転移魔法陣を設置して判った事は、足の下十数cmの所に魔法陣が有りその上を歩いても魔法陣は消えない事。
俺には魔法陣が見えているが他人には見えておらず、見える様にする事も出来るが、本来の魔法陣は見えている十数cm下に有る。
魔法陣の大きさは自由に設定出来るが、跳ぶ人数が多ければその分魔力(魔石,魔力石)が必要になる。
俺以外が使用するには、魔石又は魔力石を跳躍する人数に合わせて用意し、その魔力を解放して魔法陣に流す事により跳躍が可能になる。
転移先は魔力を魔法陣に解放する時、声に出して願うか心の中で願えば良い。
魔石や魔力石の解放は、転移魔法陣の上に魔石又は魔力石を置き掌から魔力を→魔石・魔力石→転移魔法陣に向けて解放すれば良い。
魔力石の豊富な場所は知っているので、後で魔力石を大量に採取しておく事にする。
クルフとシャイニーに転移魔法陣の使い方を教え、魔力石を渡してA,B 二つの転移魔法陣の間を魔力石の大きさを変えながら転移してもらった。
一人又は体重約100kg程度なら一片が10cm四方で厚さ1cmの魔力石一枚が必要だと判った。
勿論解り易い様に土魔法で魔力石を加工し、それぞれの魔力石板を造って置いたのだけど。
他にも転移先の魔法陣上に障害物が有れば、魔力石の解放すら受け付けない便利機能付きだと判明。
思い付いきで小型の転移魔法陣を二つ造り、荷物の転送実験は当然だが成功。
チョイ工夫して、送付用と受諾用の二つをセットにし、送付用は普通にセット受諾用は逆さまにして高い所にセットする。
受諾すればそのまま落下して常に魔法陣上は空の状態になる、何時でも受諾可能だ。
長さ30cm太さ10cm重さ2kgの物を送るには、魔力石一枚を3cm×3cm厚さ0.5cm一枚が必要と判明したがどの様な計算かは不明だ。
これって良い稼ぎに成る予感がする。
クルフとシャイニーが、ハラムニ様から授かった加護を試してみると、魔法のスムーズな発現と魔力操作が楽に出来て尚且つ多少の魔力増加と回復の早さだった。
確かにそれぞれが放つ魔法は素早く威力があり、以前とは比べものにならなかった。
二人をサランガの家に送り、お礼を言って謝礼を払おうとしたが頑として受け取ってもらえなかった。
俺のお陰でハラムニ様の加護を授かったのに、謝礼迄は貰えないと突っぱねられた。
二人が去り際に、今回の事は口外しないと言って帰っていった。
* * * * * * * *
翌日からは山のゲートに跳び、高濃度の魔力石を大量に収集保存した後、珍しい地質を求めて山野を彷徨った。
多分二ヶ月以上経ったと思われる頃には、複数の鉱脈を見つけて採取した。
瑪瑙、翡翠、紫水晶、ダイヤ、エメラルド等、特にダイヤは水晶鉱石の様に、一つの石に無数のダイヤがビッシリと付いた原石を見た時には笑ってしまった。
有り得ない状態の原石がホイホイ見つかるなんて、絶対にヨークス様や他の神々の御利益だと思う。
各鉱山の傍らには瑪瑙ゲート翡翠ゲート等採取した鉱物の名前のゲートを設置しておいた。
ルーシュは、鉱物探索や邪魔な魔獣の排除に大活躍してくれた。
俺は一度も魔獣を討伐していないのだが、マジックバックには・・・考えたくもない。
処分に又一騒動起きそうな物まで有るからなぁ。
バルザックの森ゲートに跳び、そこからのんびりと歩いて王都の城門を通る。
プラチナカードと俺を何度も見比べてから、敬礼して返してくれたが何か衛兵の挙動がおかしい。
ゲルアト商会に顔を出すと店番・・・支配人然としたブランディさんと目が合った。
「お久し振りでねユーヤ様。お待ちしておりました。父も居ますので2階に上がって下さい」
礼を言って2階に上がり、ゲルアトさんフェルスと挨拶を交わし今回の訪問の目的を話す。
個人的な相対取引でも数が増えると不審に思われるだろうから、回避の為の物を用意したと告げて、原石類をテーブルに並べる。
1,147
あなたにおすすめの小説
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる