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第5章 革命の夜明け篇
第56話 赫怒竜
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「で?貴様らもアイツらの仲間か?」
兵士たちを一掃した赫怒竜はこちらにターゲットを向ける。
「いや、違う」
「そうか」
赫怒竜は意外と話がわかるようで、臨戦態勢を解除する。
「意外と話しがわかるんだな」
「そっちも俺の姿を見て怖気づかないとは、なかなかな奴らだ」
何だかかなり友好的だ。この竜ならば対話ができそうな気がする。
「貴様らは何をしにここに来たんだ?」
「実はあんたを討伐しに来た予定だった」
「ハッハッハ!面白い奴だ!貴様が俺を倒せると?」
「まぁ一応、緑と灰色野郎にダメージは与えているんだがな」
「ほう?アイツらにか?それは中々だな」
「まぁ今は戦う気は無い。あんたと話しをさせてくれないか?」
「あぁ、良いだろう。話を聞こう」
やはり、こいつは話せる奴だ。
「で?俺に何が聞きたい?」
「そうだな…あんたはなぜここに居る?何を目的としている?」
七色の罪竜はどこから生まれ、何を目的にしているのだろうか。
「なるほど。貴様中々見る目があるな、名は?」
「リュートだ」
「リュートよ。俺たち七色の罪竜は神が作り出した神造物だ。しかし、その行動理念は様々だ。ある者はただただ自身の欲を満たすためだけに行動し、ある者はただただ平穏に暮らすことを望み、またある者は世界を律するために行動する」
「じゃあ、あんたの行動理念は?」
「俺か?俺は…まぁ…そうだな…弱者を虐げる者に怒ること…だろうか。今まで焼き払ってきたのはそう言った奴らだけだ」
「ほう?」
つくづくこいつとは意見が合う。
「先程の奴らは俺が最も嫌いとする奴らだ。自身の立場を利用して弱者を使役するような奴らは許せない」
「俺も同意見だぜブレイズ」
「何?」
「奴隷制度なんてもってのほかだろ?」
「あぁ!そんなことを言う人間は貴様が初めてだ!気に入ったぞリュート!貴様も俺と同種、怒りを背負いし者のようだな」
「俺たちに協力する気は無いか?」
「協力?」
「あぁ、ついさっきいい作戦を思いついたんだ」
俺はブレイズに作戦を説明する。
「ハッハッハ!それは面白い!実に爽快だ。よし!それならば俺はリュート達に協力しよう。そっちの人間!」
「私ですかー?私はオリアナって言いますー」
ブレイズはオリアナを呼ぶ。
「オリアナ、貴様は魔物使いだな?俺が使い魔になってやろう」
「えぇ!いいんですか?」
「あぁ。俺はこの男を心底気に入った。俺はこいつに会うために今まで生きてきたと感じるほどだ。それにオリアナ、貴様には俺を使役する『素質』がある。そういう訳でこれからよろしく頼むぞご主人!」
こうして、赫怒竜はリュートを気に入り、自ら仲間に加わるのだった。
兵士たちを一掃した赫怒竜はこちらにターゲットを向ける。
「いや、違う」
「そうか」
赫怒竜は意外と話がわかるようで、臨戦態勢を解除する。
「意外と話しがわかるんだな」
「そっちも俺の姿を見て怖気づかないとは、なかなかな奴らだ」
何だかかなり友好的だ。この竜ならば対話ができそうな気がする。
「貴様らは何をしにここに来たんだ?」
「実はあんたを討伐しに来た予定だった」
「ハッハッハ!面白い奴だ!貴様が俺を倒せると?」
「まぁ一応、緑と灰色野郎にダメージは与えているんだがな」
「ほう?アイツらにか?それは中々だな」
「まぁ今は戦う気は無い。あんたと話しをさせてくれないか?」
「あぁ、良いだろう。話を聞こう」
やはり、こいつは話せる奴だ。
「で?俺に何が聞きたい?」
「そうだな…あんたはなぜここに居る?何を目的としている?」
七色の罪竜はどこから生まれ、何を目的にしているのだろうか。
「なるほど。貴様中々見る目があるな、名は?」
「リュートだ」
「リュートよ。俺たち七色の罪竜は神が作り出した神造物だ。しかし、その行動理念は様々だ。ある者はただただ自身の欲を満たすためだけに行動し、ある者はただただ平穏に暮らすことを望み、またある者は世界を律するために行動する」
「じゃあ、あんたの行動理念は?」
「俺か?俺は…まぁ…そうだな…弱者を虐げる者に怒ること…だろうか。今まで焼き払ってきたのはそう言った奴らだけだ」
「ほう?」
つくづくこいつとは意見が合う。
「先程の奴らは俺が最も嫌いとする奴らだ。自身の立場を利用して弱者を使役するような奴らは許せない」
「俺も同意見だぜブレイズ」
「何?」
「奴隷制度なんてもってのほかだろ?」
「あぁ!そんなことを言う人間は貴様が初めてだ!気に入ったぞリュート!貴様も俺と同種、怒りを背負いし者のようだな」
「俺たちに協力する気は無いか?」
「協力?」
「あぁ、ついさっきいい作戦を思いついたんだ」
俺はブレイズに作戦を説明する。
「ハッハッハ!それは面白い!実に爽快だ。よし!それならば俺はリュート達に協力しよう。そっちの人間!」
「私ですかー?私はオリアナって言いますー」
ブレイズはオリアナを呼ぶ。
「オリアナ、貴様は魔物使いだな?俺が使い魔になってやろう」
「えぇ!いいんですか?」
「あぁ。俺はこの男を心底気に入った。俺はこいつに会うために今まで生きてきたと感じるほどだ。それにオリアナ、貴様には俺を使役する『素質』がある。そういう訳でこれからよろしく頼むぞご主人!」
こうして、赫怒竜はリュートを気に入り、自ら仲間に加わるのだった。
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