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~幕間1~
第22話 テンプレチートスキル【異世界電子通販】と飛鳥の欲しかった物の件
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クロエに今晩の夕飯の献立をどうするか提案したが、ここは飛鳥を交えて話し合ったほうがいいと思い直し、クロエに俺は謝って飛鳥を交えて献立を決めることを話したら、クロエは
『そうじゃのう』
と苦笑いを返してきた。何故だ? 解せぬ。
そして、俺は【竜人化】を解除してクロエと沸いたお湯の入ったケトルと【異世界電子通販】で買った茶菓子を別々の皿に煎餅、みたらし団子、餡子団子を盛って飛鳥のいるリビングへクロエと移動した。
■
「優さん、ありがとうございました」
飛鳥は俺が持っていたソーラーパネル付きバッテリーチャージャーによって、自分のMyPhoneの復活したことに関して改めて俺に礼を述べ、先ほど涙を流したことをはにかんだ。
「どういたしまして。それで、MyPhoneの動作に異常はないか?」
「はい。動作に問題はないみたいです。もっとも、電波がないこの世界では通話もネット通信もできませんから、既存のカメラアプリなどを活用するしかありませんね」
俺の問いかけに答え、一部のアプリしか使えない現状に飛鳥は苦笑いを浮かべた。
「もしかしたら、なんとかなるかもしれない」
「え?」
「もっとも、この世界内でネット通信ができるかもしれないという話だ」
あくまで可能性の話だが、俺のURスキルの【想技創造】と【異世界電子通販LV10】で購入できる物を組み合わせればこの世界でのネット通信ができるかもしれない。
「まぁ、遥か未来の可能性の話は今は置いておいて、直近の問題、今晩の夕飯の献立を決めよう。言うだけならタダだから、とりあえずなにか食べ料理はあるか?」
不確定過ぎる話は建設的ではないので、俺は直面する生きる為に必須の問題を提起した。
「……ごめんなさい。お肉以外であればなんでも構いません」
本当に申し訳なさそうにそう言う飛鳥。あのグロ画像がまだ目に焼きついているなら無理もないか。
しかし、同時になんでもいいですと言う答えは世の主婦(主夫)達を悩ませるテンプレでもある。
「じゃあ、今夜はお好み焼きにするか」
俺は肉は大丈夫だから自分用に豚玉を作るか、キャベツメインでイカ、エビは必須。あと、うどんも入れるか。モダン焼きを作るのも捨てがたい。
『ん? お好み焼きとはどんな料理なんじゃ?』
茶菓子をテーブルに載せて、人数分の緑茶の用意を終え、大好物のあんぱんを満面の笑みで頬張っていたクロエが緑茶で口の中のあんぱんを流し込んで、興味津々に訊いてきた。
「お好み焼きは……はい、これだ」
俺は愛用のMyPadを操作して、表示したレシピをクロエに見せた。
俺は自分の愛用のMyPadには電子書籍と電子辞書、愛蔵漫画に、料理のレシピを多数入れてある。
『おお、おお~なるほど、これかぁ!』
写真と動画付きレシピを見て喜ぶクロエ。
以前、クロエにレシピを見せながら、炒飯を作って一緒に食べて以来、彼女は向こうの世界の料理に多大な興味を示して、MyPadのレシピを参照しながら料理することにはまっている。
調味料が高価で入手が難しいのはもとより、俺が知る限り、オディオ王国の料理の調理法が焼く(ステーキ)と煮る(スープ)だけだからねぇ……。他の国はもっと食文化が進んでいるのかもしれないので、やはりさっさとこの国で出るか。
喜々としてクロエが俺から渡された俺のMyPadを操作してレシピを閲覧しているのを飛鳥は微笑ましそうに眺めている。
「飛鳥は夕飯はお好み焼きでいいか?」
「はい。でも、食材はどうするのですか? これから町に買い物にでかけるのですか?」
笑顔で同意して頷く飛鳥は当然の疑問をあげる。
「ああ、食材は買いに行く必要はない。この場に届くから」
「え?」
俺の返答に驚きの声をあげる飛鳥に、俺はスキルの【異世界電子通販】を起動して、設定画面で飛鳥の閲覧許可を有効にして彼女にその画面を見せた。
「俺のもつURスキルの1つ。こちらの通貨を入れて換金することで俺達が生活していた向こうの世界の商品を購入できる【異世界電子通販】だ」
「……すごいですね」
驚きと感嘆の声を飛鳥はあげた。
