喪われたアトランティス~Lost Atlantis~

1話

「よぉし、やっと届いたぞ！ふっふっふ、これであの『Lost Atlantis』ができる。それにしても、このデバイスはデカイな。どこに置こうか。」

この男の名は皇 謙信(すみらぎ けんしん)。
機械マニアであり、ゲームでは自らが機械となりえるものしか遊ばない。そんな男である。

「そうだな～。よしっここに決めた！そしたら、ここをこうして～…ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ。よしっ、接続完了！これで何時でもゲームが始められるな。その前に少し休憩するか。」

このデバイスは一見ゲームをするようには見えず、高価な椅子のように見える。

「ふぅ、さて始めるか。えっと、確か説明書には～お、あった。これを座って言えばいいんだな。それじゃ、よし、«Dive In»」

【事前登録確認…完了。】
【情報を検索…完了。皇謙信様】
【ソフトを確認…完了。『Lost Atlantis』を確認致しました。『Lost Atlantis』を開始致しますか？】

「ああ、始める。」

【かしこまりました。これより、インストールを開始…完了。『Lost Atlantis』を開始致します。……では、いってらっしゃいませ。】

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「っとと、ここが『Lost Atlantis』か。まずは設定からだよな。」

【ようこそ、いらっしゃいませ。設定を開始致しますか？】

「ああ、頼むよ。」

【承知致しました。これより、設定を開始致します。】

「おっ、草原みたいな場所に変わったな。」

【始めまして、初めにこの世界で生きる上での名前を決めてもらいます。どういう名前になさいますか？】

「じゃ、ケンジンにしてくれ。」

【承知致しました、ケンジン様。では、次に種族を決めてもらいます。】

「どういう種族がいるんだ？あとこの世界に生きる全ての種族の説明をしてくれないか？」

【承知致しました。少し長くなりますがよろしいですか？】

「ああ、構わない。」

【では、まずこの世界の種族について説明致します。】

「ああ、わかった。」

【まず、種族は、大きく人属、精霊属、特殊属、古代属の4つに分かれます。
人属や他の種族でもさらに細かく分類できるので、説明致します。
まず、人属です。

人属は、人族、エルフ族、獣人族、魔族、ドワーフ族の5つに分かれ、人族は、この世界に最も多く存在しており、国を作って暮らしております。

国の種類は、アクロシア王国、イステェリング聖教国、バストロ帝国の3つつです。
人族は種族的には最弱ですが、頭が比較的よく才能も平均以上にあります。

人族には爵位があり、アクロシア王国では、上から、王、王族、貴族【公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵】、騎士【神級騎士、聖級騎士、仙級騎士、王級騎士、最上級騎士、上級騎士、中級騎士、下級騎士】、平民とあります。

イステェリング聖教国では、上から、神、教皇、枢機卿、総大司教、大司教、司教、司祭、助祭、修道士(修道女)とあります。

バストロ帝国では、上から、帝王、帝王家、貴族【公爵、侯爵、辺境伯爵、伯爵、子爵、男爵】、騎士【神帝級、聖帝級、仙帝級、帝級、上級、中級、下級、最下級】、平民、奴隷とあります。

エルフ族は、魔法と弓に優れており、世界樹を中心にベネヴィア樹王国という国を作り生活しております。エルフ族には位があり上から、エンシェントエルフ、ハイエルフ、エルフ、ハーフエルフとあります。また、これの他に魔術位という魔術師の位があり、上から、神級、聖級、仙級、王級、上級、中級、下級、生活とあります。

獣人族は、種類が多様ですが総じて動物の特徴が現れており、陸に生きるものであれば耳と尾があり、空に生きるものであれば羽と尾が、海に生きるものであれば下半身にその生物の特徴が現れます。
代表的なもので言えば、銀狼族、銀琥族、黒狐族、金鳥族があります。基本的には族ごとに集落があり、そこで暮らしていますが年に一度の族長集会のためにアスタジア獣王国という国を作り、代表を決め、暮らしております。
また、国には位があり、上から、神獣、聖獣、獣王、大臣【民生大臣・戦軍大臣・防国大臣・獣生大臣】、獣騎士【神獣騎士、聖獣騎士、仙獣騎士、王獣騎士、獣騎士】、平民とあります。

魔族は、2本の角に褐色肌が特徴で魔法や魔族特有の魔術というものにおいてとても優れています。
魔族は派閥で分かれており、魔王軍、反魔王軍、中立魔軍とあります。それぞれ位があり、魔王軍では、上から、魔王、王級魔族、貴族位(アクロシア王国の貴族と同様)級魔族、上級魔族、中級魔族、下級魔族、悪魔とあります。
反魔王軍と中立魔軍は、魔王軍と上二つの名称が違い、それぞれ、反魔王軍は魔帝に帝級魔族、中立魔軍は魔仙(赫仙、惰仙、暴仙、傲仙、欲仙、性仙、嫉仙)、仙級となります。

ドワーフは、巨人、鍛鋼人、小人に分けられ、巨人は平均2m50cmの身長を持ち、とても力が強いため比較的重い重武具を作ることが得意です。
鍛鋼人は平均1m70cmの身長を持ち、全ての武具を作れますが巨人・小人にはおよびません。
小人は1m20cmの身長を持ち、手先が器用なためアクセサリーや工具を作ることが得意です。

では、次に精霊属です。
精霊属は、精霊族と妖精族に分けられ、

精霊族は、妖精族の下位種族であり自然を管理し力を巡らせる役割を持ちます。また、種族固有の魔法である精霊魔法を持っています。

妖精族は、精霊の上位種族であり世界を監視し力を活性化させる役割を持ちます。また、種族固有の魔法である妖精魔法を持っています。

精霊や妖精には、位があり上から、王、最上級、上級、中級、下級、最下級とあります。

次に、特殊属です。
特殊属は、獣族と魔物族に分けられ、

獣族は、普通の動物がレベルを上げ、高レベルとなった際、稀にとても頭が優れる場合があり、そこから意思疎通が可能となった賢き獣のことを指します。

魔物族とは、獣族が魔をおび、さらに強くなった個体を指します。一般的に魔物族は友好的であり、三邪神が生み出した魔物とはまた違う存在です。

次に、超越属です。
超越属は超越族しかなく、一般的に超越者と呼ばれ、生まれた種を超えた力を持ち、古代属を除く全ての種族がなる可能性を持っています。

最後に古代属です。
古代属は、神族、機械族、神獣族に分けられ、
神族は、この世界を管理し守護する古代属に属するもの以外の全ての種族を創り出した存在のことを指します。
また、例外として邪神が存在しこれらは世界の破壊・支配を目的として動いています。
聖教国では、聖神・善神、悪神、邪神に分けられており、
聖神として、
聖典で人間を創造し、最初にこの世界に降り立ってきたとされている
創造と再生を司るクリュイエト。

善神として、
聖典でクリュイエトにつぎ、2番目に降り立って来たとされる
安寧と秩序を司るディテール。

聖典でクリュイエトによって、より世界を管理・守護できるようにと召喚された
自然と巡りを司るレニア。

悪神として、
聖典でクリュイエトにこの世の全てを神だけで管理すべきであると反論した
法と理を司るスケイルス。

聖典でこの世の全ての戦や争いの発端とされる闘争を起こした
戦と破壊を司るアレス。

聖典でこの世の厄災や不幸を生み出した
魔と災厄を司るリエルァル。

聖典でクリュイエトに叛逆し、この世を奪おうとした
機会と破滅を司るデウス・エクス・マキナ。

聖典でクリュイエトに反対し、この世の生命を全て取り上げようとした
生命と輪廻を司るライフ。

邪神は、
聖典でこの世の全ての悪事を生み出した
禁忌と邪悪を司るバルシルズ。

聖典でこの世の全ての悪意と混沌を生み出した
混沌と悪意を司るディニエルズ。

聖典でこの世の全ての罪と暴虐を生み出した
原罪と暴虐を司るザ・シン。
とおります。

次に機械族です。
機械族は、古代属の中で最も古い種族であり、神々がこの世に降り立つ前から存在し、聖教国では、古代の人類の最大の叡智とされています。

機械族には、さまざまな型があり、主に、神々が種族を作る際のモデルとなったものになります。
例えば、人族や魔族を作る際の人型。
エルフ族や獣人族、ドワーフ族、特殊属を作る際の動物型。
意思のある剣や盾を作る際の物質型。
精霊属や神々の降臨時の姿や神そのものを作る際の概念型。

があります。

次に、神獣族です。
神獣族は、古代属【神】に忠誠を誓うこの世の創成時から存在する獣族のことを指します。
1柱につき、3体存在し普段は獣の姿ですが人に変化することも可能です。】