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誓の時
親への紹介
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ついにこの時がきた。今日俺たち2人は大ちゃんの親から、結婚の了承を得るために実家に行くことになっていた。
「お前さぁー本当にその格好で行くのか?」
俺が女装をして化粧をしている時に、大ちゃんが俺に話しかけていた。
「当たり前でしょ~。ありのままの俺達を受け入れてもらわなきゃ、じゃないとこれからの結婚生活が窮屈になっちゃうもん。」
俺はこうと決めた事は絶対曲げない性格をしているので、大ちゃんは説得をすぐに諦めて、実家に帰る支度を着々と進めていた。
「優早く行くぞ。」
「はいはーい。」
そして俺達2人は車に乗り大ちゃんの実家に向かった。
「はぁーあ、地味に遠いいからな~大ちゃんの実家。俺の家よりも田舎の方にあるからさ。よく家から高校まであの距離自転車で来れてたよね。」
「まぁーあの時は体力とかもあって元気だったからな。そういえばお前は親に言ったのか?」
「うん、言ったよ。普通におめでとうて言われた。俺の親元々付き合ってたの知ってたし。それに姉ちゃんが結婚して子供産んでくれてるから、親は寂しくないから反対しないんだよ。」
大ちゃんは聞いてきた割には、俺に適当な返事をしてきた。俺はちょっとイラッときたが、喧嘩になるのは嫌だったので俺は気持ちをグッと抑えた。
「よし、着いた。」
俺達は車から降りて大ちゃんの家の、インターフォンを鳴らした。
「母さん今帰ったよ。」
そう言うと家の中から複数の足音が、ドタバタと聞こえてきた。そのあまりの勢いに、俺と大ちゃんは驚いていた。
「おかえり大輝。」
「おかえりバカ大輝。」
大ちゃんはお母さんとお姉さんの手を払い除けると、家にズカズカと入っていった。俺はとりあえずその場で軽くお母さんとお姉さんに挨拶をして、家の中に入った。するとリビングには重い顔をした、大ちゃんのお父さんとおじいちゃんが座っていた。そして家族全員がそろい、早速結婚の話になった。
「で、大輝この子を紹介してくれや。」
大ちゃんのお父さんがまず最初に口を開いた。
「彼の名前は梅村 優です。今年26歳になる男性です。見ての通り女装が趣味です。それで・・・」
「いやちょっと待って!?男?こんな可愛い子が?それに彼女って聞いてたんだけど。」
大ちゃんのお姉さんが机に身を乗り上げて聞いてきた。
「だっていきなり母親に俺は男と付き合ってるなんて言えるわけないだろ。」
「そりゃーそうだけど。」
「俺は反対されても優と一緒にになる覚悟は出来てるから。俺が言いたいのはそれだけ、何かあるなら今言ってくれ後でコソコソ言われるのは嫌だから。」
大ちゃんの家族はシーンと静まり返った。そして大ちゃんのお婆ちゃんが俺に質問してきた。
「なぁ優さん、あんたさんはこんな不器用で無愛想な大輝と、本当に結婚したいって思ってんのかい?」
「はい、俺は大輝さんと真剣に結婚について考えています。」
それを聞いた大ちゃんのお婆ちゃんは、正座の姿勢で深々と俺にお辞儀をした。
「どうぞこの子を貰ってください。ずっーと高校の時からこの子と付き合ってたんだろ。ばあちゃんが散歩しとる時に大輝とデートしとるのを偶然に見とったんよ。2人で幸せそうに手ぇ繋いでるところ見せられたら、ばあちゃんだって応援したくなるよー。」
「なーに言ってんだ!いくら何でも相手は男だぞ!?」
大ちゃんのお婆ちゃんはギロっと大ちゃんのおじいちゃんを睨んで言った。
「あんたは黙っときな。大輝の事何も知らんくせに言うんじゃないよ!」
