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なんやかんやでノアナと仲良くなって数週間。
最近はアイザックと二人で会話しててもノアナに睨まれなくなったのはきっと私の気の所為ではないと思う。
ただ、この前ちょっとノアナに「フォリナは兄さんのこと恋愛的な意味でどう思いますか?」って聞かれて際に「いや、どうも思わないわ。気を使わなくていいただの友人ね」と答えたところ軽く冷たい目を向けられたのが割と精神的に辛かったです。
それでもまあ、そんな質問をされた日にノアナにお土産としてフェリナと二人で作った花冠を渡した際にそれはそれは嬉しそうな笑顔を浮かべてくれたのでこれに関してはいい事をしたと思っていたりする。
と、考えている所で唐突に開いた自室の窓。
私はいつも通りにギノがおやつを食べに来たのかとそちらに目を向けたところ、そこには物凄く嫌そうな顔をしたギノと見知らぬ顔の少年がいた。
「……ギノ、そちらの人は誰かしら?」
ポツリとギノを見てそう問い掛ければ彼は心底嫌そうな顔をしながら「……同業者」と言って憎々しげに隣でヘラヘラ笑うオレンジ色の髪の少年を睨む。
でもまあそれはどうでもいいとして、私はギノの隣にいる少年に声を掛けた。
「さっきからヘラヘラ笑っているのはいいけれど自己紹介とここへ来た目的ぐらい話してくれないかしら?」
すると、ハッとした様な顔を浮かべた彼はニヤニヤとした表情で私に対して自己紹介を一つ。
「おぉ、ごめんな。俺の名前はラルク。ギノの同業者兼友人や!んで、ここに来た理由はやたら最近ギノが上機嫌でどっか行くからそれが気になって着けて来た!!」
バシバシと迷惑そうな顔をするギノを尻目に彼の背を叩くラルク。
取り敢えず、私の頭の中にあるゲームの中にそんなキャラは出て来なかったので彼は主要な人物ではないのだろう。
私は目の前の彼に対して「そうなのね」というと、軽くラルクに自己紹介を返すと、そのまま部屋の中央にある机の上に予めギノ用に用意してあったゼリーを置いて、何食わぬ顔で椅子に座ったギノを心底不思議そうな顔で見ているラルクにクッキーを差し出した。
「どうぞ」
すると、ラルクは軽くこちらに驚いた表情を浮かべつつも素直に椅子に座るなり「ありがとうな」といったと思うと、そのままクッキーを片手にギノをつつき始めたではないか。
「なんやお前、やたらいい思いしてるみたいやん。なんで俺にはこんなもん食べてんの教えてくれへんかったんや!てか、フォリナちゃんはなんで俺らにこんないいもん出すん?」
こてりと目の前の彼が首を傾けながらこちらを見る。
私はそれに対して紅茶を片手にこう答えた。
「前に妹が誘拐されそうになった時に彼に助けて貰ったのよ。その時にお礼にお菓子を渡したら気に入ってくれたみたいだからかしら?あと、甘い物を食べてる時のギノって雰囲気が柔らかくなるでしょ?それが可愛くてね」
「へぇ~、ギノが人助けなぁ。つか、こいつが可愛いってフォリナちゃん頭大丈夫?」
ケラケラとお腹を片手で抑えながら笑うラルクと、無言でゼリーを食べながら彼を睨むギノ。
というかこれだけ表情豊かで感情表現の豊富な彼は本当に暗殺業をしている人物なのか?
私は軽く疑いの目をラルクに向けながら、紅茶を一口飲む。
すると、何を思ったのかこちらを見たギノがこう言ってきたではないか。
「……こいつ、馬鹿だけど実力だけはあるよ」
「馬鹿ってなんや馬鹿って!?せめてアホって言ってくれるか!」
「……うるさい」
心底煩わしそうな顔をしてゼリーを食べ終えたギノはラルク用に出したお皿からクッキーを奪って食べる。
そしてそれを見たラルクが「あぁ!それ俺のやから取んなや!!」と叫び、もはやその場の状態は騒がしいの一言。
それでも二人のやり取りは見ていて楽しいので私はお皿に乗せたクッキーを増やすわけでもなく目の前で繰り広げられる攻防を見ながら、その場に肘を付いて傍観の姿勢を取る。
「ちょ、黙って見とらんとこいつ止めてくれる!?俺のクッキーなくなりそうなんやけど!?」
「……元々は俺のだし」
「いやいやいや、元々はフォリナちゃんのやん!?」
「……」
「黙るんかい!」
「……うるさい」
ふとそういうなりギノが浮かべた表情は何処か少し不貞腐れているようなもので、私は彼の浮かべたそんな表情に驚きつつもこんな言葉を口にしていた。
「二人共仲が良いのね」
まあ、この発言に対しては間を開けることなくギノが「別に良くないよ」と言ったもののその隣にいたラルクが少し嬉しそうな目をギノに向けるなりギノが少し照れ臭そうにすぐさまそっぽを向いたことから本当は仲がいいのだろうということが伺えたりした日だった。
ただ唯一、このラルクという少年が後に私のよく知るゲームの中の次のシリーズにて出てくる攻略キャラだとはこの時の私もこれからの私も次シリーズのゲーム発売前に死んだせいで一切知るよしもなかった。