「今まで黙っていたのはオディオ王国の連中に悪用されるのを避けるためだったんだ……理由は分かるだろ?」
「そうですね。アリシア王女達がこれを知ったなら、優さんが酷使されかねませんね」
飛鳥は俺が彼女に黙っていた理由に理解を示してくれた。
「このスキルは商品を購入して、規定の金額まで商品を購入することでレベルが上がり、購入できる商品の種類が広がる仕様のスキルだ」
そう言って、俺は表示されているタッチパネルを操作して、目当ての商品をカートに入れて、購入画面に移り、確認画面確定を押し、飛鳥に実演する。
受付完了画面表示後にホーム画面に戻って数秒後、「発送完了」表示が出るとともにダンボール箱が出現。
開梱して、発注した明◯アーモンドチョコを開封して、両目を輝かせている飛鳥に好きな数を手にとって食べていいことを告げると、飛鳥は3粒手に取って、1粒ずつ口に運び、
「……」
飛鳥は両目を瞑って味わっていた。
俺はMyPad のレシピに夢中になっているクロエにも声をかけたが、反応が返ってこなかったので、俺は彼女の口にチョコを1粒取って放り込んだ。
『おお、これも餡子とは違った甘さで美味じゃのう。ご主人、感謝じゃ。もう1粒たもう」
バリバリとアーモンドを咀嚼しながらクロエは笑顔でそう言った。
「それで、このスキルの欠点なんだが……」
「え? このスキルに欠点があるのですか?」
信じられないと驚きの表情を浮かべる飛鳥。
『ああ、あのことかの。我は気にせぬが、確かにあれは人によっては欠点と言えば欠点じゃのう』
俺の言葉に既に何度もこのスキルの恩恵を受けているクロエはMyPadを置いて、こちらを向いて納得の声を上げて頷く。
「このスキルの欠点は俺が許可すれば他の人も画面を見ることはできるけれども、購入の操作は俺しかできないんだ」
さっき目の前で操作したから、飛鳥は納得して頷いているが、俺が言いたいことにはまだ辿り着けない様子だった。
「このスキルは画面に表示されているものだったら、資金がある限り、それこそ購入に制限はない」
『男のご主人でもこの服の様に女物の服は購入可能じゃ』
そう俺の言葉を引継ぎ、クロエは席を立って、その場でターンする。彼女が着ているメイド服のロングスカートが動きに従い、クロエの綺麗な銀髪と共に靡く。
「! もしかして!?」
どうやら飛鳥は答えに辿り着けた様だ。
「今後の飛鳥と俺の関係とお互いの快適な生活のために敢えてこれから直球で言わせてもらう。予め断っておくが、俺にセクハラの意図は誓ってないぞ」
「……わかりました」
真面目な顔で飛鳥が頷くのを確認して、
「【異世界電子通販】スキルであれば俺達が暮らしていた世界の衣服も購入できる」
これはクロエが着ているメイド服という実例があるので言わずとも分かるだろう。
「女性用の下着も例外ではない。だが、購入するには俺が操作しなければならない。必然的に購入する物は俺の目に入る。ああ、ちなみに目を瞑って確認画面の確定ボタンを押す実験は実施済みで、結果は”エラー”になった」
俺の言葉に飛鳥は頷いている。
「さて、飛鳥はこの世界の下着を今後も使用し続けるのか、それとも、これからは俺のスキルで元世界のモノを購入して使うのか、この場で保留しても結果は変わらないから、今決めてくれ」
俺が言いきると、飛鳥の顔は俺の意図を正しく解釈したのか、一瞬でボッと煙と火が出ると思えるほど真っ赤に染まった。
ですよね。我ながら、思春期の女子になんて羞恥プレイだよと思わず自分にツッコミたくなる。
『んん? 飛鳥は何を恥ずかしがっておるのじゃ? 我は別に買うときにご主人に見てもらっても構わぬぞ? たかが布切れではないか??』
クロエさん、そういう問題ではないのですよ。これは人間女性、特に飛鳥の様な思春期の女子にとっては非常にセンシティブで、バリケードじゃなかった、デリケートな問題なんだ。
向こうの世界の公衆の面前でやったら、おそらく俺は軽く死ねる。いや、飛鳥の両親と兄弟と彼女のファンに殺されるだろうな。
「私は……」
そして、結論を出した飛鳥が口を開いた。
結果として、飛鳥は【異世界電子通販】で向こうの世界の下着を購入することを決めた。
こちらの世界の下着の質は悪く、ブラもどきはあるものの、飛鳥の成長を続けている美巨乳には不足で、サイズも合うものがなく、飛鳥がこの世界に召喚されたときに身につけていたものはキツくなってしまっているそうだ。
