3 / 31
第二話 冒険者
しおりを挟む
冒険に出るにあたり、一番の障壁になると思われたミーナの祖父カール・レンフィールドは、三人の思惑とは裏腹に特に条件を付けるわけでもなく、あっさりと冒険へ出る事を承諾した。
「おじいちゃん、簡単に許してくれたよ」
「唯一の身内の、しかも孫娘がそんな事したいって言ったら、普通止めそうなもんだけどな」
今後について話し合う三人は、ミーナの部屋に集まってテーブルを囲んでいた。地図を広げながら、水場や難所の位置、そして目当てのドラゴンが居ると言われる地を確認していく。
「かわいい子には旅をさせろ、と昔から言うでしょ? もっとも、貴女たちを止めたところで無駄だと思っているのかもしれないわね」
「うーん、怒ってるわけじゃなかったけど……」
「じゃあ大丈夫だろ。今は冒険の計画を練る方が重要だぞ」
どこか不安げな台詞を口にし、窓辺に立って外を眺めるミーナをよそに、エリーとジェフは広げた地図を指でなぞる。
「この東西に伸びる山脈を超えた先にある大砂漠、ここが竜の翼とも呼ばれる砂漠よ。ドラゴンの脅威に晒されながらも、感応石の採掘を生業とする、少し……いえ、大分荒っぽい人々が、採掘場のある山の麓に街を作って暮らしているわ」
「柄の悪い連中に絡まれるのはもうごめんですよ」
エリーの説明に少年は眉間にしわを寄せた。すると、いつの間にか椅子に腰掛けていた少女が茶化すように口を開く。
「何言ってるの? ドラゴンを狩りたいんだったら、そんな情けないこと言ってられないでしょ? しっかりしなよ」
「ミーナの言う通り。ドラゴンと比べれば、荒くれ者なんて可愛いものよ」
「そんなにドラゴンって獰猛なんですか?」
少年は腕を組むと、娘二人を見据えて言った。
「いくら強いって言ったって、人間様相手に、それこそ一対一ならわかりませんけど、皆で戦えばどうって事ないと思いますけど?」
「呆れたわ。少し位は獲物について調べたりしたらどうなのかしら? ジェフくんが三人居たとして、その程度の考えで向かっていたら、まず間違いなく全員餌になっているわよ」
無知さ加減に呆れたエリーはジェフを一瞥すると、まるで説明しろと言わんばかりにその視線をミーナに向けた。
「では物を知らないジェフくんに、このわたしがドラゴンの恐ろしさを教えてあげましょう。良いですか? ドラゴン、その雄々しき姿は……」
ついこの間、全く同じ演説を聞かされたエリーは左手で頬杖をつくと、右手の指で前髪を巻き付けながらミーナの話を聞く。一方でジェフは意外なほど真面目に、この少女の言葉に耳を傾けた。
そして、その演説にも似た説明が終わると、ジェフは神妙な面持ちでミーナを見つめる。
「ドラゴンって、恐ろしいな……」
「まあ、大体はミーナの言う通りだけど、そこまで強大なドラゴンは一握りよ。ほとんどが巨大な、トカゲのように地を這うだけの種だと言われているわ」
「でも、小型のものでも、剣や術がまともに効かないものばかりって、本にはあったけど?」
エリーが青ざめるジェフを勇気づけるかのような言葉を口にした傍から、更に追い打ちを掛けるような台詞を吐くミーナ。これには、どちらかと言えば少女の味方をする事の多い彼女も、わざとらしく大きなため息をついた。
「ミーナ、貴女はドラゴンの居る場所に行きたいの?」
「もちろん行きたいよ?」
「それなら、これ以上彼の恐怖を煽る発言は慎んで」
「はーい」
「べ、別に俺は怖いわけじゃないですよ⁉」
男としての面目を潰されかけたジェフは、語気を強めて反論する。そして、彼は自身を鼓舞するとも、はたまた虚勢を張るとも取れるかのように拳を突き上げ、高らかに宣言した。
「よーし! 覚悟は決まった。今日中に計画を完成させて、二、三日中には出発だ!」
物事は始めるまでが億劫なもので、いざ始まってしまえばどうと言う事は無かった。
少年の言葉通り、数日後に三人は街を後にする事となった。
春が訪れたとは言っても朝晩の冷え込みは厳しく、暖を取る為にくべられた薪がパチパチと弾けながら真っ赤な炎を出している。
冒険の計画を完成させたあの日から五日が経った。ミーナとエリーは背負子を担ぐと、椅子に腰掛ける老人に声を掛ける。
「じゃあ、行ってくるね」
「お爺様、お世話になりましたわ」
