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15 修羅場、妹がいた
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悪辣な腐った性根と飽くなき野望を天使の如き美貌に隠し……。
とステラはルッキズムの権化みたいにとにかく、際立つルックスの良さが『鋼鉄の聖女』で称賛されていた。
二十代後半での完成された美貌にはまだ達していないと思う。
でも、ダイエットして、体を鍛えて、頑張ったから美少女って呼ばれてもおかしくないレベルには達したはず。
私は決して、ナルシストではない。
鏡を見て、うっとりすることもなければ、五分もじっと見ているなんてありえないと思っていた。
しかし、今はありえるかもしれないと考えてる。
鏡を見て、内心ニヤリとするくらいに可愛い。
ヒロインと勘違いしそうになるけど、それはない……。
周りも可愛いと言ってくれるけど、全部をあてにしちゃいけない。
叔父さんやシオンはステラ過激派。
多分、私がどうなっても考えが変わらない。
私が白を黒だと言ったら、黒と言う人達なのだ。
だから、相対的な目線が欲しかった。
私――ステラが完成の域に近付いているのか。
第三者目線が大事だと思ってた。
そこに件の婚約者様と何か、他一名が乗り込んできた訳。
「婚約をなかったことにしたいのよね?」
「あ、いや、それは」
応接室に場を用意して、仕切り直しさせてもらう。
婚約者? のシエロは目を泳がせて、白黒させて、誰がどう見ても挙動不審。
脈拍が早いし、顔も明らかに紅潮してる。
反応を見る限り、ステラが美少女として完成度が高いのは間違いないみたい。
ステラは傾国の美女に成長するのだから、異性相手にこの反応なら、順調と思っていいだろう。
シエロの隣に居座った私によく似た子もなぜか、こちらを般若のような形相で睨んでくる。
あの見て分かる敵対心の高さはステラのルックスに対するものと考えたら、納得できる。
うんうん。
つまり、ダイエットは順調でこの調子でもう少し、体重を落として引き締めて、維持しよう。
傾国の美女になる必要はないけど、可愛いは正義だし?
「でも、この婚約は私の我儘で始まったことじゃない? 終わりにした方がいいと思うわ」
「え、だけど、ほら。僕はその、あのう」
シエロはあーとか、うーとか、言いたいことが言えないで誤魔化してる政治家みたいだ。
彼は立場がそんなに確立していない。
むしろ脆弱だから、煮え切らない態度でどうにか婚約を継続させたいと考えてるんだろう。
それにしても横で歯ぎしりしてる美少女もどきは何なの?
「シエロ! はっきりしてよ」
「ひえ」
ついに美少女もどきがキレた。
机を叩くと勢いよく、立ち上がって私を指差す。
人を指差したら、いけないって教えられなかったの?
そう注意したくなったけど、やめておく。
火に油を注ぎそうだったから……。
「お姉ちゃんより、あたしがふさわしいって、言ったじゃない」
「い、言ったような言わないような」
「お姉ちゃん? 私が?」
さて?
私の知らない世界が開いた。
お姉ちゃん?
じゃあ、何なの?
この美少女もどきはもしかして、ステラの妹ってこと?
サテレス叔父さんを睨むと目を逸らした。
知っているのに黙っていたと考えていいだろう。
後でとっちめるの決定として、まずは目の前をどうにかしないといけないよね?
とステラはルッキズムの権化みたいにとにかく、際立つルックスの良さが『鋼鉄の聖女』で称賛されていた。
二十代後半での完成された美貌にはまだ達していないと思う。
でも、ダイエットして、体を鍛えて、頑張ったから美少女って呼ばれてもおかしくないレベルには達したはず。
私は決して、ナルシストではない。
鏡を見て、うっとりすることもなければ、五分もじっと見ているなんてありえないと思っていた。
しかし、今はありえるかもしれないと考えてる。
鏡を見て、内心ニヤリとするくらいに可愛い。
ヒロインと勘違いしそうになるけど、それはない……。
周りも可愛いと言ってくれるけど、全部をあてにしちゃいけない。
叔父さんやシオンはステラ過激派。
多分、私がどうなっても考えが変わらない。
私が白を黒だと言ったら、黒と言う人達なのだ。
だから、相対的な目線が欲しかった。
私――ステラが完成の域に近付いているのか。
第三者目線が大事だと思ってた。
そこに件の婚約者様と何か、他一名が乗り込んできた訳。
「婚約をなかったことにしたいのよね?」
「あ、いや、それは」
応接室に場を用意して、仕切り直しさせてもらう。
婚約者? のシエロは目を泳がせて、白黒させて、誰がどう見ても挙動不審。
脈拍が早いし、顔も明らかに紅潮してる。
反応を見る限り、ステラが美少女として完成度が高いのは間違いないみたい。
ステラは傾国の美女に成長するのだから、異性相手にこの反応なら、順調と思っていいだろう。
シエロの隣に居座った私によく似た子もなぜか、こちらを般若のような形相で睨んでくる。
あの見て分かる敵対心の高さはステラのルックスに対するものと考えたら、納得できる。
うんうん。
つまり、ダイエットは順調でこの調子でもう少し、体重を落として引き締めて、維持しよう。
傾国の美女になる必要はないけど、可愛いは正義だし?
「でも、この婚約は私の我儘で始まったことじゃない? 終わりにした方がいいと思うわ」
「え、だけど、ほら。僕はその、あのう」
シエロはあーとか、うーとか、言いたいことが言えないで誤魔化してる政治家みたいだ。
彼は立場がそんなに確立していない。
むしろ脆弱だから、煮え切らない態度でどうにか婚約を継続させたいと考えてるんだろう。
それにしても横で歯ぎしりしてる美少女もどきは何なの?
「シエロ! はっきりしてよ」
「ひえ」
ついに美少女もどきがキレた。
机を叩くと勢いよく、立ち上がって私を指差す。
人を指差したら、いけないって教えられなかったの?
そう注意したくなったけど、やめておく。
火に油を注ぎそうだったから……。
「お姉ちゃんより、あたしがふさわしいって、言ったじゃない」
「い、言ったような言わないような」
「お姉ちゃん? 私が?」
さて?
私の知らない世界が開いた。
お姉ちゃん?
じゃあ、何なの?
この美少女もどきはもしかして、ステラの妹ってこと?
サテレス叔父さんを睨むと目を逸らした。
知っているのに黙っていたと考えていいだろう。
後でとっちめるの決定として、まずは目の前をどうにかしないといけないよね?
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