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第4章 麗しのアルフィン
第203話 女には色々、あるんですぅ!
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しかし、困ったことになりました。
従魔を実証実験中なので、オデュッセウスとペネロペが動かせないのですわ。
完成していれば、従魔を介し、魔法陣で機体の召喚も可能にする予定だったのですけど……。
あくまで予定ですもの。
あの大きな物体を簡単に転移させる仕組みですから、試行錯誤の段階から進んでいないのが現状なのです。
こればかりは難題なので後回しにせざるを得ず、従魔を機体の制御のみに特化させてはいるのですが、それでも手間取っています。
前例の無い取り組みだけに仕方がないことですわ。
ともかく、従魔の具現化に成功しただけでも僥倖というべきかしら?
「対処しなければならないのがコカドリユである以上、レオと私が出向かねばいけませんわ」
「そうだね。さて、どうしよう?」
人の姿のまま、あまりに大きな力を振るえば、どうなるのか?
何が起きるのか?
過去の教訓で痛いほど身に染みています。
それを避ける枷としての鎧が魔動兵という存在なのです。
もっともあの子が魔動兵を計画したのは違う理由でしたけど……。
いずれ来る混沌との戦い。
人を守るべく、人の力として、使おうと思ったのでしょう?
優しいあの子らしい考えですわ。
私の考えはあの子とは少々、異なるものです。
人を守る最後の力としての魔動騎士。
この点では同じなのですが、それを隠れ蓑にしたいと考えている点が大きく異なります。
こう考えておりますの。
魔動騎士という分かりやすい力を人々にわざと見せる。
そうすれば、バレにくいでしょう?
「グンテルを使うのはいかがかしら? アリアドネのサポートさえあれば、レオの使用にも耐えられると思いますわ」
「グンテルか。あの機体って、装備どうだっけ」
「グンテル! ザコ! グンテル! ザコ!」
「ヘビーな扱いしちゃ、ダメでへびー」
従魔の情け容赦ない言葉でお分かりいただけると思います。
グンテルは区分としては魔動騎士です。
でも、実は使用されている素材のグレードが格段に低級の物。
コストダウンと量産化を掲げ、設計された機体であり、初号機であるジークフリート直系の後継機でもあります。
魔動騎士シリーズの原型となったジークフリートの長所は器用貧乏と揶揄される汎用性の高さです。
ジークフリート自体の戦闘力は決して低い物ではないですが、特筆すべき火力を持ち合わせている訳ではありません。
それを補って余りある能力こそ、他の機体の特殊兵装を使用可能と汎用性なのです。
これを徹底したコストダウンを図り、簡素化した機体こそ、グンテル――愛称はグティです。
実はアンディに設計図を託し、帝国に引き渡した魔動騎士とはこのグティだったのです。
「オデュッセウスの長射程魔導弩を使えますから、問題ありませんわ。私とレオの力を誤魔化せれば、いいんですのよ?」
「そうなんだけどさ。アレに二人も乗って、大丈夫かな?」
レオの心配は分かりますわ。
グンテルはコストダウンした結果、サイズも一回り、小さくなっており、重厚な甲冑に身を包んだ騎士然としたジークフリートに比べると貧相な部分鎧を身に着けただけ。
まるで雑兵のような見た目なのです。
当然、受容者を受け入れる中枢部も手狭になっているはずですわ。
「いや、狭い方がいいかもしれないなぁ」
「レオ! スケベ! レオ! エッチ!」
「だから、うるさいって」
それは失念していましたわ。
レオと狭い場所に一緒にいれば、どうなるかなんて、考えるまでもありませんもの。
従魔は操作の肩代わりも出来ますから、自動操縦をして、移動の間中、弄ばれるなんてことも……ありますわね。
「まさか、そんなことしないって」
「あんっ。そう言ってる手がおかしくありません?」
真面目な表情をして、誤魔化してますが、レオの手は胸を下から持ち上げ、巧みに揉みしだくという手揉みマッサージをずっと続けているのですから!
