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33 修道院跡ダンジョンへ
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『栄光(グロリア)』があると特定されたダンジョンはレウス市から、およそ三十キロほど北上したところにある。
歩いて行くのはきついので移動にはプラッツが所有するトラックを使った。
えらくおんぼろなトラックなのでどうにか走ることができる程度。
見た目も前時代的なレトロデザインなので味があると言えば、聞こえはいいけどぼろい。
でも、歩くよりはましだから、選択肢はない。
そもそもこんなにおんぼろなトラックでも所持しているだけで幸運なんだし。
運転を名乗り出たのはブランカだった。
そういえば、『鋼鉄の聖女』でもブランカは輸送を受け持つ役目だった記憶がある。
でも、本人はその扱いにかなり不満があるような描写をされていた。
おかしい。
道中、鼻歌を歌いながら、とてもノリノリに見えた。
私がステラになったせいなのか、原作通りにいかないことばかりだ。
「思った以上に不気味ね」
「そうかな。ダンジョンって、こんなものだよ。にゃっははは」
「データ通り、問題はない」
かつて修道院があったらしい。
異界化してダンジョンになって久しいのか、面影はない。
千年以上前の王様の墓所がある由緒ある修道院だったという話だけど……。
不気味なのはそのせいじゃないだろうか。
ヴィーとクロミアはいつも通りだ。
何でいつも通りでいられるのか、不思議。
ダンジョンに行ったことがあるんだろうか。
経験者なら、この落ち着きぶりも頷ける。
ヴィーは特注の短剣スティレットをお手玉のようにして遊んでいる。
クロミアは相変わらず、偶にどこかと電波で交信している。
本当、いつも通りで頭が痛くなる。
「ブランカとヴィトーも準備はいい?」
「問題ありません」
「いつでもいけます」
ブランカには魔法の才能が眠ってた。
魔法の訓練を受けていたので魔法メインでやるつもりと聞いた。
しかし、彼は無駄に力持ちなので宝の持ち腐れのような気がする。
エルフの混血児だから、見た目きれいで細身の美少年なのにどこから、あんな力が出るのか不思議だ。
ただ、ローブは紫色でド派手なのだ。
まずは形から、入るタイプらしい……。
ヴィトーは儚い美少年度に一段と磨きがかかった。
さすがはエルフの血と言うべきなのか、純度100パーセントエルフ恐るべしだ。
でも、彼が選んだのは少々、特殊な武器を扱う前衛系お仕事だった。
十字型の手裏剣を大きくしたような武器ヴォルテックスは扱いが難しくて、今のところ彼しか使いこなせないだろう。
「それじゃ、行きましょうか」
私はラヨンを構え、いざ! と気合を入れようとしたところで「我の知識をおおおお」とねちっこい声が聞こえた。
多分、空耳だろう。
聞こえない振りをして、バトルドレスに便利だからと付けたポケットに大事にしまっておいた……。
歩いて行くのはきついので移動にはプラッツが所有するトラックを使った。
えらくおんぼろなトラックなのでどうにか走ることができる程度。
見た目も前時代的なレトロデザインなので味があると言えば、聞こえはいいけどぼろい。
でも、歩くよりはましだから、選択肢はない。
そもそもこんなにおんぼろなトラックでも所持しているだけで幸運なんだし。
運転を名乗り出たのはブランカだった。
そういえば、『鋼鉄の聖女』でもブランカは輸送を受け持つ役目だった記憶がある。
でも、本人はその扱いにかなり不満があるような描写をされていた。
おかしい。
道中、鼻歌を歌いながら、とてもノリノリに見えた。
私がステラになったせいなのか、原作通りにいかないことばかりだ。
「思った以上に不気味ね」
「そうかな。ダンジョンって、こんなものだよ。にゃっははは」
「データ通り、問題はない」
かつて修道院があったらしい。
異界化してダンジョンになって久しいのか、面影はない。
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不気味なのはそのせいじゃないだろうか。
ヴィーとクロミアはいつも通りだ。
何でいつも通りでいられるのか、不思議。
ダンジョンに行ったことがあるんだろうか。
経験者なら、この落ち着きぶりも頷ける。
ヴィーは特注の短剣スティレットをお手玉のようにして遊んでいる。
クロミアは相変わらず、偶にどこかと電波で交信している。
本当、いつも通りで頭が痛くなる。
「ブランカとヴィトーも準備はいい?」
「問題ありません」
「いつでもいけます」
ブランカには魔法の才能が眠ってた。
魔法の訓練を受けていたので魔法メインでやるつもりと聞いた。
しかし、彼は無駄に力持ちなので宝の持ち腐れのような気がする。
エルフの混血児だから、見た目きれいで細身の美少年なのにどこから、あんな力が出るのか不思議だ。
ただ、ローブは紫色でド派手なのだ。
まずは形から、入るタイプらしい……。
ヴィトーは儚い美少年度に一段と磨きがかかった。
さすがはエルフの血と言うべきなのか、純度100パーセントエルフ恐るべしだ。
でも、彼が選んだのは少々、特殊な武器を扱う前衛系お仕事だった。
十字型の手裏剣を大きくしたような武器ヴォルテックスは扱いが難しくて、今のところ彼しか使いこなせないだろう。
「それじゃ、行きましょうか」
私はラヨンを構え、いざ! と気合を入れようとしたところで「我の知識をおおおお」とねちっこい声が聞こえた。
多分、空耳だろう。
聞こえない振りをして、バトルドレスに便利だからと付けたポケットに大事にしまっておいた……。
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