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異世界到着編
雄介と洋一の気持ち
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ルルちゃんの事は優希に任せて、雄介と水源確保に向けた作業の段取りを話し合いながら森の入り口まで向かい、二人で森の先を伺う感じで見ながら話をする。
「大体、ここから小川まで、直線距離で二百メートルぐらいかな」
「やっぱり、木が邪魔で軽トラが入んないなこりゃ」
「んだね。次の作戦としては、途中に貯水タンクを設置して、水中ポンプで汲み上げようって思うんだけど・・・」
「うーん、ポンプを使うったて、圧力がそんな高く無いだろう?それに、毎回ガソリン待っていくのもなぁ・・・火事も怖いし」
「だよねぇ・・・」
「まっ、取り敢えずは現場の確認かな。雄介、森に入って大丈夫か?」
森の先の方を見ながら雄介に確認をとると、雄介は腕時計を確認してから、明るい内なら大丈夫でしょうと言いい、銃を構えて私の前に立った。
「じゃ入るよ、俺の後について来てね」
雄介が真剣な表情で森の中へ入っていく。
私も遅れないようにして森の中に一歩を踏み出した。
森の中は私の予想と違い、密林のジャングルって感じでは無く、下草もそんなに生えておらず歩きやすい。
頭の中では、川○浩の探検シリーズをイメージしてたのて、チョット期待外れ感である。残念。
余裕のでた私は、周りを見渡しながら、リリエルさんから説明された、魔物を寄せ付けない結界云々の話をを思い出し、警戒しながら進んでいる雄介に話しかける。
「なぁ、リリエルさんが言ってた結界とやらで大丈夫なんじゃないか?」
視線を外す事なく雄介は答える。
「まぁ多分ね。でも、どこまでって範囲を聴いてないし、野生動物も危険だよ。猪とか熊とかさ」
おぉう、確かに。
そんな会話をしながら、すぐに森を抜け小川へ出た。雄介は一旦立ち止まり周辺を見回している。
「あっ」
雄介が何か言ったような気がしたが気にせずに、私は小川の方へ向かい中を覗き込んでみる。
小川の流れは激しい事はなく、ゆったりと流れており、見た感じの水はとても澄んでいて綺麗だ。手を入れてみるとヒンヤリして気持ちよく、思わず顔を洗ってしまった。
「オヤジ・・・もうちょっと警戒しようか・・・」
雄介は少し呆れた顔をしてた。
おぉう、すまん。
気を取り直して周辺を確認。軽トラが入れそうな空間があるか確認するが、適当な広さが足りない気がする。
「こりゃ、車作戦もダメだな。手っ取り早く水を確保したいけど、素直にユンボを使って水路を作った方が早いな」
雄介も同意したところで、元の道を戻ろうかとしたところで、雄介が話しかけてきた。
「なぁ、オヤジ、あの子の話なんだけどさ」
「ん?どうした?」
「いや・・・話しの中で村が飢饉になったって言ってたじゃん。それで、ちょっと気になってさ・・・。あの子の話だと、ここから、そう遠くないと思うんだ。」
「村の様子を見に行きたいのか?」
私の問いに頷く雄介をみて、私は適当な場所に腰をおろして雄介にも座るように促す。
そして雄介が隣に座ったところで、私の気持ちを伝えた。
「あー・・・、正直、俺も気にはなってる。何か手助けできないかとも思うよ。ただなぁ、今の状態じゃ手も足も出ないってのが正直な気持ちかな。それに、こんな状態で雄介が出ていったら母さんが心配するしな・・・・。ここは焦らず、水場の確保から始めようや!ひとつずつ解決していこう!」
私は、雄介の肩を叩きながら立ち上がった。
暫しの沈黙のあと、雄介は何か言いたそうな感じだったが、「そうだね」とひとこと呟いて立ち上がる。
「取り敢えず帰りますか」
雄介は明るい口調で言いながら森の方へ向かって歩いていく。
私はそんな後ろ姿を見つめながら、自分の不甲斐なさにため息を吐いた。
「大体、ここから小川まで、直線距離で二百メートルぐらいかな」
「やっぱり、木が邪魔で軽トラが入んないなこりゃ」
「んだね。次の作戦としては、途中に貯水タンクを設置して、水中ポンプで汲み上げようって思うんだけど・・・」
「うーん、ポンプを使うったて、圧力がそんな高く無いだろう?それに、毎回ガソリン待っていくのもなぁ・・・火事も怖いし」
「だよねぇ・・・」
「まっ、取り敢えずは現場の確認かな。雄介、森に入って大丈夫か?」
森の先の方を見ながら雄介に確認をとると、雄介は腕時計を確認してから、明るい内なら大丈夫でしょうと言いい、銃を構えて私の前に立った。
「じゃ入るよ、俺の後について来てね」
雄介が真剣な表情で森の中へ入っていく。
私も遅れないようにして森の中に一歩を踏み出した。
森の中は私の予想と違い、密林のジャングルって感じでは無く、下草もそんなに生えておらず歩きやすい。
頭の中では、川○浩の探検シリーズをイメージしてたのて、チョット期待外れ感である。残念。
余裕のでた私は、周りを見渡しながら、リリエルさんから説明された、魔物を寄せ付けない結界云々の話をを思い出し、警戒しながら進んでいる雄介に話しかける。
「なぁ、リリエルさんが言ってた結界とやらで大丈夫なんじゃないか?」
視線を外す事なく雄介は答える。
「まぁ多分ね。でも、どこまでって範囲を聴いてないし、野生動物も危険だよ。猪とか熊とかさ」
おぉう、確かに。
そんな会話をしながら、すぐに森を抜け小川へ出た。雄介は一旦立ち止まり周辺を見回している。
「あっ」
雄介が何か言ったような気がしたが気にせずに、私は小川の方へ向かい中を覗き込んでみる。
小川の流れは激しい事はなく、ゆったりと流れており、見た感じの水はとても澄んでいて綺麗だ。手を入れてみるとヒンヤリして気持ちよく、思わず顔を洗ってしまった。
「オヤジ・・・もうちょっと警戒しようか・・・」
雄介は少し呆れた顔をしてた。
おぉう、すまん。
気を取り直して周辺を確認。軽トラが入れそうな空間があるか確認するが、適当な広さが足りない気がする。
「こりゃ、車作戦もダメだな。手っ取り早く水を確保したいけど、素直にユンボを使って水路を作った方が早いな」
雄介も同意したところで、元の道を戻ろうかとしたところで、雄介が話しかけてきた。
「なぁ、オヤジ、あの子の話なんだけどさ」
「ん?どうした?」
「いや・・・話しの中で村が飢饉になったって言ってたじゃん。それで、ちょっと気になってさ・・・。あの子の話だと、ここから、そう遠くないと思うんだ。」
「村の様子を見に行きたいのか?」
私の問いに頷く雄介をみて、私は適当な場所に腰をおろして雄介にも座るように促す。
そして雄介が隣に座ったところで、私の気持ちを伝えた。
「あー・・・、正直、俺も気にはなってる。何か手助けできないかとも思うよ。ただなぁ、今の状態じゃ手も足も出ないってのが正直な気持ちかな。それに、こんな状態で雄介が出ていったら母さんが心配するしな・・・・。ここは焦らず、水場の確保から始めようや!ひとつずつ解決していこう!」
私は、雄介の肩を叩きながら立ち上がった。
暫しの沈黙のあと、雄介は何か言いたそうな感じだったが、「そうだね」とひとこと呟いて立ち上がる。
「取り敢えず帰りますか」
雄介は明るい口調で言いながら森の方へ向かって歩いていく。
私はそんな後ろ姿を見つめながら、自分の不甲斐なさにため息を吐いた。
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