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第11章 魔族大戦篇
第135話 終わらない戦い
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「馬鹿な…」
魔力のぶつかり合いが止む。魔王の魔力が先に尽き、膝から崩れ落ちる。
「魔王、俺の勝ちだ」
魔王の魔力が無くなったので、魔王域が解け魔王城に戻って来た。魔王城は戦いの余波で所々がボロボロになっていた。
「くっ!この私が負けるのか…流石は神だ、まだまだ魔力がありそうだな」
「いや、流石魔王だ。これでも結構やばかったぜ?」
実はリュートも結構な量の魔力を消費してしまったいた。
「さて、これで魔王軍も終わりだな。無駄な抵抗はやめな?大人しくすれば、それなりに対応する。降伏するんだ!」
「断る!私たちは人間を憎んでいる!決して人間には屈しない!」
「そうか…」
「さぁ、殺すがいい。例え私が死んでもいつか後に続くものが現れるはずだ」
(さて、時間稼ぎはこのくらいでいいか)
魔王は何かを企んでいた。
「じゃあ、お別れだ魔王」
リュートが刀を振り上げる。
「今だ!バルザ!」
「はい!魔王様!」
リュートの背後からバルザが現れた。
「何?お前生きてたのか!」
「魔王様を殺らせはしない!」
リュートに後ろからしがみつき、動けなくする。
「バルザ、貴様は本当に大した部下だ」
「ありがたき幸せ!」
「何をするつもりだ?」
「貴様をこの世界から追放する!」
「何だと?」
バルザに城に溜まっていた魔力が集まり出す。
「私の命に変えても貴様をこの世から追放する!」
対抗しようにも魔力が足りなく、何より力が入らない。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
バルザの魔力が溢れ出す。このままではまずい。何か対策を考えなくては!
「夢幻白夜!」
「無駄だ!私の魔眼があるのを忘れるな!」
幻術は効かない。魔力もない。どうすれば…。そんなことを考えていると、
「時間切れだ!やれ!バルザ!お前のことは忘れない。お前の為にも私がこの世界を統一する」
「魔王様、いつの日か魔族が繁栄する世界を願っています!」
「あぁ!」
「魔元解放!」
バルザの体が崩壊し、リュートの体を魔力が包んでいく。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「さらばだ。竜の神よ!」
この瞬間、リュートはこの世界から姿を消した。この世界のどこにもリュートの気配は無くなった。
「これで、我が敵は居なくなった。この世界は私のものだ!」
リュートを失った連合軍は士気を失い、防戦一方になった。魔王は少しずつ力を取り戻し始め、魔族達も次第に勢いを取り戻し、世界は終わらない戦いの波に飲み込まれたのであった。
魔力のぶつかり合いが止む。魔王の魔力が先に尽き、膝から崩れ落ちる。
「魔王、俺の勝ちだ」
魔王の魔力が無くなったので、魔王域が解け魔王城に戻って来た。魔王城は戦いの余波で所々がボロボロになっていた。
「くっ!この私が負けるのか…流石は神だ、まだまだ魔力がありそうだな」
「いや、流石魔王だ。これでも結構やばかったぜ?」
実はリュートも結構な量の魔力を消費してしまったいた。
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「断る!私たちは人間を憎んでいる!決して人間には屈しない!」
「そうか…」
「さぁ、殺すがいい。例え私が死んでもいつか後に続くものが現れるはずだ」
(さて、時間稼ぎはこのくらいでいいか)
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「じゃあ、お別れだ魔王」
リュートが刀を振り上げる。
「今だ!バルザ!」
「はい!魔王様!」
リュートの背後からバルザが現れた。
「何?お前生きてたのか!」
「魔王様を殺らせはしない!」
リュートに後ろからしがみつき、動けなくする。
「バルザ、貴様は本当に大した部下だ」
「ありがたき幸せ!」
「何をするつもりだ?」
「貴様をこの世界から追放する!」
「何だと?」
バルザに城に溜まっていた魔力が集まり出す。
「私の命に変えても貴様をこの世から追放する!」
対抗しようにも魔力が足りなく、何より力が入らない。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
バルザの魔力が溢れ出す。このままではまずい。何か対策を考えなくては!
「夢幻白夜!」
「無駄だ!私の魔眼があるのを忘れるな!」
幻術は効かない。魔力もない。どうすれば…。そんなことを考えていると、
「時間切れだ!やれ!バルザ!お前のことは忘れない。お前の為にも私がこの世界を統一する」
「魔王様、いつの日か魔族が繁栄する世界を願っています!」
「あぁ!」
「魔元解放!」
バルザの体が崩壊し、リュートの体を魔力が包んでいく。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「さらばだ。竜の神よ!」
この瞬間、リュートはこの世界から姿を消した。この世界のどこにもリュートの気配は無くなった。
「これで、我が敵は居なくなった。この世界は私のものだ!」
リュートを失った連合軍は士気を失い、防戦一方になった。魔王は少しずつ力を取り戻し始め、魔族達も次第に勢いを取り戻し、世界は終わらない戦いの波に飲み込まれたのであった。
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