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第14話 - 豹変
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「何を仰るやら! この一面の緑が、我らが誇る薬草畑の全て――」
「カール様」
何かをまくし立て、今の質問を全力で流そうとしているカールを制止した。
キースは彼に対して、手をかざす。前言撤回だ。ここには、何かがある。
「【ここにはなにか隠されたものがあるか――」
東方魔術【正か否の強制質問】。相手は、質問されたことに対して、強制的に【はい】か【いいえ】の答えを返さなければならない。
拒否不能の強制質問が完了する間際に、カールは、懐から宝玉を取り出し、叫んだ。
「クライン家当主が、道理を曲げて奉る。――強制発動。【オープン・テーブル】」
その瞬間、天空から鐘の音が響き、虚空から黄金に輝く天秤が一台、現れた。そして、その卓に座る三名の保有するマナが即座に回収され、各々に「2」ずつのマナが配られる。
無論、発動途中であった魔法は、天秤の強制的な回収により、中断となる。
「カール様……?」
クロシェは、戸惑いの声を上げた。さっきまで、あんなにも朗らかで、穏やかだった男が。
卓の向こうで、鬼のような、厳しい目つきに変貌していたのだから。
「嘘……【テーブル】の強制発動なんて、そんな邪法を、何故、貴方が……こんなところで」
「キース様」
主君を呼びかける貴族の声は、冷淡だった。
「何故貴方は、ケーキスタンドの上段から手を付けられているのでしょうか?」
そんな、マナー違反を指摘された。驚いて、自身の前にある三段式のスタンドを見る。
上段にケーキ、中段にスコーンなどの焼き菓子、下段にサンドイッチが置かれている。
原則としては、サンドイッチから、甘いスイーツへ、と順番に進むのがマナーである。無論、キースもそのように心がけていた。
だが、目の前のスタンドの上段のケーキが、いつの間にか消えていた。これは、順番を無視して食べた、という証拠に他ならない。
つまりマナー違反である。
反論する手立てなどなく、キースのマナは「1」に減る。
その様子を黙ってみていたカールのマナの数字は――いつの間にか「1」になっていて。やがて「2」へと増えるのであった。
「カール」
キースの語気は、強くなった。
「魔法を使って、僕のマナを奪い取った……領地交換の話をしている最中に、だ。明らかな敵対行為、領地交換には裏がある、と叫んでるようなものだぞ」
「ご随意に解釈されたらよろしい。――我々は、我々の、大事なものを守る、それだけです」
含みのある言い方だ。そう、思い返せば【テーブル】を強制発動させたのは確か――この畑は全てなのか、とそう尋ねたときだ。
あの際、キースは己の魔法で、彼に強制質問を投げかけようとしていた。
この【テーブル】は、その強制質問を封じるための強硬手段なのだとしたら? 第七王子の魔法を知っていて、その発動をなんとしてでも止めなければならなかったから、こんなマナーバトルを仕掛けているのだったら?
キースは、残り「1」になったマナを見ながら、逡巡する。
このマナを使って、引き続き、彼の抱える秘密に切り込むか。
貴重な残り「1」のマナは、これからのマナーバトルに備えて残すべきか。
先のハミルトン・シェラード戦で思い知っている。マナーバトルは、攻める方が有利。防衛側は、マナを全て失えば、相手から繰り出される魔法に対し、ただただ無防備になる。なんの手立ても無いままに、マナを根こそぎ奪われる、養分と果てるのだ。
残り「1」となったときのマナの使い方は、とんでも無く重要である。これをマナーバトルに用いるか、それとは関係の無い、ただの情報収集の道具として使うのかは――転生したてで経験の浅いキースに、簡単に決められるものではなかった。
その迷いを、狙われてしまった。
「キース様……おやおや、カップが空では無いですか」
カールが、ゆったりと、とんでもなく演技がかった口調で、指をさした。
「お茶を淹れなくてはいけませんなぁ。ここには使用人はおりませんので、申し訳ございませんが、ご自身で注いでいただければと」
そう促すカールの正面を見ると、彼のマナは――「1」になっていた。
――何をそこまで、怯えているのだ。
こんなにも無理に攻める理由は一つだ。キースのマナを「0」にして【正か否かの強制質問】を発動できなくさせるのが目的だろう。
そんなにも暴かれたくないことがある、ということだ。一体この地には、何があるのだ。
今、キースは二択を迫られている。この男は明らかに罠を仕掛けている。だが、指摘のとおり、空のカップにはお茶を注がなくてはいけない。その時、マナー違反に繋がるなにかが起きるだろう。
「1」のマナを、防衛に使うか。それとも、今、彼の秘密に向けて使うか。
カールが、にこにことしながら、第七王子の表情を眺めている。それに対し、キースはほんの少しだけ、彼を睨みつけ――そして、意を決したように、ポットを手に取り、己のカップに注いだ。
ポットは両手で持たない。片手だけで手に取った。素晴らしくマナー通りの所作であった。そこに間違いはない。だがカールが目論んでいたのは、そんな初歩的なマナーの正解不正解だけではなかった。
空になっていたカップに、ポットから翠色のハーブティーが注がれる。美しい宝石のような色合いの液体はカップに到着すると……なんと突如、ハーブティーの体積が増大し、カップから溢れ出てしまったのだった。
まかり間違っても「入れすぎた」なんてミスはしない。あまりにも不可解な現象だ。何もないところから液体が増えるなど。だが、現実にそれは起こっていて、キースがお茶を入れすぎて、卓を汚してしまった、という事実のみが残るのであった。
カールはそれを見て、裂けんばかりに口の端を吊り上げる。
見事に引っかかった愚かな王子に、マナー違反の制裁を下すのだと前のめる――のだが。
「クロシェ!」
キースがそう叫んだ。そして彼は、卓の下の脚を、思い切り蹴った。
衝撃で、卓がぐらぐらと揺れる。カールは訝しんだ。なんだ、なにをしているんだ? とち狂ったのかと不可思議に思った瞬間。
キースの目の前に、三羽の妖精が、舞った。
その妖精は、キースのカップに近付くと、えいやとそれを持ち上げ、ひっくり返した。
カップの中身は当然全てぶちまけられ、あたりをじんわりと濡らす。
「――驚きましたね。突然、地震が起こるとは」
飄々と、そんなでまかせが、キースの口から出てくる。
「おかげで僕のカップがひっくり返っちゃいましたよ。ああ、勿体ないなあ」
熱いお茶が卓上のクロスをしとどに濡らす。先ほど、キースが溢した染みを覆い隠すほどに。マナー違反の証拠は、隠滅された。これを指摘してもとぼけられて終わる。
キースは、迫りくる二択を、己に賭けたのだ。自分の機転ならばきっと、予測不能の魔法に対し、クロシェの妖精のみで対処することができるだろう、と。
その場全員のマナは「1」となった。攻めるならば、今、この瞬間しかない。キースは右手を、カールにかざす。
