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第15章 帝国決戦篇
第180話 無厄
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「ガハッ!」
城の床が槍のように変化し、リュートを背後から貫いた。
「リュート!」
「スキルが発動しない…だと?」
そう、普段のリュートならば、自動発動で勝手に防御が作動するはずだ。
「これが私の能力『無効』。私の前ではあらゆるスキルが無効化されます」
「ぐぅ!」
槍を無理やり引き抜く。まともな人間だったら間違いなく即死だったのだろう。傷が徐々に塞がり始める。
「どうやらとんでもない能力を持っているみたいだな?」
「あぁ。言い忘れていました。私もあなたと同じ五つの災厄の一角です」
「何だと?」
「与えられた厄災は『無厄』。私の力は全てを無に返します」
「みんな、下がっててくれ。こいつの狙いは俺だ。正直に言うが俺が本気になっても勝てるか怪しい。だから、頼む」
みんなは顔を揃えて頷く。
「わかったよ、リュート。後はリュートに託す」
「私たちがいたら足でまといになりますわ」
「リュート、お前を信じてるぞ」
「危なくなったら逃げてくださいね」
「死ぬんじゃないわよ?」
俺以外のみんなは後方に撤退する。
「よろしいのですか?数が減り、勝率が下がりましたが?」
「あまり、俺を舐めるなよ?」
「そうですか、では遠慮なく排除させていただきます」
イノセンスの腕が銃に変形する。
「銃腕・起動。排除開始」
ズガガガガガ!えげつない威力の銃撃が放たれる。
「創成・シールド」
盾で塞ぐがあっという間に穴が開く。
「なんて威力だ!」
「これも私を作った方の技術です」
「機械なら水に弱いだろ?喰らえ!海神!」
海の如き大量の水が、イノセンスに降りかかる。
「無駄ですよ。無効」
「!?」
一瞬であれほど大量にあった水が一滴も無くなっている。これが無厄の力…。
「あなたの攻撃は全て私には効きません」
「魔力にはいつか限界が来る!ひたすらに喰らわせる!炎神!」
「無効」
「土神!」
「無効」
「合成!全魔法放出!」
「いくらやっても無駄です。無効」
全てが無に帰される。どうやら本当に魔法が効かないようだ。
「なら、これならどうだ?次元操作・凍結!」
リュート以外の時が凍結した。
城の床が槍のように変化し、リュートを背後から貫いた。
「リュート!」
「スキルが発動しない…だと?」
そう、普段のリュートならば、自動発動で勝手に防御が作動するはずだ。
「これが私の能力『無効』。私の前ではあらゆるスキルが無効化されます」
「ぐぅ!」
槍を無理やり引き抜く。まともな人間だったら間違いなく即死だったのだろう。傷が徐々に塞がり始める。
「どうやらとんでもない能力を持っているみたいだな?」
「あぁ。言い忘れていました。私もあなたと同じ五つの災厄の一角です」
「何だと?」
「与えられた厄災は『無厄』。私の力は全てを無に返します」
「みんな、下がっててくれ。こいつの狙いは俺だ。正直に言うが俺が本気になっても勝てるか怪しい。だから、頼む」
みんなは顔を揃えて頷く。
「わかったよ、リュート。後はリュートに託す」
「私たちがいたら足でまといになりますわ」
「リュート、お前を信じてるぞ」
「危なくなったら逃げてくださいね」
「死ぬんじゃないわよ?」
俺以外のみんなは後方に撤退する。
「よろしいのですか?数が減り、勝率が下がりましたが?」
「あまり、俺を舐めるなよ?」
「そうですか、では遠慮なく排除させていただきます」
イノセンスの腕が銃に変形する。
「銃腕・起動。排除開始」
ズガガガガガ!えげつない威力の銃撃が放たれる。
「創成・シールド」
盾で塞ぐがあっという間に穴が開く。
「なんて威力だ!」
「これも私を作った方の技術です」
「機械なら水に弱いだろ?喰らえ!海神!」
海の如き大量の水が、イノセンスに降りかかる。
「無駄ですよ。無効」
「!?」
一瞬であれほど大量にあった水が一滴も無くなっている。これが無厄の力…。
「あなたの攻撃は全て私には効きません」
「魔力にはいつか限界が来る!ひたすらに喰らわせる!炎神!」
「無効」
「土神!」
「無効」
「合成!全魔法放出!」
「いくらやっても無駄です。無効」
全てが無に帰される。どうやら本当に魔法が効かないようだ。
「なら、これならどうだ?次元操作・凍結!」
リュート以外の時が凍結した。
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