41 / 529
第3章 竜人の暮らし篇
第37話 新たな仲間
しおりを挟む
『戦闘の終了を確認しました』
『新種討伐 短時間撃破 単軍 が達成されたため、戦闘に参加した者に経験値とスキルが付与されます』
「私たち勝てたんだ…」
「何とかなりましたわ」
「リュートの命令通りに動いただけで、こんなに変わるものなのか…」
「す、凄いですよ!私たちあんなに巨大なモンスター倒しちゃいました!」
これで、全員がレベルアップしただろう。どれどれ…
名前 クリア
種族 竜姫・混神種(ドランメイデン・エンブレイス)
rank 450
称号 重力姫
技能 重力操作 魅了 成長促進 癒しの力 身体強化
名前 サレナ・ホワイトハート
種族 人
職業 剣聖(ソードマスター)
Lv 395
称号 白き花
技能 剣術(極) 超跳躍 勇気 回避強化 速度上昇 不屈 連撃
名前 ミラ・ヴェール
種族 エルフ
職業 ギルド教官
Lv 314
称号 緑の射手
技能 上級弓術 千里眼 集中 命中強化 魔法(風、雷) 付与術(矢) 誘導 追尾
名前 ルージュ・フロン
種族 人
職業 魔法士
Lv 288
技能 魔法(火、光、闇) 幸運 出力上昇 魔力共有 魔力防御
各自かなりレベルが上がり、強くなれたようで良かった良かった。
そう言えば俺はどうなんだ?
名前 リュート・ヤガミ
種族 真竜人・神越種(ジェニュインドラゴニュート・ディバインクロス)
rank 699
称号 次元の冠者
技能 次元操作 神眼 耐性(全) 神性 創成 魔力錬成 超越感覚 自動発動 魔法(全) 神圧 付与術 複製 変身 合成
ランクは少ししか上がっていないが、便利そうなスキルを覚えたので良しとしよう。
「ミラ?これで依頼は達成か?」
「あぁ。そうだな」
「よし、じゃあ帰るか」
帰りは特に何も無く、来た道をそのまま戻った。王都に戻った頃には、日が暮れていた。
「腹減ったし、何か食べないか?」
「じゃあ私が知っている店に行こう」
ミラの提案に乗り、みんなで食事を楽しんだ。俺が先に食べ終わりみんなを待っていると、
「リュートさん!お願いがあります」
「どうした?ルージュ?」
「私、リュートさんと一緒に旅がしたいです」
そう言うと、ルージュは自分の過去を話し始めた。
「私は実は捨て子だったんです。親が私を捨てた理由は、恐らく弱かったからです。魔法士の中には、他人のスキルなどを見ることができる人がいます。ほかの人たちが、スキルを持つ中、私だけはスキルを持たなかった。そして、私はこの街に捨てられました。そんな私を先生が拾ってくれたんです。先生は、こんな私に魔法や冒険者について教えてくれました。先生への恩はとても返しきれません。でも、いつまでもお世話になる訳にはいかないんです」
「なるほど。で?ホントの気持ちは?」
「えっ?」
「その言い方だとミラと離れたなくないようだが?」
「うっ…」
痛いところを突かれたようだ。
「ルージュ?」
「なんでしょう先生?」
「私も行く」
えっ?ミラも来んの?嬉しいけど驚いた。
「先生も?」
「私はエルフ故、長寿だ。昔は冒険者をしていたんだが、単純なことの繰り返しで、面白みをあまり感じなくなってな。ある時からギルドの教官になったんだ。しかし、リュート。お前が私の目の前に現れた。お前の圧倒的力、カリスマ性にとても興味が湧いた。私もぜひついて行きたい。ルージュだけ美味しい思いをするのは、ずるいぞ」
「クリアとサレナは構わないか?」
「うん仲間は多い方がいいよね」
「私も同意見ですわ」
これならなんの問題もないだろう。
「よしわかった、ルージュとミラも一緒に行こう」
「やった!嬉しいです。ありがとうございます」
「私まですまないな。今からギルドの教官を辞めることを伝えてくる」
「急に辞めて大丈夫なのか?」
「セムラは私がいつかまた冒険したくなるまでいればいいと言っていた。大丈夫だろう」
セムラさんいい人や。
「じゃあ。俺達は宿に戻るから」
「私は旅の支度をしたいです」
「了解だ」
「その後、リ、リュートさんの部屋に行ってもよろしいですか?」
「あぁ、構わないよ」
「わ、私も向かっていいだろうか」
「もちろんだ」
こうしてミラとルージュが仲間に加わったのだった。
『新種討伐 短時間撃破 単軍 が達成されたため、戦闘に参加した者に経験値とスキルが付与されます』
「私たち勝てたんだ…」
「何とかなりましたわ」
「リュートの命令通りに動いただけで、こんなに変わるものなのか…」
「す、凄いですよ!私たちあんなに巨大なモンスター倒しちゃいました!」
これで、全員がレベルアップしただろう。どれどれ…
名前 クリア
種族 竜姫・混神種(ドランメイデン・エンブレイス)
rank 450
称号 重力姫
技能 重力操作 魅了 成長促進 癒しの力 身体強化
名前 サレナ・ホワイトハート
種族 人
職業 剣聖(ソードマスター)
Lv 395
称号 白き花
技能 剣術(極) 超跳躍 勇気 回避強化 速度上昇 不屈 連撃
名前 ミラ・ヴェール
種族 エルフ
職業 ギルド教官
Lv 314
称号 緑の射手
技能 上級弓術 千里眼 集中 命中強化 魔法(風、雷) 付与術(矢) 誘導 追尾
名前 ルージュ・フロン
種族 人
職業 魔法士
Lv 288
技能 魔法(火、光、闇) 幸運 出力上昇 魔力共有 魔力防御
各自かなりレベルが上がり、強くなれたようで良かった良かった。
そう言えば俺はどうなんだ?
名前 リュート・ヤガミ
種族 真竜人・神越種(ジェニュインドラゴニュート・ディバインクロス)
rank 699
称号 次元の冠者
技能 次元操作 神眼 耐性(全) 神性 創成 魔力錬成 超越感覚 自動発動 魔法(全) 神圧 付与術 複製 変身 合成
ランクは少ししか上がっていないが、便利そうなスキルを覚えたので良しとしよう。
「ミラ?これで依頼は達成か?」
「あぁ。そうだな」
「よし、じゃあ帰るか」
帰りは特に何も無く、来た道をそのまま戻った。王都に戻った頃には、日が暮れていた。
「腹減ったし、何か食べないか?」
「じゃあ私が知っている店に行こう」
ミラの提案に乗り、みんなで食事を楽しんだ。俺が先に食べ終わりみんなを待っていると、
「リュートさん!お願いがあります」
「どうした?ルージュ?」
「私、リュートさんと一緒に旅がしたいです」
そう言うと、ルージュは自分の過去を話し始めた。
「私は実は捨て子だったんです。親が私を捨てた理由は、恐らく弱かったからです。魔法士の中には、他人のスキルなどを見ることができる人がいます。ほかの人たちが、スキルを持つ中、私だけはスキルを持たなかった。そして、私はこの街に捨てられました。そんな私を先生が拾ってくれたんです。先生は、こんな私に魔法や冒険者について教えてくれました。先生への恩はとても返しきれません。でも、いつまでもお世話になる訳にはいかないんです」
「なるほど。で?ホントの気持ちは?」
「えっ?」
「その言い方だとミラと離れたなくないようだが?」
「うっ…」
痛いところを突かれたようだ。
「ルージュ?」
「なんでしょう先生?」
「私も行く」
えっ?ミラも来んの?嬉しいけど驚いた。
「先生も?」
「私はエルフ故、長寿だ。昔は冒険者をしていたんだが、単純なことの繰り返しで、面白みをあまり感じなくなってな。ある時からギルドの教官になったんだ。しかし、リュート。お前が私の目の前に現れた。お前の圧倒的力、カリスマ性にとても興味が湧いた。私もぜひついて行きたい。ルージュだけ美味しい思いをするのは、ずるいぞ」
「クリアとサレナは構わないか?」
「うん仲間は多い方がいいよね」
「私も同意見ですわ」
これならなんの問題もないだろう。
「よしわかった、ルージュとミラも一緒に行こう」
「やった!嬉しいです。ありがとうございます」
「私まですまないな。今からギルドの教官を辞めることを伝えてくる」
「急に辞めて大丈夫なのか?」
「セムラは私がいつかまた冒険したくなるまでいればいいと言っていた。大丈夫だろう」
セムラさんいい人や。
「じゃあ。俺達は宿に戻るから」
「私は旅の支度をしたいです」
「了解だ」
「その後、リ、リュートさんの部屋に行ってもよろしいですか?」
「あぁ、構わないよ」
「わ、私も向かっていいだろうか」
「もちろんだ」
こうしてミラとルージュが仲間に加わったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる