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アルバムからの回想
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休日、埃が舞う部屋の中で、オレは荷造りをしていた。
おおかたの物は、段ボール箱に詰めこんだ。
近いうちに転勤することになり、少し離れた場所に引っ越すことになったのだ。
残りの細々した物を段ボール箱に入れていた時、ふと昔のアルバムに目が止まった。
オレはそっとアルバムを開いてみた。
十代後半からの自分のアルバム。
そこには、大人になりかけたオレがいた。
そして、その時代を共に過ごしたあいつらがいた。
今では音信不通になってしまった二人だけど、アルバムの中には、あいつらとの眩しい時間があった。
オレは1980年代のあの頃を思い出した。
一緒に笑った日。
一緒に騒いだ日。
そして、一緒に悲しんだ日。
オレの脳裏には、数々の懐かしい映像が蘇ってくるのだった。
懐かしい映像とともに、あの頃よく聴いていた、洋楽が頭の中に流れてきた。
思い出と一緒に、KISS やTOTO のメロディが流れ出し、大人になる前のあの頃、あいつらと過ごした時間が戻ってくるのだった。
あいつら。
江洲田と王崎。
エスとオー。
青春を謳歌していた時、いつもこの二人がいた。
「江洲田、おまえもうちょっとしっかりしろや。いつもぐずぐず言ってたらあかんで」
(こいつはいつもどんくさいし、ネクラだし、ほんとイライラするよ)
「王崎、おまえの車、かっこええなぁ。今度、愛車でドライブ連れてってや」
(どうせ、親の金やろ。金があれば、オレだってすぐに彼女ができるはずや)
内向的なエスと、社交的なオー。
二人に影響され、そして翻弄されてきた男、オレ、中村。
五十歳を過ぎた今、こんな二人と過ごしたあの頃を、オレはアルバムを見ながら回想していた。
おおかたの物は、段ボール箱に詰めこんだ。
近いうちに転勤することになり、少し離れた場所に引っ越すことになったのだ。
残りの細々した物を段ボール箱に入れていた時、ふと昔のアルバムに目が止まった。
オレはそっとアルバムを開いてみた。
十代後半からの自分のアルバム。
そこには、大人になりかけたオレがいた。
そして、その時代を共に過ごしたあいつらがいた。
今では音信不通になってしまった二人だけど、アルバムの中には、あいつらとの眩しい時間があった。
オレは1980年代のあの頃を思い出した。
一緒に笑った日。
一緒に騒いだ日。
そして、一緒に悲しんだ日。
オレの脳裏には、数々の懐かしい映像が蘇ってくるのだった。
懐かしい映像とともに、あの頃よく聴いていた、洋楽が頭の中に流れてきた。
思い出と一緒に、KISS やTOTO のメロディが流れ出し、大人になる前のあの頃、あいつらと過ごした時間が戻ってくるのだった。
あいつら。
江洲田と王崎。
エスとオー。
青春を謳歌していた時、いつもこの二人がいた。
「江洲田、おまえもうちょっとしっかりしろや。いつもぐずぐず言ってたらあかんで」
(こいつはいつもどんくさいし、ネクラだし、ほんとイライラするよ)
「王崎、おまえの車、かっこええなぁ。今度、愛車でドライブ連れてってや」
(どうせ、親の金やろ。金があれば、オレだってすぐに彼女ができるはずや)
内向的なエスと、社交的なオー。
二人に影響され、そして翻弄されてきた男、オレ、中村。
五十歳を過ぎた今、こんな二人と過ごしたあの頃を、オレはアルバムを見ながら回想していた。
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