34 / 69
第一部
妹はヤンデた!?
しおりを挟む
「頼むから、ほら、幸子も深雪も遥に唯も一回大きく深呼吸して…落ち着いて話し合おう?ジュースでも飲むか?お腹は空いてないか?それとも…イタッ」
「はぁ~、あんたが落ち着きなさい!私は今日あんたに何回、拳骨をかませばいいのかしらねぇ~」
「…母さん頼むから手加減してくれ…」
「幸子ちゃんに深雪ちゃん。よくこの馬鹿息子の為に来てくれたわね。ありがとうね?」
「いえ、おばさん。豊ちゃんが怪我したんだから当然ですよ」
「そうですよ。おばさん。気にしないで下さい」
「それからそちらの2人もありがとうねと初めましてね?」
「初めまして。遥と申します」
「初めまして。唯といいます」
「ホント綺麗な子ばかりね。会ったばかりでアレだけどやっぱりうちの息子の事を?」
「…はい。大好きです」
「豊君以外ボク達には見えてませんので…」
「ホントどうやったらこんな子達に好かれるのかしら。幸子ちゃんや深雪ちゃんのどちらかが嫁になるとは思っていたけど…」
「そうなのか、母さん?俺色々と初耳な事ばかりなんだけど…」
「その鈍感なところ1度病院で見て貰いなさいよ、全く!ねぇ、幸子ちゃん、深雪ちゃん?」
「は、はい/////」
「私の気持ちもバレてたなんて/////」
「深雪ちゃんも分かりやすくかったからね?いつからだったかしら。息子を見る目が恋する乙女の目になってたからね?」
「うっ…は…恥ずかしいです/////」
うっ…何だ?照れて顔を真っ赤にさせ髪を指で弄る深雪がめちゃくちゃ可愛い…。普段の態度はどうしたんだよ?
「えっ?…ぁ…可愛い…って…あぅぅ/////…」
「豊ちゃん?」
「豊和君?」
「豊君?」
「豊和?」
「豊和君?」
「松山様?」
「豊和殿!急に可愛いとか言うのはどうかと思うでゴザルよ?拙者達にも言うでゴザルよ!」
皆ジト目は止めような…。俺が何か悪いみたいだから…。いや、俺が悪いのか?
「えっ~と、声に出てたの…か?でも…可愛いのはでも事実だしな…。それに今更言わなくても皆凄く可愛いし美少女だろ?」
「「「「「「「「あぅ/////」」」」」」」」
─パカン!
「痛っ!!」
「…あんたがここまで鈍感に垂らし込むとは…」
「…いちいち殴るの止めてくれ、母さん。それに俺は垂らしてなんか…」
パカン!
「いてぇーよ!?」
「無自覚か、あんたは!とにかく…」
─ガチャ!
「お兄ちゃーん!」
「おう、渚。来てくれたのか?」
「あら、渚迄来たのね?」
「お兄ちゃん大丈夫なの?包帯迄巻いてるし…」
(私のお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!)
「二週間位で抜糸だそうだ。暫くは動かさない様にしないといけないけどな」
「そう…なんだ…。とにかく動かせないんだよね?」
「んっ、ああ、そうだな」
「コラ!渚。先に来てくれてる皆に挨拶なさい!」
「…誰、この人達?」
自己紹介が始まっちまったよ。自己紹介は良いんだけど何故か渚の後ろに…あれは山姥なの…か?山姥が見える気がするのは俺の気のせいだと思いたい…。
──「コホン、分かりました。お兄ちゃんがいつもお世話になっています。で・す・が・お兄ちゃんの面倒、及びお世話は私が致しますのでお帰り下さって結構ですよ?」
(こんなにいっぱい綺麗な女の子ばかり。お兄ちゃんは私だけのお兄ちゃんなんだから渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない)
「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」
「渚。俺は大丈夫だぞ!右腕は動くしな?」
「はぁ~、やっぱり渚…あんたもなのね」
「…んっ、母さん。やっぱりって何?」
「そうだよ!お母さん!お兄ちゃんは絶対に誰にも渡さないよ!」
(お兄ちゃんの子を孕むのは私なんだから!)
「はぁ~、皆ゴメンね!渚は超が付く程のブラコンなのよ。しかも若干…?ヤンデるのよね」
「「「「「「「「「………………えっ!?
……」」」」」」」」」
「…確かに俺にベッタリ、くっついて来てたけど…まさか…」
「確かに…豊ちゃんにベッタリだったね…」
「言われてみれば…そうね…」
「でも…ヤんでるなんて事は…」
─無いよな?と俺は思いたかったのだが母さんの話はまだ続いた…。
「はぁ~、あんたが落ち着きなさい!私は今日あんたに何回、拳骨をかませばいいのかしらねぇ~」
「…母さん頼むから手加減してくれ…」
「幸子ちゃんに深雪ちゃん。よくこの馬鹿息子の為に来てくれたわね。ありがとうね?」
「いえ、おばさん。豊ちゃんが怪我したんだから当然ですよ」
「そうですよ。おばさん。気にしないで下さい」
「それからそちらの2人もありがとうねと初めましてね?」
「初めまして。遥と申します」
「初めまして。唯といいます」
「ホント綺麗な子ばかりね。会ったばかりでアレだけどやっぱりうちの息子の事を?」
「…はい。大好きです」
「豊君以外ボク達には見えてませんので…」
「ホントどうやったらこんな子達に好かれるのかしら。幸子ちゃんや深雪ちゃんのどちらかが嫁になるとは思っていたけど…」
「そうなのか、母さん?俺色々と初耳な事ばかりなんだけど…」
「その鈍感なところ1度病院で見て貰いなさいよ、全く!ねぇ、幸子ちゃん、深雪ちゃん?」
「は、はい/////」
「私の気持ちもバレてたなんて/////」
「深雪ちゃんも分かりやすくかったからね?いつからだったかしら。息子を見る目が恋する乙女の目になってたからね?」
「うっ…は…恥ずかしいです/////」
うっ…何だ?照れて顔を真っ赤にさせ髪を指で弄る深雪がめちゃくちゃ可愛い…。普段の態度はどうしたんだよ?
「えっ?…ぁ…可愛い…って…あぅぅ/////…」
「豊ちゃん?」
「豊和君?」
「豊君?」
「豊和?」
「豊和君?」
「松山様?」
「豊和殿!急に可愛いとか言うのはどうかと思うでゴザルよ?拙者達にも言うでゴザルよ!」
皆ジト目は止めような…。俺が何か悪いみたいだから…。いや、俺が悪いのか?
「えっ~と、声に出てたの…か?でも…可愛いのはでも事実だしな…。それに今更言わなくても皆凄く可愛いし美少女だろ?」
「「「「「「「「あぅ/////」」」」」」」」
─パカン!
「痛っ!!」
「…あんたがここまで鈍感に垂らし込むとは…」
「…いちいち殴るの止めてくれ、母さん。それに俺は垂らしてなんか…」
パカン!
「いてぇーよ!?」
「無自覚か、あんたは!とにかく…」
─ガチャ!
「お兄ちゃーん!」
「おう、渚。来てくれたのか?」
「あら、渚迄来たのね?」
「お兄ちゃん大丈夫なの?包帯迄巻いてるし…」
(私のお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!)
「二週間位で抜糸だそうだ。暫くは動かさない様にしないといけないけどな」
「そう…なんだ…。とにかく動かせないんだよね?」
「んっ、ああ、そうだな」
「コラ!渚。先に来てくれてる皆に挨拶なさい!」
「…誰、この人達?」
自己紹介が始まっちまったよ。自己紹介は良いんだけど何故か渚の後ろに…あれは山姥なの…か?山姥が見える気がするのは俺の気のせいだと思いたい…。
──「コホン、分かりました。お兄ちゃんがいつもお世話になっています。で・す・が・お兄ちゃんの面倒、及びお世話は私が致しますのでお帰り下さって結構ですよ?」
(こんなにいっぱい綺麗な女の子ばかり。お兄ちゃんは私だけのお兄ちゃんなんだから渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない)
「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」
「渚。俺は大丈夫だぞ!右腕は動くしな?」
「はぁ~、やっぱり渚…あんたもなのね」
「…んっ、母さん。やっぱりって何?」
「そうだよ!お母さん!お兄ちゃんは絶対に誰にも渡さないよ!」
(お兄ちゃんの子を孕むのは私なんだから!)
「はぁ~、皆ゴメンね!渚は超が付く程のブラコンなのよ。しかも若干…?ヤンデるのよね」
「「「「「「「「「………………えっ!?
……」」」」」」」」」
「…確かに俺にベッタリ、くっついて来てたけど…まさか…」
「確かに…豊ちゃんにベッタリだったね…」
「言われてみれば…そうね…」
「でも…ヤんでるなんて事は…」
─無いよな?と俺は思いたかったのだが母さんの話はまだ続いた…。
24
あなたにおすすめの小説
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた
歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。
剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。
それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。
そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー
「ご命令と解釈しました、シン様」
「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」
次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる