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1章 星の海で遊ばせて
寄り添う二羽(1)
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祝日明けの火曜日。柚子が学校を休んだ。
一時間目の授業が終わると、紗枝はそのことで、クラスの生徒たちから質問を受けた。紗枝は、柚子から、体調不良で今日は休むという旨の連絡を受けていたので、風邪ひいたみたいよ、と皆にはそう伝えた。しかし実際の所は、たぶん、単純な風邪ではないと紗枝は思っていた。
紗枝は、柚子の恋が上手くいっていないことを知っている。花火大会のあと、私の家に泊まる約束をドタキャンして、そのことで、後から随分謝られた。その時に、水上との関係はどうなのかと軽く聞いた。すると柚子は、具体的なことは言わず、あんまり上手くいってない、ということだけを、曖昧に教えてくれた。学校が始まった後も、どうにも元気が無かった。そして先週の金曜日、柚子は「水上君と話してくる」と、何やら覚悟を決めたような顔でそう告げて、教室を出ていった。
気になったので一昨日――日曜日に電話をかけたら、風邪声の柚子が出た。ちょっと風邪ひいちゃって、と言っていた。水上と話せたのかを聞くと、「完璧に嫌われちゃったかもなんだよね」と言って、弱弱しく笑っていた。具体的なことは、その時も何も教えてくれなかった。
昨日――月曜日もラインをすると、風邪はまだ治っていないと返ってきた。
そして今日の朝、『風邪治った?』とメッセージを入れてみると、『大丈夫! 心配かけてごめんね。でもちょっと、今日は休むね』と返事が来た。『わかった、お大事にね。何かあったら言うんだぞ(返事不要!)』と入れると、既読が付いた。そして、今に至るというわけだ。
すでに授業は流れて、六時間目もさっき終わった。部活に行く生徒、図書館に行く生徒、学習ルームに行く生徒に交じって、私は、CL棟に来ていた。一階の一番隅にある部室――文芸部に用があった。
コンコン、と扉に強めのノックをする。
「はい」
「水上? 私、多田だけど」
「あ、はい、どうぞ」
短いやり取りのあと、紗枝は扉を開けて部室に入った。部室で詩乃は、デスクチェアーに座り、これから完成した短編の校正作業をしようと、ワープロソフトを立ち上げたところだった。
突然の紗枝の来訪に、詩乃は、思わず立ち上がってしまう。何か、悪いことをしただろうかと、慌てて思い返す。心当たりの思いつかない間に、部屋に、紗枝が入ってきた。
「ふーん、ここが文芸部」
「何か、あった?」
詩乃は、パイプ椅子に座りながら、紗枝に聞いた。
紗枝はじいっと詩乃を見て、それから、自分も空いているもう一つのパイプ椅子に腰を下ろした。
「この間、何かあった?」
紗枝の質問に、詩乃はドキリとしてしまう。
別に何もやましいことはしていないはずの詩乃だったが、今は、どういうわけか、体が強張ってしまっている。一体自分に、何の用だろうか。
「この間って……?」
「柚子と、何か話したんじゃないの?」
詩乃はそう言われてから少し考え、先週の金曜日、柚子とその元カレと自称する男子が部室にやってきたのを思い出した。しかし詩乃の中では、それはもう終わった話で、特にあの時に起こった事やなされた会話は、もう気にしていなかった。言いたいことが言えて、すっきりしたくらいだ。
「話したよ」
「何か言われた?」
金曜日、柚子は水上に告白したんじゃないだろうかと紗枝は読んでいた。あるいは、告白したのは夏祭りの日で、その返事を聞いたのが先週の金曜日だった、か。
「何かって……」
「……」
告白されなかったか、とかそんなことは、紗枝は決して聞けなかった。もし違っていたら、取り返しがつかない。
「……多田さん、新見さんのことを聞きに来たの?」
「柚子今日、風邪だって」
「うん」
「知ってた?」
「多田さんが言ってるの聞いた」
紗枝は、詩乃への接し方の態度を決めかねていた。柚子を傷つけたなら許せないから敵対するが、同じ傷つけるにしても、事情と場合によっては、敵意を示す必要はない。果たしてどっちだろうかと、紗枝はじろっと、詩乃を注意深く観察した。しかしその紗枝の視線は、詩乃にとっては不愉快だった。最初は紗枝に恐怖心を抱いていた詩乃も、紗枝の来た目的がわかると、もう怖さも感じなかった。
「何が知りたいの?」
単刀直入に、詩乃が質問した。
紗枝はじっと詩乃を見据えながら、口を開いた。
「柚子に、何を言ったのか、聞きたくて」
「なんで教えなきゃいけないの」
あれ、と紗枝は眉をひそめた。こっちがどう出ようか決めていないうちに、なぜか、水上の方は私に敵意を向けてきている。でもそれは困る。水上からは、ちゃんと事情を聞きださないといけない。
「何よ、そんなに怒らなくたっていいじゃない」
「怒ってないけど……」
詩乃はいったん言葉を止めてから続けた。
「会話を全部覚えてるわけじゃないし、言いたくないこともある」
「それは、わかるんだけどさ……」
もう少し柔らかい言い方はできないのかと、紗枝は思った。
「……柚子も、私に全部話してくれるわけじゃないし」
ぽつりと、紗枝が言う。
その言葉を詩乃はしっかり拾った。これは本音だと、詩乃にはわかった。詩乃も、柚子と紗枝が、仲が良いのはよく知っていた。色々なグループに所属する新見さんも、多田さんの前では少し違う。少し、甘えたような口調になる。詩乃は、自分にはそういう友達がいるわけではなかったが、だからといって、二人の関係が理解できないほど人情のわからない人間でもなかった。
「友達だから、話せない事もあるでしょ」
詩乃は、そう投げかけてみた。
「……それって、例えばどんなこと?」
「気を遣わせること、嫌われること、恥ずかしいこと……とかね、そういうのは、言わないんじゃない」
そんなこと、わかってるわよと、紗枝は唇を結んだ。聞きに来たのは、柚子の事だ。だけどその裏には、柚子が、悩んでいることを話してくれない寂しさもある。
柚子は誰とでも仲が良い。それなのに今日、紗枝は思い知った。皆、柚子の風邪のことを私に聞きに来た。柚子は、嫌われて敬遠されているわけじゃない。たぶんその逆で、皆、柚子に気を使いすぎている。なぜなら柚子が、同性から見ても、高嶺の花のような存在だからだ。嫉妬を抱く、抱かれる関係というのは、ある意味では、健全なのかもしれない。柚子の場合は、皆、女として柚子には勝てないのを知っているから、戦うことになるかもしれない危険な関係性より、群れのボスに柚子を据え置いてしまっている。
だからきっと、本当の所では、柚子は孤独なのだ。非の打ち所のない、とびきり可愛い女の子。柚子は、やっぱりそのことを、ある程度はちゃんと自覚していたんだ。だから、異性にも同性にも、一線を敷いている。柚子が川野と付き合いはじめたとき、クラスの女子たちは、ほっとしていた気がする。今思えば柚子は、その雰囲気を感じて、安心していたような、そんな気配があった。あれは私の考えすぎかと思ったけど、今ならわかる。柚子は、争いたくないのだ。だから去年川野と付き合った。だから今も、親しい友人を作ろうとしない。
そして私にも本当の所を教えてくれないのは、私が女だからだ。
「水上、柚子の事嫌い?」
「……嫌いじゃないよ」
「振ったの……?」
「ええ!?」
突然何を言うのだと、詩乃は驚いた。
「……振ってないの?」
「振るも何も、新見さんが好きなのは、自分じゃないよ」
は? と紗枝はじと目になる。
しかし、水上が嘘をついているようには見えない。ということは、柚子は、まだ告白もしていないし、振られてもいない。というかそもそも、柚子の気持ちは、水上に伝わっていないようだ。――いや、それならどうして、水上と「上手くいっていない」なんて言ったのだろうか。今日の柚子の欠席は、水上との関係が原因だと思っていたが、まさか、全部自分の早とちりだったということだろうか。だとしたらこれは、ものすごく恥ずかしい。
「――水上さ、なんでそう、思うの?」
「なんでって……それよりも、新見さんの元カレって、何者なの? 川野、だっけ」
「――っ!?」
詩乃の口からその人物の名前が出てくると思っていなかった紗枝は、驚いてしまった。色々な悪い予感が頭の中に浮かぶ。その中の一つがあの花火の日だ。茶ノ原高校のダンス発表に川野が来ていた。あの時は捨て置いたが、確かにあの瞬間、何か嫌なものを感じたのだ。
「川野と、何か、あった……?」
恐る恐る、紗枝がたずねる。
もうここまで来たら話そうかと、詩乃の口も軽くなった。
一時間目の授業が終わると、紗枝はそのことで、クラスの生徒たちから質問を受けた。紗枝は、柚子から、体調不良で今日は休むという旨の連絡を受けていたので、風邪ひいたみたいよ、と皆にはそう伝えた。しかし実際の所は、たぶん、単純な風邪ではないと紗枝は思っていた。
紗枝は、柚子の恋が上手くいっていないことを知っている。花火大会のあと、私の家に泊まる約束をドタキャンして、そのことで、後から随分謝られた。その時に、水上との関係はどうなのかと軽く聞いた。すると柚子は、具体的なことは言わず、あんまり上手くいってない、ということだけを、曖昧に教えてくれた。学校が始まった後も、どうにも元気が無かった。そして先週の金曜日、柚子は「水上君と話してくる」と、何やら覚悟を決めたような顔でそう告げて、教室を出ていった。
気になったので一昨日――日曜日に電話をかけたら、風邪声の柚子が出た。ちょっと風邪ひいちゃって、と言っていた。水上と話せたのかを聞くと、「完璧に嫌われちゃったかもなんだよね」と言って、弱弱しく笑っていた。具体的なことは、その時も何も教えてくれなかった。
昨日――月曜日もラインをすると、風邪はまだ治っていないと返ってきた。
そして今日の朝、『風邪治った?』とメッセージを入れてみると、『大丈夫! 心配かけてごめんね。でもちょっと、今日は休むね』と返事が来た。『わかった、お大事にね。何かあったら言うんだぞ(返事不要!)』と入れると、既読が付いた。そして、今に至るというわけだ。
すでに授業は流れて、六時間目もさっき終わった。部活に行く生徒、図書館に行く生徒、学習ルームに行く生徒に交じって、私は、CL棟に来ていた。一階の一番隅にある部室――文芸部に用があった。
コンコン、と扉に強めのノックをする。
「はい」
「水上? 私、多田だけど」
「あ、はい、どうぞ」
短いやり取りのあと、紗枝は扉を開けて部室に入った。部室で詩乃は、デスクチェアーに座り、これから完成した短編の校正作業をしようと、ワープロソフトを立ち上げたところだった。
突然の紗枝の来訪に、詩乃は、思わず立ち上がってしまう。何か、悪いことをしただろうかと、慌てて思い返す。心当たりの思いつかない間に、部屋に、紗枝が入ってきた。
「ふーん、ここが文芸部」
「何か、あった?」
詩乃は、パイプ椅子に座りながら、紗枝に聞いた。
紗枝はじいっと詩乃を見て、それから、自分も空いているもう一つのパイプ椅子に腰を下ろした。
「この間、何かあった?」
紗枝の質問に、詩乃はドキリとしてしまう。
別に何もやましいことはしていないはずの詩乃だったが、今は、どういうわけか、体が強張ってしまっている。一体自分に、何の用だろうか。
「この間って……?」
「柚子と、何か話したんじゃないの?」
詩乃はそう言われてから少し考え、先週の金曜日、柚子とその元カレと自称する男子が部室にやってきたのを思い出した。しかし詩乃の中では、それはもう終わった話で、特にあの時に起こった事やなされた会話は、もう気にしていなかった。言いたいことが言えて、すっきりしたくらいだ。
「話したよ」
「何か言われた?」
金曜日、柚子は水上に告白したんじゃないだろうかと紗枝は読んでいた。あるいは、告白したのは夏祭りの日で、その返事を聞いたのが先週の金曜日だった、か。
「何かって……」
「……」
告白されなかったか、とかそんなことは、紗枝は決して聞けなかった。もし違っていたら、取り返しがつかない。
「……多田さん、新見さんのことを聞きに来たの?」
「柚子今日、風邪だって」
「うん」
「知ってた?」
「多田さんが言ってるの聞いた」
紗枝は、詩乃への接し方の態度を決めかねていた。柚子を傷つけたなら許せないから敵対するが、同じ傷つけるにしても、事情と場合によっては、敵意を示す必要はない。果たしてどっちだろうかと、紗枝はじろっと、詩乃を注意深く観察した。しかしその紗枝の視線は、詩乃にとっては不愉快だった。最初は紗枝に恐怖心を抱いていた詩乃も、紗枝の来た目的がわかると、もう怖さも感じなかった。
