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第14章 七大国会合篇
第180話 七大国会合
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遂に七大国の王達が一箇所に集った。ベルデ城の会議室で今まさに会議が始まろうとしていた。
「皆様。良くぞ集まって下さいました。そして、このような会場を用意していただいたベルデ王に感謝を述べさせていただく」
「いえいえ、私は何もしていませんよ」
「それで?こんな風に俺たちを集めたんだ。さぞ大切な話しということだろ?」
「そうです。本日皆様に集まって頂いたのは、最近勢力を増している『闇』についてです」
「『闇』…か…」
「はい。セールイ王国も被害にあったように、『闇に堕ちし者』の出現が報告されています」
「その話しは俺たちの耳にも届いている」
「そして、ここからが重要なのですが。闇に堕ちし者を増やしている原因、『闇の使い』がこの大陸のどこかに潜伏している可能性があります」
「潜伏?」
「リュート王が対処に当たった闇に堕ちし者の事件は既に二件発生し、そのいずれもが闇の使いに力を与えられたという趣旨の内容を話していました。我々で一刻も速く闇の使いを探し出さなければ、奴らもどんどん力を増していくことでしょう」
「つまり、私たちで闇の使いを見つけ出そうという訳ですね」
「それもありますが、皆様を集めた理由はもう一つあります。この闇の使いと密接な関係がありそうな存在が上がって来ました」
「それは一体?」
「魔の神、魔神です」
「魔神だと!」
アイザックが驚きの声を上げる。
「魔神か…。伝説でしか話しを聞いたことは無いが、本当に実在したのか!」
「そうよ。既に私とリュート王は一度魔神と応戦しているわ」
「魔神を退けられたのか?」
「いや、あれはまだまだ余裕がありそうだった。時間切れで何とか生き残れた様なもで、俺たちの運が良かった」
「闇に堕ちし者が現れたのとほぼ同時期に魔神は出現しました。これには何か関係がある筈です」
「なるほどな…。一理ある」
「しかし、私たちはどうすれば良いのでしょうか」
「ワシの能力を使っても、魔神の出現地点は予測不可能でした。魔神はいつどこに現われるかわからないのです。しかし、魔神は残虐で視界に入った人間は全て破壊しようとしていました。今こそ全ての国が一丸となって闇と魔神に対応して行かなくてはなりません」
「そいつは、非常事態だな」
「もはや一刻の猶予もありませんね」
「闇と魔神に対応することを協力する事に異を唱える方はいますか?」
王達は誰一人として手を上げる人物は居なかった。
「決まりだな」
「そうですね。お互いに協力し合いましょう」
こうして、七大国連合が立ち上がったのだった。
「皆様。良くぞ集まって下さいました。そして、このような会場を用意していただいたベルデ王に感謝を述べさせていただく」
「いえいえ、私は何もしていませんよ」
「それで?こんな風に俺たちを集めたんだ。さぞ大切な話しということだろ?」
「そうです。本日皆様に集まって頂いたのは、最近勢力を増している『闇』についてです」
「『闇』…か…」
「はい。セールイ王国も被害にあったように、『闇に堕ちし者』の出現が報告されています」
「その話しは俺たちの耳にも届いている」
「そして、ここからが重要なのですが。闇に堕ちし者を増やしている原因、『闇の使い』がこの大陸のどこかに潜伏している可能性があります」
「潜伏?」
「リュート王が対処に当たった闇に堕ちし者の事件は既に二件発生し、そのいずれもが闇の使いに力を与えられたという趣旨の内容を話していました。我々で一刻も速く闇の使いを探し出さなければ、奴らもどんどん力を増していくことでしょう」
「つまり、私たちで闇の使いを見つけ出そうという訳ですね」
「それもありますが、皆様を集めた理由はもう一つあります。この闇の使いと密接な関係がありそうな存在が上がって来ました」
「それは一体?」
「魔の神、魔神です」
「魔神だと!」
アイザックが驚きの声を上げる。
「魔神か…。伝説でしか話しを聞いたことは無いが、本当に実在したのか!」
「そうよ。既に私とリュート王は一度魔神と応戦しているわ」
「魔神を退けられたのか?」
「いや、あれはまだまだ余裕がありそうだった。時間切れで何とか生き残れた様なもで、俺たちの運が良かった」
「闇に堕ちし者が現れたのとほぼ同時期に魔神は出現しました。これには何か関係がある筈です」
「なるほどな…。一理ある」
「しかし、私たちはどうすれば良いのでしょうか」
「ワシの能力を使っても、魔神の出現地点は予測不可能でした。魔神はいつどこに現われるかわからないのです。しかし、魔神は残虐で視界に入った人間は全て破壊しようとしていました。今こそ全ての国が一丸となって闇と魔神に対応して行かなくてはなりません」
「そいつは、非常事態だな」
「もはや一刻の猶予もありませんね」
「闇と魔神に対応することを協力する事に異を唱える方はいますか?」
王達は誰一人として手を上げる人物は居なかった。
「決まりだな」
「そうですね。お互いに協力し合いましょう」
こうして、七大国連合が立ち上がったのだった。
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