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第39話「武闘会②」
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続いて、Aブロック1回戦目第2試合になり楓の名前がコールされた。鋼星がいつの間にか伝えていたのか、実績のない楓を紹介する際に強みは「粘り強い戦い」「強靭な生命力」という単語が司会の口から聞こえた。
「頑張ってこいよ楓」と竜太と楓は拳を付き合わせる。
「よし! 楓、気合全開でいけよ」と鋼星は大きな手で楓の背中を叩いて入場ゲートへと送り出した。
楓は入場ゲートから対戦フィールドに足を踏み入れると鋼星の試合で残った余韻と360°から楓に向けられる視線、そして人の圧に圧倒されていた。
初めての光景、初めての経験。ヴァンパイアの体になっても人間同様に心臓が激しく鼓動して荒くなる呼吸に楓は一瞬たじろいだ。
ふと、楓は観客席から聞こえてくる言葉に耳を澄ませた。
「ジャン! その白いやつ殺せ!」「白いの! ジャンの腸えぐってやれ!」
所々から過激な表現をした応援が聞こえてくる。人間にとって過激でもヴァンパイアにとっては過激ではない表現なのかも知れない。
それは、人間なら致命傷になるような傷でもヴァンパイアなら自然治癒し、数時間後にはいつも通りの姿に戻っているというような生物としての違いから応援の表現がこうやって違ってくるのだろう。
ヴァンパイアにとって当たり前の声援、しかし、人間にとっては考えられないような声援。そして、ヴァンパイアと人間両方の痛みを知る楓からは周りから降り注ぐ声援にもはや恐怖を感じていた。
初めての光景が目の前で広がる中、楓の視線の先にいつもの光景が見えた。立華と烏丸だ。
立華は拳を握って楓に笑みを見せる、烏丸も胸元で細い指を遠慮がちに揺らした。
楓は大きく息を吐いて一歩、二歩と前進する。
対戦が行われるフィールド、すなわち円の中心。対戦相手と相対する場所へ到達すると遅れて対戦相手のジャンは入場ゲートを出てから気合を注入するためにジャンプして首を左右に振って鳴らした。
弾むように靭やかな歩を進めながらジャンは楓の正面へ立った。
互いに一礼してから司会が試合開始の合図をする。
ジャンは鋼星と同じように素手で戦うらしい。鋼星が言っていたようにボディガードらしい硬派な戦闘スタイルである。
ジャンは握った拳を顔の前で構え、楓は鞘に収めている刀を抜いた。もちろん、その刀はただの鉄の塊でありヴェードは無い。
先手をとったのは素早さで勝るジャンの方だった。
音速を超えるパンチ。唸りを上げて楓に向けられる。
楓はその速さに付いていくのがやっとで刀でなんとかガードする。
しかし、ジャンは貴族のボディガードに選ばれるだけの才能。そして、戦闘経験の差もあって楓の事を圧倒していた。
試合早々、ジャンは連続攻撃で楓を完全に押していた。楓はその一発一発を凌ぐの精一杯だった。距離を取ろうにもジャンはすぐに楓と距離を詰めて自分が攻撃しやすい距離を保ちながら楓に反撃のスキどころか考える余裕さえ与えない。
力で押されながら気がつけば楓は壁際まで押されていた。
数発防御できずに腹部にくらった楓は動きが鈍くなり、その瞬間をジャンは見逃さなかった。
会心の一撃が楓の額に当たって後方の壁に叩きつけられる。
コンクリートでできているフェンスに叩きつけられ、フェンスには蜘蛛の巣のようなヒビが入る。
フェンスにめり込んだ楓をジャンは殺すつもりで何度の何度も額に集中攻撃を当て続ける。
やがて、楓はフェンスにめり込んだ体が剥がれ落ちるかのように倒れた。そして、しばらく動かいないでいる。まるで、電池が切れた人形のようだった。
ジャンはこの瞬間勝利を確信して、歓声を背に悠然と対戦フィールドから去っている途中、場内がざわつき始めた。
