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69 敗北の余波
小さくなったルーシュが、自分の足下に転移魔法陣を作ると姿が消えた。
「各国王城直通の転移魔法陣はそのまま使えるが、マザルカ国内から三国への転移を止める。以後お前の許可証を持つ者のみが王都間の転移魔法陣を使って三国の王都へ跳べる様にする」
「それは、つまり・・・」
「マザルカ国内は今まで通り転移出来るが、テレンザ、ヤマト、セナルカへ跳ぶには、一度マザルカの王都から三国の王都へ跳ぶ必要があるって事だ。そこでは、お前の発行した許可書を持つ者のみが自由に行動出来る。逆も又然り、不服なら全ての転移魔法陣を無効にして国交断絶だな」
「それは困る!」
「それはお前達の出方次第だ」
今頃は、マザルカ国内に設置された転移魔法陣を守る警備の者達が大騒ぎをしているだろうが、敷地内はヤマトの治外法権の場で手出しは出来ない。
ルーシュ相手に、手出し自体が無理だろうが・・・
そう考えている側から、通信筒転移魔法陣で送られた通信紙の束を握りしめた男が駆け込んで来る。
「申し上げます! 転移魔法陣を監視する者からの緊急連絡です」
「後にしろ!」
「あー、読んだ方がよいと思うよ。内容は転移魔法陣に関する事だから」
宰相と思しき男が通信紙の束を受け取り読み始めた。
「此は・・・」
「どうした?」
「はっ、各地の転移魔法陣に黒猫が現れ、転移魔法陣が様々な色の光りに包まれたとの事です」
「ルーシュに命じて、マザルカ国内の転移魔法陣を書き換えさせている。ルーシュ、猫が表れて転移魔法陣が光ったと報告の在ったところから、転移魔法陣を使用してもいいぞ。但し、マザルカ国内に限定だと伝えろ」
ルーシュはしょぼい爺さんからの贈り物なので、俺と同じ魔法が使えると言っていたが、魔法神ハラムニ様や他の神々の加護を受けている筈だ。
当然魔法の全てを熟知し、転移魔法陣の書き換えなど一瞬だろう。
書き換えは目に見える様にと指示しているので、ルーシュを見た者達はさぞかし驚いた事だろう。
大して待つこともなくルーシュが戻ってきたので、使い捨ての転移魔法陣に書き換えてミズホの総合庁舎に跳ぶ。
* * * * * * * *
ルーシュと呼ばれた黒猫が戻ってくると、再び転移魔法陣が煌めきユーヤと猫の姿が消えた。
然し、転移魔法陣は光りに包まれたままだったが、一色一色と消えていき完全に消えた。
「魔法総監、以前見た時と違うが此は?」
「おそらく・・・転移魔法陣を消滅させたと思われます」
「自由自在か。噂以上の怪物だな」
「セナルカが簡単に落ちた筈です。ルーシュと呼ばれる猫でさえあの威圧と魔力、タカツカ公爵はあれ以上であるのは間違いありません」
「あの時は、魔法が使える猫としか思わなかったが」
「陛下、転移魔法陣を作れる猫が普通で有る筈が在りません。あの威圧と魔力に、立ち迎える魔法使いはいません。魔法師団の全力をもってしても、どうにもなりません」
壁際の近衛騎士や魔法使い達の惨状を見て、マザルカ国王は溜め息を吐くことしか出来なかった。
* * * * * * * *
ミズホの総合庁舎に跳び、ブラウンに結果を報告してから屋敷に戻る。
ちょっと派手に遣り過ぎたとは思うが、侮られて領内を掻き回されては堪らない。
俺の報告を受け、ヤマト国内にいるテレンザ商人全ての拘束が始まった。
拘束された商人達は、ミズホの総合庁舎大広間に集められると二つに分けられた。
問題行動をしていた者達は文字通り拘束され、それ以外の商人達も大広間の一角に座らされている。
「何故こんな事をするんだ!」
「こんな、理不尽な扱いを受ける謂れは無い!」
「此は由々しき問題ですぞ」
「マザルカ国王陛下に上申して、正式に抗議させて貰うので覚悟しておけ!」
護衛や従者共々連行された商人達が吠えていたが、警備兵の怒声により黙らされる。
そこへブランウ全権代理が補佐官を従えてやって来た。
補佐官は連行してきた責任者に頷き、不満顔の男達に何故拘束されたのか伝えた。
「お待ち下さい! 私共はその様な事は・・・」
「判っている。だが、ヤマトやテレンザの商人に圧力を掛けている者がいるのも事実だ。タカツカ公爵様が、マザルカ国王にその者達の処罰を要求し、マザルカ国王も了承されたのだ」
「そんな馬鹿な!」
「我が国の国王陛下を、国王国王と不敬ではないのか!」
「国王陛下が・・・」
「好き勝手をしていた者達には、背後に居る貴族との繋がり等色々と喋ってもらう事になる。それ以外の者は此より帰国させるが、以後マザルカ国王の許可証がなくば、テレンザ、ヤマト、セナルカには入国できない。これ以上詳しい事は帰国してから聞け」
補佐官の言葉を聞いていた。拘束されている一団の顔色が悪くなっている。
彼等の前に立ったブラウンは厳しい顔で彼等と向き合う。
「お前達は、マザルカ国内では中々の豪商共の手先らしいな。主からどの様に命じられているのか、背後に居る貴族との繋がり等色々と喋ってもらうが、手間を掛けさせるなよ」
「お待ち下さい! このような事をして、マザルカ王国と戦でも起こす気ですか!」
「そうだ! マザルカ王国の国王陛下が黙って見ていると思っているのか!」
「ちっぽけな国が、転移魔法陣のお陰で少しばかり羽振りが良くなったからと・・・」
其処まで怒鳴ったところで、背後から蹴り飛ばされて黙らされる。
「お前達の名はマザルカ王国に伝えているので、本店もマザルカの官憲が踏み込んでいるはずだ。誰を頼りにしているのか知らないが、後ろ盾はいないと思え。私も忙しい身でお前達に時間を取られたくないのだ」
それだけ言って補佐官に頷く、補佐官が連行責任者に合図をする。
拘束されている者達が文字通り引き摺られていくと、残った者達がマザルカに送り返す為に別室へと案内される。
拘束されて連行された者達は、警備隊本部の地下牢に放り込まれて取り調べが始まったが、半日と耐えた者はなく調べはさくさくと進んだ。
なにせ火魔法使いがズラリと並び、こんがりと焼かれた後で治癒魔法使いが腕によりを掛けて治療してくれるのだから。
時に練習中の者も混じり、不完全な治療で痛みが収まらずに唸っていると、笑ってそのまま放置される。
* * * * * * * *
マザルカ国王は、ヤマト公国全権代理のブラウンより書類と共に送られて来た男達を見て溜息が漏れる。
書類には国内豪商達の1/3、六名の名と便宜を図る貴族の名が記されているが、公爵二名、侯爵二名、伯爵七名、子爵五名と第二妃だ。
此れ等を一気に処分すれば反乱が起きかねない。
もっと問題なのが、デリーゲン公爵家から側室として王宮に送り込まれたマリアンネ妃だ。
三カ国連合軍に敗北して以来、国政に口出しする頻度が増え王家を蔑ろにする言動も増えた。
ただ、転移魔法陣の有用性は理解している様で、転移魔法陣と通信筒転移魔法装置の設置には、自分の領地や配下を優先する様ごり押しをしている。
動きが不穏なので監視を強化しているが、それも限度がある。
先日のタカツカ公爵との一件で恐れを成したのだろう今は静かだが、それも何時までもつのやら。
「陛下、如何なさいますか?」
「商人共を拘束すれば、デリーゲン公爵が一番に乗り込んで来るだろう。控えの間に到着したと、報告が来た時点で近衛騎士を踏み込ませろ」
「宜しいのですか?」
「此処で甘い処置をすれば我が国は三カ国・・・ヤマトの支配下に落ちる。そうなれば王家も貴族もない。セナルカを見ろ、王家は消滅し膝を屈しなかった貴族は国を追われた。公爵拘束と同時に、マリアンネの宮殿にも近衛騎士を踏み込ませて軟禁、侯爵邸も騎士団を送り込んで制圧しろ」
「そうなると、ハインツ公爵の動きが問題ですが・・・」
「小心者のハインツは血筋を誇るだけの男だ。デリーゲンを真似ているが其れだけの男よ。デリーゲン公爵に対する扱いを見れば逃げ出すだろう。宰相としての腕を存分に振るえ」
「では、デリーゲン公爵が王城に到着と同時に、領地の館と王都に屋敷を強襲させましょう。後はベルマンス侯爵を押さえれば何とかなるでしょう」
「抜かるなよ、グリムセン」
「総指揮は第一軍のヘルザク司令官に任せますので、大丈夫かと」
「では、明日早朝から始めろ。雑魚は取りこぼしても良いが、手際よくやれ」
「各国王城直通の転移魔法陣はそのまま使えるが、マザルカ国内から三国への転移を止める。以後お前の許可証を持つ者のみが王都間の転移魔法陣を使って三国の王都へ跳べる様にする」
「それは、つまり・・・」
「マザルカ国内は今まで通り転移出来るが、テレンザ、ヤマト、セナルカへ跳ぶには、一度マザルカの王都から三国の王都へ跳ぶ必要があるって事だ。そこでは、お前の発行した許可書を持つ者のみが自由に行動出来る。逆も又然り、不服なら全ての転移魔法陣を無効にして国交断絶だな」
「それは困る!」
「それはお前達の出方次第だ」
今頃は、マザルカ国内に設置された転移魔法陣を守る警備の者達が大騒ぎをしているだろうが、敷地内はヤマトの治外法権の場で手出しは出来ない。
ルーシュ相手に、手出し自体が無理だろうが・・・
そう考えている側から、通信筒転移魔法陣で送られた通信紙の束を握りしめた男が駆け込んで来る。
「申し上げます! 転移魔法陣を監視する者からの緊急連絡です」
「後にしろ!」
「あー、読んだ方がよいと思うよ。内容は転移魔法陣に関する事だから」
宰相と思しき男が通信紙の束を受け取り読み始めた。
「此は・・・」
「どうした?」
「はっ、各地の転移魔法陣に黒猫が現れ、転移魔法陣が様々な色の光りに包まれたとの事です」
「ルーシュに命じて、マザルカ国内の転移魔法陣を書き換えさせている。ルーシュ、猫が表れて転移魔法陣が光ったと報告の在ったところから、転移魔法陣を使用してもいいぞ。但し、マザルカ国内に限定だと伝えろ」
ルーシュはしょぼい爺さんからの贈り物なので、俺と同じ魔法が使えると言っていたが、魔法神ハラムニ様や他の神々の加護を受けている筈だ。
当然魔法の全てを熟知し、転移魔法陣の書き換えなど一瞬だろう。
書き換えは目に見える様にと指示しているので、ルーシュを見た者達はさぞかし驚いた事だろう。
大して待つこともなくルーシュが戻ってきたので、使い捨ての転移魔法陣に書き換えてミズホの総合庁舎に跳ぶ。
* * * * * * * *
ルーシュと呼ばれた黒猫が戻ってくると、再び転移魔法陣が煌めきユーヤと猫の姿が消えた。
然し、転移魔法陣は光りに包まれたままだったが、一色一色と消えていき完全に消えた。
「魔法総監、以前見た時と違うが此は?」
「おそらく・・・転移魔法陣を消滅させたと思われます」
「自由自在か。噂以上の怪物だな」
「セナルカが簡単に落ちた筈です。ルーシュと呼ばれる猫でさえあの威圧と魔力、タカツカ公爵はあれ以上であるのは間違いありません」
「あの時は、魔法が使える猫としか思わなかったが」
「陛下、転移魔法陣を作れる猫が普通で有る筈が在りません。あの威圧と魔力に、立ち迎える魔法使いはいません。魔法師団の全力をもってしても、どうにもなりません」
壁際の近衛騎士や魔法使い達の惨状を見て、マザルカ国王は溜め息を吐くことしか出来なかった。
* * * * * * * *
ミズホの総合庁舎に跳び、ブラウンに結果を報告してから屋敷に戻る。
ちょっと派手に遣り過ぎたとは思うが、侮られて領内を掻き回されては堪らない。
俺の報告を受け、ヤマト国内にいるテレンザ商人全ての拘束が始まった。
拘束された商人達は、ミズホの総合庁舎大広間に集められると二つに分けられた。
問題行動をしていた者達は文字通り拘束され、それ以外の商人達も大広間の一角に座らされている。
「何故こんな事をするんだ!」
「こんな、理不尽な扱いを受ける謂れは無い!」
「此は由々しき問題ですぞ」
「マザルカ国王陛下に上申して、正式に抗議させて貰うので覚悟しておけ!」
護衛や従者共々連行された商人達が吠えていたが、警備兵の怒声により黙らされる。
そこへブランウ全権代理が補佐官を従えてやって来た。
補佐官は連行してきた責任者に頷き、不満顔の男達に何故拘束されたのか伝えた。
「お待ち下さい! 私共はその様な事は・・・」
「判っている。だが、ヤマトやテレンザの商人に圧力を掛けている者がいるのも事実だ。タカツカ公爵様が、マザルカ国王にその者達の処罰を要求し、マザルカ国王も了承されたのだ」
「そんな馬鹿な!」
「我が国の国王陛下を、国王国王と不敬ではないのか!」
「国王陛下が・・・」
「好き勝手をしていた者達には、背後に居る貴族との繋がり等色々と喋ってもらう事になる。それ以外の者は此より帰国させるが、以後マザルカ国王の許可証がなくば、テレンザ、ヤマト、セナルカには入国できない。これ以上詳しい事は帰国してから聞け」
補佐官の言葉を聞いていた。拘束されている一団の顔色が悪くなっている。
彼等の前に立ったブラウンは厳しい顔で彼等と向き合う。
「お前達は、マザルカ国内では中々の豪商共の手先らしいな。主からどの様に命じられているのか、背後に居る貴族との繋がり等色々と喋ってもらうが、手間を掛けさせるなよ」
「お待ち下さい! このような事をして、マザルカ王国と戦でも起こす気ですか!」
「そうだ! マザルカ王国の国王陛下が黙って見ていると思っているのか!」
「ちっぽけな国が、転移魔法陣のお陰で少しばかり羽振りが良くなったからと・・・」
其処まで怒鳴ったところで、背後から蹴り飛ばされて黙らされる。
「お前達の名はマザルカ王国に伝えているので、本店もマザルカの官憲が踏み込んでいるはずだ。誰を頼りにしているのか知らないが、後ろ盾はいないと思え。私も忙しい身でお前達に時間を取られたくないのだ」
それだけ言って補佐官に頷く、補佐官が連行責任者に合図をする。
拘束されている者達が文字通り引き摺られていくと、残った者達がマザルカに送り返す為に別室へと案内される。
拘束されて連行された者達は、警備隊本部の地下牢に放り込まれて取り調べが始まったが、半日と耐えた者はなく調べはさくさくと進んだ。
なにせ火魔法使いがズラリと並び、こんがりと焼かれた後で治癒魔法使いが腕によりを掛けて治療してくれるのだから。
時に練習中の者も混じり、不完全な治療で痛みが収まらずに唸っていると、笑ってそのまま放置される。
* * * * * * * *
マザルカ国王は、ヤマト公国全権代理のブラウンより書類と共に送られて来た男達を見て溜息が漏れる。
書類には国内豪商達の1/3、六名の名と便宜を図る貴族の名が記されているが、公爵二名、侯爵二名、伯爵七名、子爵五名と第二妃だ。
此れ等を一気に処分すれば反乱が起きかねない。
もっと問題なのが、デリーゲン公爵家から側室として王宮に送り込まれたマリアンネ妃だ。
三カ国連合軍に敗北して以来、国政に口出しする頻度が増え王家を蔑ろにする言動も増えた。
ただ、転移魔法陣の有用性は理解している様で、転移魔法陣と通信筒転移魔法装置の設置には、自分の領地や配下を優先する様ごり押しをしている。
動きが不穏なので監視を強化しているが、それも限度がある。
先日のタカツカ公爵との一件で恐れを成したのだろう今は静かだが、それも何時までもつのやら。
「陛下、如何なさいますか?」
「商人共を拘束すれば、デリーゲン公爵が一番に乗り込んで来るだろう。控えの間に到着したと、報告が来た時点で近衛騎士を踏み込ませろ」
「宜しいのですか?」
「此処で甘い処置をすれば我が国は三カ国・・・ヤマトの支配下に落ちる。そうなれば王家も貴族もない。セナルカを見ろ、王家は消滅し膝を屈しなかった貴族は国を追われた。公爵拘束と同時に、マリアンネの宮殿にも近衛騎士を踏み込ませて軟禁、侯爵邸も騎士団を送り込んで制圧しろ」
「そうなると、ハインツ公爵の動きが問題ですが・・・」
「小心者のハインツは血筋を誇るだけの男だ。デリーゲンを真似ているが其れだけの男よ。デリーゲン公爵に対する扱いを見れば逃げ出すだろう。宰相としての腕を存分に振るえ」
「では、デリーゲン公爵が王城に到着と同時に、領地の館と王都に屋敷を強襲させましょう。後はベルマンス侯爵を押さえれば何とかなるでしょう」
「抜かるなよ、グリムセン」
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