大ちゃんのおじいちゃんは拗ねたようで、そっぽを向いて黙ってしまった。そしてほかの家族も、大ちゃんのお婆ちゃんが許すならと、俺達の結婚を認めてくれた。
「お前さぁー本当にその格好で行くのか?」
俺が女装をして化粧をしている時に、大ちゃんが俺に話しかけていた。
「当たり前でしょ~。ありのままの俺達を受け入れてもらわなきゃ、じゃないとこれからの結婚生活が窮屈になっちゃうもん。」
俺はこうと決めた事は絶対曲げない性格をしているので、大ちゃんは説得をすぐに諦めて、実家に帰る支度を着々と進めていた。
「優早く行くぞ。」
「はいはーい。」
そして俺達2人は車に乗り大ちゃんの実家に向かった。
「はぁーあ、地味に遠いいからな~大ちゃんの実家。俺の家よりも田舎の方にあるからさ。よく家から高校まであの距離自転車で来れてたよね。」
「まぁーあの時は体力とかもあって元気だったからな。そういえばお前は親に言ったのか?」
「うん、言ったよ。普通におめでとうて言われた。俺の親元々付き合ってたの知ってたし。それに姉ちゃんが結婚して子供産んでくれてるから、親は寂しくないから反対しないんだよ。」
大ちゃんは聞いてきた割には、俺に適当な返事をしてきた。俺はちょっとイラッときたが、喧嘩になるのは嫌だったので俺は気持ちをグッと抑えた。
「よし、着いた。」
俺達は車から降りて大ちゃんの家の、インターフォンを鳴らした。
「母さん今帰ったよ。」
そう言うと家の中から複数の足音が、ドタバタと聞こえてきた。そのあまりの勢いに、俺と大ちゃんは驚いていた。
「おかえり大輝。」
「おかえりバカ大輝。」
大ちゃんはお母さんとお姉さんの手を払い除けると、家にズカズカと入っていった。俺はとりあえずその場で軽くお母さんとお姉さんに挨拶をして、家の中に入った。するとリビングには重い顔をした、大ちゃんのお父さんとおじいちゃんが座っていた。そして家族全員がそろい、早速結婚の話になった。
「で、大輝この子を紹介してくれや。」
大ちゃんのお父さんがまず最初に口を開いた。
「彼の名前は梅村 優です。今年26歳になる男性です。見ての通り女装が趣味です。それで・・・」
「いやちょっと待って!?男?こんな可愛い子が?それに彼女って聞いてたんだけど。」
大ちゃんのお姉さんが机に身を乗り上げて聞いてきた。
「だっていきなり母親に俺は男と付き合ってるなんて言えるわけないだろ。」
「そりゃーそうだけど。」
「俺は反対されても優と一緒にになる覚悟は出来てるから。俺が言いたいのはそれだけ、何かあるなら今言ってくれ後でコソコソ言われるのは嫌だから。」
大ちゃんの家族はシーンと静まり返った。そして大ちゃんのお婆ちゃんが俺に質問してきた。
「なぁ優さん、あんたさんはこんな不器用で無愛想な大輝と、本当に結婚したいって思ってんのかい?」
「はい、俺は大輝さんと真剣に結婚について考えています。」
それを聞いた大ちゃんのお婆ちゃんは、正座の姿勢で深々と俺にお辞儀をした。
「どうぞこの子を貰ってください。ずっーと高校の時からこの子と付き合ってたんだろ。ばあちゃんが散歩しとる時に大輝とデートしとるのを偶然に見とったんよ。2人で幸せそうに手ぇ繋いでるところ見せられたら、ばあちゃんだって応援したくなるよー。」
「なーに言ってんだ!いくら何でも相手は男だぞ!?」
大ちゃんのお婆ちゃんはギロっと大ちゃんのおじいちゃんを睨んで言った。
「あんたは黙っときな。大輝の事何も知らんくせに言うんじゃないよ!」
大ちゃんのおじいちゃんは拗ねたようで、そっぽを向いて黙ってしまった。そしてほかの家族も、大ちゃんのお婆ちゃんが許すならと、俺達の結婚を認めてくれた。
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