ジャンは場内の異様なざわめきに思わず振り返ると楓がピクリと動いてからゆっくりと起き上がる。
ジャンの猛烈な攻撃を額に喰らい続けた楓は脳が破壊され普通のヴァンパイアならば死んでいるはずだった。当然、ジャンもそれがわかっていて勝負がついたと確信していた。
ジャンは思わず声を上げる。
「どういうことだ? お前は確実に殺したはずだ」
楓はその質問に答えることなく刀を強く握りしめてジャンに立ち向かった。
しかし、油断しているジャンにかすり傷を負わせるものの、それでもその程度のダメージが精一杯だった。
ジャンは楓の頭を掴み地面に叩きつけた。しかし、楓は起き上がる。
それ以降も楓は致命傷を食らっても不屈の精神で何度も何度も立ち上がった。
ルーロ武闘会の試合の制限時間は無制限。どちらかの決着が着くまで延々と試合が行われていく。むしろ、それがこの武闘会の醍醐味でもあるだろう。血沸き肉踊る白熱したバトルを観客は待ち望んでいるのだ。
そして、楓は持ち前の粘り強さでお互いに少しずつダメージを与えながらも試合時間は20分を超えていた。
前の試合が鋼星の10秒足らずで終わる短い試合あだったこともあり、観客はその分有り余ったエネルギーを注ぐようにこの試合に声援を送っていた。
選手入場ゲートから楓の戦う姿を見つめる竜太は鋼星に言った。
「楓が格上の相手に対してダメージを与えることができること自体、今までの楓だったら考えられないな」
「俺が鍛えたんだ。当たり前だろ」
腕を組んで楓の戦いを見ている鋼星は鼻息を飛ばして答えたが鋼星の興味はそれよりも自分の疑念の方にあるようで首を傾げた。
「でも、あいつ本当に不思議だよな。あれだけパンチもらってれば死んでもおかしく無いぞ? 俺と初めて特訓した時もやりすぎたと思ってたら生きてたよな。あんな細い体なのによ。それ以降は俺が手加減してたからそういうことはなかったけど…」
鋼星が竜太を見下ろして、純粋に疑問を問う小学生のような表情で首を傾げた。
「あいつ何者なんだ? ただのヴァンパイアじゃないだろ?」
楓とジャンはお互いも全力でぶつかりあって肩で息をするほどに体力を消耗していた。滴り落ちる汗と血、そして朦朧とする意識が視界を歪ませる。
対戦相手のジャンも攻撃を当ててもなかなか倒れない楓に苛立ちの色を見せる。
当然ながら楓は攻撃を多く受けて色白い顔はところどころに赤く腫れ上がっている。不死身だからといって治癒速度が早いわけでは無い。ただ単にどんなに攻撃を食らっても死なないだけだ。
故に、楓はここまでで2回死を経験した。しかし、2回とも生き返っては起き上がった。脳を破壊された打撃のみだったため観客側から見れば即死したようには見えなかったため、幸運というべきか死んだことがバレれることはなかった。
「致命傷を与えてるはずだ、なぜ倒れない? お前の生命力は鋼星が言っていたようにバケモノなのか?」
唾を飛ばしながらそう言う対戦相手のジャンは玉のように汗をかき、そして会心の一撃が当たっているのに倒れない楓に対して苛立ちを覚えていた。
そんなやり取りがあって、試合が始まって40分が経過したところで司会は言う。
「これはまさか、武闘会最長試合時間の2時間25分を超えるのか!?」
防戦一方のまま互角の戦いが続くこの対戦カードは当然のごとく大会記録である試合時間2時間25分を超えた。
予想もしない長時間の戦闘に集中力が切れたジャンは楓との決着がつかない苛立ちと共に繰り出した打撃が明後日の方向へ繰り出していた。ジャンの顔には疲労の色が伺える。
楓はその唯一訪れたそのチャンスを逃すことはなかった。
よって、長時間の戦闘の末にAブロック第2試合を大会最長記録2時間43分で決着を付けた。
観客も楓の圧倒的な粘りに大きな拍手を送る。
試合を終えた楓は疲労のあまりふらつきながら肩の遠心力に頼って歩いているようだった。