「カール、答えろ。【この地には、隠しているものがあるか】」
そして躊躇なく発動する強制質問。この魔法を出させないように無理に立ち回っていたカールの妨害は、対処されてしまった。一瞬の余裕がキースに攻めの機会を与え、絶対の質問を許してしまう――。
はずなのに。その答えが返ってくることは、無かった。
目の前に座っていたはずのカールの姿が、忽然と消えていたのだ。
質問をした対象がそこにいないのであれば、返事があるはずもなく。絶対の強制質問は、そのまま虚空に掻き消えた。
そして、次の瞬間、中空に浮いていた天秤が揺らぎ、光を霧散させながら、その存在が消滅しはじめた。
キースとカールの目の前の数字は「0」。クロシェのみ「1」となっている。この【テーブル】の勝者はクロシェ。差分の「1」分のマナが、天秤を経由して彼女の体内に移動する。
そして、再び鐘の音が遠くから鳴り響くと、この場を包んでいた神秘が効力を失った。
「ホストのいない【テーブル】などあり得ず。故に、卓は閉じられました」
果たしてどこにいたのだろうか。声のするほうを向くと、扉の傍で立っている、カールの姿がそこにあった。
「カール様」
何かをまくし立て、今の質問を全力で流そうとしているカールを制止した。
キースは彼に対して、手をかざす。前言撤回だ。ここには、何かがある。
「【ここにはなにか隠されたものがあるか――」
東方魔術【正か否の強制質問】。相手は、質問されたことに対して、強制的に【はい】か【いいえ】の答えを返さなければならない。
拒否不能の強制質問が完了する間際に、カールは、懐から宝玉を取り出し、叫んだ。
「クライン家当主が、道理を曲げて奉る。――強制発動。【オープン・テーブル】」
その瞬間、天空から鐘の音が響き、虚空から黄金に輝く天秤が一台、現れた。そして、その卓に座る三名の保有するマナが即座に回収され、各々に「2」ずつのマナが配られる。
無論、発動途中であった魔法は、天秤の強制的な回収により、中断となる。
「カール様……?」
クロシェは、戸惑いの声を上げた。さっきまで、あんなにも朗らかで、穏やかだった男が。
卓の向こうで、鬼のような、厳しい目つきに変貌していたのだから。
「嘘……【テーブル】の強制発動なんて、そんな邪法を、何故、貴方が……こんなところで」
「キース様」
主君を呼びかける貴族の声は、冷淡だった。
「何故貴方は、ケーキスタンドの上段から手を付けられているのでしょうか?」
そんな、マナー違反を指摘された。驚いて、自身の前にある三段式のスタンドを見る。
上段にケーキ、中段にスコーンなどの焼き菓子、下段にサンドイッチが置かれている。
原則としては、サンドイッチから、甘いスイーツへ、と順番に進むのがマナーである。無論、キースもそのように心がけていた。
だが、目の前のスタンドの上段のケーキが、いつの間にか消えていた。これは、順番を無視して食べた、という証拠に他ならない。
つまりマナー違反である。
反論する手立てなどなく、キースのマナは「1」に減る。
その様子を黙ってみていたカールのマナの数字は――いつの間にか「1」になっていて。やがて「2」へと増えるのであった。
「カール」
キースの語気は、強くなった。
「魔法を使って、僕のマナを奪い取った……領地交換の話をしている最中に、だ。明らかな敵対行為、領地交換には裏がある、と叫んでるようなものだぞ」
「ご随意に解釈されたらよろしい。――我々は、我々の、大事なものを守る、それだけです」
含みのある言い方だ。そう、思い返せば【テーブル】を強制発動させたのは確か――この畑は全てなのか、とそう尋ねたときだ。
あの際、キースは己の魔法で、彼に強制質問を投げかけようとしていた。
この【テーブル】は、その強制質問を封じるための強硬手段なのだとしたら? 第七王子の魔法を知っていて、その発動をなんとしてでも止めなければならなかったから、こんなマナーバトルを仕掛けているのだったら?
