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第一部 第1章 竜の目覚め篇
第9話 二匹の竜
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こうしてクリアとダンジョンに入った訳だが、まずは構造を把握しなければ。
神眼を使用し、このダンジョンは20階層あることが判明した。遺跡型のこのダンジョンはトラップなども多い。踏むと床が抜けるものや、天井が落下してくるものなど様々だ。何人か冒険者もこのダンジョンに潜って居るようだ。
構造やトラップの配置を理解したので、安全に進むことが出来た。しかしモンスターとはどう進んでも遭遇するようになっているらしい。
「リュートさんの魔法って凄いですね!見たことないものばかりです」
「まぁな」
クリアの見た目は俺とそんなに変わらない。目の色が黒いこと、金の模様がないこと、少し体長が小さいくらいことくらいだ。しかし雌なので、そばにいてくれて褒められると嬉しい。少し鼻が高くなったのは事実だ。
ダンジョンを進むと、1匹のモンスターが俺たちの前に現れた。
種族 邪鬼(ホブゴブリン)
rank 15
技能 怪力 槌術
雑魚にしては強い方だ。クリアのいい経験値になりそうだ。
「クリア、アイツを倒すぞ」
「は、はい!頑張ります」
気合いは十分のようだが声が震えている。少し離れてクリアのうごきを確認する。動きが硬い。まぁ格上相手じゃそれが普通だろう。
「援護する」
「創成・チェーン」
俺はホブゴブリンを鎖で縛りじわじわとダメージを与えていった。
「今だクリア!」
「はい!」
クリアは飛び上がり、両脚で踏みつけた。
ホブゴブリンは倒れた。
「やったー!私にも出来ました!」
クリアが跳んで喜んでいる。
『初の共闘によりスキルが付与されました』
どうやら、新しいスキルを獲得したようだ。
名前 リュート・ヤガミ
種族 真小竜・神種(ジェニュインミニドラゴン・ディバイン)
rank 200
称号 ????
技能 次元操作 神眼 耐性(全) 神の血潮 創成 魔力錬成 ???? 自動発動
自動発動 本人の意図しない不意打ちなどを感知した場合、自動で防御魔法が発動する。
かなり有益なスキルだ。これなら寝首をかかれることは無くなるだろう。
「私もランクが上がりました!ありがとうございますリュートさん!」
クリアも嬉しそうにしている。どれどれどのくらい上がったんだろうか。
名前 クリア
種族 小竜・希少種
rank 20
技能 重力操作
ランクが20まで上がり、重力操作を覚えたようだ。重力操作とは、見るからに強力そうな魔法だ。
「リュートさん 私も魔法が使えるようになりました!」
「それはよかった このままどんどん進んでいこう」
「私、魔法を試して見たいです」
「よし、あのホブゴブリンを狙ってみようか」
クリアは詠唱を開始した。
「重力操作!」
そう言い放つと、ホブゴブリンの周りの重力が大きくなり、動けなくなった。そこに俺が剣を落としてトドメ。俺の創成とかなり相性がいい魔法だ。
「俺たち相性いいな」
「リュートさんのお役に立てて嬉しいです」
こうして、二竜で階層を進んで行く。
このダンジョンにも見たことないモンスターが沢山いた。
物理攻撃があまり通らない「スライム」、集団で襲い掛かってくる「スケルトン」などがこのダンジョンに生息している。俺たちの魔法にかかれば余裕で討伐できた。
こうして第10階層までたどり着いた。神眼があるので半日もかからなかっただろう。
ボス部屋の扉がある。このダンジョンには中ボスがいるようだ。
「クリアこの先は中ボスだ油断しないようにね」
「はい」
扉が開き中にモンスターがいた。
種族 重骨兵(ヘビースケルトン)
rank 75
称号 黒き骨壁
技能 硬化 骨召喚 弓術 槍術
クリアにとってはかなりの強敵だろう。しかしクリアにはまだまだ強くなってもらわねば。
「クリア。こいつを1匹だけで倒すんだ」
「私だけでですか?無理ですよ!」
「俺はクリアを信じてる」
ここまでの戦いでだいぶランクも上がっていることだろう。それにヤバくなったら最悪、俺が助ければいい。
「わかりました。頑張ってみます」
こうしてクリアの試練が始まった。
神眼を使用し、このダンジョンは20階層あることが判明した。遺跡型のこのダンジョンはトラップなども多い。踏むと床が抜けるものや、天井が落下してくるものなど様々だ。何人か冒険者もこのダンジョンに潜って居るようだ。
構造やトラップの配置を理解したので、安全に進むことが出来た。しかしモンスターとはどう進んでも遭遇するようになっているらしい。
「リュートさんの魔法って凄いですね!見たことないものばかりです」
「まぁな」
クリアの見た目は俺とそんなに変わらない。目の色が黒いこと、金の模様がないこと、少し体長が小さいくらいことくらいだ。しかし雌なので、そばにいてくれて褒められると嬉しい。少し鼻が高くなったのは事実だ。
ダンジョンを進むと、1匹のモンスターが俺たちの前に現れた。
種族 邪鬼(ホブゴブリン)
rank 15
技能 怪力 槌術
雑魚にしては強い方だ。クリアのいい経験値になりそうだ。
「クリア、アイツを倒すぞ」
「は、はい!頑張ります」
気合いは十分のようだが声が震えている。少し離れてクリアのうごきを確認する。動きが硬い。まぁ格上相手じゃそれが普通だろう。
「援護する」
「創成・チェーン」
俺はホブゴブリンを鎖で縛りじわじわとダメージを与えていった。
「今だクリア!」
「はい!」
クリアは飛び上がり、両脚で踏みつけた。
ホブゴブリンは倒れた。
「やったー!私にも出来ました!」
クリアが跳んで喜んでいる。
『初の共闘によりスキルが付与されました』
どうやら、新しいスキルを獲得したようだ。
名前 リュート・ヤガミ
種族 真小竜・神種(ジェニュインミニドラゴン・ディバイン)
rank 200
称号 ????
技能 次元操作 神眼 耐性(全) 神の血潮 創成 魔力錬成 ???? 自動発動
自動発動 本人の意図しない不意打ちなどを感知した場合、自動で防御魔法が発動する。
かなり有益なスキルだ。これなら寝首をかかれることは無くなるだろう。
「私もランクが上がりました!ありがとうございますリュートさん!」
クリアも嬉しそうにしている。どれどれどのくらい上がったんだろうか。
名前 クリア
種族 小竜・希少種
rank 20
技能 重力操作
ランクが20まで上がり、重力操作を覚えたようだ。重力操作とは、見るからに強力そうな魔法だ。
「リュートさん 私も魔法が使えるようになりました!」
「それはよかった このままどんどん進んでいこう」
「私、魔法を試して見たいです」
「よし、あのホブゴブリンを狙ってみようか」
クリアは詠唱を開始した。
「重力操作!」
そう言い放つと、ホブゴブリンの周りの重力が大きくなり、動けなくなった。そこに俺が剣を落としてトドメ。俺の創成とかなり相性がいい魔法だ。
「俺たち相性いいな」
「リュートさんのお役に立てて嬉しいです」
こうして、二竜で階層を進んで行く。
このダンジョンにも見たことないモンスターが沢山いた。
物理攻撃があまり通らない「スライム」、集団で襲い掛かってくる「スケルトン」などがこのダンジョンに生息している。俺たちの魔法にかかれば余裕で討伐できた。
こうして第10階層までたどり着いた。神眼があるので半日もかからなかっただろう。
ボス部屋の扉がある。このダンジョンには中ボスがいるようだ。
「クリアこの先は中ボスだ油断しないようにね」
「はい」
扉が開き中にモンスターがいた。
種族 重骨兵(ヘビースケルトン)
rank 75
称号 黒き骨壁
技能 硬化 骨召喚 弓術 槍術
クリアにとってはかなりの強敵だろう。しかしクリアにはまだまだ強くなってもらわねば。
「クリア。こいつを1匹だけで倒すんだ」
「私だけでですか?無理ですよ!」
「俺はクリアを信じてる」
ここまでの戦いでだいぶランクも上がっていることだろう。それにヤバくなったら最悪、俺が助ければいい。
「わかりました。頑張ってみます」
こうしてクリアの試練が始まった。
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