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第14章 七大国会合篇
第183話 押し寄せる魔物
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リュート達が会議室で、ズワと対峙していた頃、兵士組のサレナ、ミラ、ルージュ、ニナは押し寄せる魔物達の対応をしていた。
「一体何ですかこの魔物の数は!」
「とんでもない量だな」
「こんな量の魔物は見たことありません」
サレナ達が城から出て目にしたのは、ベルデ王国を囲うほどの量の大量の魔物がこちらに進行してきている状況だった。
「リュート様達は大丈夫なのでしょうか?」
「リュートさんの他にデザイア王や他の王達も居るんです。私たちはあの魔物達を対処しましょう」
「この国には四つの門が存在する。東西南北に一つずつ存在するものだ。ここを通さなければ魔物が街に侵入することは無いだろう」
「流石ミラ様。素晴らしい洞察力ですわ。では、私たちは四手に別れてそれぞれ門を防衛致しましょう」
「了解しました」
四人はそれぞれ別の方角へ向かう。サレナが北、ミラが西、ルージュが東、ニナが南だ。
「クソ!なんて数なんだ…」
「我々ではどうにも…」
「皆様!私が加勢しますわ!」
「貴方は、確かリュート王の国の!」
「はい!サレナ・ホワイトハートと申します。私が突貫して数を減らしますから、仕留め損なった魔物を皆様にお願いしますわ」
「了解致しました!総員!サレナ氏の援護だ!」
他方角の三人もサレナと似たような状況になった。
「では、行きますわ!」
サレナの姿が兵士達の目の前から消える。次の瞬間数多の魔物達が切り裂かれていた。
「リュート様の居場所まで行かせませんわ!」
サレナは目にも止まらぬ速さで魔物達を切り伏せていく。
「つ、強ぇ…」
「目で追うのがやっとだ…」
同時期、西門前にて。
「はぁぁぁ!」
ミラの放った大量の矢は全て外れることなく魔物達の核を貫いていく。
「なんて命中精度だ…」
東門前にて。
「範囲攻撃なら任せてください!煉獄!」
東門の前方一体が、一瞬で焼け野原になる。
「強すぎる…」
さらに、南門前にて。ニナがルージュの魔法を視認した。
「ルージュさん、凄いです。私も負けていられません」
ニナは両手に短剣を逆手に持ち、確実に一体一体魔物を消していく。
「なんて、手さばきだ…」
しばらく後、ズワの襲撃を退けたリュート達が居る会議室にて。
「魔物にこの国が襲われているそうだ。俺は今から撃退に向かうが他の王達はどうする?」
「私は戦わせて貰うわ」
「俺も行こう」
「私も援護くらいならできそうですね」
「すまないが…私は戦闘はできない…」
「私もですね…」
「私も辞退させていただきます」
「人には向き不向きがある。セールイ王とメイジー女王、ベルデ王は命を守るのが大事だ。じゃあ行くぞ!」
四人の王たちが、魔物の撃退に向かうのだった。
「一体何ですかこの魔物の数は!」
「とんでもない量だな」
「こんな量の魔物は見たことありません」
サレナ達が城から出て目にしたのは、ベルデ王国を囲うほどの量の大量の魔物がこちらに進行してきている状況だった。
「リュート様達は大丈夫なのでしょうか?」
「リュートさんの他にデザイア王や他の王達も居るんです。私たちはあの魔物達を対処しましょう」
「この国には四つの門が存在する。東西南北に一つずつ存在するものだ。ここを通さなければ魔物が街に侵入することは無いだろう」
「流石ミラ様。素晴らしい洞察力ですわ。では、私たちは四手に別れてそれぞれ門を防衛致しましょう」
「了解しました」
四人はそれぞれ別の方角へ向かう。サレナが北、ミラが西、ルージュが東、ニナが南だ。
「クソ!なんて数なんだ…」
「我々ではどうにも…」
「皆様!私が加勢しますわ!」
「貴方は、確かリュート王の国の!」
「はい!サレナ・ホワイトハートと申します。私が突貫して数を減らしますから、仕留め損なった魔物を皆様にお願いしますわ」
「了解致しました!総員!サレナ氏の援護だ!」
他方角の三人もサレナと似たような状況になった。
「では、行きますわ!」
サレナの姿が兵士達の目の前から消える。次の瞬間数多の魔物達が切り裂かれていた。
「リュート様の居場所まで行かせませんわ!」
サレナは目にも止まらぬ速さで魔物達を切り伏せていく。
「つ、強ぇ…」
「目で追うのがやっとだ…」
同時期、西門前にて。
「はぁぁぁ!」
ミラの放った大量の矢は全て外れることなく魔物達の核を貫いていく。
「なんて命中精度だ…」
東門前にて。
「範囲攻撃なら任せてください!煉獄!」
東門の前方一体が、一瞬で焼け野原になる。
「強すぎる…」
さらに、南門前にて。ニナがルージュの魔法を視認した。
「ルージュさん、凄いです。私も負けていられません」
ニナは両手に短剣を逆手に持ち、確実に一体一体魔物を消していく。
「なんて、手さばきだ…」
しばらく後、ズワの襲撃を退けたリュート達が居る会議室にて。
「魔物にこの国が襲われているそうだ。俺は今から撃退に向かうが他の王達はどうする?」
「私は戦わせて貰うわ」
「俺も行こう」
「私も援護くらいならできそうですね」
「すまないが…私は戦闘はできない…」
「私もですね…」
「私も辞退させていただきます」
「人には向き不向きがある。セールイ王とメイジー女王、ベルデ王は命を守るのが大事だ。じゃあ行くぞ!」
四人の王たちが、魔物の撃退に向かうのだった。
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