少女の祖父はおもむろに立ち上がり、エリーに恭しく頭を下げる。
「とんでもないことです。こちらこそ、ミネルヴァの事をよろしく頼みます」
「そんな、やめて下さい。かつて彼女に助けてもらったのは、私の方ですから」
大人らしい謙虚なやり取りの後、カールは孫娘の方に一歩近づくと彼女の額に口づけをする。
「気をつけるんだよ。エリーさんの言う事を聞いて、決して無理や過信をしてはならないよ」
「うん、わかってる。無事に帰って来るからね」
少女は祖父の太い首に腕を回し、しばらく抱擁する。その後、彼の頬に短く口づけし、その体を離す。名残惜しむように老人の青い瞳を見つめたが、いよいよ彼女は旅立ちを迎える。
「いってきます」
「いってらっしゃい」
いつもと変わらない言葉を交わし、いつもとは違う、まだ見ぬ地へと歩みを進めていった。
朝焼けの中、少年は二人の到着を今か今かと待っていた。やがて、朝日が山の稜線から顔を覗かせ、若き冒険者が腰から提げた長剣の、黄金色の鍔を煌めかせた頃にようやくミーナとエリーも姿を現した。
「おっせーよ、寝坊か? 待ちくたびれたぞ!」
「約束通り、朝日が昇る頃に来たつもりだよ? 普段から遅刻気味のジェフに言われたくないな!」
「まるで楽しい事を待ちきれない子供の様ね」
軽口を叩き合いながら、三人は街を後にする。春の柔らかな日差しを浴びて、希望と期待を胸に若者たちは、険しい山脈へと足を踏み入れて行くのであった。
所々に雪を残す登山道――それを道と呼ぶ事は少々はばかられる様な有様ではあったが――、そんな道を額に汗し、息を切らせながらも、弱音の一つを吐く事無く進む三人。時折足を止め、背負子の具合を確認するが、それが済むとすぐさまに歩みを再開する。
「二人とも、少し休みましょう?」
かつてならば真っ先に休息を欲していた少年少女は、先輩冒険者に提案されるまで一度として、本当の意味で足を止める事は無かった。
とはいえ、エリーの言葉を受けたミーナはくたびれたかの様なため息をつき、背にした大荷物を地面へと下ろす。
「流石に疲れたね」
身軽になった彼女が大きく伸びをする傍らで、ジェフも同様に荷物を下ろし、短い草の生え茂ったそこへ大の字に寝そべった。そんな二人を見たエリーは、どこか感心したように口角を上げる。
「なんて言うか、二人とも成長したわね」
「へへっ、エリーさんが俺らを褒めるなんて珍しいですね」
寝そべったままで少年は少々皮肉っぽく言葉を返した。そして、同調するようにミーナも口を開く。
「冬の間にかなり鍛えたおかげかな? これくらいはどうって事無いよ」
「頼もしい言葉ね。それくらいじゃないと、この先の難所はとても越えられそうにないから、安心したわ」
荷物の中から小さな水筒を取り出すと、その中身を木製の器に注ぎつつエリーは答える。その姿を見た少女も、同じように飲料を器に注ぎ、口にする。
今来た道を見下ろすと、遠く果ての方に故郷が見えた。標高が上がった事を如実に感じさせるかのように、うっすらとした雲が風に流されながら眼下を進んでいく。身を切るような冷たさでは無いものの、心地良いとは言い難い寒風に体を冷やしたのか、ミーナは一度小さくくしゃみをすると、身震いの後にこう言った。
「さあ、もう行こうよ。暗くなる前に尾根を越えて、その先で野宿の予定でしょ?」
「そうだな、ゆっくりしてる暇はないな!」
少女の言葉に促されたジェフはすっくと立ち上がると、手際良く出発の支度を整えた。
「よし! 急ごうぜ!」
「うん! エリーも、早く行こうよ!」
ついこの間、冒険を共にした子供たちは、幼さを残しながらも日に日に成長している事をエリーは実感させられた。
「ねえ! 置いて行っちゃうよ!」
「今行くわ、そんなに急かさないで」
荷を背負った彼女は置いて行かれまいと駆け足でミーナたちの後を追った。
「おじいちゃん、簡単に許してくれたよ」
「唯一の身内の、しかも孫娘がそんな事したいって言ったら、普通止めそうなもんだけどな」
今後について話し合う三人は、ミーナの部屋に集まってテーブルを囲んでいた。地図を広げながら、水場や難所の位置、そして目当てのドラゴンが居ると言われる地を確認していく。