意図せず、これまで凛々しい顔が多かった飛鳥の耳まで赤く羞恥に染まった顔をしながら答えた姿は不謹慎ながら、とても可愛らしかった。ごちそうさまです。
『そうじゃのう』
と苦笑いを返してきた。何故だ? 解せぬ。
そして、俺は【竜人化】を解除してクロエと沸いたお湯の入ったケトルと【異世界電子通販】で買った茶菓子を別々の皿に煎餅、みたらし団子、餡子団子を盛って飛鳥のいるリビングへクロエと移動した。
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「優さん、ありがとうございました」
飛鳥は俺が持っていたソーラーパネル付きバッテリーチャージャーによって、自分のMyPhoneの復活したことに関して改めて俺に礼を述べ、先ほど涙を流したことをはにかんだ。
「どういたしまして。それで、MyPhoneの動作に異常はないか?」
「はい。動作に問題はないみたいです。もっとも、電波がないこの世界では通話もネット通信もできませんから、既存のカメラアプリなどを活用するしかありませんね」
俺の問いかけに答え、一部のアプリしか使えない現状に飛鳥は苦笑いを浮かべた。
「もしかしたら、なんとかなるかもしれない」
「え?」
「もっとも、この世界内でネット通信ができるかもしれないという話だ」
あくまで可能性の話だが、俺のURスキルの【想技創造】と【異世界電子通販LV10】で購入できる物を組み合わせればこの世界でのネット通信ができるかもしれない。
「まぁ、遥か未来の可能性の話は今は置いておいて、直近の問題、今晩の夕飯の献立を決めよう。言うだけならタダだから、とりあえずなにか食べ料理はあるか?」
不確定過ぎる話は建設的ではないので、俺は直面する生きる為に必須の問題を提起した。
「……ごめんなさい。お肉以外であればなんでも構いません」
本当に申し訳なさそうにそう言う飛鳥。あのグロ画像がまだ目に焼きついているなら無理もないか。
しかし、同時になんでもいいですと言う答えは世の主婦(主夫)達を悩ませるテンプレでもある。
「じゃあ、今夜はお好み焼きにするか」
俺は肉は大丈夫だから自分用に豚玉を作るか、キャベツメインでイカ、エビは必須。あと、うどんも入れるか。モダン焼きを作るのも捨てがたい。
『ん? お好み焼きとはどんな料理なんじゃ?』
茶菓子をテーブルに載せて、人数分の緑茶の用意を終え、大好物のあんぱんを満面の笑みで頬張っていたクロエが緑茶で口の中のあんぱんを流し込んで、興味津々に訊いてきた。
「お好み焼きは……はい、これだ」
俺は愛用のMyPadを操作して、表示したレシピをクロエに見せた。
俺は自分の愛用のMyPadには電子書籍と電子辞書、愛蔵漫画に、料理のレシピを多数入れてある。
『おお、おお~なるほど、これかぁ!』
写真と動画付きレシピを見て喜ぶクロエ。
以前、クロエにレシピを見せながら、炒飯を作って一緒に食べて以来、彼女は向こうの世界の料理に多大な興味を示して、MyPadのレシピを参照しながら料理することにはまっている。
調味料が高価で入手が難しいのはもとより、俺が知る限り、オディオ王国の料理の調理法が焼く(ステーキ)と煮る(スープ)だけだからねぇ……。他の国はもっと食文化が進んでいるのかもしれないので、やはりさっさとこの国で出るか。
喜々としてクロエが俺から渡された俺のMyPadを操作してレシピを閲覧しているのを飛鳥は微笑ましそうに眺めている。
「飛鳥は夕飯はお好み焼きでいいか?」
「はい。でも、食材はどうするのですか? これから町に買い物にでかけるのですか?」
笑顔で同意して頷く飛鳥は当然の疑問をあげる。
「ああ、食材は買いに行く必要はない。この場に届くから」
「え?」
俺の返答に驚きの声をあげる飛鳥に、俺はスキルの【異世界電子通販】を起動して、設定画面で飛鳥の閲覧許可を有効にして彼女にその画面を見せた。
「俺のもつURスキルの1つ。こちらの通貨を入れて換金することで俺達が生活していた向こうの世界の商品を購入できる【異世界電子通販】だ」
「……すごいですね」
驚きと感嘆の声を飛鳥はあげた。
「今まで黙っていたのはオディオ王国の連中に悪用されるのを避けるためだったんだ……理由は分かるだろ?」
「そうですね。アリシア王女達がこれを知ったなら、優さんが酷使されかねませんね」