そして、そのまま入場ゲートを潜り、入口付近で控えている鋼星と竜太と上がらない肩を無理やり上げてハイタッチを交わした。
そして、鋼星が真っ先に言う。
「楓らしい戦い方じゃねぇか。お前は顔に似合わず諦めの悪いやつなんだろ? 今回はその長所を存分に生かした戦い方だ。それは最高の才能だぜ! 早くお前と戦いてぇよ」
疲労で色白い顔が更に白くなった楓は冗談交じりに言う。
「僕も楽しみにしてるよ」
唯一心配した竜太が楓の事を気にかけた。
「おい、大丈夫か? 顔色悪いぞ」
「少し休めば元に戻るよ。それより竜太もそろそろ試合あるでしょ?」
Aブロックの一回戦が終了して、Aブロック2回戦は鋼星と楓という対戦カードが決定した。ここでほぼ勝敗が付いてしまったような気がするが武闘会に出る目的は「強くなること」であるためここまで十分成長を見ることができた。
そして、Bブロック、Cブロックと一回戦目が終了し、ついにDブロック一回戦竜太とタナカの試合が始まった。
タナカは開催国ルーロの出身の格闘技ジムのトレーナーをしているという実力者だ。
当然ながら両者がフィールドに降り立ったとき、無名の竜太よりも自国開催で知名度があるタナカの方が声援は大きかった。
タナカは大きな声援を背に竜太と見合った。
司会から試合開始の合図がされる。
真っ先にタナカが攻撃を仕掛けるが竜太は持ち前の身体能力で攻撃を交わす。
相手のタナカは格闘技を教えるだけあって動きも素早くそして力強く観客はその動きに関心を寄せた。
しかし、それ以上に観客の注目を集めたのが竜太だった。登場時に紹介された時点では完全無名の新人扱いだったがタナカとの打ち合いでは力の差は互角どころかむしろ竜太のほうが押しているように見えた。
竜太は勢いそのままに最後に刀を肩に突き刺し、相手の降参宣言が承認され、この試合の決着は竜太の勝利だった。
闘技場で観戦している観客からしたら番狂わせと思われるほど竜太は大健闘した。
こうして、楓、鋼星、竜太は各ブロックで1回戦目の試合を終えた。
そして、ついにAブロック2回戦目楓対鋼星の師弟直接対決が始まる。
「頑張ってこいよ楓」と竜太と楓は拳を付き合わせる。
「よし! 楓、気合全開でいけよ」と鋼星は大きな手で楓の背中を叩いて入場ゲートへと送り出した。
楓は入場ゲートから対戦フィールドに足を踏み入れると鋼星の試合で残った余韻と360°から楓に向けられる視線、そして人の圧に圧倒されていた。
初めての光景、初めての経験。ヴァンパイアの体になっても人間同様に心臓が激しく鼓動して荒くなる呼吸に楓は一瞬たじろいだ。
ふと、楓は観客席から聞こえてくる言葉に耳を澄ませた。
「ジャン! その白いやつ殺せ!」「白いの! ジャンの腸えぐってやれ!」
所々から過激な表現をした応援が聞こえてくる。人間にとって過激でもヴァンパイアにとっては過激ではない表現なのかも知れない。
それは、人間なら致命傷になるような傷でもヴァンパイアなら自然治癒し、数時間後にはいつも通りの姿に戻っているというような生物としての違いから応援の表現がこうやって違ってくるのだろう。
ヴァンパイアにとって当たり前の声援、しかし、人間にとっては考えられないような声援。そして、ヴァンパイアと人間両方の痛みを知る楓からは周りから降り注ぐ声援にもはや恐怖を感じていた。
初めての光景が目の前で広がる中、楓の視線の先にいつもの光景が見えた。立華と烏丸だ。
立華は拳を握って楓に笑みを見せる、烏丸も胸元で細い指を遠慮がちに揺らした。
楓は大きく息を吐いて一歩、二歩と前進する。
対戦が行われるフィールド、すなわち円の中心。対戦相手と相対する場所へ到達すると遅れて対戦相手のジャンは入場ゲートを出てから気合を注入するためにジャンプして首を左右に振って鳴らした。
