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第1章 商業都市バノジェ
第2話 冒険者になろう
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私がバノジェを訪れてから、一ヶ月くらいでしょうか。
僅かな期間しか、経過していないのに町が雰囲気が全く、変わっていることに気付きました。
生臭さ。
腐敗臭と血生臭さが入り混じった何とも嫌な空気が充満していて、過ごしにくい場所でしたけど、それがまる嘘のように爽やかな空気です。
南の明るい港町らしい爽やかな潮風が町を包んでいました。
「いい町ですね。あたし、北の出だから、こういう景色も町の雰囲気も初めてです」
アンが目を細め、一面の青空を見上げながら、嬉しそうな様子に私も幸せな気分に浸れます。
私と同世代の女の子なのだから、もっと平穏に生きて欲しい。
出来れば、恋をして……そうしたら、私の元を離れるかもしれませんね。
それは寂しいことですけれど、彼女がそれで幸せになれるのなら、いいのです。
こういった開放的な南部の町で少しくらい、羽を伸ばして自由になってもいいのですわ。
でも、口には出しません。
もし、勧めても決して、首を縦には振らないでしょう。
アンはそういう子ですもの。
「冒険者ギルドで登録するんだっけ?何でアルフィンのギルドでしなかったのかな?」
「アルフィンでは私達の身元がすぐにバレてしまいますわ。バノジェでも多少、顔が知られている可能性はありますけど、アルフィンよりはバレないでしょう?それに旅をするにあたって、冒険者と名乗る方が角が立たないものだと思いますの。冒険者ギルドに登録している冒険者はそれだけで身分を保証されているものですから」
冒険者ギルドは一つの国に運営されている訳ではなく、国を跨いで運営されている国際共同企業体とでも言うべき巨大な団体です。
各国の主要都市だけではなく、ダンジョンが存在する迷宮都市には支部が置かれていて、各支部間のネットワークは小国の運営する飛脚を遥かに凌駕すると言われています。
そこに登録するということはある程度の身分が誰であろうと保証されるという訳です。
その代わり、守らなければならない規則も存在します。
そうでもないと犯罪者の温床になってしまいますもの。
「お嬢さまとあたしが幼馴染の設定って、大丈夫ですかねぇ。あたしの方がそれに慣れないかなぁって」
「それで僕がアンの弟って、設定だっけ?」
「何か、問題がございますの?」
問題があると顔に書いてある気がするのですけど。
髪の色が似ているから、怪しまれないようにそういう設定を盛り込んでみました。
我ながら、いい案と思っていたのですけれど、何か、問題があったのかしら?
「そうすると幼馴染の弟である僕とリーナが恋人って、妙な関係だよね」
「初恋の相手が姉の友人、どこにでもある話ではないかしら?おかしくはないと思うの。何か、不満がございますの?」
「え? 別に不満とか、嫌だとかじゃなくってさ。姉の友人って関係だと僕がリーナを甘やかしたり出来ないんじゃない?」
「ふぇ? 甘やかせる? 甘えたいじゃなくって……? それはおかしくありません?」
思わず、目を見開いて固まってしまいました。
私の計画ではこの旅行で年上の頼りがいがあるお姉さんとして、レオを甘やかせるだけ甘やかせる予定だったのです。
そんなことをしなくても彼との関係が拗れることなんて、ないとは思うのですけど!
でも、甘やかせるだけ甘やかせて、私なしではいられないようにしないと安心出来ない…そういう面倒な性格をしていますの、私。
ただ、それだけだったのですけど……。
私が甘やかされる方だなんて、考えてすらいなかったから。
それは私の前世が女子高生だったせいでしょうか?
考えてしまうのは私とレオの関係です。
私は十七歳ですから、女子高生ということになります。
レオは十二歳で中学生になったばかり、つい半年前くらいまでは小学生だったのです。
冷静に考えると女子高生と男子小学生が付き合っていることになりますね。
これはいけないのではありません?
でも、ここはアースガルド……いいのかしら?
「リーナ、聞いてる?」
「えっ? あっ…はい、聞いてますわ」
考え事に夢中で聞いてませんでした。
気になってしまいますもの。
女子高生は小学生と付き合ってもいいの?駄目なの?
えっと……そう言っている割にお風呂で迫ったことがあったような……前科一犯になりますわ!?
「うん。だから、僕は男の子だからね。女の子はエスコートしなきゃ、駄目でしょ」
レオは私が変な考えで頭の中がグルグルしているなんて、思っていないのでしょう。
あくまで私のことを第一に考えてくれる人ですから。
「甘えたいとは思いませんの?ねえ、アン…男の子はそういう生き物じゃなかったの?」
「そういう生き物だと思ったんですけど、おかしいですねぇ。やっぱ、本頼みの知識しか、ないのがまずかったですよっ」
アンに同意を求めたら、藪蛇でしたわね。
私がそういう本に知識を求めていることがレオにバレてしまったのではなくって。
不安になって、チラッと彼の様子を窺うと特に気にしていないように見えます。
変な子とは思われていない?
「あれだよ、僕達に演技なんて、無理だって。ここは無理しないで貴族であることも関係も隠さないでいこうよ」
レオの提案に私もアンも頷いて、同意するしかありません。
そうよね、よく考えたら、私はともかくとしてレオとアンが設定した人物を演じきれるか、怪しいですもの。
それなら、最初から演じない方が安全というものです。
「では幼馴染などの回りくどい設定はなしにしましょう。ただ、名をそのままで登録するのはさすがに危険ではありませんの?」
この提案はすぐに受け入れてもらえました。
冒険者として、旅をする以上は本名で行動するのに危険が伴う可能性が否めませんし、かといって、本名とあまり離れた名ではお互い呼び合う時に面倒です。
バノジェの冒険者ギルドへと向う道すがら、どういう名がいいのかと意見を交わしながら、多くの人々が行き交う通りを行くとこういう平穏が感じられる日常はいいものだと改めて、思うのです。
商業が盛んなバノジェだからなのか、冒険者の需要が高いからなのか。
冒険者ギルドの建物はかなり立派な建物で帝都の貴族の邸宅でもこれだけの広さを有しているところは珍しいのではないかというくらいです。
建物自体は豪華な様式ではなく、あくまで実用的なところを重視しているらしく質実剛健という言葉がふさわしい建物なのかもしれません。
書類に必要事項を書き入れて、私達は晴れて冒険者になったのです。
レオはレオナール、アンはアンナと分かりやすい名前で。
私はリリアーナとアイリスから取って、リリスで登録しました。
ランクは三人とも登録したばかりなので最低のEランクです。
ちなみにクラスは私が魔女の女王でレオが暗黒騎士。
このクラスとやらは本当に合っているのかしら?
アンにいたっては暗殺者ですもの。
「リーナって、呼べないのが残念だね。リリーでいいのかな」
「幼馴染で特別な関係なのですから、呼び方が特別でも構わないとは思いません?」
「じゃあ、リーナでいいんだね」
「ええ、レオ」
それは彼にとって、私が特別であることの証明であり、私にとって、彼が特別であることの証明。
何か、言葉を口から発する訳でもなく、レオと二人きりの世界のようにただ、見つめ合っているとコホンというアンの軽い咳払いで現実に戻されました。
「あのお嬢さま、それで最初の依頼というのはどうされるんですか?」
僅かな期間しか、経過していないのに町が雰囲気が全く、変わっていることに気付きました。
生臭さ。
腐敗臭と血生臭さが入り混じった何とも嫌な空気が充満していて、過ごしにくい場所でしたけど、それがまる嘘のように爽やかな空気です。
南の明るい港町らしい爽やかな潮風が町を包んでいました。
「いい町ですね。あたし、北の出だから、こういう景色も町の雰囲気も初めてです」
アンが目を細め、一面の青空を見上げながら、嬉しそうな様子に私も幸せな気分に浸れます。
私と同世代の女の子なのだから、もっと平穏に生きて欲しい。
出来れば、恋をして……そうしたら、私の元を離れるかもしれませんね。
それは寂しいことですけれど、彼女がそれで幸せになれるのなら、いいのです。
こういった開放的な南部の町で少しくらい、羽を伸ばして自由になってもいいのですわ。
でも、口には出しません。
もし、勧めても決して、首を縦には振らないでしょう。
アンはそういう子ですもの。
「冒険者ギルドで登録するんだっけ?何でアルフィンのギルドでしなかったのかな?」
「アルフィンでは私達の身元がすぐにバレてしまいますわ。バノジェでも多少、顔が知られている可能性はありますけど、アルフィンよりはバレないでしょう?それに旅をするにあたって、冒険者と名乗る方が角が立たないものだと思いますの。冒険者ギルドに登録している冒険者はそれだけで身分を保証されているものですから」
冒険者ギルドは一つの国に運営されている訳ではなく、国を跨いで運営されている国際共同企業体とでも言うべき巨大な団体です。
各国の主要都市だけではなく、ダンジョンが存在する迷宮都市には支部が置かれていて、各支部間のネットワークは小国の運営する飛脚を遥かに凌駕すると言われています。
そこに登録するということはある程度の身分が誰であろうと保証されるという訳です。
その代わり、守らなければならない規則も存在します。
そうでもないと犯罪者の温床になってしまいますもの。
「お嬢さまとあたしが幼馴染の設定って、大丈夫ですかねぇ。あたしの方がそれに慣れないかなぁって」
「それで僕がアンの弟って、設定だっけ?」
「何か、問題がございますの?」
問題があると顔に書いてある気がするのですけど。
髪の色が似ているから、怪しまれないようにそういう設定を盛り込んでみました。
我ながら、いい案と思っていたのですけれど、何か、問題があったのかしら?
「そうすると幼馴染の弟である僕とリーナが恋人って、妙な関係だよね」
「初恋の相手が姉の友人、どこにでもある話ではないかしら?おかしくはないと思うの。何か、不満がございますの?」
「え? 別に不満とか、嫌だとかじゃなくってさ。姉の友人って関係だと僕がリーナを甘やかしたり出来ないんじゃない?」
「ふぇ? 甘やかせる? 甘えたいじゃなくって……? それはおかしくありません?」
思わず、目を見開いて固まってしまいました。
私の計画ではこの旅行で年上の頼りがいがあるお姉さんとして、レオを甘やかせるだけ甘やかせる予定だったのです。
そんなことをしなくても彼との関係が拗れることなんて、ないとは思うのですけど!
でも、甘やかせるだけ甘やかせて、私なしではいられないようにしないと安心出来ない…そういう面倒な性格をしていますの、私。
ただ、それだけだったのですけど……。
私が甘やかされる方だなんて、考えてすらいなかったから。
それは私の前世が女子高生だったせいでしょうか?
考えてしまうのは私とレオの関係です。
私は十七歳ですから、女子高生ということになります。
レオは十二歳で中学生になったばかり、つい半年前くらいまでは小学生だったのです。
冷静に考えると女子高生と男子小学生が付き合っていることになりますね。
これはいけないのではありません?
でも、ここはアースガルド……いいのかしら?
「リーナ、聞いてる?」
「えっ? あっ…はい、聞いてますわ」
考え事に夢中で聞いてませんでした。
気になってしまいますもの。
女子高生は小学生と付き合ってもいいの?駄目なの?
えっと……そう言っている割にお風呂で迫ったことがあったような……前科一犯になりますわ!?
「うん。だから、僕は男の子だからね。女の子はエスコートしなきゃ、駄目でしょ」
レオは私が変な考えで頭の中がグルグルしているなんて、思っていないのでしょう。
あくまで私のことを第一に考えてくれる人ですから。
「甘えたいとは思いませんの?ねえ、アン…男の子はそういう生き物じゃなかったの?」
「そういう生き物だと思ったんですけど、おかしいですねぇ。やっぱ、本頼みの知識しか、ないのがまずかったですよっ」
アンに同意を求めたら、藪蛇でしたわね。
私がそういう本に知識を求めていることがレオにバレてしまったのではなくって。
不安になって、チラッと彼の様子を窺うと特に気にしていないように見えます。
変な子とは思われていない?
「あれだよ、僕達に演技なんて、無理だって。ここは無理しないで貴族であることも関係も隠さないでいこうよ」
レオの提案に私もアンも頷いて、同意するしかありません。
そうよね、よく考えたら、私はともかくとしてレオとアンが設定した人物を演じきれるか、怪しいですもの。
それなら、最初から演じない方が安全というものです。
「では幼馴染などの回りくどい設定はなしにしましょう。ただ、名をそのままで登録するのはさすがに危険ではありませんの?」
この提案はすぐに受け入れてもらえました。
冒険者として、旅をする以上は本名で行動するのに危険が伴う可能性が否めませんし、かといって、本名とあまり離れた名ではお互い呼び合う時に面倒です。
バノジェの冒険者ギルドへと向う道すがら、どういう名がいいのかと意見を交わしながら、多くの人々が行き交う通りを行くとこういう平穏が感じられる日常はいいものだと改めて、思うのです。
商業が盛んなバノジェだからなのか、冒険者の需要が高いからなのか。
冒険者ギルドの建物はかなり立派な建物で帝都の貴族の邸宅でもこれだけの広さを有しているところは珍しいのではないかというくらいです。
建物自体は豪華な様式ではなく、あくまで実用的なところを重視しているらしく質実剛健という言葉がふさわしい建物なのかもしれません。
書類に必要事項を書き入れて、私達は晴れて冒険者になったのです。
レオはレオナール、アンはアンナと分かりやすい名前で。
私はリリアーナとアイリスから取って、リリスで登録しました。
ランクは三人とも登録したばかりなので最低のEランクです。
ちなみにクラスは私が魔女の女王でレオが暗黒騎士。
このクラスとやらは本当に合っているのかしら?
アンにいたっては暗殺者ですもの。
「リーナって、呼べないのが残念だね。リリーでいいのかな」
「幼馴染で特別な関係なのですから、呼び方が特別でも構わないとは思いません?」
「じゃあ、リーナでいいんだね」
「ええ、レオ」
それは彼にとって、私が特別であることの証明であり、私にとって、彼が特別であることの証明。
何か、言葉を口から発する訳でもなく、レオと二人きりの世界のようにただ、見つめ合っているとコホンというアンの軽い咳払いで現実に戻されました。
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完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
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