12 / 43
第12話 - 領地交換
しおりを挟む
第六王子からそれが持ち掛けられたのは、二月も前の話であった。
第六領のある土地と、第七領のある土地を交換――領地交換をしたい、と言うのであった。
曰く、第六領では工場を建設したいのだが、どうしても周囲を汚染する物質が出てしまう。
第六領の中に、それを許容できるような地が無く、工場の建設が難航している中で見つけたのが、隣接する第七領の地であった。
そこは古き家系の貴族が、細々と薬草を栽培しているような土地で、そこの当主自身も、新たな稼業とすることができるのであれば、と工場の誘致には賛同しているらしい。
既に、第六王子とその貴族との間では合意が取れている。あとは、第七領の領主として、この話を許諾するか否か――というのが領地交換の概要であった。
「第六領が交換で差し出す土地はウィンブームと言い、大きな河べりにある、交商に栄えた街でございます。様々な利権のある地で、第七領の土地と比べると、かなりの破格の条件です」
「なるほどね。凄い話だ、それは。クロシェ、結論から言おう」
一ヵ月後に差し迫った領地交換の概要を聞き、キースは自身が感じたことを口にだした。
「あまりにも、怪しい」
「……はい。私も、そのように思います」
大した産業もない土地と、栄えた土地をタダ同然で交換しよう、なんて提案を、何も考えずにありがたがるのは、あまりにも愚かである。話が美味すぎるのだ。
だが、同時に、何故こんなにも美味すぎる話を持ってきたのか、という疑問が残る。
工場を建設するため、なんて言っているが、果たして本当にそれだけなのか。繁栄している地を手放してでも達成するべき事項なのか。それとも、他の、隠れた目的があるか。それを見極めなければならない。
だからこそ、キースは、すぐさま行動に移すことにした。
※
「ここが、クライン領、か」
馬車から降りた彼らは、目の前に広がる風景を見た。
山々に囲まれた、広い平地は、生い茂る緑で溢れていた。
綺麗に整頓された、それらの植物は、気ままに吹く風を受け、踊るように波打っている。
ここが、領地交換の対象となっている土地。第七領の、クライン家という貴族が管轄している、「クライン領」である。一羽の鳥が気持ちよさそうに飛び立つのが見えた。
第六領との境界線の近くに位置するその土地は、この分割統治が始まる前から代々クライン家が管理しており、長い歴史がある。
数年前にキースが直上の主となった際も、それを潔く受け入れ、反抗などすることもなく、忠義を示してきた、誇り高き貴族でもあった。
細々と栽培を続けている――なんて聞いていたが、想像していたよりも大きな規模の稼業じゃないか、と、キースは認識を改めた。
そんな緑の海の向こうに、こじんまりとした建物が立っている。そこから、一人の人物が出てきて、手を振りながら、キースとクロシェに近付いてきているのが見えた。
その人影は、畑の間の道をすいすいと進み、すぐに声が届くほどの距離になった。
「おーい。ははは、キース様。家の前まで馬車を付ければよろしいのに」
「いえ、この景色を見たかったものですから。相変わらず、手入れの行き届いた、壮麗な薬草畑ですね、カール様」
クロシェがそう返事し、その男に一礼をした。
濃いあごひげに、健康的な日に焼けた肌に、腹に響くような低い声。
彼こそが、このクライン領の当主であり、渦中の人物でもある――カール・クラインである。
「はっはっは! 他にやることもありませんからな! 草いじりが趣味なだけです! さ、なんにもないところですが、お茶くらいは用意しております。どうぞ、館へ入ってくださいませ」
草葉のざわめきの合唱の中、カールの朗らかな声色が青空の下に響き渡り、主を歓待する。
――ものすごく、好感の持てるやつだな。
というのが、キースの第一印象であった。何か裏があると思い、カールに直接話を聞き出そうとやってきたのだが、第六王子と共謀して、主を貶めるような人物には見えない。
カールの快活な笑顔を見ていると、もしや、領地交換の名目は、実は真実しかなく、お互いがwin-winの取引でしかない、という可能性を信じたくなってしまう。
その時である。
目の前に広がる、美しい薬草畑を見て、キースは突如、ふと、立ち止まったのだ。
「お兄様? どうか、いたしましたか?」
「……いや、ごめん。多分、気のせいだ」
愛想笑いで誤魔化しながら、キースは頭を掻いた。
ここは異世界。ましてや、クライン領など、足を踏み入れたのはこの時が初めてである。
なのに、キースは、不思議と、ここには、一度、来たことがある――という、既視感を覚えていた。だが、それの正体はわからない。きっと、よくあるデジャブだろうと、とりあえずは、その違和感を切り捨てた。
「そんなにうちの畑に見惚れてもらっては、田舎貴族冥利に尽きますな! 嬉しい限りだ!」
高らかに笑いながら二人を接待し続け、我が館まで案内をしたカールは、自ら扉を開いた。
「ようこそ、キース様、クロシェ様。早速、お話をお伺いしましょうか」
応接室へと案内されたキースとクロシェは、運ばれてきたお茶請けの数に圧倒された。
星々のように煌めく砂糖菓子から、宝石のようなプチケーキまで、色とりどりのデザートの中に、紅茶の蒸れた香りが漂う。
「こ、こんなにご用意いただかなくとも……恐縮です」
「はっはっは! 王子様を出迎えて、貧相なもてなししかできんと知られれば、クライン家の名折れですので! 遠慮せず、好きなだけお召し上がりください!」
そう鼻を鳴らしながら、この館の主は、宝石箱をひっくり返したかのような、鮮やかなお菓子たちを自慢げに披露する。
「我が土地で取れた薬草は、極上のハーブティーにもなりましてな! それと合う、厳選された数々の菓子と組み合わせたアフタヌーンティーは、クライン領の数少ない自慢の一つでございますので!」
本当に誇らしげに、カールはそう胸を張るのだった。
そっと、隣のクロシェを見ると――あのクールな表情はどこへやら。きらきらと目を輝かせて、卓上の宝石に目を奪われていた。
それを見逃すカールではない。彼は、がははと笑いながら、ひょいと目の前の砂糖菓子をつまみ、口に放り込んだ。
「うん、美味い! 早く食べないと、これら全部、あっという間に無くなってしまいますな! 肩肘張らず、存分にどうぞ、クロシェ様!」
【テーブル】は開かれていないので、過剰にマナーを意識しなくともよいはずだが、それでもクロシェは、自分が先に食べるわけにはいかない、と考えていたことを見抜かれたのだろう。
カールは、自身が先に適当な菓子を食べ、緊張をほぐすような言葉を投げかけ、もう気にすることはないから、好きなものを食べろと促してきた。
クロシェは、おずおずと、それでも遠慮がちに、紫の果実が載ったプチケーキを掴み、そっと口に含んだ。
瞬間、彼女は蕩けそうな表情で目を閉じ、この世に生まれてきたことを感謝するような幸福なオーラを全身から放った。
「……うぅ……おいしゅうございます……カール様」
絞りだすように声から漏れ出たのは、幸せが濃縮された短い感謝の言葉であった。
それを見て、カールは再び、ははは、と笑うのであった。
「そんなにもお喜びいただけるとは! このカール・クライン、感無量でございます! どこにあろうが、この味は変わらぬと、確信を得ましたぞ! はははは!」
上機嫌に、何の気も無しに、お世辞を述べている、ように見えるのだが。
――それは誘いだ、とキースは勘付いた。
どこにあろうとも、と言った。突然の来訪など、目的は一つしかあるまい。すなわち、領地交換について、お前らは聞きにきたのだろう? と、カールは問いかけているのだ。
言外に意味を込めたメッセージ、それを受け取れるのかまで見られている。成程。この世界は確かに外交が全てなのだと、キースは改めて思い知らされるのであった。
「全く、本当に素晴らしい土地です。第七領の下に、クライン領があること自体が、幸運であるとしか言えません」
「ははは! なにをそんな! 葉っぱを育てるのが取り柄の、なんにもないところですわ!」
「こんなに素晴らしい薬草畑があるのに、何故領地交換には賛成されるのでしょうか?」
単刀直入に、キースは切り込んだ。
それに相対するカールは、にこにことした表情を崩さない。
「ううん、まあ、以前お話したとおり、でございますが」
「何度もお伺いして申し訳ございません。ですが、これは本当に重要なことだと考えておりまして。よろしければ、もう一度、第六領の提案を受け入れた理由を、お伺いしたいのです」
「……左様でございますか。まあ、キース様としては、慎重を期すのは当然でしょう。無論、いくらでもお話させていただきますが」
そしてカールは、大窓の外に広がる、揺蕩う草原を見渡した。
第六領のある土地と、第七領のある土地を交換――領地交換をしたい、と言うのであった。
曰く、第六領では工場を建設したいのだが、どうしても周囲を汚染する物質が出てしまう。
第六領の中に、それを許容できるような地が無く、工場の建設が難航している中で見つけたのが、隣接する第七領の地であった。
そこは古き家系の貴族が、細々と薬草を栽培しているような土地で、そこの当主自身も、新たな稼業とすることができるのであれば、と工場の誘致には賛同しているらしい。
既に、第六王子とその貴族との間では合意が取れている。あとは、第七領の領主として、この話を許諾するか否か――というのが領地交換の概要であった。
「第六領が交換で差し出す土地はウィンブームと言い、大きな河べりにある、交商に栄えた街でございます。様々な利権のある地で、第七領の土地と比べると、かなりの破格の条件です」
「なるほどね。凄い話だ、それは。クロシェ、結論から言おう」
一ヵ月後に差し迫った領地交換の概要を聞き、キースは自身が感じたことを口にだした。
「あまりにも、怪しい」
「……はい。私も、そのように思います」
大した産業もない土地と、栄えた土地をタダ同然で交換しよう、なんて提案を、何も考えずにありがたがるのは、あまりにも愚かである。話が美味すぎるのだ。
だが、同時に、何故こんなにも美味すぎる話を持ってきたのか、という疑問が残る。
工場を建設するため、なんて言っているが、果たして本当にそれだけなのか。繁栄している地を手放してでも達成するべき事項なのか。それとも、他の、隠れた目的があるか。それを見極めなければならない。
だからこそ、キースは、すぐさま行動に移すことにした。
※
「ここが、クライン領、か」
馬車から降りた彼らは、目の前に広がる風景を見た。
山々に囲まれた、広い平地は、生い茂る緑で溢れていた。
綺麗に整頓された、それらの植物は、気ままに吹く風を受け、踊るように波打っている。
ここが、領地交換の対象となっている土地。第七領の、クライン家という貴族が管轄している、「クライン領」である。一羽の鳥が気持ちよさそうに飛び立つのが見えた。
第六領との境界線の近くに位置するその土地は、この分割統治が始まる前から代々クライン家が管理しており、長い歴史がある。
数年前にキースが直上の主となった際も、それを潔く受け入れ、反抗などすることもなく、忠義を示してきた、誇り高き貴族でもあった。
細々と栽培を続けている――なんて聞いていたが、想像していたよりも大きな規模の稼業じゃないか、と、キースは認識を改めた。
そんな緑の海の向こうに、こじんまりとした建物が立っている。そこから、一人の人物が出てきて、手を振りながら、キースとクロシェに近付いてきているのが見えた。
その人影は、畑の間の道をすいすいと進み、すぐに声が届くほどの距離になった。
「おーい。ははは、キース様。家の前まで馬車を付ければよろしいのに」
「いえ、この景色を見たかったものですから。相変わらず、手入れの行き届いた、壮麗な薬草畑ですね、カール様」
クロシェがそう返事し、その男に一礼をした。
濃いあごひげに、健康的な日に焼けた肌に、腹に響くような低い声。
彼こそが、このクライン領の当主であり、渦中の人物でもある――カール・クラインである。
「はっはっは! 他にやることもありませんからな! 草いじりが趣味なだけです! さ、なんにもないところですが、お茶くらいは用意しております。どうぞ、館へ入ってくださいませ」
草葉のざわめきの合唱の中、カールの朗らかな声色が青空の下に響き渡り、主を歓待する。
――ものすごく、好感の持てるやつだな。
というのが、キースの第一印象であった。何か裏があると思い、カールに直接話を聞き出そうとやってきたのだが、第六王子と共謀して、主を貶めるような人物には見えない。
カールの快活な笑顔を見ていると、もしや、領地交換の名目は、実は真実しかなく、お互いがwin-winの取引でしかない、という可能性を信じたくなってしまう。
その時である。
目の前に広がる、美しい薬草畑を見て、キースは突如、ふと、立ち止まったのだ。
「お兄様? どうか、いたしましたか?」
「……いや、ごめん。多分、気のせいだ」
愛想笑いで誤魔化しながら、キースは頭を掻いた。
ここは異世界。ましてや、クライン領など、足を踏み入れたのはこの時が初めてである。
なのに、キースは、不思議と、ここには、一度、来たことがある――という、既視感を覚えていた。だが、それの正体はわからない。きっと、よくあるデジャブだろうと、とりあえずは、その違和感を切り捨てた。
「そんなにうちの畑に見惚れてもらっては、田舎貴族冥利に尽きますな! 嬉しい限りだ!」
高らかに笑いながら二人を接待し続け、我が館まで案内をしたカールは、自ら扉を開いた。
「ようこそ、キース様、クロシェ様。早速、お話をお伺いしましょうか」
応接室へと案内されたキースとクロシェは、運ばれてきたお茶請けの数に圧倒された。
星々のように煌めく砂糖菓子から、宝石のようなプチケーキまで、色とりどりのデザートの中に、紅茶の蒸れた香りが漂う。
「こ、こんなにご用意いただかなくとも……恐縮です」
「はっはっは! 王子様を出迎えて、貧相なもてなししかできんと知られれば、クライン家の名折れですので! 遠慮せず、好きなだけお召し上がりください!」
そう鼻を鳴らしながら、この館の主は、宝石箱をひっくり返したかのような、鮮やかなお菓子たちを自慢げに披露する。
「我が土地で取れた薬草は、極上のハーブティーにもなりましてな! それと合う、厳選された数々の菓子と組み合わせたアフタヌーンティーは、クライン領の数少ない自慢の一つでございますので!」
本当に誇らしげに、カールはそう胸を張るのだった。
そっと、隣のクロシェを見ると――あのクールな表情はどこへやら。きらきらと目を輝かせて、卓上の宝石に目を奪われていた。
それを見逃すカールではない。彼は、がははと笑いながら、ひょいと目の前の砂糖菓子をつまみ、口に放り込んだ。
「うん、美味い! 早く食べないと、これら全部、あっという間に無くなってしまいますな! 肩肘張らず、存分にどうぞ、クロシェ様!」
【テーブル】は開かれていないので、過剰にマナーを意識しなくともよいはずだが、それでもクロシェは、自分が先に食べるわけにはいかない、と考えていたことを見抜かれたのだろう。
カールは、自身が先に適当な菓子を食べ、緊張をほぐすような言葉を投げかけ、もう気にすることはないから、好きなものを食べろと促してきた。
クロシェは、おずおずと、それでも遠慮がちに、紫の果実が載ったプチケーキを掴み、そっと口に含んだ。
瞬間、彼女は蕩けそうな表情で目を閉じ、この世に生まれてきたことを感謝するような幸福なオーラを全身から放った。
「……うぅ……おいしゅうございます……カール様」
絞りだすように声から漏れ出たのは、幸せが濃縮された短い感謝の言葉であった。
それを見て、カールは再び、ははは、と笑うのであった。
「そんなにもお喜びいただけるとは! このカール・クライン、感無量でございます! どこにあろうが、この味は変わらぬと、確信を得ましたぞ! はははは!」
上機嫌に、何の気も無しに、お世辞を述べている、ように見えるのだが。
――それは誘いだ、とキースは勘付いた。
どこにあろうとも、と言った。突然の来訪など、目的は一つしかあるまい。すなわち、領地交換について、お前らは聞きにきたのだろう? と、カールは問いかけているのだ。
言外に意味を込めたメッセージ、それを受け取れるのかまで見られている。成程。この世界は確かに外交が全てなのだと、キースは改めて思い知らされるのであった。
「全く、本当に素晴らしい土地です。第七領の下に、クライン領があること自体が、幸運であるとしか言えません」
「ははは! なにをそんな! 葉っぱを育てるのが取り柄の、なんにもないところですわ!」
「こんなに素晴らしい薬草畑があるのに、何故領地交換には賛成されるのでしょうか?」
単刀直入に、キースは切り込んだ。
それに相対するカールは、にこにことした表情を崩さない。
「ううん、まあ、以前お話したとおり、でございますが」
「何度もお伺いして申し訳ございません。ですが、これは本当に重要なことだと考えておりまして。よろしければ、もう一度、第六領の提案を受け入れた理由を、お伺いしたいのです」
「……左様でございますか。まあ、キース様としては、慎重を期すのは当然でしょう。無論、いくらでもお話させていただきますが」
そしてカールは、大窓の外に広がる、揺蕩う草原を見渡した。
0
あなたにおすすめの小説
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる