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第7章 集いし者篇
第86話 駆けつけた色彩
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「何が起こった!な、なんだコイツらは!」
翠怠竜レイズは驚きの声を上げる。何故なら、先程まであれほど優位に立っていた分体があっさり倒されたからだ。そして、倒れゆく苔むしたドラゴンの分体から送られてきた最後の視界に映るのは、謎の人物たちだった。
「どうした?レイズ?随分動揺しているようだが?」
「くっ!」
動揺しているレイズは徐々にブレイズの攻撃に押され始めた。
「あのドラゴンさん、急に攻撃仕方が弱くなりましたが、どうしたんでしょうか?」
「クリアさんを倒すことが出来なくて動揺しているのでは無いでしょうか?」
「それにしては妙な反応だが…」
そんな会話をしていると、リュート達を閉じ込めるように囲んでいた巨大な樹木達が燃え始める。
「おぉ!やるなブレイズ!最初からそれをやれば良かったんじゃないか?」
「違う!その炎は俺の攻撃じゃない!」
「何!」
「炎魔法・最終式、煉獄!」
リュートの周りを走り回るように炎が駆け抜けていく。炎は更に勢いを増し、辺りのものを全て焼き払った。
「この声…この魔法…まさか!」
リュートが振り返ると、そこに立っていたのは懐かしの面々だった。
「サレナ、ミラ、ルージュ、ローザ、コットン!」
「リュート様!お会いしたかったですわ!しかし、今は話をしている場合ではありませんわ」
「とにかく私たちの再会に似つかわしくない奴を倒さないとな」
「な、何者何だお前らは!」
「私たちは『感情的な色彩』。リュート様を愛するものの集いですわ!」
「おい!我は違うぞ!」
「何を言ってるのよコットン?貴方、クリアの事はもちろんだけどリュートの事も懸命に探してたじゃない?」
「う、うるさいぞローザ!」
「人間二人、エルフ、そして魔族と神種だと?何故お前たちが僕の邪魔をする!」
「リュート様の敵ですから」
「な?それだけの理由でこの訳のわからない状況で加勢するというのか?」
「ええ!皆様、行きますわよ!」
「「「「了解」」」」
「みんな!この赤いドラゴンと二人は味方だ。敵はあの緑色したやつだけだ!」
「ふん!何人集まった所で僕の力には勝てないよ!」
バキバキ!瞬間的に生えた様々な植物がリュート達は愚か、感情的な色彩メンバーに絡みつく。
「面倒くさいやつだな!」
「くっ!なんて厄介な能力ですの!」
「私では相性が悪そうだ…」
そんな中一人、この植物を捌き切る者がいた。
「ヒュー。やるねあの嬢ちゃん。中々な素質だ」
ブレイズも思わず唸る、赤髪の魔法使いルージュは己に到達する前の植物を全て燃やし尽くした。
「そんな攻撃!私には届きません!」
ルージュが一人、翠怠竜と対峙するのだった。
翠怠竜レイズは驚きの声を上げる。何故なら、先程まであれほど優位に立っていた分体があっさり倒されたからだ。そして、倒れゆく苔むしたドラゴンの分体から送られてきた最後の視界に映るのは、謎の人物たちだった。
「どうした?レイズ?随分動揺しているようだが?」
「くっ!」
動揺しているレイズは徐々にブレイズの攻撃に押され始めた。
「あのドラゴンさん、急に攻撃仕方が弱くなりましたが、どうしたんでしょうか?」
「クリアさんを倒すことが出来なくて動揺しているのでは無いでしょうか?」
「それにしては妙な反応だが…」
そんな会話をしていると、リュート達を閉じ込めるように囲んでいた巨大な樹木達が燃え始める。
「おぉ!やるなブレイズ!最初からそれをやれば良かったんじゃないか?」
「違う!その炎は俺の攻撃じゃない!」
「何!」
「炎魔法・最終式、煉獄!」
リュートの周りを走り回るように炎が駆け抜けていく。炎は更に勢いを増し、辺りのものを全て焼き払った。
「この声…この魔法…まさか!」
リュートが振り返ると、そこに立っていたのは懐かしの面々だった。
「サレナ、ミラ、ルージュ、ローザ、コットン!」
「リュート様!お会いしたかったですわ!しかし、今は話をしている場合ではありませんわ」
「とにかく私たちの再会に似つかわしくない奴を倒さないとな」
「な、何者何だお前らは!」
「私たちは『感情的な色彩』。リュート様を愛するものの集いですわ!」
「おい!我は違うぞ!」
「何を言ってるのよコットン?貴方、クリアの事はもちろんだけどリュートの事も懸命に探してたじゃない?」
「う、うるさいぞローザ!」
「人間二人、エルフ、そして魔族と神種だと?何故お前たちが僕の邪魔をする!」
「リュート様の敵ですから」
「な?それだけの理由でこの訳のわからない状況で加勢するというのか?」
「ええ!皆様、行きますわよ!」
「「「「了解」」」」
「みんな!この赤いドラゴンと二人は味方だ。敵はあの緑色したやつだけだ!」
「ふん!何人集まった所で僕の力には勝てないよ!」
バキバキ!瞬間的に生えた様々な植物がリュート達は愚か、感情的な色彩メンバーに絡みつく。
「面倒くさいやつだな!」
「くっ!なんて厄介な能力ですの!」
「私では相性が悪そうだ…」
そんな中一人、この植物を捌き切る者がいた。
「ヒュー。やるねあの嬢ちゃん。中々な素質だ」
ブレイズも思わず唸る、赤髪の魔法使いルージュは己に到達する前の植物を全て燃やし尽くした。
「そんな攻撃!私には届きません!」
ルージュが一人、翠怠竜と対峙するのだった。
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