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商人は本当に地味だった
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「捕まえたぞ!!!!」
鳴子を設置してから1日と半分。早朝に、遺跡の番人だと言っていたおじちゃんの声が村中に響いた。慌てて起きると、まよ様も布団から身を起こしていた。
「ふむ。華雪、お手柄じゃの」
マジかい。
まよ様はにっこりと笑って私の頭を撫でてくれる。
驚いた。まさか本当にこんなにあっさり捕まるとは思わなかった。
急いで遺跡の方へ向かうと、なるほど。うん、地味ぃ~な服装の男たちが捕まっていた。
顔は、ここら辺にいそうな顔つき。
「む? そこの者。何を持っておる?」
まよ様の険しい声が隣から聞こえる。
「おい、それを渡せ」
そう言っておじちゃんが捕まった男の1人から取り上げたもの。それは、不思議な金属でできていた。裏返すと、一切の歪みのない鏡が現れた。
「そうか、遺物を使っておったか」
これが遺物?
鏡を縁取る金属は、金にも銀にも黒にも白にも見える。いや、これは金属なんだろうか。
ジッと眺めていると、持っているおじちゃんが見えなくなっているのに気がついた。いや、存在はあるのにまるで透明になったかのよう。
「これが遺物の力じゃ」
マジかよ!?
透明人間になれる道具があると言われても、現実味がなさすぎる。
だけど、目の前で体現したその現象は紛れもない現実だった。
「あ、感触はある」
おじちゃんがいた場所に手を伸ばすと、布のような感触がある。おじちゃんが着ていた服だ。だから鳴子に引っかかったのか。
「ふむ。じゃからかの。そなたの提案した鳴子なら視えずとも見つけることができる。お手柄じゃ」
お縄についた商人たちは悔しそうな顔でこちらをみていた。
盗みはいかんよ。アンタらのせいで俺は酷い目に遭ったんだ。それ相応の罰を償ってもらおうか!
後から聞いたところ、この悪事を働いた商人のグループは世界規模で活躍しているらしい。バケツリレーの要領で商品? いや、盗品? のやり取りをしていたんだとか。
ちなみに、キスしたら呪いが解けるとか言うデタラメを殿下に教えたのはまた別の商人なのだそう。
供物又は遺物を呪具として命名したのはこの人たちみたい。訳し方が分からなくて呪具に決めたらしい。あなた方が盗んだものは神様への供物だぞ? それを呪具というのは不味いだろ。
「「「す、すみませんでした」」」
「ふむ、我は少しこの者と話がある」
必死に謝る商人達の中の1人をまよ様は指差した。
「な、なんでしょう?」
「そなた、皇族と繋がりがあるのう。この遺物は皇族限定で使用を許可されておる。緊急脱出用のモノじゃ。盗んだか……それとも、皇族の誰かが流したかの?」
「っ!?」
かろうじて声を押し殺したけど、表情がモロそうだと言ってますねぇ。
まさかの、黒幕って皇族?
「流石に好き放題やりすぎじゃ。西の国まで遺物を持ち出しおって」
そう言ってまよ様が周囲の村人達に指示を出そうとした瞬間だった。
何も無い空間にリンッとどこからともなく鈴の音が響き渡る。その瞬間、先ほどまで怯えていた男達が倒れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【日記スペースby作者】
今日は海に行って貝殻を拾ってきました。桜貝というのを皆様はご存知でしょうか? とても綺麗なピンクの貝殻で、よく加工されていたりします。私も桜貝で何かアクセサリーをと、桜貝を拾うことに夢中になっていますと、うっかり波の近くまで来てしまいまして……靴もズボンもビチョ濡れになってしまいました。童心に帰るのはいいですが、帰りがとても恥ずかしかったです。
学生の皆様、電車の中で大人がズボンの裾を濡らしていても見て見ぬふりをしてくださいね!
感想とお気に入り登録よろしくお願いします。
鳴子を設置してから1日と半分。早朝に、遺跡の番人だと言っていたおじちゃんの声が村中に響いた。慌てて起きると、まよ様も布団から身を起こしていた。
「ふむ。華雪、お手柄じゃの」
マジかい。
まよ様はにっこりと笑って私の頭を撫でてくれる。
驚いた。まさか本当にこんなにあっさり捕まるとは思わなかった。
急いで遺跡の方へ向かうと、なるほど。うん、地味ぃ~な服装の男たちが捕まっていた。
顔は、ここら辺にいそうな顔つき。
「む? そこの者。何を持っておる?」
まよ様の険しい声が隣から聞こえる。
「おい、それを渡せ」
そう言っておじちゃんが捕まった男の1人から取り上げたもの。それは、不思議な金属でできていた。裏返すと、一切の歪みのない鏡が現れた。
「そうか、遺物を使っておったか」
これが遺物?
鏡を縁取る金属は、金にも銀にも黒にも白にも見える。いや、これは金属なんだろうか。
ジッと眺めていると、持っているおじちゃんが見えなくなっているのに気がついた。いや、存在はあるのにまるで透明になったかのよう。
「これが遺物の力じゃ」
マジかよ!?
透明人間になれる道具があると言われても、現実味がなさすぎる。
だけど、目の前で体現したその現象は紛れもない現実だった。
「あ、感触はある」
おじちゃんがいた場所に手を伸ばすと、布のような感触がある。おじちゃんが着ていた服だ。だから鳴子に引っかかったのか。
「ふむ。じゃからかの。そなたの提案した鳴子なら視えずとも見つけることができる。お手柄じゃ」
お縄についた商人たちは悔しそうな顔でこちらをみていた。
盗みはいかんよ。アンタらのせいで俺は酷い目に遭ったんだ。それ相応の罰を償ってもらおうか!
後から聞いたところ、この悪事を働いた商人のグループは世界規模で活躍しているらしい。バケツリレーの要領で商品? いや、盗品? のやり取りをしていたんだとか。
ちなみに、キスしたら呪いが解けるとか言うデタラメを殿下に教えたのはまた別の商人なのだそう。
供物又は遺物を呪具として命名したのはこの人たちみたい。訳し方が分からなくて呪具に決めたらしい。あなた方が盗んだものは神様への供物だぞ? それを呪具というのは不味いだろ。
「「「す、すみませんでした」」」
「ふむ、我は少しこの者と話がある」
必死に謝る商人達の中の1人をまよ様は指差した。
「な、なんでしょう?」
「そなた、皇族と繋がりがあるのう。この遺物は皇族限定で使用を許可されておる。緊急脱出用のモノじゃ。盗んだか……それとも、皇族の誰かが流したかの?」
「っ!?」
かろうじて声を押し殺したけど、表情がモロそうだと言ってますねぇ。
まさかの、黒幕って皇族?
「流石に好き放題やりすぎじゃ。西の国まで遺物を持ち出しおって」
そう言ってまよ様が周囲の村人達に指示を出そうとした瞬間だった。
何も無い空間にリンッとどこからともなく鈴の音が響き渡る。その瞬間、先ほどまで怯えていた男達が倒れた。
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【日記スペースby作者】
今日は海に行って貝殻を拾ってきました。桜貝というのを皆様はご存知でしょうか? とても綺麗なピンクの貝殻で、よく加工されていたりします。私も桜貝で何かアクセサリーをと、桜貝を拾うことに夢中になっていますと、うっかり波の近くまで来てしまいまして……靴もズボンもビチョ濡れになってしまいました。童心に帰るのはいいですが、帰りがとても恥ずかしかったです。
学生の皆様、電車の中で大人がズボンの裾を濡らしていても見て見ぬふりをしてくださいね!
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