学園でひっそりと生きていたのに何故か王子と公爵令嬢の修羅場に巻き込まれたのですが

ユカラ

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第二話 卒業記念ダンスパーティー

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卒業記念ダンスパーティー、私は両親から届けられた、シンプルながらとても可愛らしい薄紫のドレスを着ていた。薄い生地を何重にも重ねているので、うごくたびふわふわと揺れ可愛らしい。

私はダンスパーティーといえど誰とも喋ることなく、ただただ料理を貪っていたのでした。

(ん~!このお肉、美味しすぎ!このスイーツも美味しいし、幸せ~…)

こんな感じで、私はダンスパーティーを楽しんでいました。



このときまでは。

「私は婚約者のティーニアとの婚約を破棄し、新たにリリス・ラムハート男爵令嬢との婚約をここに誓う!!」

その一言に、人々はざわめきました。

(は??私と婚約…?なに言ってるのこのバカ王子は…!)

私、何も身に覚えないんですが!?

かかわったことないし!遠目からチラチラと見たかなー、ぐらいなんですが?!

そう私が困惑してる間にも話はどんどん進み、混乱が広がった。

話を聞いていると、ティーニア様が私に酷いいじめをした、だとかなんとか。姑息な手段で私をいじめ倒したことになってます。うーん、そんなの身に覚え本当にないんですが…?!

あれよあれよという間に勝手に婚約破棄、ティーニア様は追い詰められ、国外追放。

いや、何もやってないのに国外追放って!
やりすぎでしょ?!仮にも元婚約者ですよ?!
ありえなさすぎる…っ!この国、終わりましたね…

そして私が現実逃避をしている間に、私は王子の取り巻きに連れられ、王子の前に連れてこられました。

あぁ、今まで大変だったろう、とか。
これからは私が君をずっと守り続ける、君だけが私の王妃だ、私の宝石…だの。

顔はいいので見てる側は羨ましいのでしょうが、こっちは溜まったもんじゃありません!

私はササッと王子の抱擁から逃れ、面と向かいました。

「あぁ、リリス。私の宝石、一体ど「どうしたもこうしたもありませんわ!私、いじめられていた事実もありませんし、第一、貴方の婚約者だなんて真っ平ゴメンでしてよ!」

そう言い放ち、呆然としている王子の頬に思いっきりビンタをした。

バチン!といい音がなり、王子はその場に崩れ落ちる。

私はそのまま会場を出て、馬車を拾い、自分の領地へと帰っていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後、王子は国王にこっぴどく叱られ、王位継承権は第二王子へ渡り、第一王子はその補佐をすることになった。

ティーニア公爵令嬢は元々第一王子に嫌気がさしていたようで、国外追放を利用し、家族共々隣国へ亡命した、とかなんとか。

私は国王様から謝罪を受け、変わりにいい婚約者様を宛てがってくれた。

私は、私の夢通り、いい婚約者様とラブラブしながら、ラムハート領地で穏やかな余生を送った。
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みんなの感想(1件)

花雨
2021.08.10 花雨

お気に入り登録しときますね♪

2021.08.10 ユカラ

うわー!ありがとうございます!
こんな素人丸出しの作品をありがとうございます(*^^*)

解除

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