弾むように靭やかな歩を進めながらジャンは楓の正面へ立った。
互いに一礼してから司会が試合開始の合図をする。
ジャンは鋼星と同じように素手で戦うらしい。鋼星が言っていたようにボディガードらしい硬派な戦闘スタイルである。
ジャンは握った拳を顔の前で構え、楓は鞘に収めている刀を抜いた。もちろん、その刀はただの鉄の塊でありヴェードは無い。
先手をとったのは素早さで勝るジャンの方だった。
音速を超えるパンチ。唸りを上げて楓に向けられる。
楓はその速さに付いていくのがやっとで刀でなんとかガードする。
しかし、ジャンは貴族のボディガードに選ばれるだけの才能。そして、戦闘経験の差もあって楓の事を圧倒していた。
試合早々、ジャンは連続攻撃で楓を完全に押していた。楓はその一発一発を凌ぐの精一杯だった。距離を取ろうにもジャンはすぐに楓と距離を詰めて自分が攻撃しやすい距離を保ちながら楓に反撃のスキどころか考える余裕さえ与えない。
力で押されながら気がつけば楓は壁際まで押されていた。
数発防御できずに腹部にくらった楓は動きが鈍くなり、その瞬間をジャンは見逃さなかった。
会心の一撃が楓の額に当たって後方の壁に叩きつけられる。
コンクリートでできているフェンスに叩きつけられ、フェンスには蜘蛛の巣のようなヒビが入る。
フェンスにめり込んだ楓をジャンは殺すつもりで何度の何度も額に集中攻撃を当て続ける。
やがて、楓はフェンスにめり込んだ体が剥がれ落ちるかのように倒れた。そして、しばらく動かいないでいる。まるで、電池が切れた人形のようだった。
ジャンはこの瞬間勝利を確信して、歓声を背に悠然と対戦フィールドから去っている途中、場内がざわつき始めた。
ジャンは場内の異様なざわめきに思わず振り返ると楓がピクリと動いてからゆっくりと起き上がる。
ジャンの猛烈な攻撃を額に喰らい続けた楓は脳が破壊され普通のヴァンパイアならば死んでいるはずだった。当然、ジャンもそれがわかっていて勝負がついたと確信していた。
ジャンは思わず声を上げる。
「どういうことだ? お前は確実に殺したはずだ」
楓はその質問に答えることなく刀を強く握りしめてジャンに立ち向かった。
しかし、油断しているジャンにかすり傷を負わせるものの、それでもその程度のダメージが精一杯だった。
ジャンは楓の頭を掴み地面に叩きつけた。しかし、楓は起き上がる。
それ以降も楓は致命傷を食らっても不屈の精神で何度も何度も立ち上がった。
ルーロ武闘会の試合の制限時間は無制限。どちらかの決着が着くまで延々と試合が行われていく。むしろ、それがこの武闘会の醍醐味でもあるだろう。血沸き肉踊る白熱したバトルを観客は待ち望んでいるのだ。
そして、楓は持ち前の粘り強さでお互いに少しずつダメージを与えながらも試合時間は20分を超えていた。
前の試合が鋼星の10秒足らずで終わる短い試合あだったこともあり、観客はその分有り余ったエネルギーを注ぐようにこの試合に声援を送っていた。
選手入場ゲートから楓の戦う姿を見つめる竜太は鋼星に言った。
「楓が格上の相手に対してダメージを与えることができること自体、今までの楓だったら考えられないな」
「俺が鍛えたんだ。当たり前だろ」
腕を組んで楓の戦いを見ている鋼星は鼻息を飛ばして答えたが鋼星の興味はそれよりも自分の疑念の方にあるようで首を傾げた。
「でも、あいつ本当に不思議だよな。あれだけパンチもらってれば死んでもおかしく無いぞ? 俺と初めて特訓した時もやりすぎたと思ってたら生きてたよな。あんな細い体なのによ。それ以降は俺が手加減してたからそういうことはなかったけど…」
鋼星が竜太を見下ろして、純粋に疑問を問う小学生のような表情で首を傾げた。
「あいつ何者なんだ? ただのヴァンパイアじゃないだろ?」
楓とジャンはお互いも全力でぶつかりあって肩で息をするほどに体力を消耗していた。滴り落ちる汗と血、そして朦朧とする意識が視界を歪ませる。
