154 / 529
第11章 魔族大戦篇
第122話 魔王城、顕現す
しおりを挟む
空が闇に包まれる。魔族界から魔族がこっちに来る合図だ。出現場所は前回と同じ、メルーグ帝国の跡地だ。
空にゲートが開く。何も無かった平野に突然、巨大な城が現れる。デイヴィスの魔王城だ。その周りにはおびただしいほどの魔族が配置されている。
「では、進軍開始だ」
「はっ!」
多くの魔族たちは六つの部隊に分かれる。魔界六魔をリーダーにした部隊だ。その部隊を三つに分けて、進軍させる。だが、私の爪は甘くはない。更に別部隊を数個用意し、配備している。既に何部隊かは別ルートから進軍を開始した。
「人間どもが屈服するのも時間の問題だな。もうすぐ大量の魔力を我が手に…ふっふっふ…」
デイヴィスは不敵な笑みを浮かべた。
___________________
「来たか…魔族が…」
俺たち感情的な色彩及び各国は、既に魔族を向かい打つ準備が出来ている。ムガ王国、ダール王国、サラマ王国のそれぞれが軍を率いて、布陣する。各国が協力し合い、兵を分け合った。まさにアル大陸連合軍だ。こんな非常時なのにも関わらず、ナバル帝国は無反応だった。この国は本当に何を考えているのか分からないのが怖い。
俺たち感情的な色彩が固まると明らかにムガ王国が戦力過多なので、三つのチームに分かれることにした。
サラマ王国を防衛する第一部隊は、アイティオが率いている。感情的な色彩からはサレナがこの部隊に所属している。地形的に魔族も攻めにくいので人数は少めだ。
ダール王国を防衛する第二部隊は、ダール王国の勇者が率いており、ミラとルージュが所属している。この部隊が連合軍で、一番メンバーが多い。ダール王国の位置が大陸の中心なので、一番攻めてくる魔族も多いからだ。
ムガ王国を防衛する第三部隊は、マギが率いている。この部隊には、クリアとローザが居る。さらに、カーブやスティングも居る。この部隊の人数は二番目に多い。
俺は三つの部隊とは別に動く奇襲部隊(1人)だ。堂々と居座る魔王城に逆に攻め込んでやろうという魂胆だ。三国で会議した結果、許可がおりたのでこういう配置になった。どこかの部隊が危なくなったら補助に入る役でもある。
各部隊には冒険者も混ざっており、かなり戦力には期待できる。これなら魔族には負けないだろう。何より、三国が防衛している間に俺が魔王を倒す。かつてないほどの使命感に燃えている俺がいた。
「さぁ行くぜ魔族!攻めてくるなら容赦はしない!覚悟してもらう」
俺は一人、魔王城に向けて歩き出した。
空にゲートが開く。何も無かった平野に突然、巨大な城が現れる。デイヴィスの魔王城だ。その周りにはおびただしいほどの魔族が配置されている。
「では、進軍開始だ」
「はっ!」
多くの魔族たちは六つの部隊に分かれる。魔界六魔をリーダーにした部隊だ。その部隊を三つに分けて、進軍させる。だが、私の爪は甘くはない。更に別部隊を数個用意し、配備している。既に何部隊かは別ルートから進軍を開始した。
「人間どもが屈服するのも時間の問題だな。もうすぐ大量の魔力を我が手に…ふっふっふ…」
デイヴィスは不敵な笑みを浮かべた。
___________________
「来たか…魔族が…」
俺たち感情的な色彩及び各国は、既に魔族を向かい打つ準備が出来ている。ムガ王国、ダール王国、サラマ王国のそれぞれが軍を率いて、布陣する。各国が協力し合い、兵を分け合った。まさにアル大陸連合軍だ。こんな非常時なのにも関わらず、ナバル帝国は無反応だった。この国は本当に何を考えているのか分からないのが怖い。
俺たち感情的な色彩が固まると明らかにムガ王国が戦力過多なので、三つのチームに分かれることにした。
サラマ王国を防衛する第一部隊は、アイティオが率いている。感情的な色彩からはサレナがこの部隊に所属している。地形的に魔族も攻めにくいので人数は少めだ。
ダール王国を防衛する第二部隊は、ダール王国の勇者が率いており、ミラとルージュが所属している。この部隊が連合軍で、一番メンバーが多い。ダール王国の位置が大陸の中心なので、一番攻めてくる魔族も多いからだ。
ムガ王国を防衛する第三部隊は、マギが率いている。この部隊には、クリアとローザが居る。さらに、カーブやスティングも居る。この部隊の人数は二番目に多い。
俺は三つの部隊とは別に動く奇襲部隊(1人)だ。堂々と居座る魔王城に逆に攻め込んでやろうという魂胆だ。三国で会議した結果、許可がおりたのでこういう配置になった。どこかの部隊が危なくなったら補助に入る役でもある。
各部隊には冒険者も混ざっており、かなり戦力には期待できる。これなら魔族には負けないだろう。何より、三国が防衛している間に俺が魔王を倒す。かつてないほどの使命感に燃えている俺がいた。
「さぁ行くぜ魔族!攻めてくるなら容赦はしない!覚悟してもらう」
俺は一人、魔王城に向けて歩き出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる