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体育倉庫 5.

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あの後私達は学校に行って授業を受けた。
そして今は体育倉庫で体育祭で使う道具の
確認をしている。
それにしても...
「ホコリが多いね」
「本当だね...」
あまり使わないものばかりだから仕方ない。
早く確認してここから出よう。
「仕方ないね、頑張ってさがそうか」
使用する道具の書かれた紙を見ながら
道具の確認をした。
去年の先輩方が道具を同じところにまとめて
おいていたらしく案外はやく確認が終わった。
少女マンガだと体育倉庫に閉じ込められたりする
だろうけど、現実はうまくいかない。
もう少し一緒にいたい。
そう思うことはいけないことですか?
「よし確認終わったから帰ろうよ」
「あ...」
「ん?どうしたの?」
「何でもないよ」
「そう?」
あぁやっぱり私は素直じゃないな。
まだ一緒にいたい、たった一言が
言えないのだから。
もう少し素直になれたらな。
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