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032 後始末
俺は黙ってアッシドの球体をジワジワと縮めていく〈お願いです、私の話を聞いて下さい。アキュラ様ぁぁ!〉
俺の知りたい事を喋るまでは、何時までも拷問が続く事を教える為に骨が折れ悲鳴を上げるまで締め付けてやる。
2,3度骨の折れる音が聞こえ、口から血を流して痙攣し始めたので(鑑定! 身体の状態)〔骨折多数,背骨骨折,胸に骨が突き立ち重傷〕
バリアを解除して崩れ落ちるアッシドに、怪我の回復ポーションを飲ませる。
然も最上級ポーションを振る舞うサービス付き。
顔色が戻ったアッシドが、ほっとした顔で俺を見る。
「どうだ、俺の作った怪我の回復ポーション、良く効くだろう。何度でも死の淵まで送ってやるよ、死なせないけどな」
にっこりと聖女の微笑みで、地獄の苦しみは此れからだと告げる。
次は簀巻きにして締め上げ、悲鳴を上げた所を狙って口の中にフレイムを落とす。
心臓麻痺を起こしても、全力の治癒魔法を使って死なせないから安心しろ。
但し、無理だったら諦めて貰うけど。
意外に早く喋り出したが、聞いてびっくり世間って狭い。
ヤラセンの里の長老ボルムと縁戚関係に在り、彼が俺の事を知らせてきたと言った。
ボルムの年齢は知らないが、アッシドも同じエルフ族で齢173才なら若造か。 アリューシュ神教の大教主に出世している身内に、聖女の情報を教えるくらいはするだろうな。
俺がヤラセンの里に現れてから、ずっと付け回されていたのは彼奴が元凶か。
治癒魔法を授かっていると喋った時点から、俺はアッシドか教会にかは知らないが目を付けられていた事になる。
俺の拉致に失敗し行方が判らなくなっていたのに、ポーションの効果が良すぎて騒ぎになり俺の居場所がばれたって事かな。
どうすべきか、他国に逃れても教会関係者に知られていては同じ事だろう。
教会の総本山アリューシュ神教国が知っていれば、公開捜査で安寧の地が無くなる恐れが在る。
エメンタイル王国と手を組むのも気が進まない。
ランゴットの命など、エメンタイル王家に取って大して価値は在るまい。
逆に俺がランゴットを殺せば、王族殺しを見逃す代わりにとなるのは間違いない。
アッシドに教会の裏事情を全て話させてから、対応を考える事にしたが、先ず俺の事を何処まで知っているのかを問いただす。
ボルムが俺の事を知らせてきたが、書簡には俺の身体的特徴と治癒魔法と結界魔法を授かっている事。
精霊の加護を受け多数の精霊を従えているが、伝承の迷い人に違いないと記されていたと。
何故そう推測されるかも詳しく書かれていたらしい。
それを受け、アッシドは大教主から教皇になるチャンスだと考え、教皇やアリューシュ神教国の教会総本部には連絡していないと言った。
今のところ、この現場にいる関係者にしか概要を伝えていない。
教主で精霊を見る事が出来る者にも、俺が精霊を従え治癒魔法が使えるらしいと伝えて、自分の指示に従えば大教主へ推挙する事を約束して使っていると話した。
用心深いのは良い事だ、ランゴットの様な脳天気な男には治癒魔法使いとしか話してなく、妻に娶れば王家での地位も上がると煽っていたと・・・
ただの治癒魔法使いでも聖女として送り込み、エメンタイル王家に楔を打ち込む。
優れた治癒魔法の使い手なら、精霊の巫女・聖女としてアリューシュ神教国に報告し、教皇への足がかりを掴む。
法話スキル,説得スキル,暗示話術スキルを使い、大教主まで上り詰めたがこれ以上は無理だった。
それが遠縁とは言え、暗示話術スキルを駆使して手駒にしていたボルムから朗報がもたらされた。
俺を捕らえランゴットに求婚させる寸前まで来て、と嘆きだした。
何故結界魔法しか仕えない小娘相手に、人生を賭けた夢が潰れるのかと本気で泣き出した時には、俺が悪いのかと一瞬思うほどだった。
危ない危ない、奴の暗示話術スキルは洗脳と暗示だ、のほほんと話を聞いていると洗脳され支配されそうだ。
壺や幸運を呼ぶ石とか浄水器を売れば、良い成績を残しただろうに残念だ、うん。
俺の事を詳しく知るボルムは捕まって犯罪奴隷、全てを知るアッシドは俺の手の内に在る。
残るは教会を使って俺の手配書を破棄させれば当分は安泰だ。
そうとなればやる事は一つ、教会関係者五人と離れた場所に居る従者の四人を残し残りは丸めて始末する。
オーク殿下と従者に護衛騎士10人の球体をマジックバッグに放り込み、アッシド達と向かい合う。
「どうだアッシド、未だまだ余裕が在るからお前も入るか?」
マジックバッグをポンポンと叩きながら尋ねると、必死で首を振っている。
「助けても良いが条件が有る。以後俺の命令には無条件で従う事。誓えるのなら助けてやろう」
五人とも口々に誓いますと必死に言い頷くので、馬車を用意させて王都のアリューシュ神教大神殿へ向かわせる事にした。
五人には首にリングを嵌め、離れていても何時でも絞め殺せると脅しておいたので従順だ。
バリアに籠もるランカン達に、明日一日バリアから出ない様に釘を刺しておく。
商家の娘の衣装に着替えて、大教主達が乗る馬車に同乗して門を出る。
貴族街を警備する兵士達も、オーク殿下と共に来た馬車が出て行く事に対し何の誰何もしない。
触らぬ神に祟り無し、厄介事が帰って行くのだからほっとしている事だろう。
・・・・・・
夕暮れ時に大神殿に到着すると、そのままアッシド大教主の執務室に向かい俺の捜索届を間違いだったと撤回させる。
代わりに黒髪に濃い藍色の瞳で龍人族とエルフのハーフで18才、身長165センチ位で少女に見える少年を探す様にと手配書を書かせる。
多分そんな奴は居ないと思うが、居たらゴメンねと謝っておく。
秘書の様な男が町娘姿でフードを深く被った俺をチラチラと見ているが、アッシドに睨まれて目を逸らす。
もう一つ、大教主アッシドの名前でレムリバード宰相宛の書簡を認めさせが、内容は俺が書く。
全ての準備が整うと教主を連れて大神殿を後にするが、大教主と従者の二人を大教主の執務室に集め、明日の朝まで誰もこの部屋から出るなと命令する。
教主と共に大教主の部屋を出る時には、教主が警備兵に明日の朝まで誰も部屋に入れるなと命令している。
部屋を出る寸前、三人の首に嵌めたリングを薄い板状に変えてから締め上げて消滅させる。
明日の朝には、血の海に三つの首が転がった死体が発見されるだろうが、原因不明の暗殺事件で迷宮入りだな。
乗ってきた馬車が待機する場所まで戻ると、教主と共に王城に向かわせる。
王城の衛兵に、教主が直々にアッシドからの書状を手渡して俺達は市場に向かう。
多くの露天が店じまいし、人通りの少なくなった場所で降ろしてもらい教主に礼を言ってお別れだ。
ほっとした顔の教主が驚愕に目を見開くが、血を噴出させながら崩れ落ちる。
御者には大神殿に戻る様に指示して背を向けるが、10歩も歩かぬうちに御者の首も絞めて首の骨を折りリングをキャンセルする。
馬車は何事も無く走り行くが、行き先は馬のみぞ知るってところかな。
此れにて一件落着、俺の秘密を知る者はいなくなった・・・多分。
・・・・・・
レムリバード宰相の元にアッシド大教主からの書状が届けられたが、受け取った宰相の顔は苦り切っている。
創造神アリューシュ様を女神と称える教会とは、一歩引いた関係。
何かと王家や王国への影響力を高めようと信者を使って工作してくる教会。