対戦相手のジャンも攻撃を当ててもなかなか倒れない楓に苛立ちの色を見せる。
当然ながら楓は攻撃を多く受けて色白い顔はところどころに赤く腫れ上がっている。不死身だからといって治癒速度が早いわけでは無い。ただ単にどんなに攻撃を食らっても死なないだけだ。
故に、楓はここまでで2回死を経験した。しかし、2回とも生き返っては起き上がった。脳を破壊された打撃のみだったため観客側から見れば即死したようには見えなかったため、幸運というべきか死んだことがバレれることはなかった。
「致命傷を与えてるはずだ、なぜ倒れない? お前の生命力は鋼星が言っていたようにバケモノなのか?」
唾を飛ばしながらそう言う対戦相手のジャンは玉のように汗をかき、そして会心の一撃が当たっているのに倒れない楓に対して苛立ちを覚えていた。
そんなやり取りがあって、試合が始まって40分が経過したところで司会は言う。
「これはまさか、武闘会最長試合時間の2時間25分を超えるのか!?」
防戦一方のまま互角の戦いが続くこの対戦カードは当然のごとく大会記録である試合時間2時間25分を超えた。
予想もしない長時間の戦闘に集中力が切れたジャンは楓との決着がつかない苛立ちと共に繰り出した打撃が明後日の方向へ繰り出していた。ジャンの顔には疲労の色が伺える。
楓はその唯一訪れたそのチャンスを逃すことはなかった。
よって、長時間の戦闘の末にAブロック第2試合を大会最長記録2時間43分で決着を付けた。
観客も楓の圧倒的な粘りに大きな拍手を送る。
試合を終えた楓は疲労のあまりふらつきながら肩の遠心力に頼って歩いているようだった。
そして、そのまま入場ゲートを潜り、入口付近で控えている鋼星と竜太と上がらない肩を無理やり上げてハイタッチを交わした。
そして、鋼星が真っ先に言う。
「楓らしい戦い方じゃねぇか。お前は顔に似合わず諦めの悪いやつなんだろ? 今回はその長所を存分に生かした戦い方だ。それは最高の才能だぜ! 早くお前と戦いてぇよ」
疲労で色白い顔が更に白くなった楓は冗談交じりに言う。
「僕も楽しみにしてるよ」
唯一心配した竜太が楓の事を気にかけた。
「おい、大丈夫か? 顔色悪いぞ」
「少し休めば元に戻るよ。それより竜太もそろそろ試合あるでしょ?」
Aブロックの一回戦が終了して、Aブロック2回戦は鋼星と楓という対戦カードが決定した。ここでほぼ勝敗が付いてしまったような気がするが武闘会に出る目的は「強くなること」であるためここまで十分成長を見ることができた。
そして、Bブロック、Cブロックと一回戦目が終了し、ついにDブロック一回戦竜太とタナカの試合が始まった。
タナカは開催国ルーロの出身の格闘技ジムのトレーナーをしているという実力者だ。
当然ながら両者がフィールドに降り立ったとき、無名の竜太よりも自国開催で知名度があるタナカの方が声援は大きかった。
タナカは大きな声援を背に竜太と見合った。
司会から試合開始の合図がされる。
真っ先にタナカが攻撃を仕掛けるが竜太は持ち前の身体能力で攻撃を交わす。
相手のタナカは格闘技を教えるだけあって動きも素早くそして力強く観客はその動きに関心を寄せた。
しかし、それ以上に観客の注目を集めたのが竜太だった。登場時に紹介された時点では完全無名の新人扱いだったがタナカとの打ち合いでは力の差は互角どころかむしろ竜太のほうが押しているように見えた。
竜太は勢いそのままに最後に刀を肩に突き刺し、相手の降参宣言が承認され、この試合の決着は竜太の勝利だった。
闘技場で観戦している観客からしたら番狂わせと思われるほど竜太は大健闘した。
こうして、楓、鋼星、竜太は各ブロックで1回戦目の試合を終えた。
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