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59 セナルカ王国の終焉
「お前が、国王フェラード・セナルカなのか?」
「貴様は誰だ? 何処から入って来た!」
「先日お邪魔したのだが、皆お留守の様だったので出直して来たのだがな。その椅子に座っているのが、フェラード・セナルカではないのかな」
「陛下に対して無礼な・・・」
ルーシュの殺気を受け、一瞬で蒼白な顔になり震えている騎士。
「俺が誰なのか判らないのか? 尋ねて行くと伝えているのに、お城を留守にするなど失礼だし無用心だろう。それに、案内人の一人や二人置いておけ」
ルーシュの殺気を受けて、あちらこちらで人の倒れる音が聞こえる。
貧血かな、ほうれん草でも食えよ。
誰も動けない様なので、立派な椅子に座る貧相な男の前へ行き、名を尋ねる。
「俺はユーヤ、ユーヤ・タカツカだ。お前の名を尋ねているのだ、応えろ!」
カタカタ歯の鳴る音が聞こえるだけなので、先ほど俺を誰何した騎士に尋ねる。
「この男が、国王フェラード・セナルカで間違いないか? 返事をしろ!」
おー、首をカックンカックンしている。
然し、これでは話に為らないので、ルーシュに殺気を止めてもらう。
「宰相は居るか?」
皆の視線がひょろりとした男に集中する。
此処へ来いと国王の隣を指差すが、乙女じゃあるまいしイヤイヤと首を振るだけで動こうとしない。
「この国には、まともに話が出来る者がいないのか?」
「畏れながらタカツカ公爵閣下、国王陛下と宰相や公爵家の不手際と、日頃の怠慢が糾弾されていたところに貴方様が現れたのです。それに貴方様が従える獣魔に、皆が恐れています」
「名は」
「ヘリサン・ドワールと申します」
「この国はそれ程酷いのか」
「貴方様が、最後の箍を外してしまいましたので」
「では滅びろ!」
「お待ち願いたい。タカツカ公爵閣下」
帰ろうとしたら、ドワールに呼び止められた。
「もうこの国に用は無いのだが、何かな」
「貴方様の国に有る、大神殿に礼拝に向かった者達が、口々にヤマト公国とテレンザ王国の話を致します。このまま放置すれば、この国は数ヶ月も経たずに他国に蹂躙され民達に相当な被害がでます。出来ますれば、この国を貴方様の麾下に加えて頂きたい」
「国を売るのか」
「腐り果てている此の国を売らなくても、餓狼の如き国が周辺に御座います。箍の外れたこの国は、即座に喰い荒らされて終わりです。ただ食い荒らされる過程で、民に相当な被害がでます。何卒御一考をお願いしたい」
面倒な事になったな、この国を騒乱の渦に放り込むのも気が引ける。
ヨークス様、俺の気楽で平穏な日常はどうなったんでしょうね。
この国を滅ぼすのに何の感情も湧かないが、見知らぬ民を戦火の中に放り込む程非情でもない。
ヘリサン・ドワール伯爵の言葉を無視出来なかった。
玉座で震える貧相な男の衿を掴み放り投げた。
「此処にこの国の全ての貴族がいる訳ではなかろうが、俺に従うか歯向かうか今すぐに決めろ。逃げるのなら見逃すので即刻この国から出ていけ。歯向かう奴は、冒険者ギルド本部の時と同じ様に皆殺しだ」
即座にヘリサン・ドワール伯爵が俺の前に跪き、それを見て数名の者が広間の左右で跪く。
黙って見ていると多くの者が迷っていて近くの者の顔色を窺っている。
「よし今立っている者達は、この広間を出たら即刻屋敷に帰り持てるだけの財宝を持って即座に国を出ろ。のんびりしていると追撃の兵を送るぞ。戦う者はドワール伯爵に告げて出ていけ俺が相手をしてやる」
宰相の傍らに控える書記に出ていく貴族の名前を控えろと命じ、佇む近衛騎士達に誰に就くか決めろと告げる。
騎士の一人が跪くと次々と従い全員が跪く頃には逡巡していた貴族達も次々に跪く事になった。
出て行った貴族は5名。
「ヘリサン・ドワール伯爵、此処へ」