軍事力、力では太刀打ちできないが信者を使ってじわじわと工作してくるので、あくどい場合は工作員や教会関係者を秘密裏に始末して警告している。
最近はアッシド大教主がランゴット殿下に取り入り、何かと裏で工作しているが詳しい事が判らない。
今回はアキュラに与えた森に押し入り何やらしているが、王家としては如何なる干渉もしないと約束した地だ。
傍観するしか無いと思っていたら、アッシドから働きかけてきた。
嫌々書状を開いたが薄い書状には、「俺の地に押し入った者達を始末した。従者四人は無関係と認めるので明日正午、従者四人と馬車2台に馬10頭をと引き取りに来て欲しい」とだけ書かれている。
何度読んでもランゴット殿下の事もアッシドの事も書かれていない。
始末した・・・ランゴット殿下とアッシド大教主を殺したと言う事か。重大事項をさらりと書いて寄越すなと怒鳴りたいが、急ぎ陛下に報告しなければならない。
・・・・・・
「如何致しましょうか?」
書状を何度も読み返しては唸る国王に、痺れを切らして問いかける。
「何をだ?」
「何を・・・ランゴット殿下は王家の一員ですぞ、王族を殺したと堂々と知らせてきたのですぞ」
「レムリバード、他国の領地に無断で押し入ればどうなる」
「なれどあの場所は王都の貴族街の一角です! 王家は干渉しないと約束しましたが、王族の一員を害され黙っていては、エメンタイル王国の威信に関わります」
「この書状が何を意味するか、判らぬ訳でも有るまい」
「それは・・・」
「今、貴族街で騒ぎは起きているか?」
「いえ・・・何も連絡は来ておりません」
「なら、明日の正午に行って、静かに従者と馬車や馬を引き取ってこい。アリューシュ神教教団の大幹部、アッシド共々始末したと書かれているが教団の様子はどうだ」
「何の連絡も来ておりません」
「そう言う事だ、何も起きていない。あの娘の筋書き通りに動け。ランゴットは・・・予の密命を受けて王都を旅立った事にでもしておけ」
俺の知りたい事を喋るまでは、何時までも拷問が続く事を教える為に骨が折れ悲鳴を上げるまで締め付けてやる。
2,3度骨の折れる音が聞こえ、口から血を流して痙攣し始めたので(鑑定! 身体の状態)〔骨折多数,背骨骨折,胸に骨が突き立ち重傷〕
バリアを解除して崩れ落ちるアッシドに、怪我の回復ポーションを飲ませる。
然も最上級ポーションを振る舞うサービス付き。
顔色が戻ったアッシドが、ほっとした顔で俺を見る。
「どうだ、俺の作った怪我の回復ポーション、良く効くだろう。何度でも死の淵まで送ってやるよ、死なせないけどな」
にっこりと聖女の微笑みで、地獄の苦しみは此れからだと告げる。
次は簀巻きにして締め上げ、悲鳴を上げた所を狙って口の中にフレイムを落とす。
心臓麻痺を起こしても、全力の治癒魔法を使って死なせないから安心しろ。
但し、無理だったら諦めて貰うけど。
意外に早く喋り出したが、聞いてびっくり世間って狭い。
ヤラセンの里の長老ボルムと縁戚関係に在り、彼が俺の事を知らせてきたと言った。
ボルムの年齢は知らないが、アッシドも同じエルフ族で齢173才なら若造か。 アリューシュ神教の大教主に出世している身内に、聖女の情報を教えるくらいはするだろうな。
俺がヤラセンの里に現れてから、ずっと付け回されていたのは彼奴が元凶か。
治癒魔法を授かっていると喋った時点から、俺はアッシドか教会にかは知らないが目を付けられていた事になる。
俺の拉致に失敗し行方が判らなくなっていたのに、ポーションの効果が良すぎて騒ぎになり俺の居場所がばれたって事かな。
どうすべきか、他国に逃れても教会関係者に知られていては同じ事だろう。
