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第6章 竜王の闘い篇
第71話 皇帝メルーグ
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クリアと別れ、独りで先に進む。兵士や盗賊の姿は無く、サクサクと進むことが出来た。長い階段の先に巨大な扉が現れる。その扉をゆっくり開く。中は広い空間で、奥に玉座がある。そこに一人の人影がある。皇帝だ。
パチパチパチ。皇帝が手を叩く。
「素晴らしい!よくぞここまでたどり着いた!君は素晴らしい力を持っているようだね」
「ここまで来れたのは仲間の力だ。俺の力では無い」
「しかし、君は私の元に来た。その事実は変わらない」
皇帝は優しく話しかけてくる。何が目的だ?
「そう怪しまないでくれ。私は君をスカウトしたい」
「スカウトだと?俺を?」
「そうだ。君が私と組めばこの世界に敵はいなくなる。報酬もたんまり払うし、君が望むものはなんでも与えよう。君はあんな弱小王国で眠っているような逸材では無い。私と一緒に世界を統べないか?」
「世界を統べるね…」
確かに悪い話ではない。だが…
「断る。俺は力で全てを解決するお前に従いたくはない。そして…」
「そして?」
「お前がいなくても仲間たちが居ればいつでも世界を統べることが出来る。この世界を統べるのは、お前ではなく俺だ」
「ハッハッハ!面白いやつだ。つまり君は私より強いと?」
「そう言ったつもりだが?」
「残念だよリュート。君なら私に並べる逸材だったのに」
皇帝の雰囲気が変わる。
「私に楯突くものはこの世にいらない。死んで貰って、体だけ使わせて頂こうか!」
神眼を発動する。
名前 バルク・メルーグ
種族 人
職業 皇帝
Lv 880
称号 暴力の化身
技能 皇帝力 変容
レベルが880だと?なんて高さだ。それにしてはスキルが少ない。
皇帝力 様々なスキルが合わさった複合スキル。その効果は未知数。
変容 体が変化する。変身とは違い元には戻れない。
皇帝力が厄介そうなスキルだ。だが、負ける訳には行かない。
「では始めようか!」
「あぁ」
皇帝が右手を突き出すと、立方体のキューブが現れた。
「私も本気で行かせてもらうよ」
そう言うと、キューブが発光し、皇帝の周りにバリアが発生する。
「このキューブは私のスキルをさらに強化してくれる、魔力増幅器だ。我らメルーグ帝国の最大の研究成果にして、最強の兵器だ。君では太刀打ちできないだろう」
「俺も本気で行かせてもらう!」
「変身・オリジン」
体に黒いアーマーを装着し、オリジンに変身する。
「ほう。中々面白い魔法を使うのだな。君がますます欲しくなってきた」
「お前の実験台になるつもりは無い。覚悟しろメルーグ!」
こうして、皇帝との戦いが幕を開けるのだった。
パチパチパチ。皇帝が手を叩く。
「素晴らしい!よくぞここまでたどり着いた!君は素晴らしい力を持っているようだね」
「ここまで来れたのは仲間の力だ。俺の力では無い」
「しかし、君は私の元に来た。その事実は変わらない」
皇帝は優しく話しかけてくる。何が目的だ?
「そう怪しまないでくれ。私は君をスカウトしたい」
「スカウトだと?俺を?」
「そうだ。君が私と組めばこの世界に敵はいなくなる。報酬もたんまり払うし、君が望むものはなんでも与えよう。君はあんな弱小王国で眠っているような逸材では無い。私と一緒に世界を統べないか?」
「世界を統べるね…」
確かに悪い話ではない。だが…
「断る。俺は力で全てを解決するお前に従いたくはない。そして…」
「そして?」
「お前がいなくても仲間たちが居ればいつでも世界を統べることが出来る。この世界を統べるのは、お前ではなく俺だ」
「ハッハッハ!面白いやつだ。つまり君は私より強いと?」
「そう言ったつもりだが?」
「残念だよリュート。君なら私に並べる逸材だったのに」
皇帝の雰囲気が変わる。
「私に楯突くものはこの世にいらない。死んで貰って、体だけ使わせて頂こうか!」
神眼を発動する。
名前 バルク・メルーグ
種族 人
職業 皇帝
Lv 880
称号 暴力の化身
技能 皇帝力 変容
レベルが880だと?なんて高さだ。それにしてはスキルが少ない。
皇帝力 様々なスキルが合わさった複合スキル。その効果は未知数。
変容 体が変化する。変身とは違い元には戻れない。
皇帝力が厄介そうなスキルだ。だが、負ける訳には行かない。
「では始めようか!」
「あぁ」
皇帝が右手を突き出すと、立方体のキューブが現れた。
「私も本気で行かせてもらうよ」
そう言うと、キューブが発光し、皇帝の周りにバリアが発生する。
「このキューブは私のスキルをさらに強化してくれる、魔力増幅器だ。我らメルーグ帝国の最大の研究成果にして、最強の兵器だ。君では太刀打ちできないだろう」
「俺も本気で行かせてもらう!」
「変身・オリジン」
体に黒いアーマーを装着し、オリジンに変身する。
「ほう。中々面白い魔法を使うのだな。君がますます欲しくなってきた」
「お前の実験台になるつもりは無い。覚悟しろメルーグ!」
こうして、皇帝との戦いが幕を開けるのだった。
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