たまに胸の蕾を摘まんで、私の反応を見てくるところが憎らしいですわ。
だからと言って、仕返しに彼のをいじるなんて、このような明るい場所では出来ません。
はしたないですもの。
それに下手なことをしたら、後でもっと……
「してもいいんだけどなぁ」
「姫ちゃんにヘビーな要求はダメへびー」
「わ、分かったって」
ルーが私の心の声を代弁してくれるようにレオの腕をキュッと締めてますわね。
レオにとっては痛くも痒くもないのでしょうけど、一応は手を止めてくれました。
「それでは支度を致しましょう」
「支度って、何か必要かな?」
「女には色々、あるんですぅ! レオもグティが携行する武器を選んでおいてくださいな」
目的地はさして遠くありません。
さらに状況も差し迫ったものです。
ですが、レオとお出かけなんですのよ?
お洒落をしないで出かけるなんて、許せませんわ。
アンに手伝ってもらい、髪をおさげのように編み込んでから、サイドで結い上げる形でセットしてもらいました。
これで激しい動きにも髪が乱れることなく、安心ですわ。
「完璧です、お嬢さま」
「ありがとう、アン」
完璧な仕上がりですから、アンにはご褒美として、何か考えておかないといけませんわね。
着付けもアンのお陰でつつがなく、完了しました。
頭にはレースとフリルをふんだんにあしらった黒のボンネットを被って、黒のゴシックドレスを着込んだのです。
ところどころに白いレースやフリル、リボンをあしらい、ワンポイントの可愛さをアピールしたドレスですけど、ワンピースですから脱がせやすくなっておりますの。
ええ? 別に深い意味はありませんのよ?
アリアドネはまだ六割ほどの完成度ですが戦闘を行わなければ、大きな問題はないようです。
同行する二人――ナーシャとレライエの支度も終わっていました。
あの二人、仲が悪いように見えて、こういう時はちゃんと協力しているところがかわいいのですわ。
合わせようとした訳ではなく、今日のドレスを見繕ったのでしょうが、互いのチャームポイントを引き出すコーディネートをしているんですもの。
ただ、二人とも成長がいいからといって、そこを強調するようなドレスを選ぶのはどうかと思いますのよ?
従魔を実証実験中なので、オデュッセウスとペネロペが動かせないのですわ。
完成していれば、従魔を介し、魔法陣で機体の召喚も可能にする予定だったのですけど……。
あくまで予定ですもの。
あの大きな物体を簡単に転移させる仕組みですから、試行錯誤の段階から進んでいないのが現状なのです。
こればかりは難題なので後回しにせざるを得ず、従魔を機体の制御のみに特化させてはいるのですが、それでも手間取っています。
前例の無い取り組みだけに仕方がないことですわ。
ともかく、従魔の具現化に成功しただけでも僥倖というべきかしら?
「対処しなければならないのがコカドリユである以上、レオと私が出向かねばいけませんわ」
「そうだね。さて、どうしよう?」
人の姿のまま、あまりに大きな力を振るえば、どうなるのか?
何が起きるのか?
過去の教訓で痛いほど身に染みています。
それを避ける枷としての鎧が魔動兵という存在なのです。
もっともあの子が魔動兵を計画したのは違う理由でしたけど……。
いずれ来る混沌との戦い。
人を守るべく、人の力として、使おうと思ったのでしょう?
優しいあの子らしい考えですわ。
私の考えはあの子とは少々、異なるものです。
人を守る最後の力としての魔動騎士。
この点では同じなのですが、それを隠れ蓑にしたいと考えている点が大きく異なります。
こう考えておりますの。
魔動騎士という分かりやすい力を人々にわざと見せる。
そうすれば、バレにくいでしょう?
「グンテルを使うのはいかがかしら? アリアドネのサポートさえあれば、レオの使用にも耐えられると思いますわ」
「グンテルか。あの機体って、装備どうだっけ」
「グンテル! ザコ! グンテル! ザコ!」
「ヘビーな扱いしちゃ、ダメでへびー」
従魔の情け容赦ない言葉でお分かりいただけると思います。
グンテルは区分としては魔動騎士です。
でも、実は使用されている素材のグレードが格段に低級の物。
コストダウンと量産化を掲げ、設計された機体であり、初号機であるジークフリート直系の後継機でもあります。
魔動騎士シリーズの原型となったジークフリートの長所は器用貧乏と揶揄される汎用性の高さです。
ジークフリート自体の戦闘力は決して低い物ではないですが、特筆すべき火力を持ち合わせている訳ではありません。
それを補って余りある能力こそ、他の機体の特殊兵装を使用可能と汎用性なのです。
これを徹底したコストダウンを図り、簡素化した機体こそ、グンテル――愛称はグティです。
実はアンディに設計図を託し、帝国に引き渡した魔動騎士とはこのグティだったのです。
「オデュッセウスの長射程魔導弩を使えますから、問題ありませんわ。私とレオの力を誤魔化せれば、いいんですのよ?」
「そうなんだけどさ。アレに二人も乗って、大丈夫かな?」
レオの心配は分かりますわ。
グンテルはコストダウンした結果、サイズも一回り、小さくなっており、重厚な甲冑に身を包んだ騎士然としたジークフリートに比べると貧相な部分鎧を身に着けただけ。
まるで雑兵のような見た目なのです。
当然、受容者を受け入れる中枢部も手狭になっているはずですわ。
「いや、狭い方がいいかもしれないなぁ」
「レオ! スケベ! レオ! エッチ!」
「だから、うるさいって」
それは失念していましたわ。
レオと狭い場所に一緒にいれば、どうなるかなんて、考えるまでもありませんもの。
従魔は操作の肩代わりも出来ますから、自動操縦をして、移動の間中、弄ばれるなんてことも……ありますわね。
「まさか、そんなことしないって」
「あんっ。そう言ってる手がおかしくありません?」
真面目な表情をして、誤魔化してますが、レオの手は胸を下から持ち上げ、巧みに揉みしだくという手揉みマッサージをずっと続けているのですから!
たまに胸の蕾を摘まんで、私の反応を見てくるところが憎らしいですわ。
だからと言って、仕返しに彼のをいじるなんて、このような明るい場所では出来ません。
はしたないですもの。
それに下手なことをしたら、後でもっと……
「してもいいんだけどなぁ」
「姫ちゃんにヘビーな要求はダメへびー」
「わ、分かったって」
ルーが私の心の声を代弁してくれるようにレオの腕をキュッと締めてますわね。
レオにとっては痛くも痒くもないのでしょうけど、一応は手を止めてくれました。
「それでは支度を致しましょう」
「支度って、何か必要かな?」
「女には色々、あるんですぅ! レオもグティが携行する武器を選んでおいてくださいな」
目的地はさして遠くありません。
さらに状況も差し迫ったものです。
ですが、レオとお出かけなんですのよ?
お洒落をしないで出かけるなんて、許せませんわ。
アンに手伝ってもらい、髪をおさげのように編み込んでから、サイドで結い上げる形でセットしてもらいました。
これで激しい動きにも髪が乱れることなく、安心ですわ。
「完璧です、お嬢さま」
「ありがとう、アン」
完璧な仕上がりですから、アンにはご褒美として、何か考えておかないといけませんわね。
着付けもアンのお陰でつつがなく、完了しました。
頭にはレースとフリルをふんだんにあしらった黒のボンネットを被って、黒のゴシックドレスを着込んだのです。
ところどころに白いレースやフリル、リボンをあしらい、ワンポイントの可愛さをアピールしたドレスですけど、ワンピースですから脱がせやすくなっておりますの。
ええ? 別に深い意味はありませんのよ?
アリアドネはまだ六割ほどの完成度ですが戦闘を行わなければ、大きな問題はないようです。
同行する二人――ナーシャとレライエの支度も終わっていました。
あの二人、仲が悪いように見えて、こういう時はちゃんと協力しているところがかわいいのですわ。
合わせようとした訳ではなく、今日のドレスを見繕ったのでしょうが、互いのチャームポイントを引き出すコーディネートをしているんですもの。
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