教会の総本山アリューシュ神教国が知っていれば、公開捜査で安寧の地が無くなる恐れが在る。
エメンタイル王国と手を組むのも気が進まない。
ランゴットの命など、エメンタイル王家に取って大して価値は在るまい。
逆に俺がランゴットを殺せば、王族殺しを見逃す代わりにとなるのは間違いない。
アッシドに教会の裏事情を全て話させてから、対応を考える事にしたが、先ず俺の事を何処まで知っているのかを問いただす。
ボルムが俺の事を知らせてきたが、書簡には俺の身体的特徴と治癒魔法と結界魔法を授かっている事。
精霊の加護を受け多数の精霊を従えているが、伝承の迷い人に違いないと記されていたと。
何故そう推測されるかも詳しく書かれていたらしい。
それを受け、アッシドは大教主から教皇になるチャンスだと考え、教皇やアリューシュ神教国の教会総本部には連絡していないと言った。
今のところ、この現場にいる関係者にしか概要を伝えていない。
教主で精霊を見る事が出来る者にも、俺が精霊を従え治癒魔法が使えるらしいと伝えて、自分の指示に従えば大教主へ推挙する事を約束して使っていると話した。
用心深いのは良い事だ、ランゴットの様な脳天気な男には治癒魔法使いとしか話してなく、妻に娶れば王家での地位も上がると煽っていたと・・・
ただの治癒魔法使いでも聖女として送り込み、エメンタイル王家に楔を打ち込む。
優れた治癒魔法の使い手なら、精霊の巫女・聖女としてアリューシュ神教国に報告し、教皇への足がかりを掴む。
法話スキル,説得スキル,暗示話術スキルを使い、大教主まで上り詰めたがこれ以上は無理だった。
それが遠縁とは言え、暗示話術スキルを駆使して手駒にしていたボルムから朗報がもたらされた。
俺を捕らえランゴットに求婚させる寸前まで来て、と嘆きだした。
何故結界魔法しか仕えない小娘相手に、人生を賭けた夢が潰れるのかと本気で泣き出した時には、俺が悪いのかと一瞬思うほどだった。
危ない危ない、奴の暗示話術スキルは洗脳と暗示だ、のほほんと話を聞いていると洗脳され支配されそうだ。
壺や幸運を呼ぶ石とか浄水器を売れば、良い成績を残しただろうに残念だ、うん。
俺の事を詳しく知るボルムは捕まって犯罪奴隷、全てを知るアッシドは俺の手の内に在る。
残るは教会を使って俺の手配書を破棄させれば当分は安泰だ。
そうとなればやる事は一つ、教会関係者五人と離れた場所に居る従者の四人を残し残りは丸めて始末する。
オーク殿下と従者に護衛騎士10人の球体をマジックバッグに放り込み、アッシド達と向かい合う。
「どうだアッシド、未だまだ余裕が在るからお前も入るか?」
マジックバッグをポンポンと叩きながら尋ねると、必死で首を振っている。
「助けても良いが条件が有る。以後俺の命令には無条件で従う事。誓えるのなら助けてやろう」
五人とも口々に誓いますと必死に言い頷くので、馬車を用意させて王都のアリューシュ神教大神殿へ向かわせる事にした。
五人には首にリングを嵌め、離れていても何時でも絞め殺せると脅しておいたので従順だ。
バリアに籠もるランカン達に、明日一日バリアから出ない様に釘を刺しておく。
商家の娘の衣装に着替えて、大教主達が乗る馬車に同乗して門を出る。
貴族街を警備する兵士達も、オーク殿下と共に来た馬車が出て行く事に対し何の誰何もしない。
触らぬ神に祟り無し、厄介事が帰って行くのだからほっとしている事だろう。
・・・・・・
夕暮れ時に大神殿に到着すると、そのままアッシド大教主の執務室に向かい俺の捜索届を間違いだったと撤回させる。
代わりに黒髪に濃い藍色の瞳で龍人族とエルフのハーフで18才、身長165センチ位で少女に見える少年を探す様にと手配書を書かせる。
多分そんな奴は居ないと思うが、居たらゴメンねと謝っておく。
秘書の様な男が町娘姿でフードを深く被った俺をチラチラと見ているが、アッシドに睨まれて目を逸らす。
もう一つ、大教主アッシドの名前でレムリバード宰相宛の書簡を認めさせが、内容は俺が書く。
全ての準備が整うと教主を連れて大神殿を後にするが、大教主と従者の二人を大教主の執務室に集め、明日の朝まで誰もこの部屋から出るなと命令する。
教主と共に大教主の部屋を出る時には、教主が警備兵に明日の朝まで誰も部屋に入れるなと命令している。
部屋を出る寸前、三人の首に嵌めたリングを薄い板状に変えてから締め上げて消滅させる。
明日の朝には、血の海に三つの首が転がった死体が発見されるだろうが、原因不明の暗殺事件で迷宮入りだな。
乗ってきた馬車が待機する場所まで戻ると、教主と共に王城に向かわせる。
王城の衛兵に、教主が直々にアッシドからの書状を手渡して俺達は市場に向かう。
多くの露天が店じまいし、人通りの少なくなった場所で降ろしてもらい教主に礼を言ってお別れだ。
ほっとした顔の教主が驚愕に目を見開くが、血を噴出させながら崩れ落ちる。
御者には大神殿に戻る様に指示して背を向けるが、10歩も歩かぬうちに御者の首も絞めて首の骨を折りリングをキャンセルする。
馬車は何事も無く走り行くが、行き先は馬のみぞ知るってところかな。
此れにて一件落着、俺の秘密を知る者はいなくなった・・・多分。
・・・・・・
レムリバード宰相の元にアッシド大教主からの書状が届けられたが、受け取った宰相の顔は苦り切っている。
創造神アリューシュ様を女神と称える教会とは、一歩引いた関係。
何かと王家や王国への影響力を高めようと信者を使って工作してくる教会。
軍事力、力では太刀打ちできないが信者を使ってじわじわと工作してくるので、あくどい場合は工作員や教会関係者を秘密裏に始末して警告している。
最近はアッシド大教主がランゴット殿下に取り入り、何かと裏で工作しているが詳しい事が判らない。
今回はアキュラに与えた森に押し入り何やらしているが、王家としては如何なる干渉もしないと約束した地だ。
傍観するしか無いと思っていたら、アッシドから働きかけてきた。
嫌々書状を開いたが薄い書状には、「俺の地に押し入った者達を始末した。従者四人は無関係と認めるので明日正午、従者四人と馬車2台に馬10頭をと引き取りに来て欲しい」とだけ書かれている。
何度読んでもランゴット殿下の事もアッシドの事も書かれていない。
始末した・・・ランゴット殿下とアッシド大教主を殺したと言う事か。重大事項をさらりと書いて寄越すなと怒鳴りたいが、急ぎ陛下に報告しなければならない。
・・・・・・
「如何致しましょうか?」
書状を何度も読み返しては唸る国王に、痺れを切らして問いかける。
「何をだ?」
「何を・・・ランゴット殿下は王家の一員ですぞ、王族を殺したと堂々と知らせてきたのですぞ」
「レムリバード、他国の領地に無断で押し入ればどうなる」
「なれどあの場所は王都の貴族街の一角です! 王家は干渉しないと約束しましたが、王族の一員を害され黙っていては、エメンタイル王国の威信に関わります」
「この書状が何を意味するか、判らぬ訳でも有るまい」
「それは・・・」
「今、貴族街で騒ぎは起きているか?」
「いえ・・・何も連絡は来ておりません」
「なら、明日の正午に行って、静かに従者と馬車や馬を引き取ってこい。アリューシュ神教教団の大幹部、アッシド共々始末したと書かれているが教団の様子はどうだ」
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