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あの日からトントン拍子に時は経ち遂にやって来てしまった私達がクロウラに通う年になった。
そして、今日はカインの誕生日パーティという事で私達は父と母に言われるままにフェリナは水色で私は赤色のドレスを着ながら馬車に乗っていたりする。
もう本当の本当に行きたくなさ過ぎて胃が痛いのだが今通ってる道が通行止めをしていてはくれないだろうか。
私はそっと馬車の窓に肘を掛けながら変わり行く外の風景を眺めながらそんなことを考える。
すると、ふと唐突に私とフェリナの目の前で先程まで楽しそうに会話していた両親がいきなり私の名を呼んだかと思うとこんな質問を投げかけて来た。
「そういえばフォリナ。貴女好きな人はいないの?」
ニコニコと満面の笑みを浮かべながら父の腕に手を添えつつ首を傾ける母と、そんな母の隣で母同様に微笑む父。
私は内心で『いきなりなんなんだ』と考えながら、両親とフェリナからの視線を一身に受けながら首を横に振った。
「特にはいませんね」
その瞬間、ふと母と顔を見合わて微笑んだ父は私に対して「フォリナ、カイン王子と婚約しないか?」ととんでもない事を尋ねて来た。
これには私も私の隣にいるフェリナも思わず「え……?」という声を揃えて口にし、目を見開き固まった。
しかし、父も母もそんな私達双子の様子は一切気にせず更に「嫌ならいいぞ?」や「無理強いをするつもりは無いわ」と続けて微笑んできた。
いや、まあ確かに嫌いでは無いし仲もいいとは思うけど自分の死亡フラクになる気しかしないので出来ればお断りしたい。
私にとってカインとの婚約は自身にとって死への分岐も有り得る物凄く恐ろしいものである。
でも、その事を目の前の父は勿論のこと母やフェリナだって知りはしないことであり、思わず私の口元がヒクリと引き攣ってしまったのは致し方ないことだと思う。
私は目の前でニコニコと微笑む二人へ迷いなく首を横に振った。
「ごめんなさい、私あまりまだそういうことは考えていなくて……」
「あら、そうなのね。私達こそごめんなさい。でも、そろそろ貴女もフェリナも婚約相手を探さないとと私もお父様も思っているのよ……」
「その言葉はごもっともです……」
チラリと顔を上げれば少し困ったように頬に手を添える母とその隣で眉を八の字にしながら苦笑する父。
私だって婚約者を見付けられるものなら見付けたいのだが如何せんどうも出会いが少な過ぎるのだ。
確かにパーティーどには頻繁に出席していて人と関われる機会は多いし、恋愛をしようと思えば出来るには出来るとは思う。
だが、パーティー行った所で基本的に私の周りにはフェリナは勿論、レインやアイザックやノアナがいて向こうからはまず関わってこないし、こちらから関わろうにもフェリナを筆頭に友人作りを妨害されるのだから仕方ない。
それに、私自身も前世の記憶があるからか自分と同年代の人達は基本的に年下のように思えて付き合いたいという気持ちが湧かないのだ。
もうこれは一生独身の道を突き進むしかないのかもしれない。
私は軽く両親とフェリナからの視線を感じながら乾いた笑みを浮かべると、両親に向けて「婚約の方は無しでお願いします」と告げて、遂に見え始めた城に目を向けて大きく溜息を吐いた。
そして、今日はカインの誕生日パーティという事で私達は父と母に言われるままにフェリナは水色で私は赤色のドレスを着ながら馬車に乗っていたりする。
もう本当の本当に行きたくなさ過ぎて胃が痛いのだが今通ってる道が通行止めをしていてはくれないだろうか。
私はそっと馬車の窓に肘を掛けながら変わり行く外の風景を眺めながらそんなことを考える。
すると、ふと唐突に私とフェリナの目の前で先程まで楽しそうに会話していた両親がいきなり私の名を呼んだかと思うとこんな質問を投げかけて来た。
「そういえばフォリナ。貴女好きな人はいないの?」
ニコニコと満面の笑みを浮かべながら父の腕に手を添えつつ首を傾ける母と、そんな母の隣で母同様に微笑む父。
私は内心で『いきなりなんなんだ』と考えながら、両親とフェリナからの視線を一身に受けながら首を横に振った。
「特にはいませんね」
その瞬間、ふと母と顔を見合わて微笑んだ父は私に対して「フォリナ、カイン王子と婚約しないか?」ととんでもない事を尋ねて来た。
これには私も私の隣にいるフェリナも思わず「え……?」という声を揃えて口にし、目を見開き固まった。
しかし、父も母もそんな私達双子の様子は一切気にせず更に「嫌ならいいぞ?」や「無理強いをするつもりは無いわ」と続けて微笑んできた。
いや、まあ確かに嫌いでは無いし仲もいいとは思うけど自分の死亡フラクになる気しかしないので出来ればお断りしたい。
私にとってカインとの婚約は自身にとって死への分岐も有り得る物凄く恐ろしいものである。
でも、その事を目の前の父は勿論のこと母やフェリナだって知りはしないことであり、思わず私の口元がヒクリと引き攣ってしまったのは致し方ないことだと思う。
私は目の前でニコニコと微笑む二人へ迷いなく首を横に振った。
「ごめんなさい、私あまりまだそういうことは考えていなくて……」
「あら、そうなのね。私達こそごめんなさい。でも、そろそろ貴女もフェリナも婚約相手を探さないとと私もお父様も思っているのよ……」
「その言葉はごもっともです……」
チラリと顔を上げれば少し困ったように頬に手を添える母とその隣で眉を八の字にしながら苦笑する父。
私だって婚約者を見付けられるものなら見付けたいのだが如何せんどうも出会いが少な過ぎるのだ。
確かにパーティーどには頻繁に出席していて人と関われる機会は多いし、恋愛をしようと思えば出来るには出来るとは思う。
だが、パーティー行った所で基本的に私の周りにはフェリナは勿論、レインやアイザックやノアナがいて向こうからはまず関わってこないし、こちらから関わろうにもフェリナを筆頭に友人作りを妨害されるのだから仕方ない。
それに、私自身も前世の記憶があるからか自分と同年代の人達は基本的に年下のように思えて付き合いたいという気持ちが湧かないのだ。
もうこれは一生独身の道を突き進むしかないのかもしれない。
私は軽く両親とフェリナからの視線を感じながら乾いた笑みを浮かべると、両親に向けて「婚約の方は無しでお願いします」と告げて、遂に見え始めた城に目を向けて大きく溜息を吐いた。
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