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第7章 新たな暮らし篇
第77話 サラマ王国
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更に日が経ち、この体にもだいぶ慣れてきた。今日は仕事は特にないので、家でゆったりと過ごしている。
ムガ王国はメルーグ帝国壊滅後から特に何も無く平和だ。元メルーグ帝国の人民は、ムガ王国で治療を受けた後、そのままムガ王国にとどまるものもいたが、ダール王国やサラマ王国に行った人もいる。流石に、北のナバル帝国に向かうやつは居ないだろう。
ムガ王国には長い時間居るので、たまには別の国に行くのもいいのかもしれない。そう言えばサラマ王国に行ったことはなかった。
サラマ王国は、砂漠の国だ。ダール王国からしばらく西に向かうと砂漠が広がっている。その砂漠の中心にあるオアシスにあるのがサラマ王国だ。面積はムガ王国よりも広く、ダール王国より小さいと言った感じだ。兵力もそこそこにある。そして、何よりサラマ王国には勇者がいる。是非とも会ってみたい。
「なぁクリア?サラマ王国に行ってみないか?」
「リュートが行くなら行く」
ほかの三人も明日から仕事は入っていない。みんなで1ヶ月くらい旅行に出かけるのもいいだろう。その道中で強敵に出会ってランクを上げられるかもしれない。
俺たちはサラマ王国に向かうことになった。サレナとミラとルージュも快く受け入れてくれた。
サラマ王国までは基本徒歩で行くしかない。王族や貴族は、モンスターテイマーなどを雇って、モンスターに車を引かせてそれに乗って移動したりする。俺は変身出来るので、いつもの様に四人を背に乗せて飛べばいい。
「よし、じゃあ変身するか」
「待ってリュート。今回は私に乗って」
クリアに乗る…邪な想像が脳裏を一瞬よぎる。そうでは無いことはすぐに理解できる。
「いいのか?」
「リュートまだ本調子じゃないんだし、私に任せて」
「ありがとうクリア」
お言葉に甘えることにした。確かにこの体ではまだ一度も変身したことがない。変身は本人の魔力が少なくなると、解けてしまう。空中で変身が解けたりしたら大変なので、ここはクリアの背に乗せてもらおう。
「じゃあ行くよ?変身・ドラゴン」
クリアは純白の美しいドラゴンに変身する。クリアはドラゴンになっても美しいな。
「さぁみんな乗って!」
「よいしょ」
俺が竜の背中に乗るのは初めてだ。少し楽しみでもある。
クリアの背はとても安心感がある。ほかの三人も乗る。
「リュート様が一緒に乗るのは初めてですわ」
「リュート怖くないか?いつでも私に掴まってくれていいんだぞ?」
「先生だけ抜けがけはずるいですよ!」
「よし!みんな乗ったね?じゃあ行くよ」
クリアは飛ぶと言うより浮かび上がった。重力操作を使っているのだろう。揺れが無いので物凄く快適だ。これは俺に乗って飛ぶよりクリアに乗った方がみんな楽なのではないか?クリアが少し羨ましくなった。
こうして、俺たち感情的な色彩一行はサラマ王国へと向かうのだった。
ムガ王国はメルーグ帝国壊滅後から特に何も無く平和だ。元メルーグ帝国の人民は、ムガ王国で治療を受けた後、そのままムガ王国にとどまるものもいたが、ダール王国やサラマ王国に行った人もいる。流石に、北のナバル帝国に向かうやつは居ないだろう。
ムガ王国には長い時間居るので、たまには別の国に行くのもいいのかもしれない。そう言えばサラマ王国に行ったことはなかった。
サラマ王国は、砂漠の国だ。ダール王国からしばらく西に向かうと砂漠が広がっている。その砂漠の中心にあるオアシスにあるのがサラマ王国だ。面積はムガ王国よりも広く、ダール王国より小さいと言った感じだ。兵力もそこそこにある。そして、何よりサラマ王国には勇者がいる。是非とも会ってみたい。
「なぁクリア?サラマ王国に行ってみないか?」
「リュートが行くなら行く」
ほかの三人も明日から仕事は入っていない。みんなで1ヶ月くらい旅行に出かけるのもいいだろう。その道中で強敵に出会ってランクを上げられるかもしれない。
俺たちはサラマ王国に向かうことになった。サレナとミラとルージュも快く受け入れてくれた。
サラマ王国までは基本徒歩で行くしかない。王族や貴族は、モンスターテイマーなどを雇って、モンスターに車を引かせてそれに乗って移動したりする。俺は変身出来るので、いつもの様に四人を背に乗せて飛べばいい。
「よし、じゃあ変身するか」
「待ってリュート。今回は私に乗って」
クリアに乗る…邪な想像が脳裏を一瞬よぎる。そうでは無いことはすぐに理解できる。
「いいのか?」
「リュートまだ本調子じゃないんだし、私に任せて」
「ありがとうクリア」
お言葉に甘えることにした。確かにこの体ではまだ一度も変身したことがない。変身は本人の魔力が少なくなると、解けてしまう。空中で変身が解けたりしたら大変なので、ここはクリアの背に乗せてもらおう。
「じゃあ行くよ?変身・ドラゴン」
クリアは純白の美しいドラゴンに変身する。クリアはドラゴンになっても美しいな。
「さぁみんな乗って!」
「よいしょ」
俺が竜の背中に乗るのは初めてだ。少し楽しみでもある。
クリアの背はとても安心感がある。ほかの三人も乗る。
「リュート様が一緒に乗るのは初めてですわ」
「リュート怖くないか?いつでも私に掴まってくれていいんだぞ?」
「先生だけ抜けがけはずるいですよ!」
「よし!みんな乗ったね?じゃあ行くよ」
クリアは飛ぶと言うより浮かび上がった。重力操作を使っているのだろう。揺れが無いので物凄く快適だ。これは俺に乗って飛ぶよりクリアに乗った方がみんな楽なのではないか?クリアが少し羨ましくなった。
こうして、俺たち感情的な色彩一行はサラマ王国へと向かうのだった。
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