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184 四人の会話1
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「それにしてもまさかドロシー達とレイドを組むことになるとはな」
「うん。驚いたよね」
ミーティングが終わってお父様とアリアが帰った後、いつものようにアリリアナと一緒にルネラード邸でお昼をいただくことになった。ご飯の支度を皆でしていると、私服姿のセンカさんがやってきた。なんでもクランと魔法隊の橋渡しをする為、お父様の指示で暫くは私達と行動するみたい。
「センカ、れいの隊長さんとは上手くいってる感じ? あっ、レオっち、これも運んでおいて」
「分かった。それと姉貴も飯食いに寄るってさっき連絡があったから」
台所でレオ君がアリリアナからお皿を受け取る。人数が人数だからその枚数も当然多い。
「オッケー。ドロシー、メルルのお皿出してくれる」
「うん。ちょっと待って」
「ドロシー、代ろう」
「ありがとう」
野菜を切っていた手を止めて、食器が収納されている棚へと移動する。この一年、何度となくこのお屋敷で食事をしているので、どこに何があるのか、誰がどの食器を使っているのかは把握している。
「はい。上に乗せるけど大丈夫?」
「ああ。頼む」
私が重なった食器の上にメルルさんの分を置くと、レオ君は危なげなくそれを広間の方へと持っていった。
「隊長とはうまくいっている……と思う。奥方達も優しいしな」
センカさんの包丁さばきは相変わらず本職の人かと思っちゃうくらい流麗だ。
「そっちこそアマギさんとはどうなんだ?」
「いい感じよ。今度ダブル……ってかトリプルデートしちゃう?」
あっ、これって私にも話題振ってるよね。
「別に構わないけど、皆の時間を合わせるのが大変なんじゃないかな」
「同感だ。今回のように仕事がたまたま重なるならともかく、普段で私達全員の休日を合わせるのは難しいだろうな」
「そっか~。まぁ、そうよね。楽しそうと思ったんだけどな~」
アリリアナが珍しく残念そうな声を出した。センカさんやメルルさんと別々に会うことはあっても、四人揃うことはあんまりないからその気持ちはよく分かる。
「まぁ、無理と決まったわけではない。そのうち機会があれば……む? この鳥は調理用か?」
我が物顔で侵入してきた鳥の首根っこをセンカさんが鷲掴んだ。台所に「コケコッコー」とけたたましい鳴き声が鳴り響く。
「センカさん、それドルドさん。ドルドさん、紛らわしいから鳥の姿で台所に入ってこないで」
「いや、それ本物の鳥じゃない? ほら、裏庭で飼ってるやつ」
「ええっ!?」
なんで庭にいるはずの鳥がこんなところに? いや、でも確かにドルドさんがいつも変身してる鳥とは姿が違うし、何よりも動きがドルドさんっぽくない気がする。
トサカのついた鳥に続いて、女性が縦ロールを揺らしながら台所に入ってきた。
「ちょっと聞いてくださいな。裏庭の鳥が……ああ、いた。よかったですわ」
ホッと息を吐くイリーナ。そんな彼女にアリリアナが呆れたような半目を向けた。
「ちょっとイリーナ、持ってくるのは裏庭にある野菜であって鳥じゃないからね。はい、レオっち、次はこれ運んで」
「ああ。って、え? なんでここに鳥がいるんだ? まさか今からさばく気か?」
広間にお皿を置いて戻ってきたレオ君が目を瞬く。皆の視線がイリーナに集まった。
「別にわざと逃したわけじゃありませんわよ? 私が野菜を取ってる間にアナグマに変身したドルドが勝手に地面掘って、そこから逃げただけですの。穴は塞ぎましたし、逃げたのはそれで最後ですわ」
何でアナグマに変身なんてしたんだろ? 相変わらずドルドさんの行動は謎だ。
「ただいま。手伝いに来たんだけど、もうお昼の準備終わっちゃっ……た? って、え? なんでここに鳥がいるの? もしかして今からさばくつもり?」
白衣を着たメルルさんがさすが姉弟と思わせる反応をした。
「うん。驚いたよね」
ミーティングが終わってお父様とアリアが帰った後、いつものようにアリリアナと一緒にルネラード邸でお昼をいただくことになった。ご飯の支度を皆でしていると、私服姿のセンカさんがやってきた。なんでもクランと魔法隊の橋渡しをする為、お父様の指示で暫くは私達と行動するみたい。
「センカ、れいの隊長さんとは上手くいってる感じ? あっ、レオっち、これも運んでおいて」
「分かった。それと姉貴も飯食いに寄るってさっき連絡があったから」
台所でレオ君がアリリアナからお皿を受け取る。人数が人数だからその枚数も当然多い。
「オッケー。ドロシー、メルルのお皿出してくれる」
「うん。ちょっと待って」
「ドロシー、代ろう」
「ありがとう」
野菜を切っていた手を止めて、食器が収納されている棚へと移動する。この一年、何度となくこのお屋敷で食事をしているので、どこに何があるのか、誰がどの食器を使っているのかは把握している。
「はい。上に乗せるけど大丈夫?」
「ああ。頼む」
私が重なった食器の上にメルルさんの分を置くと、レオ君は危なげなくそれを広間の方へと持っていった。
「隊長とはうまくいっている……と思う。奥方達も優しいしな」
センカさんの包丁さばきは相変わらず本職の人かと思っちゃうくらい流麗だ。
「そっちこそアマギさんとはどうなんだ?」
「いい感じよ。今度ダブル……ってかトリプルデートしちゃう?」
あっ、これって私にも話題振ってるよね。
「別に構わないけど、皆の時間を合わせるのが大変なんじゃないかな」
「同感だ。今回のように仕事がたまたま重なるならともかく、普段で私達全員の休日を合わせるのは難しいだろうな」
「そっか~。まぁ、そうよね。楽しそうと思ったんだけどな~」
アリリアナが珍しく残念そうな声を出した。センカさんやメルルさんと別々に会うことはあっても、四人揃うことはあんまりないからその気持ちはよく分かる。
「まぁ、無理と決まったわけではない。そのうち機会があれば……む? この鳥は調理用か?」
我が物顔で侵入してきた鳥の首根っこをセンカさんが鷲掴んだ。台所に「コケコッコー」とけたたましい鳴き声が鳴り響く。
「センカさん、それドルドさん。ドルドさん、紛らわしいから鳥の姿で台所に入ってこないで」
「いや、それ本物の鳥じゃない? ほら、裏庭で飼ってるやつ」
「ええっ!?」
なんで庭にいるはずの鳥がこんなところに? いや、でも確かにドルドさんがいつも変身してる鳥とは姿が違うし、何よりも動きがドルドさんっぽくない気がする。
トサカのついた鳥に続いて、女性が縦ロールを揺らしながら台所に入ってきた。
「ちょっと聞いてくださいな。裏庭の鳥が……ああ、いた。よかったですわ」
ホッと息を吐くイリーナ。そんな彼女にアリリアナが呆れたような半目を向けた。
「ちょっとイリーナ、持ってくるのは裏庭にある野菜であって鳥じゃないからね。はい、レオっち、次はこれ運んで」
「ああ。って、え? なんでここに鳥がいるんだ? まさか今からさばく気か?」
広間にお皿を置いて戻ってきたレオ君が目を瞬く。皆の視線がイリーナに集まった。
「別にわざと逃したわけじゃありませんわよ? 私が野菜を取ってる間にアナグマに変身したドルドが勝手に地面掘って、そこから逃げただけですの。穴は塞ぎましたし、逃げたのはそれで最後ですわ」
何でアナグマに変身なんてしたんだろ? 相変わらずドルドさんの行動は謎だ。
「ただいま。手伝いに来たんだけど、もうお昼の準備終わっちゃっ……た? って、え? なんでここに鳥がいるの? もしかして今からさばくつもり?」
白衣を着たメルルさんがさすが姉弟と思わせる反応をした。
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