「何が知りたいの?」
単刀直入に、詩乃が質問した。
紗枝はじっと詩乃を見据えながら、口を開いた。
「柚子に、何を言ったのか、聞きたくて」
「なんで教えなきゃいけないの」
あれ、と紗枝は眉をひそめた。こっちがどう出ようか決めていないうちに、なぜか、水上の方は私に敵意を向けてきている。でもそれは困る。水上からは、ちゃんと事情を聞きださないといけない。
「何よ、そんなに怒らなくたっていいじゃない」
「怒ってないけど……」
詩乃はいったん言葉を止めてから続けた。
「会話を全部覚えてるわけじゃないし、言いたくないこともある」
「それは、わかるんだけどさ……」
もう少し柔らかい言い方はできないのかと、紗枝は思った。
「……柚子も、私に全部話してくれるわけじゃないし」
ぽつりと、紗枝が言う。
その言葉を詩乃はしっかり拾った。これは本音だと、詩乃にはわかった。詩乃も、柚子と紗枝が、仲が良いのはよく知っていた。色々なグループに所属する新見さんも、多田さんの前では少し違う。少し、甘えたような口調になる。詩乃は、自分にはそういう友達がいるわけではなかったが、だからといって、二人の関係が理解できないほど人情のわからない人間でもなかった。
「友達だから、話せない事もあるでしょ」
詩乃は、そう投げかけてみた。
「……それって、例えばどんなこと?」
「気を遣わせること、嫌われること、恥ずかしいこと……とかね、そういうのは、言わないんじゃない」
そんなこと、わかってるわよと、紗枝は唇を結んだ。聞きに来たのは、柚子の事だ。だけどその裏には、柚子が、悩んでいることを話してくれない寂しさもある。
柚子は誰とでも仲が良い。それなのに今日、紗枝は思い知った。皆、柚子の風邪のことを私に聞きに来た。柚子は、嫌われて敬遠されているわけじゃない。たぶんその逆で、皆、柚子に気を使いすぎている。なぜなら柚子が、同性から見ても、高嶺の花のような存在だからだ。嫉妬を抱く、抱かれる関係というのは、ある意味では、健全なのかもしれない。柚子の場合は、皆、女として柚子には勝てないのを知っているから、戦うことになるかもしれない危険な関係性より、群れのボスに柚子を据え置いてしまっている。
だからきっと、本当の所では、柚子は孤独なのだ。非の打ち所のない、とびきり可愛い女の子。柚子は、やっぱりそのことを、ある程度はちゃんと自覚していたんだ。だから、異性にも同性にも、一線を敷いている。柚子が川野と付き合いはじめたとき、クラスの女子たちは、ほっとしていた気がする。今思えば柚子は、その雰囲気を感じて、安心していたような、そんな気配があった。あれは私の考えすぎかと思ったけど、今ならわかる。柚子は、争いたくないのだ。だから去年川野と付き合った。だから今も、親しい友人を作ろうとしない。
そして私にも本当の所を教えてくれないのは、私が女だからだ。
「水上、柚子の事嫌い?」
「……嫌いじゃないよ」
「振ったの……?」
「ええ!?」
突然何を言うのだと、詩乃は驚いた。
「……振ってないの?」
「振るも何も、新見さんが好きなのは、自分じゃないよ」
は? と紗枝はじと目になる。
しかし、水上が嘘をついているようには見えない。ということは、柚子は、まだ告白もしていないし、振られてもいない。というかそもそも、柚子の気持ちは、水上に伝わっていないようだ。――いや、それならどうして、水上と「上手くいっていない」なんて言ったのだろうか。今日の柚子の欠席は、水上との関係が原因だと思っていたが、まさか、全部自分の早とちりだったということだろうか。だとしたらこれは、ものすごく恥ずかしい。
「――水上さ、なんでそう、思うの?」
「なんでって……それよりも、新見さんの元カレって、何者なの? 川野、だっけ」
「――っ!?」
詩乃の口からその人物の名前が出てくると思っていなかった紗枝は、驚いてしまった。色々な悪い予感が頭の中に浮かぶ。その中の一つがあの花火の日だ。茶ノ原高校のダンス発表に川野が来ていた。あの時は捨て置いたが、確かにあの瞬間、何か嫌なものを感じたのだ。
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