酔いどれ悪役令嬢は今日も素面で後悔する【R18】

ひとまる

文字の大きさ
5 / 5

5.もうお酒は禁止だ

しおりを挟む




「ひゃああああんっ!!!!!」





豪華な寝室にメルティの絶叫に近い声が響き渡る。何せ、今まで誰にも触れられたことのないメルティの胸が露にされた上にその頂きにキースリンデがしゃぶり付いているのだ。





「やんっ!!やめ…て、キースしゃまぁぁ!!!!」





何という羞恥なのだろう。嫁入り前なのに!!こんな破廉恥な!!喪女である『澪』も、乙女な『メルティ』もすべてが入り交じりこのとんでもない淫らな行為を受け入れられず何とか回避できないかと声を上げる。





「ルティ…、身体は嫌がってないみたいだけどね?」





胸の頂から口を離したキースリンデは、メルティの恥部に手を伸ばし、濡れそぼった下着越しに花芯を刺激する。



「ひゃん!!!!やだやだ、こわいでしゅわっ、キースしゃまぁ!!」



まるで自分の身体では無いように、感じたことのない快楽が脳天を突き抜けるように押し寄せる。メルティは頭を振ってキースリンデに訴えるが、次の瞬間には蜜壺にキースリンデの指が挿入される。





「ひぇっ!!!!」





狭い膣口を解すように進められる指にメルティは身体を強張らせた。生まれて初めて感じる異物感と違和感。自分の身体が作り変えられていくような恐怖。



それでも……心の奥からは女としてキースリンデに求められているという悦びが湧き出てきていた。



「ルティ、君は誰のもの……?」



激しくなる指の動きに、メルティの腰もくねりだす。もう恐怖以外の甘い感覚が生まれてきている。



そうだ……『メルティ』はキースリンデを愛していた。ずっと、欲していた。自分に振り向かない冷たい婚約者。いずれヒロインに攻略されてしまう…愛おしい人。



そんな彼が今は自分をその瞳に映し、自分を求めてくれている。



好きだ──今だけでも、彼の物になりたい──





「キースしゃ…まの、ものです……あああっ、しゅき、好きですわ──っ」





メルティが心の内を叫んだ瞬間──

キースリンデの指が引き抜かれ、変わりにもっと熱い、質量のあるものが充てがわれる。





「愛しているよ、ルティ──私だけのものだ」





キースリンデの愛の言葉に目を見開いた瞬間、メルティの蜜壺にキースリンデの雄芯が突き挿れられた。



「っ!!!!」



ポロポロとメルティの瞳から涙が零れ落ちる。破瓜の痛みからではなく、キースリンデの愛が得られたことに……心が歓喜し身が震える。



眉を下げ、キースリンデはメルティの目尻に口付けを落とした。



メルティはキースリンデがはっと息を呑むほど、幸せそうに微笑み、その身体を抱きしめ、そっと耳元で囁く。





「キースしゃま……だいしゅきです…わ」





その瞬間、メルティの中のキースリンデの雄芯が質量を増し、我慢できないとばかりに、キースリンデは顔を歪める。



最初はメルティを気遣いゆっくりとした抽挿が徐々に激しくなり、意識が飛ばされないようにメルティは必死にキースリンデにしがみついた。



「ひゃぁぁんっ!!!」



それでも達してしまいそうになったメルティの締め付けに、キースリンデは雄芯を最奥まで激しく突き挿れた。



「くっ……、出すぞ」



「あああっ!!!」





互いに絶頂を迎え、メルティは最奥に熱いものが注がれるのがわかった──









◆◆◆







「………、ルティ、悪かった、謝るから布団から出てきてくれないか?」





情事の後、あまりの羞恥にメルティは寝台の上で布団を被り蹲っていた。



わわわわわ、私、キース様とぉぉぉぉぉ!!!!!



もう一生この布団から出られない気がした。先程の痴態も、まるで痴女のように腰を振ってしまった自分も、甘い声を出した自分も、全てが信じられなかった。



布団の外からキースリンデの宥めるような声が聞こえるが、メルティは全身を真っ赤に染めて身もだえるしか出来なかった。





「君が婚約破棄などと言うから逆上してしまった。本当にすまない。私の伴侶は君以外に考えられない。それほど…君に虜にされてしまったんだ。」



キースリンデの優しい声色に、メルティはピタリと動きを止めた。





「顔を見て言いたい、ルティ、布団を取るよ」





布団を剥ぎ取られたメルティの顔は涙で濡れており、ぽかんとした表情で目の前のキースリンデを見つめていた。





「愛している。一生私と連れ添ってくれないか。」





──ああ、恋愛ゲームのエンディングが、『悪役令嬢』の自分でいいのだろうか…?──



そんなことが頭を過ったが、もう自分の気持ちを誤魔化すことなど出来なかった。





「ひゃい……」





ずびっと鼻水を啜りながら、メルティは求愛を受け入れたのであった──









◆◆◆







「ハイデン様ぁ!!好きです─っ!!」



「ああ、私も君が好きだ、二人でこの愛の道を進もうではないか!!」







王太子ルートを諦めたハンナが、次の攻略対象である隣国の王子とエンディングを迎えているのを尻目に、メルティとキースリンデは周りも驚くほど仲睦まじく学園生活を過ごしていた。





「わわわ、私が、王太子妃……、無理、絶対むり、ああ、命の水(強めのお酒)を一杯……!!」





お酒の入った小瓶を取り出そうとしたその手は、キースリンデによって阻止された。





「もうお酒は禁止だ」



「で、でもっ!!!!」





必死な形相で懇願するメルティに、キースリンデは意地悪な笑みを浮かべて耳元で囁く。









「私は素面の君に惚れているからな──」















END











しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

世話焼き幼馴染と離れるのが辛いので自分から離れることにしました

小村辰馬
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢、エリス・カーマインに転生した。 幼馴染であるアーロンの傍にに居続けると、追放エンドを迎えてしまうのに、原作では俺様だった彼の世話焼きな一面を開花させてしまい、居心地の良い彼のそばを離れるのが辛くなってしまう。 ならば彼の代わりに男友達を作ろうと画策するがーー

天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした

星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎ ギルドで働くおっとり回復役リィナは、 自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。 ……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!? 「転ばないで」 「可愛いって言うのは僕の役目」 「固定回復役だから。僕の」 優しいのに過保護。 仲間のはずなのに距離が近い。 しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。 鈍感で頑張り屋なリィナと、 策を捨てるほど恋に負けていくカイの、 コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕! 「遅いままでいい――置いていかないから。」

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません

由香
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢・セレフィーナに転生した私。 破滅回避のため、目立たず静かに生きる――はずだった。 しかし現実は、三人の兄による全力溺愛&完全監視生活。 外出には護衛、交友関係は管理制、笑顔すら規制対象!? さらに兄の親友である最強騎士・カインが護衛として加わり、 静かで誠実な優しさに、次第に心が揺れていく。 「恋をすると破滅する」 そう信じて避けてきた想いの先で待っていたのは、 断罪も修羅場もない、安心で騒がしい未来だった――。

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

処理中です...