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1 僕をどこへ連れて行くの?
「騎士さん…僕をどこへ連れていくの?」
「他の誰かがあなたを傷つけない場所ですよ」
僕を抱きかかえたまま軽快にどこかへ向かう騎士さん。
どうして敵の国の人なのに僕を助けてくれたのだろう。
しばらくそのままじっと騎士さんの事を見つめていたら気付かれてしまった。
「ふふふ…ジェレミー王子、退屈ですか?こんなのはどうでしょう」
騎士さんがそう言うと僕たちはフワリと宙に浮いた。
「わぁっ…!!!どうしてこんなことができるの?!」
「俺は騎士ではなく魔法士ですから…こう見えて結構凄いんですよ?」
「そうなんだ!すごいね騎士さん!じゃなかった…騎士さんお名前なんていうのかな…」
「そうですね、名乗っていませんでした。アレンですよ」
「わぁ!かっこいい名前…!アレンさん!」
「ジェレミー王子、そのままアレンとでもお呼びください」
「えぇっいいの…?」
「はい、勿論ですよ。あなたは王子様なのですから」
「えへ…よろしくねアレン」
「はい、ジェレミー王子」
ニコニコと夜空を舞いながら過ごす時間はとても楽しかった。
「ジェレミー王子、もうすぐ着きますよ」
ゆっくりと下ろされた先は森の奥の家だった。
辺りには誰も居ない…
「ここ…アレンのおうち?」
「ふふ、そうですよ。さあお上がりなさい」
「お邪魔します…」
実は付き人無しで他人の家に上がるのはこれが初めてだった。
少し緊張する…
「ジェレミー王子、緊張しなくて大丈夫ですよ。そこの椅子にかけててください、今お風呂に入れてあげますから」
「アレン…僕これからどうしたらいいんだろう…」
「私のお家に住みなさい、たっぷり可愛がってあげますよ」
「でも僕が居たら迷惑かけちゃう…」
「こんなに可愛い王子様が私のお家に居るのなら俺はそれだけで嬉しいですよ」
「アレン…可愛い可愛いって言ってくれて嬉しいけれど僕男の子だよ…かっこいいの方がいいのに!」
「ふふふ、失礼致しました」
笑っているアレンを見て少し緊張が解ける。
そうしているうちにアレンは魔法でお風呂にお湯を入れてくれた。
「アレン…詠唱無しで魔法ができるの?!すごい!!」
「凄いですか?恐らく私に魔法で出来ない事は無いですよ」
「でも死んだ人は生き返らないって誰かが言ってた。それが出来るのはこの世でたった1人の魔法士しかいないんだって」
「………ふふっ、そうですか」
アレンがまた笑う。
今のお話に面白い所は無かったと思うんだけど…
不思議な人だなあと思った。
「ジェレミー王子、今日は色々大変だったでしょう?お風呂でゆっくり疲れを取りましょうか」
アレンがそう言うと僕の服に手を掛けてきた。
「わっ…!!」
「おや、まだ私の事が怖いですか?」
「そうじゃないよ…僕自分でもう出来るよ…」
「それは失礼、しかしいい事を教えて差し上げましょうか」
「いい事?なあに?」
アレンは僕にそっと耳打ちで話してくれた。
「大人はね…着替える時に愛情表現としてそういう事もするんですよ」
愛情表現…?