「かわいい子には旅をさせろ、と昔から言うでしょ? もっとも、貴女たちを止めたところで無駄だと思っているのかもしれないわね」
「うーん、怒ってるわけじゃなかったけど……」
「じゃあ大丈夫だろ。今は冒険の計画を練る方が重要だぞ」
どこか不安げな台詞を口にし、窓辺に立って外を眺めるミーナをよそに、エリーとジェフは広げた地図を指でなぞる。
「この東西に伸びる山脈を超えた先にある大砂漠、ここが竜の翼とも呼ばれる砂漠よ。ドラゴンの脅威に晒されながらも、感応石の採掘を生業とする、少し……いえ、大分荒っぽい人々が、採掘場のある山の麓に街を作って暮らしているわ」
「柄の悪い連中に絡まれるのはもうごめんですよ」
エリーの説明に少年は眉間にしわを寄せた。すると、いつの間にか椅子に腰掛けていた少女が茶化すように口を開く。
「何言ってるの? ドラゴンを狩りたいんだったら、そんな情けないこと言ってられないでしょ? しっかりしなよ」
「ミーナの言う通り。ドラゴンと比べれば、荒くれ者なんて可愛いものよ」
「そんなにドラゴンって獰猛なんですか?」
少年は腕を組むと、娘二人を見据えて言った。
「いくら強いって言ったって、人間様相手に、それこそ一対一ならわかりませんけど、皆で戦えばどうって事ないと思いますけど?」
「呆れたわ。少し位は獲物について調べたりしたらどうなのかしら? ジェフくんが三人居たとして、その程度の考えで向かっていたら、まず間違いなく全員餌になっているわよ」
無知さ加減に呆れたエリーはジェフを一瞥すると、まるで説明しろと言わんばかりにその視線をミーナに向けた。
「では物を知らないジェフくんに、このわたしがドラゴンの恐ろしさを教えてあげましょう。良いですか? ドラゴン、その雄々しき姿は……」
ついこの間、全く同じ演説を聞かされたエリーは左手で頬杖をつくと、右手の指で前髪を巻き付けながらミーナの話を聞く。一方でジェフは意外なほど真面目に、この少女の言葉に耳を傾けた。
そして、その演説にも似た説明が終わると、ジェフは神妙な面持ちでミーナを見つめる。
「ドラゴンって、恐ろしいな……」
「まあ、大体はミーナの言う通りだけど、そこまで強大なドラゴンは一握りよ。ほとんどが巨大な、トカゲのように地を這うだけの種だと言われているわ」
「でも、小型のものでも、剣や術がまともに効かないものばかりって、本にはあったけど?」
エリーが青ざめるジェフを勇気づけるかのような言葉を口にした傍から、更に追い打ちを掛けるような台詞を吐くミーナ。これには、どちらかと言えば少女の味方をする事の多い彼女も、わざとらしく大きなため息をついた。
「ミーナ、貴女はドラゴンの居る場所に行きたいの?」
「もちろん行きたいよ?」
「それなら、これ以上彼の恐怖を煽る発言は慎んで」
「はーい」
「べ、別に俺は怖いわけじゃないですよ⁉」
男としての面目を潰されかけたジェフは、語気を強めて反論する。そして、彼は自身を鼓舞するとも、はたまた虚勢を張るとも取れるかのように拳を突き上げ、高らかに宣言した。
「よーし! 覚悟は決まった。今日中に計画を完成させて、二、三日中には出発だ!」
物事は始めるまでが億劫なもので、いざ始まってしまえばどうと言う事は無かった。
少年の言葉通り、数日後に三人は街を後にする事となった。
春が訪れたとは言っても朝晩の冷え込みは厳しく、暖を取る為にくべられた薪がパチパチと弾けながら真っ赤な炎を出している。
冒険の計画を完成させたあの日から五日が経った。ミーナとエリーは背負子を担ぐと、椅子に腰掛ける老人に声を掛ける。
「じゃあ、行ってくるね」
「お爺様、お世話になりましたわ」
少女の祖父はおもむろに立ち上がり、エリーに恭しく頭を下げる。
「とんでもないことです。こちらこそ、ミネルヴァの事をよろしく頼みます」
「そんな、やめて下さい。かつて彼女に助けてもらったのは、私の方ですから」
大人らしい謙虚なやり取りの後、カールは孫娘の方に一歩近づくと彼女の額に口づけをする。
「気をつけるんだよ。エリーさんの言う事を聞いて、決して無理や過信をしてはならないよ」
「うん、わかってる。無事に帰って来るからね」
少女は祖父の太い首に腕を回し、しばらく抱擁する。その後、彼の頬に短く口づけし、その体を離す。名残惜しむように老人の青い瞳を見つめたが、いよいよ彼女は旅立ちを迎える。