キースは、残り「1」になったマナを見ながら、逡巡する。
このマナを使って、引き続き、彼の抱える秘密に切り込むか。
貴重な残り「1」のマナは、これからのマナーバトルに備えて残すべきか。
先のハミルトン・シェラード戦で思い知っている。マナーバトルは、攻める方が有利。防衛側は、マナを全て失えば、相手から繰り出される魔法に対し、ただただ無防備になる。なんの手立ても無いままに、マナを根こそぎ奪われる、養分と果てるのだ。
残り「1」となったときのマナの使い方は、とんでも無く重要である。これをマナーバトルに用いるか、それとは関係の無い、ただの情報収集の道具として使うのかは――転生したてで経験の浅いキースに、簡単に決められるものではなかった。
その迷いを、狙われてしまった。
「キース様……おやおや、カップが空では無いですか」
カールが、ゆったりと、とんでもなく演技がかった口調で、指をさした。
「お茶を淹れなくてはいけませんなぁ。ここには使用人はおりませんので、申し訳ございませんが、ご自身で注いでいただければと」
そう促すカールの正面を見ると、彼のマナは――「1」になっていた。
――何をそこまで、怯えているのだ。
こんなにも無理に攻める理由は一つだ。キースのマナを「0」にして【正か否かの強制質問】を発動できなくさせるのが目的だろう。
そんなにも暴かれたくないことがある、ということだ。一体この地には、何があるのだ。
今、キースは二択を迫られている。この男は明らかに罠を仕掛けている。だが、指摘のとおり、空のカップにはお茶を注がなくてはいけない。その時、マナー違反に繋がるなにかが起きるだろう。
「1」のマナを、防衛に使うか。それとも、今、彼の秘密に向けて使うか。
カールが、にこにことしながら、第七王子の表情を眺めている。それに対し、キースはほんの少しだけ、彼を睨みつけ――そして、意を決したように、ポットを手に取り、己のカップに注いだ。
ポットは両手で持たない。片手だけで手に取った。素晴らしくマナー通りの所作であった。そこに間違いはない。だがカールが目論んでいたのは、そんな初歩的なマナーの正解不正解だけではなかった。
空になっていたカップに、ポットから翠色のハーブティーが注がれる。美しい宝石のような色合いの液体はカップに到着すると……なんと突如、ハーブティーの体積が増大し、カップから溢れ出てしまったのだった。
まかり間違っても「入れすぎた」なんてミスはしない。あまりにも不可解な現象だ。何もないところから液体が増えるなど。だが、現実にそれは起こっていて、キースがお茶を入れすぎて、卓を汚してしまった、という事実のみが残るのであった。
カールはそれを見て、裂けんばかりに口の端を吊り上げる。
見事に引っかかった愚かな王子に、マナー違反の制裁を下すのだと前のめる――のだが。
「クロシェ!」
キースがそう叫んだ。そして彼は、卓の下の脚を、思い切り蹴った。
衝撃で、卓がぐらぐらと揺れる。カールは訝しんだ。なんだ、なにをしているんだ? とち狂ったのかと不可思議に思った瞬間。
キースの目の前に、三羽の妖精が、舞った。
その妖精は、キースのカップに近付くと、えいやとそれを持ち上げ、ひっくり返した。
カップの中身は当然全てぶちまけられ、あたりをじんわりと濡らす。
「――驚きましたね。突然、地震が起こるとは」
飄々と、そんなでまかせが、キースの口から出てくる。
「おかげで僕のカップがひっくり返っちゃいましたよ。ああ、勿体ないなあ」
熱いお茶が卓上のクロスをしとどに濡らす。先ほど、キースが溢した染みを覆い隠すほどに。マナー違反の証拠は、隠滅された。これを指摘してもとぼけられて終わる。
キースは、迫りくる二択を、己に賭けたのだ。自分の機転ならばきっと、予測不能の魔法に対し、クロシェの妖精のみで対処することができるだろう、と。
その場全員のマナは「1」となった。攻めるならば、今、この瞬間しかない。キースは右手を、カールにかざす。
「カール、答えろ。【この地には、隠しているものがあるか】」
そして躊躇なく発動する強制質問。この魔法を出させないように無理に立ち回っていたカールの妨害は、対処されてしまった。一瞬の余裕がキースに攻めの機会を与え、絶対の質問を許してしまう――。
はずなのに。その答えが返ってくることは、無かった。
目の前に座っていたはずのカールの姿が、忽然と消えていたのだ。
質問をした対象がそこにいないのであれば、返事があるはずもなく。絶対の強制質問は、そのまま虚空に掻き消えた。
そして、次の瞬間、中空に浮いていた天秤が揺らぎ、光を霧散させながら、その存在が消滅しはじめた。
キースとカールの目の前の数字は「0」。クロシェのみ「1」となっている。この【テーブル】の勝者はクロシェ。差分の「1」分のマナが、天秤を経由して彼女の体内に移動する。
そして、再び鐘の音が遠くから鳴り響くと、この場を包んでいた神秘が効力を失った。
「ホストのいない【テーブル】などあり得ず。故に、卓は閉じられました」
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