飛鳥は俺が彼女に黙っていた理由に理解を示してくれた。
「このスキルは商品を購入して、規定の金額まで商品を購入することでレベルが上がり、購入できる商品の種類が広がる仕様のスキルだ」
そう言って、俺は表示されているタッチパネルを操作して、目当ての商品をカートに入れて、購入画面に移り、確認画面確定を押し、飛鳥に実演する。
受付完了画面表示後にホーム画面に戻って数秒後、「発送完了」表示が出るとともにダンボール箱が出現。
開梱して、発注した明◯アーモンドチョコを開封して、両目を輝かせている飛鳥に好きな数を手にとって食べていいことを告げると、飛鳥は3粒手に取って、1粒ずつ口に運び、
「……」
飛鳥は両目を瞑って味わっていた。
俺はMyPad のレシピに夢中になっているクロエにも声をかけたが、反応が返ってこなかったので、俺は彼女の口にチョコを1粒取って放り込んだ。
『おお、これも餡子とは違った甘さで美味じゃのう。ご主人、感謝じゃ。もう1粒たもう」
バリバリとアーモンドを咀嚼しながらクロエは笑顔でそう言った。
「それで、このスキルの欠点なんだが……」
「え? このスキルに欠点があるのですか?」
信じられないと驚きの表情を浮かべる飛鳥。
『ああ、あのことかの。我は気にせぬが、確かにあれは人によっては欠点と言えば欠点じゃのう』
俺の言葉に既に何度もこのスキルの恩恵を受けているクロエはMyPadを置いて、こちらを向いて納得の声を上げて頷く。
「このスキルの欠点は俺が許可すれば他の人も画面を見ることはできるけれども、購入の操作は俺しかできないんだ」
さっき目の前で操作したから、飛鳥は納得して頷いているが、俺が言いたいことにはまだ辿り着けない様子だった。
「このスキルは画面に表示されているものだったら、資金がある限り、それこそ購入に制限はない」
『男のご主人でもこの服の様に女物の服は購入可能じゃ』
そう俺の言葉を引継ぎ、クロエは席を立って、その場でターンする。彼女が着ているメイド服のロングスカートが動きに従い、クロエの綺麗な銀髪と共に靡く。
「! もしかして!?」
どうやら飛鳥は答えに辿り着けた様だ。
「今後の飛鳥と俺の関係とお互いの快適な生活のために敢えてこれから直球で言わせてもらう。予め断っておくが、俺にセクハラの意図は誓ってないぞ」
「……わかりました」
真面目な顔で飛鳥が頷くのを確認して、
「【異世界電子通販】スキルであれば俺達が暮らしていた世界の衣服も購入できる」
これはクロエが着ているメイド服という実例があるので言わずとも分かるだろう。
「女性用の下着も例外ではない。だが、購入するには俺が操作しなければならない。必然的に購入する物は俺の目に入る。ああ、ちなみに目を瞑って確認画面の確定ボタンを押す実験は実施済みで、結果は”エラー”になった」
俺の言葉に飛鳥は頷いている。
「さて、飛鳥はこの世界の下着を今後も使用し続けるのか、それとも、これからは俺のスキルで元世界のモノを購入して使うのか、この場で保留しても結果は変わらないから、今決めてくれ」
俺が言いきると、飛鳥の顔は俺の意図を正しく解釈したのか、一瞬でボッと煙と火が出ると思えるほど真っ赤に染まった。
ですよね。我ながら、思春期の女子になんて羞恥プレイだよと思わず自分にツッコミたくなる。
『んん? 飛鳥は何を恥ずかしがっておるのじゃ? 我は別に買うときにご主人に見てもらっても構わぬぞ? たかが布切れではないか??』
クロエさん、そういう問題ではないのですよ。これは人間女性、特に飛鳥の様な思春期の女子にとっては非常にセンシティブで、バリケードじゃなかった、デリケートな問題なんだ。
向こうの世界の公衆の面前でやったら、おそらく俺は軽く死ねる。いや、飛鳥の両親と兄弟と彼女のファンに殺されるだろうな。
「私は……」
そして、結論を出した飛鳥が口を開いた。
結果として、飛鳥は【異世界電子通販】で向こうの世界の下着を購入することを決めた。
こちらの世界の下着の質は悪く、ブラもどきはあるものの、飛鳥の成長を続けている美巨乳には不足で、サイズも合うものがなく、飛鳥がこの世界に召喚されたときに身につけていたものはキツくなってしまっているそうだ。
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