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5.憂鬱なダンスパーティー
4話
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「なんでしょう」
「その……すまないが、次のダンスはミアと踊ってもいいだろうか。誘っておいてすまない」
クロード様は珍しく、本気で申し訳なさそうな顔をして謝った。
けれど、私は心がたちまち冷えていくのを感じる。
なんだ、本当に態度を改めてくれる気になったのかと思ったけれど、違うのか。
結局は私よりもミアを取るんだ……。
「構いませんわ。今日は私は私で自由にする気で来ましたので」
落ち込む内心とは裏腹に、素っ気ない口調で言った。
いつもはそんな私の態度に眉をひそめるクロード様も、今回ばかりは何も反論せず、もう一度謝ってミアと去って行く。
壁際で軽やかに踊る二人を眺めた。会場に流れる曲の明るさが、余計に私の心を沈ませる。
(もうこんな思いをしたくないから初めから期待しないでいようと思ったのに……)
それなのに少しクロード様に歩み寄られただけで、警戒を解いてしまう私はなんて愚かなのだろう。
美しいクロード様と、彼の目の色のドレスを見に纏った愛らしいミア。お似合いの二人の姿を見ているのがつらくて、逃げるように会場を出た。
人混みを避けて歩くうちに、庭まで来てしまった。辺りはもうすっかり暗くなっていて、ほかに人影は見えない。
私は花壇の前のベンチに腰を下ろした。なんで私はいつもこうなんだろうと、胸にもやもやが広がっていく。
「その……すまないが、次のダンスはミアと踊ってもいいだろうか。誘っておいてすまない」
クロード様は珍しく、本気で申し訳なさそうな顔をして謝った。
けれど、私は心がたちまち冷えていくのを感じる。
なんだ、本当に態度を改めてくれる気になったのかと思ったけれど、違うのか。
結局は私よりもミアを取るんだ……。
「構いませんわ。今日は私は私で自由にする気で来ましたので」
落ち込む内心とは裏腹に、素っ気ない口調で言った。
いつもはそんな私の態度に眉をひそめるクロード様も、今回ばかりは何も反論せず、もう一度謝ってミアと去って行く。
壁際で軽やかに踊る二人を眺めた。会場に流れる曲の明るさが、余計に私の心を沈ませる。
(もうこんな思いをしたくないから初めから期待しないでいようと思ったのに……)
それなのに少しクロード様に歩み寄られただけで、警戒を解いてしまう私はなんて愚かなのだろう。
美しいクロード様と、彼の目の色のドレスを見に纏った愛らしいミア。お似合いの二人の姿を見ているのがつらくて、逃げるように会場を出た。
人混みを避けて歩くうちに、庭まで来てしまった。辺りはもうすっかり暗くなっていて、ほかに人影は見えない。
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