最近はアイザックと二人で会話しててもノアナに睨まれなくなったのはきっと私の気の所為ではないと思う。
ただ、この前ちょっとノアナに「フォリナは兄さんのこと恋愛的な意味でどう思いますか?」って聞かれて際に「いや、どうも思わないわ。気を使わなくていいただの友人ね」と答えたところ軽く冷たい目を向けられたのが割と精神的に辛かったです。
それでもまあ、そんな質問をされた日にノアナにお土産としてフェリナと二人で作った花冠を渡した際にそれはそれは嬉しそうな笑顔を浮かべてくれたのでこれに関してはいい事をしたと思っていたりする。
と、考えている所で唐突に開いた自室の窓。
私はいつも通りにギノがおやつを食べに来たのかとそちらに目を向けたところ、そこには物凄く嫌そうな顔をしたギノと見知らぬ顔の少年がいた。
「……ギノ、そちらの人は誰かしら?」
ポツリとギノを見てそう問い掛ければ彼は心底嫌そうな顔をしながら「……同業者」と言って憎々しげに隣でヘラヘラ笑うオレンジ色の髪の少年を睨む。
でもまあそれはどうでもいいとして、私はギノの隣にいる少年に声を掛けた。
「さっきからヘラヘラ笑っているのはいいけれど自己紹介とここへ来た目的ぐらい話してくれないかしら?」
すると、ハッとした様な顔を浮かべた彼はニヤニヤとした表情で私に対して自己紹介を一つ。
「おぉ、ごめんな。俺の名前はラルク。ギノの同業者兼友人や!んで、ここに来た理由はやたら最近ギノが上機嫌でどっか行くからそれが気になって着けて来た!!」
バシバシと迷惑そうな顔をするギノを尻目に彼の背を叩くラルク。
取り敢えず、私の頭の中にあるゲームの中にそんなキャラは出て来なかったので彼は主要な人物ではないのだろう。
私は目の前の彼に対して「そうなのね」というと、軽くラルクに自己紹介を返すと、そのまま部屋の中央にある机の上に予めギノ用に用意してあったゼリーを置いて、何食わぬ顔で椅子に座ったギノを心底不思議そうな顔で見ているラルクにクッキーを差し出した。
「どうぞ」
すると、ラルクは軽くこちらに驚いた表情を浮かべつつも素直に椅子に座るなり「ありがとうな」といったと思うと、そのままクッキーを片手にギノをつつき始めたではないか。
「なんやお前、やたらいい思いしてるみたいやん。なんで俺にはこんなもん食べてんの教えてくれへんかったんや!てか、フォリナちゃんはなんで俺らにこんないいもん出すん?」
こてりと目の前の彼が首を傾けながらこちらを見る。
私はそれに対して紅茶を片手にこう答えた。
「前に妹が誘拐されそうになった時に彼に助けて貰ったのよ。その時にお礼にお菓子を渡したら気に入ってくれたみたいだからかしら?あと、甘い物を食べてる時のギノって雰囲気が柔らかくなるでしょ?それが可愛くてね」
「へぇ~、ギノが人助けなぁ。つか、こいつが可愛いってフォリナちゃん頭大丈夫?」
ケラケラとお腹を片手で抑えながら笑うラルクと、無言でゼリーを食べながら彼を睨むギノ。
というかこれだけ表情豊かで感情表現の豊富な彼は本当に暗殺業をしている人物なのか?
私は軽く疑いの目をラルクに向けながら、紅茶を一口飲む。
すると、何を思ったのかこちらを見たギノがこう言ってきたではないか。
「……こいつ、馬鹿だけど実力だけはあるよ」
「馬鹿ってなんや馬鹿って!?せめてアホって言ってくれるか!」
「……うるさい」
心底煩わしそうな顔をしてゼリーを食べ終えたギノはラルク用に出したお皿からクッキーを奪って食べる。
そしてそれを見たラルクが「あぁ!それ俺のやから取んなや!!」と叫び、もはやその場の状態は騒がしいの一言。
それでも二人のやり取りは見ていて楽しいので私はお皿に乗せたクッキーを増やすわけでもなく目の前で繰り広げられる攻防を見ながら、その場に肘を付いて傍観の姿勢を取る。
「ちょ、黙って見とらんとこいつ止めてくれる!?俺のクッキーなくなりそうなんやけど!?」
「……元々は俺のだし」
「いやいやいや、元々はフォリナちゃんのやん!?」
「……」
「黙るんかい!」
「……うるさい」
ふとそういうなりギノが浮かべた表情は何処か少し不貞腐れているようなもので、私は彼の浮かべたそんな表情に驚きつつもこんな言葉を口にしていた。
「二人共仲が良いのね」
まあ、この発言に対しては間を開けることなくギノが「別に良くないよ」と言ったもののその隣にいたラルクが少し嬉しそうな目をギノに向けるなりギノが少し照れ臭そうにすぐさまそっぽを向いたことから本当は仲がいいのだろうということが伺えたりした日だった。
ただ唯一、このラルクという少年が後に私のよく知るゲームの中の次のシリーズにて出てくる攻略キャラだとはこの時の私もこれからの私も次シリーズのゲーム発売前に死んだせいで一切知るよしもなかった。
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