どういう事だろう。
僕のお母さんは王都の民をみんな愛していたけれどそんな事はしていなかった。
「ジェレミー王子にはまだ分かりませんよね」
「むぅ…分かんないけど…子供扱いしないで」
「ふふふ、そういう事なら私が教えて差し上げますよ」
「本当…?教えてくれたら僕大人になれる?」
「ええ、なれますよ。では一緒にお風呂に入りましょうね」
そう言ってアレンは再び僕の衣服を脱がせた。
なんだか変な気分…
「ほら、ジェレミー王子。次はあなたが私にする番ですよ」
「わ…わかった…」
何故だろう。
すごく緊張してしまう…
ぎこちない手つきで時間をかけてしまったもののアレンの衣服を脱がせた。
「可愛いですね、ジェレミー王子」
「ぼ、僕だって大人だもん!これくらい出来る!!」
「そうですか、この先が楽しみですねぇ」
ニタニタと笑うアレン。
僕はふたりで一緒に入るなんて思ってなかったから脱がされてなんだかちょっぴり変な気分だった。
「他の誰かがあなたを傷つけない場所ですよ」
僕を抱きかかえたまま軽快にどこかへ向かう騎士さん。
どうして敵の国の人なのに僕を助けてくれたのだろう。
しばらくそのままじっと騎士さんの事を見つめていたら気付かれてしまった。
「ふふふ…ジェレミー王子、退屈ですか?こんなのはどうでしょう」
騎士さんがそう言うと僕たちはフワリと宙に浮いた。
「わぁっ…!!!どうしてこんなことができるの?!」
「俺は騎士ではなく魔法士ですから…こう見えて結構凄いんですよ?」
「そうなんだ!すごいね騎士さん!じゃなかった…騎士さんお名前なんていうのかな…」
「そうですね、名乗っていませんでした。アレンですよ」
「わぁ!かっこいい名前…!アレンさん!」
「ジェレミー王子、そのままアレンとでもお呼びください」
「えぇっいいの…?」
「はい、勿論ですよ。あなたは王子様なのですから」
「えへ…よろしくねアレン」
「はい、ジェレミー王子」
ニコニコと夜空を舞いながら過ごす時間はとても楽しかった。
「ジェレミー王子、もうすぐ着きますよ」
ゆっくりと下ろされた先は森の奥の家だった。
辺りには誰も居ない…
「ここ…アレンのおうち?」
「ふふ、そうですよ。さあお上がりなさい」
「お邪魔します…」
実は付き人無しで他人の家に上がるのはこれが初めてだった。
少し緊張する…
「ジェレミー王子、緊張しなくて大丈夫ですよ。そこの椅子にかけててください、今お風呂に入れてあげますから」
「アレン…僕これからどうしたらいいんだろう…」
「私のお家に住みなさい、たっぷり可愛がってあげますよ」
「でも僕が居たら迷惑かけちゃう…」
「こんなに可愛い王子様が私のお家に居るのなら俺はそれだけで嬉しいですよ」
「アレン…可愛い可愛いって言ってくれて嬉しいけれど僕男の子だよ…かっこいいの方がいいのに!」
「ふふふ、失礼致しました」
笑っているアレンを見て少し緊張が解ける。
そうしているうちにアレンは魔法でお風呂にお湯を入れてくれた。
「アレン…詠唱無しで魔法ができるの?!すごい!!」
「凄いですか?恐らく私に魔法で出来ない事は無いですよ」
「でも死んだ人は生き返らないって誰かが言ってた。それが出来るのはこの世でたった1人の魔法士しかいないんだって」
「………ふふっ、そうですか」
アレンがまた笑う。
今のお話に面白い所は無かったと思うんだけど…
不思議な人だなあと思った。
「ジェレミー王子、今日は色々大変だったでしょう?お風呂でゆっくり疲れを取りましょうか」
アレンがそう言うと僕の服に手を掛けてきた。
「わっ…!!」
「おや、まだ私の事が怖いですか?」
「そうじゃないよ…僕自分でもう出来るよ…」
「それは失礼、しかしいい事を教えて差し上げましょうか」
「いい事?なあに?」
アレンは僕にそっと耳打ちで話してくれた。
「大人はね…着替える時に愛情表現としてそういう事もするんですよ」
愛情表現…?
どういう事だろう。
僕のお母さんは王都の民をみんな愛していたけれどそんな事はしていなかった。
「ジェレミー王子にはまだ分かりませんよね」
「むぅ…分かんないけど…子供扱いしないで」
「ふふふ、そういう事なら私が教えて差し上げますよ」
「本当…?教えてくれたら僕大人になれる?」
「ええ、なれますよ。では一緒にお風呂に入りましょうね」
そう言ってアレンは再び僕の衣服を脱がせた。
なんだか変な気分…
「ほら、ジェレミー王子。次はあなたが私にする番ですよ」
「わ…わかった…」
何故だろう。
すごく緊張してしまう…
ぎこちない手つきで時間をかけてしまったもののアレンの衣服を脱がせた。
「可愛いですね、ジェレミー王子」
「ぼ、僕だって大人だもん!これくらい出来る!!」
「そうですか、この先が楽しみですねぇ」
ニタニタと笑うアレン。
僕はふたりで一緒に入るなんて思ってなかったから脱がされてなんだかちょっぴり変な気分だった。
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