「はっ」
目の前で跪くドワール伯爵に、以後俺に跪く必要は無いと命じる。
「この椅子に座れ」
仰天しているドワール伯爵に、再度命じる。
「俺に従うと決めたのなら、座れ!」
玉座と俺の顔を交互に見て、本気だと理解し緊張の面持ちで恐々と座った。
「以後ヘリサン・ドワールを俺の全権代理とする。不満の有る者は前に出よ」
弱々しい声が足下から聞こえて、玉座に座っていた貧相な男が何やら言っている。
「この男以外に不満の有る者はいないのか、遠慮するな、この国から出て行って貰うだけだ。後でぶつくさ言ったら死ぬことになるぞ」
皆顔を見合わすが、誰一人出て行こうとしなかった。
「ドワールこの男と王家の者達を何処かに集めて軟禁しろ。それと出て行った貴族の屋敷に兵を送り即刻この国から追い立てろ」
俺の本気を見て残った貴族達の顔色が変わる。
特権に胡座をかいて良い気になっていたら、その座から蹴り落としてやる。
「宰相はドワールを補佐しろ、出来ないなら辞めてもらうからな。此処にいない重鎮達を集めろ」
* * * * * * * *
面倒事にはアルカートを巻き込むのが一番なので、ドワールに直ぐに戻ると告げてテレンザ王城に跳ぶ。
アルカートを呼び出し、相談したい事が有るのでちょっと付き合ってくれと言い、二人でセナルカ王国の大広間に跳ぶ。
「おいユーヤ、此処は何処だ? 何やら不穏な気配がするぞ」
「説明するから待ってくれ。ドワールきてくれ」
「なんでしょうか、ユーヤ様」
「紹介する。テレンザ王国国王アルカート・オルク・テレンザだ。アルカート、彼がセナルカ王国全権代理のヘリサン・ドワールだ」
「ちょっと待てユーヤ、今極めて不穏な言葉を聞いたが聞き間違いかな。ん」
「いや間違いない、セナルカ王国の全権代理だ。つまりセナルカ王国の代表だな」
「ユーヤさま、テレンザ王国と聞こえましたが」
「そうだよアルカート・オルク・テレンザ国王陛下だ」
真ん丸オメメから一転跪き、挨拶を始めたので止める。
アルカートの笑顔が怖いのだが、見間違いかな。
「貴様は誰だ? 何処から入って来た!」
「先日お邪魔したのだが、皆お留守の様だったので出直して来たのだがな。その椅子に座っているのが、フェラード・セナルカではないのかな」
「陛下に対して無礼な・・・」
ルーシュの殺気を受け、一瞬で蒼白な顔になり震えている騎士。
「俺が誰なのか判らないのか? 尋ねて行くと伝えているのに、お城を留守にするなど失礼だし無用心だろう。それに、案内人の一人や二人置いておけ」
ルーシュの殺気を受けて、あちらこちらで人の倒れる音が聞こえる。
貧血かな、ほうれん草でも食えよ。
誰も動けない様なので、立派な椅子に座る貧相な男の前へ行き、名を尋ねる。
「俺はユーヤ、ユーヤ・タカツカだ。お前の名を尋ねているのだ、応えろ!」
カタカタ歯の鳴る音が聞こえるだけなので、先ほど俺を誰何した騎士に尋ねる。
「この男が、国王フェラード・セナルカで間違いないか? 返事をしろ!」
おー、首をカックンカックンしている。
然し、これでは話に為らないので、ルーシュに殺気を止めてもらう。
「宰相は居るか?」
皆の視線がひょろりとした男に集中する。
此処へ来いと国王の隣を指差すが、乙女じゃあるまいしイヤイヤと首を振るだけで動こうとしない。
「この国には、まともに話が出来る者がいないのか?」
「畏れながらタカツカ公爵閣下、国王陛下と宰相や公爵家の不手際と、日頃の怠慢が糾弾されていたところに貴方様が現れたのです。それに貴方様が従える獣魔に、皆が恐れています」
「名は」
「ヘリサン・ドワールと申します」
「この国はそれ程酷いのか」
「貴方様が、最後の箍を外してしまいましたので」
「では滅びろ!」
「お待ち願いたい。タカツカ公爵閣下」
帰ろうとしたら、ドワールに呼び止められた。
「もうこの国に用は無いのだが、何かな」
