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第12章 罪竜と素質解放篇
第149話 今後の指針
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リュート達の帰還と、イモージェンとソフィアの再会より一日。リュート達は再び会議室に集まった。
「いやー、いい国だなリュート達の国は!ワシが普段住むヴァイスも中々だが、やはりこちらの方が気候が良い」
そう言ってソフィアは俺たちの国をべた褒めした。相当居心地が良かったみたいだ。
「ソフィア!お主何時まで…」
気まずいのか、イモージェンは早々にソフィアに帰って欲しいようだった。
「まぁ、落ち着けってイモージェン。ソフィアも加えてこれからの事を話し合おうと思ってな」
「確かに…ソフィアはわしより便利じゃからな…」
「ふふっ。相変わらずの心配性ね、姉さん。リュートは別に姉さんの事を手放したりはしないと思うけど?」
「っ…」
イモージェンは恥ずかしがって黙り込んでしまった。
「話しを戻しても良いか?」
「あ、どうぞ」
「…」
イモージェンも黙ったままこちらの話しに耳を傾ける。
「これで、俺たちは白傲竜と紫色竜の二体を完全に撃破した。これは間違いないなブレイズ?」
「あぁ」
「俺たちが倒したつもりだった七色の罪竜が残り二体。翠怠竜と灰喰竜の二体だ。そして、まだ出会ってすらいない七色の罪竜が蒼嫉竜だ。先の二体は再び出会う必要があり、蒼嫉竜はどんな性格か分からない。その点何か知ってるかブレイズ?」
「蒼野郎に話し合いは無駄だと思うぜ?何なら七色の罪竜の中で一番面倒臭い性格かもしれないな」
「なるほどな…話し合いは不可能か」
「そして、レイズとバイトだが、奴らは一度倒れている。今までより苦戦はしないだろう。だから、こいつらからの攻略をおすすめする」
「いい情報だ。助かるよブレイズ」
「ワシから赫怒竜に質問を良いか?」
「何だ?」
「お前と黄欲竜の力はどうするんだ?素質解放したものにやられたらお主らも死ぬのだろう?」
「そのことか…」
確かにそのことはリュートも気になっていた。
「えっ…ブーちゃん死んじゃうんですかー?」
オリアナが悲しそうな顔をする。
「俺も死にたくはないが…力を継承する他の方法が分からない。最悪マスターの手で俺を殺してもらうしか…」
「嫌です!私は絶対にブーちゃんを危険に晒すことなんてやりません!」
「まぁマスターはそう言うよな…」
そう言うブレイズの顔はどこか嬉しそうだ。
「なら、その方法以外の突破口は大予言者にでも予言して貰おう」
「承知した。何とかして見せよう」
「じゃあ、まずは翠怠竜と灰喰竜の再討伐からだ!頑張ろうなミラ、ルージュ!」
「あぁ。もちろんだ」
「私も死力を尽くします!」
こうして、リュート達の作戦会議は幕を閉じたのだった。
「いやー、いい国だなリュート達の国は!ワシが普段住むヴァイスも中々だが、やはりこちらの方が気候が良い」
そう言ってソフィアは俺たちの国をべた褒めした。相当居心地が良かったみたいだ。
「ソフィア!お主何時まで…」
気まずいのか、イモージェンは早々にソフィアに帰って欲しいようだった。
「まぁ、落ち着けってイモージェン。ソフィアも加えてこれからの事を話し合おうと思ってな」
「確かに…ソフィアはわしより便利じゃからな…」
「ふふっ。相変わらずの心配性ね、姉さん。リュートは別に姉さんの事を手放したりはしないと思うけど?」
「っ…」
イモージェンは恥ずかしがって黙り込んでしまった。
「話しを戻しても良いか?」
「あ、どうぞ」
「…」
イモージェンも黙ったままこちらの話しに耳を傾ける。
「これで、俺たちは白傲竜と紫色竜の二体を完全に撃破した。これは間違いないなブレイズ?」
「あぁ」
「俺たちが倒したつもりだった七色の罪竜が残り二体。翠怠竜と灰喰竜の二体だ。そして、まだ出会ってすらいない七色の罪竜が蒼嫉竜だ。先の二体は再び出会う必要があり、蒼嫉竜はどんな性格か分からない。その点何か知ってるかブレイズ?」
「蒼野郎に話し合いは無駄だと思うぜ?何なら七色の罪竜の中で一番面倒臭い性格かもしれないな」
「なるほどな…話し合いは不可能か」
「そして、レイズとバイトだが、奴らは一度倒れている。今までより苦戦はしないだろう。だから、こいつらからの攻略をおすすめする」
「いい情報だ。助かるよブレイズ」
「ワシから赫怒竜に質問を良いか?」
「何だ?」
「お前と黄欲竜の力はどうするんだ?素質解放したものにやられたらお主らも死ぬのだろう?」
「そのことか…」
確かにそのことはリュートも気になっていた。
「えっ…ブーちゃん死んじゃうんですかー?」
オリアナが悲しそうな顔をする。
「俺も死にたくはないが…力を継承する他の方法が分からない。最悪マスターの手で俺を殺してもらうしか…」
「嫌です!私は絶対にブーちゃんを危険に晒すことなんてやりません!」
「まぁマスターはそう言うよな…」
そう言うブレイズの顔はどこか嬉しそうだ。
「なら、その方法以外の突破口は大予言者にでも予言して貰おう」
「承知した。何とかして見せよう」
「じゃあ、まずは翠怠竜と灰喰竜の再討伐からだ!頑張ろうなミラ、ルージュ!」
「あぁ。もちろんだ」
「私も死力を尽くします!」
こうして、リュート達の作戦会議は幕を閉じたのだった。
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