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第17章 竜神達のバカンス篇
第199話 海の底
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「わっ!冷たくて気持ちいい」
ローザは初めての海に入っていく。
「俺が上から見ているから、溺れる心配はない。安心して水に慣れるんだ」
翼を広げて、飛行形態になり、飛翔する。ローザを上から見守る。
「あっ…泳げそう」
ローザは徐々に感覚を掴み、数分後には泳げるようになっていた。これならばもう俺が見守ることも無いだろう。
「よし、俺も泳ぐか!」
ザッパーン!飛行形態から一気に海に飛び込む。
「きゃ!リュートったら!波が凄いよ?」
勢いよく飛び込んだので俺より浅瀬にいたみんなに波が伝わってしまった。まぁこの位の波なら大丈夫だろう。
一気に深くまで潜る。人間にとっては危険な行為かもしれないが、今の俺は人間じゃないので特に問題は無い。
元々俺は泳ぐのが嫌いではない。水泳もどちらかと言えば得意な方だった。なので、海はかなり好きだ。しかも、この世界の海は地球のような汚れやゴミは一切なく潜っていても海底が見渡せる。
「リュート、だいぶ遠くに行ったね」
「まぁリュート様なら、すぐに戻って来ますわ」
海に潜ってわかった事がある。この体でも特に問題なく泳げることだ。というより、以前よりも格段に水中の身体能力が上がっており、泳ぐ速度が明らかに速くなっている。この状態でオリンピックに出たら間違いなく金メダルを取れるだろう。
水中でも翼は機能し、俺の水中での動きを補助してくれる。面白いように潜れ、しかも息が全然苦しくならない。どうやら、かなりの時間呼吸を止めることが出来るようだ。新たな発見だ。ゴーグルなどは付けていないのだが、全く目が痛くならない。これもこの体の特徴なのだろうか。
調子に乗ってだいぶ沖の方まで来てしまった。海底もだいぶ深くなり、陽の光もだいぶ届かなくなってきた。俺はそこで発見した。
「!!これは…遺跡か?」
深海に巨大な建造物を見つけた。おそらくダンジョンだろう。今はバカンスで来ているので探索するのはこの辺りにしてみんなの元へ戻ろう。
方向転換をし、一気に海底を蹴る。翼を使って水中で加速する。そして、そのまま一気に水面から飛び出す。
バッシャーン!水圧と冷たさから解放され、陽の光が優しく体を包む。想像以上の気持ちよさだった。
勢いよく水面から飛び出した俺は、みんながいる浅瀬を飛び越え、そのまま砂浜に着地した。
「凄いねリュート!」
「そんなことも出来るのか」
「まぁな」
思っている以上の海への適応力に自分自身が驚いた。この世界の俺は水中で様々な事が出来そうだなと新たな可能性を感じた。
まだまだ俺達のバカンスは始まったばかりである。
ローザは初めての海に入っていく。
「俺が上から見ているから、溺れる心配はない。安心して水に慣れるんだ」
翼を広げて、飛行形態になり、飛翔する。ローザを上から見守る。
「あっ…泳げそう」
ローザは徐々に感覚を掴み、数分後には泳げるようになっていた。これならばもう俺が見守ることも無いだろう。
「よし、俺も泳ぐか!」
ザッパーン!飛行形態から一気に海に飛び込む。
「きゃ!リュートったら!波が凄いよ?」
勢いよく飛び込んだので俺より浅瀬にいたみんなに波が伝わってしまった。まぁこの位の波なら大丈夫だろう。
一気に深くまで潜る。人間にとっては危険な行為かもしれないが、今の俺は人間じゃないので特に問題は無い。
元々俺は泳ぐのが嫌いではない。水泳もどちらかと言えば得意な方だった。なので、海はかなり好きだ。しかも、この世界の海は地球のような汚れやゴミは一切なく潜っていても海底が見渡せる。
「リュート、だいぶ遠くに行ったね」
「まぁリュート様なら、すぐに戻って来ますわ」
海に潜ってわかった事がある。この体でも特に問題なく泳げることだ。というより、以前よりも格段に水中の身体能力が上がっており、泳ぐ速度が明らかに速くなっている。この状態でオリンピックに出たら間違いなく金メダルを取れるだろう。
水中でも翼は機能し、俺の水中での動きを補助してくれる。面白いように潜れ、しかも息が全然苦しくならない。どうやら、かなりの時間呼吸を止めることが出来るようだ。新たな発見だ。ゴーグルなどは付けていないのだが、全く目が痛くならない。これもこの体の特徴なのだろうか。
調子に乗ってだいぶ沖の方まで来てしまった。海底もだいぶ深くなり、陽の光もだいぶ届かなくなってきた。俺はそこで発見した。
「!!これは…遺跡か?」
深海に巨大な建造物を見つけた。おそらくダンジョンだろう。今はバカンスで来ているので探索するのはこの辺りにしてみんなの元へ戻ろう。
方向転換をし、一気に海底を蹴る。翼を使って水中で加速する。そして、そのまま一気に水面から飛び出す。
バッシャーン!水圧と冷たさから解放され、陽の光が優しく体を包む。想像以上の気持ちよさだった。
勢いよく水面から飛び出した俺は、みんながいる浅瀬を飛び越え、そのまま砂浜に着地した。
「凄いねリュート!」
「そんなことも出来るのか」
「まぁな」
思っている以上の海への適応力に自分自身が驚いた。この世界の俺は水中で様々な事が出来そうだなと新たな可能性を感じた。
まだまだ俺達のバカンスは始まったばかりである。
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