「貴方様の国に有る、大神殿に礼拝に向かった者達が、口々にヤマト公国とテレンザ王国の話を致します。このまま放置すれば、この国は数ヶ月も経たずに他国に蹂躙され民達に相当な被害がでます。出来ますれば、この国を貴方様の麾下に加えて頂きたい」
「国を売るのか」
「腐り果てている此の国を売らなくても、餓狼の如き国が周辺に御座います。箍の外れたこの国は、即座に喰い荒らされて終わりです。ただ食い荒らされる過程で、民に相当な被害がでます。何卒御一考をお願いしたい」
面倒な事になったな、この国を騒乱の渦に放り込むのも気が引ける。
ヨークス様、俺の気楽で平穏な日常はどうなったんでしょうね。
この国を滅ぼすのに何の感情も湧かないが、見知らぬ民を戦火の中に放り込む程非情でもない。
ヘリサン・ドワール伯爵の言葉を無視出来なかった。
玉座で震える貧相な男の衿を掴み放り投げた。
「此処にこの国の全ての貴族がいる訳ではなかろうが、俺に従うか歯向かうか今すぐに決めろ。逃げるのなら見逃すので即刻この国から出ていけ。歯向かう奴は、冒険者ギルド本部の時と同じ様に皆殺しだ」
即座にヘリサン・ドワール伯爵が俺の前に跪き、それを見て数名の者が広間の左右で跪く。
黙って見ていると多くの者が迷っていて近くの者の顔色を窺っている。
「よし今立っている者達は、この広間を出たら即刻屋敷に帰り持てるだけの財宝を持って即座に国を出ろ。のんびりしていると追撃の兵を送るぞ。戦う者はドワール伯爵に告げて出ていけ俺が相手をしてやる」
宰相の傍らに控える書記に出ていく貴族の名前を控えろと命じ、佇む近衛騎士達に誰に就くか決めろと告げる。
騎士の一人が跪くと次々と従い全員が跪く頃には逡巡していた貴族達も次々に跪く事になった。
出て行った貴族は5名。
「ヘリサン・ドワール伯爵、此処へ」
「はっ」
目の前で跪くドワール伯爵に、以後俺に跪く必要は無いと命じる。
「この椅子に座れ」
仰天しているドワール伯爵に、再度命じる。
「俺に従うと決めたのなら、座れ!」
玉座と俺の顔を交互に見て、本気だと理解し緊張の面持ちで恐々と座った。
「以後ヘリサン・ドワールを俺の全権代理とする。不満の有る者は前に出よ」
弱々しい声が足下から聞こえて、玉座に座っていた貧相な男が何やら言っている。
「この男以外に不満の有る者はいないのか、遠慮するな、この国から出て行って貰うだけだ。後でぶつくさ言ったら死ぬことになるぞ」
皆顔を見合わすが、誰一人出て行こうとしなかった。
「ドワールこの男と王家の者達を何処かに集めて軟禁しろ。それと出て行った貴族の屋敷に兵を送り即刻この国から追い立てろ」
俺の本気を見て残った貴族達の顔色が変わる。
特権に胡座をかいて良い気になっていたら、その座から蹴り落としてやる。
「宰相はドワールを補佐しろ、出来ないなら辞めてもらうからな。此処にいない重鎮達を集めろ」
* * * * * * * *
面倒事にはアルカートを巻き込むのが一番なので、ドワールに直ぐに戻ると告げてテレンザ王城に跳ぶ。
アルカートを呼び出し、相談したい事が有るのでちょっと付き合ってくれと言い、二人でセナルカ王国の大広間に跳ぶ。
「おいユーヤ、此処は何処だ? 何やら不穏な気配がするぞ」
「説明するから待ってくれ。ドワールきてくれ」
「なんでしょうか、ユーヤ様」
「紹介する。テレンザ王国国王アルカート・オルク・テレンザだ。アルカート、彼がセナルカ王国全権代理のヘリサン・ドワールだ」
「ちょっと待てユーヤ、今極めて不穏な言葉を聞いたが聞き間違いかな。ん」
「いや間違いない、セナルカ王国の全権代理だ。つまりセナルカ王国の代表だな」
「ユーヤさま、テレンザ王国と聞こえましたが」
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