「いってきます」
「いってらっしゃい」
いつもと変わらない言葉を交わし、いつもとは違う、まだ見ぬ地へと歩みを進めていった。
朝焼けの中、少年は二人の到着を今か今かと待っていた。やがて、朝日が山の稜線から顔を覗かせ、若き冒険者が腰から提げた長剣の、黄金色の鍔を煌めかせた頃にようやくミーナとエリーも姿を現した。
「おっせーよ、寝坊か? 待ちくたびれたぞ!」
「約束通り、朝日が昇る頃に来たつもりだよ? 普段から遅刻気味のジェフに言われたくないな!」
「まるで楽しい事を待ちきれない子供の様ね」
軽口を叩き合いながら、三人は街を後にする。春の柔らかな日差しを浴びて、希望と期待を胸に若者たちは、険しい山脈へと足を踏み入れて行くのであった。
所々に雪を残す登山道――それを道と呼ぶ事は少々はばかられる様な有様ではあったが――、そんな道を額に汗し、息を切らせながらも、弱音の一つを吐く事無く進む三人。時折足を止め、背負子の具合を確認するが、それが済むとすぐさまに歩みを再開する。
「二人とも、少し休みましょう?」
かつてならば真っ先に休息を欲していた少年少女は、先輩冒険者に提案されるまで一度として、本当の意味で足を止める事は無かった。
とはいえ、エリーの言葉を受けたミーナはくたびれたかの様なため息をつき、背にした大荷物を地面へと下ろす。
「流石に疲れたね」
身軽になった彼女が大きく伸びをする傍らで、ジェフも同様に荷物を下ろし、短い草の生え茂ったそこへ大の字に寝そべった。そんな二人を見たエリーは、どこか感心したように口角を上げる。
「なんて言うか、二人とも成長したわね」
「へへっ、エリーさんが俺らを褒めるなんて珍しいですね」
寝そべったままで少年は少々皮肉っぽく言葉を返した。そして、同調するようにミーナも口を開く。
「冬の間にかなり鍛えたおかげかな? これくらいはどうって事無いよ」
「頼もしい言葉ね。それくらいじゃないと、この先の難所はとても越えられそうにないから、安心したわ」
荷物の中から小さな水筒を取り出すと、その中身を木製の器に注ぎつつエリーは答える。その姿を見た少女も、同じように飲料を器に注ぎ、口にする。
今来た道を見下ろすと、遠く果ての方に故郷が見えた。標高が上がった事を如実に感じさせるかのように、うっすらとした雲が風に流されながら眼下を進んでいく。身を切るような冷たさでは無いものの、心地良いとは言い難い寒風に体を冷やしたのか、ミーナは一度小さくくしゃみをすると、身震いの後にこう言った。
「さあ、もう行こうよ。暗くなる前に尾根を越えて、その先で野宿の予定でしょ?」
「そうだな、ゆっくりしてる暇はないな!」
少女の言葉に促されたジェフはすっくと立ち上がると、手際良く出発の支度を整えた。
「よし! 急ごうぜ!」
「うん! エリーも、早く行こうよ!」
ついこの間、冒険を共にした子供たちは、幼さを残しながらも日に日に成長している事をエリーは実感させられた。
「ねえ! 置いて行っちゃうよ!」
「今行くわ、そんなに急かさないで」
荷を背負った彼女は置いて行かれまいと駆け足でミーナたちの後を追った。
0
あなたにおすすめの小説
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(完結)
排他的経済水域
ファンタジー
12歳の誕生日
冒険者になる事が憧れのケインは、教会にて
スキル適性値とオリジナルスキルが告げられる
強いスキルを望むケインであったが、
スキル適性値はG
オリジナルスキルも『スキル重複』というよくわからない物
友人からも家族からも馬鹿にされ、
尚最強の冒険者になる事をあきらめないケイン
そんなある日、
『スキル重複』の本来の効果を知る事となる。
その効果とは、
同じスキルを2つ以上持つ事ができ、
同系統の効果のスキルは効果が重複するという
恐ろしい物であった。
このスキルをもって、ケインの下剋上は今始まる。
HOTランキング 1位!(2023年2月21日)
ファンタジー24hポイントランキング 3位!(2023年2月21日)
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる