可愛すぎるキミ

コスモス

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事件発生

仲直りのその後

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  俺達は2人で風呂の浴槽の中に浸かっていた。
  「そういえばさ、なんで俺の居場所が分かったの?」
  「そんなの決まってるじゃん。翔子さんが教えてくれたんだよ。」
  「マジか~。普段だったら怒ってるけど、今回は御礼しなきゃね。」
  「うん。そうだね。あ、そうだ後で話すことがあるから。」
  俺はふーんと返事をしておいた。

  「で、話って何?電話聞いてたなら覚えてるだろ?母さんに彼女連れて来いって言われてたの。」
  「うん。覚えてるよ。」
  「優を紹介したいんだけどダメ?」
  俺は男の俺を大ちゃんの親に紹介してもいいのかなと迷ったが、大ちゃんが真剣な眼差しでこっちをじっと見てくれるので、俺は覚悟を決めて大ちゃんの実家に行くことにした。
  俺は疲れたし明日仕事があるので早く寝ることにした。

  次の日の朝俺は目が覚めると、左手の薬指に何がついているような気がしたので、ふと見てみると銀の指輪がキラリと光っていた。
  「ん・・・?ゆ、指輪!?ねぇ!大ちゃんどういう事!?」
  「んー・・・あぁー。だって親に結婚する相手を紹介するんだから、別に結婚指輪を優にあげてもおかしくないでしょ。」
   俺は大ちゃんの上にドッン!とのしかかって、ギュッと抱きしめた。
  「ちゃんとしたプロポーズをして欲しかった。」
  「え?プロポーズしたじゃん。お前を親に紹介するって、イコール結婚しようだろ。」
  「いやいや、普通はちゃんと言うから。どうせただ恥ずかしかっただけでしょ?」
  「・・・分かったよ。ちゃんと言うからねんなよ。」
  そう言うと大ちゃんは俺をベットに座らせて、床に立膝をついて俺の手を取って言った。
  「今までも色々あって大変だったけど、それでも俺はお前と一緒にいたいし、俺は一生お前以上に最高なパートナーに出会える気がしない。それに俺の初めてを全部奪った責任を取ってもらわなきゃな。好きだ愛してる結婚しよう!」
  「うん・・・。こんな俺で良ければ貰ってください。グズッ・・・うぅぅ。」
  「泣くなよ。ほら早く支度しないと仕事に遅れるぞ。」
  「うん、分かった。」

  俺の職場は俺が大ちゃんと付き合っていることを、ほとんどの人が知っていたので俺の指輪を見た瞬間、おめでとうと祝ってくれた。俺は周りの人に本当に、恵まれているなと改めて思った。
 
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